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  • v337 ヨモギの天日干し

    ■ヨモギの天日干し

    庭
    夕方はこのように日がほとんど差さない。午前中は家と家の隙間からかろうじて日が差す。ごご2時くらいまでは上から日が差す。

    さて、我が家の庭であります。左に見えているのは我が研究所のプレハブです。ここで日々、様々な研究に明け暮れているわけです。庭の畑から東に向かって撮っています。

    この日は6月1日(金)、午後4時。ヨモギを採取して天日に干し始めたのが5月末です。まだこの時期は時々暖かかった。山の畑では36度まで上がったりして、夏が来たなぁと思っていたら、それから二度と夏が来ていません。このまま秋になってしまうのか心配です。

    写真はその一瞬の時期の晴れ間でしたが、しかし見てください、この地獄のような日陰。2〜3年前に西にやたらと高い建物が建ち、南には随分前ですがやはり高い建物が建ち、うちはすっかり日陰の暮らしとなりました。そして何を植えても育たない死の畑と化しています。一部日が差しているところに青いネットのカゴに入れたヨモギを干していますね。もうピンポイントでしか日が差さないのです。

    庭

    これがプレハブの西側。ここにもわずかに日が差す部分があり、ここにも青いネットのカゴがあるのがわかると思います。こうやって日干ししているわけですが、6月に入ってからは、曇りがちで、しかも下は10度を切る低温が続いていました。7月に入ってからもずっと低温で、晴れ間がほとんどなく、干せない状況が続いています。

    とにかくカラッカラになるまで干し続けて、そのうち粉にしたいと思っています。それを料理に混ぜて摂取すれば、がんを予防することにつながると考えています。アルテミシニンはがん細胞だけを選択的に攻撃します。

    アルテミシニンはヨモギの花には葉の2倍含まれているらしいので、ヨモギの花がいつ咲くのか、観察を続けています。もらった山の(もらってはいない)ヨモギはめちゃめちゃ育っていますが、花が咲くなんて、昨年も記憶がありませんし、とにかくどんな花が咲くのか、webで調べないようにして、楽しみに待っているところです。

    その怪しい粉を、より怪しくするために、現在準備をしているところです。


  • v336 人参地獄-2

    ■人参地獄-2

    ニンジン

    ニンジンの人口爆発により、地球がピンチなのです。仕方ないので、新たに畝を作ることにしました。それも草でボーボーのエリアを、もちろん手作業で。

    7月15日(日)、朝からずっと雨でしたが、3時くらいから予報になかった「晴れ」となり、急遽向かったのです。

    新たな畝に

    ↑ ここに作ります。草を抜きました。荒れ狂ったゴリラのように(ゴリラさんごめん)、木のような根の強い植物も力づくで引き抜いて、ブーーーンとぶん投げます。10本も引き抜き投げるとフラフラになりました。30分かかり、足も手もガクガクになりました。足が重くヨタヨタして、動けない状態になり、完全にエネルギー切れとなりました。写真で見るとたったこれだけなんですけどね。

    それからヨレヨレになりながら、2時間ばかりかけて3メートルほどの畝を4本作りました。ここにEM菌を撒いてこの日は終了。
    夜になって痛み止めの湿布薬6枚をペタペタ貼り、「いてててて」「いてててて」と呻きながら寝たのでした。

    翌7月16日(月・祝)、朝、起きるのがしんどい。「いててて」「いててて」と呻きながら寝返り。珍しく強い陽射しの朝。ここのところずっと気温10〜20度前後と肌寒かったので、いよいよ暑くなるなと思いました。
    気温が上がる前の、なるべく早い時間の方が熱中症にはなりにくい。体に鞭打ってでもやるべき。7時少し前に起床。

    8時頃に畑に到着。手早くニンジン200本ほどを移植。4本の畝が1時間強でいっぱいになってしまいました。しかもやや株間が狭い。
    「移植場所が足りないっ」
    多分、救わねばならないニンジンはまだ400〜500本はある。30メートルの畝が1本欲しいところ。それでも東京の人口密度から札幌の人口密度くらいになる程度であって、北見の人口密度程度にまでゆったりさせるには、100メートル程の畝1本が必要。地獄の肉体労働による自分の死を取るか、ニンジンの死を取るか、という究極の選択を迫られているのです。

    ニン口問題(ニンジンの密集問題)はまだまだ解決しません。

    この日、移植先がなくなり困っている間に、気温は36度になっていて、熱中症の危険を感じ、さっさと引き上げました。

     

    さて、前日の夜、そんなに暑くもない、むしろ肌寒いくらいの夏の花火大会がありました。北見の少し郊外のあちこちの道路は、路上駐車でいっぱいで、みなさん花火を楽しんでいました。私も花火見たさに郊外へ車を走らせました。パトロールカーが神経質にパトロールしていました。

    今回はその写真で締めます。

    花火大会の路上駐車
    これは花火ではありません。花火が車体に写り込んでいる、路上駐車の列です。

    花火

    花火

    花火

    花火

    花火大会が終わってから車を出したら、渋滞に巻き込まれると思い、少し早めに帰路につきました。最後の写真は通りかかった本屋さんのコーチャンフォーの駐車場から撮りました。数100台止まれる広い駐車場が車でいっぱいで、その周辺の道路も路上駐車でいっぱいでした。

    後で調べたら打ち上げる花火の数は4000発だそうです。
    おしまい。


  • v335 人参地獄

    ■人参地獄

    ニンジン

    ここの土地は地中20センチくらいから支柱が刺さらないほど強烈に固いのです。しかし昨年、ナオヒロくんは大根もニンジンもよくできていました。しかし固い地面では地中深くまでは伸びませんので、固い地盤を深く掘っていました。

    「そうだ、短いタイプのニンジンを作ってみよう」と私は思いました。

    ということで、深さ10センチ程度の「時なし三寸」と、ほぼ丸い形になる「パックン丸」というニンジンの種をネットで買いました。どちらも固定種なので割高であるし、種の数が少ないだろうと思って3袋・2袋の計5袋を買いました。
    ナオヒロくんのコネにより農業機械で耕したエリアの一部6m×15mほどを、菊芋とズッキーニを植えたいことから、分けてもらっていて、その範囲内にニンジンも仕込んでしまおうと思ったのでした。

    ニンジン
    4本の畝にニンジン。その右の支柱が立っているのはズッキーニの種を植えたところ。

    6月6日(水)に畑へ行き、ニンジンの種の袋を開けました。
    「ヤバい」
    うんざりするほど種が入っています。
    「マジか」
    仕方なく、とりあえず細い畝を立てつつ(土を寄せるだけ)、種が余ってしまうので、濃密に2畝にスジ蒔きしました。
    「ダメだ、余る」
    そしてちょっと広い畝を作り、濃密にバラマキました。

    まだ余るのでもう1本畝立てして、4本の不揃いの畝が完成しました。パチパチパチパチ。

    その後、このニンジンの広い畝に、「どうせ全部は発芽しないだろう」と、飛び飛びに菊芋を移植しました。菊芋は全て生きています。

    この日はこの場所で36度まで気温が上がり、熱中症ギリギリの状態で頭痛が少ししました。しかしその後はずっと天気が悪く、晴れず、寒い日が続きます。

    人参と菊芋

    これは6月29日(金)の写真になります。青い矢印がニンジンの畝に植えた菊芋。あの芽欠き手術で救った菊芋たちです。で、状態はと言うと、これ、ニンジンがドカドカ芽を出しています。超密集エリアがたくさんあり、このままでは間引きしてやらないと悲惨なニンジンになりそうでした。

    「仕方がない、やるか」

    間引いたニンジンを移植する。
    「ワダス、すっぱいすないので」(私、失敗しないので)

    いわゆる雑草も同時に伸びていましたので、それを抜きながら、密集ニンジンをガバッとスコップですくい上げ、やや空いている場所にどんどん移植していきました。かなり細かいのでピンセットも活用しました。ずっと寒い気温なので、助手に汗を拭いてもらうこともなく、早朝の2時間、集中してニンジンたちを救い出していきました。

    密集するニンジンと、育ちつつある菊芋。 7/9
    ヘナヘナになっている移植ニンジン 6/29
    新たに1本、無理矢理作ったニンジンのスペース 7/10

    えー、何日もかけて、早朝の1〜2時間を、ニンジンの移植オペをしました。それでもまだ密集は解消されていません。うんざりするほど芽が出ています。間引いてポイっと捨ててしまえば良いのですが、それは何というか、ニンジンの叫びが聞こえてくるわけであり、大きく育つ可能性を見捨てるわけであり、いや、単にもったいないので可能な限り救いたいのでありました。そうしてまた人間の欲望が常軌を逸することになるわけであります。

    ニンジン
    7月12日(木)のNEWニンジンスペース。すっかり定着。みんな死んでいない。
    ニンジン
    7月12日(木)。密集地隊の一部。こんな感じにほぼ同じところから2本の芽が出ている場合が非常に難しい。1本をうまく引き抜き移植し、両者ともに生かす。
    ニンジン
    そうしてかなり救済して、それでもこれだけ残っている細い1本の畝。7/13(金)

    うーん。どんだけ手間ヒマかけるのか。
    それでもこの日の時点でまだ広い畝は下の写真のような状況で、一部シャベルで根こそぎ持ち上げるだけで10本ほどのニンジンが植え替えてくれー、と泣くのでした。しかし救い出してもニンジンを移植する場所がなくなっているのでした。

    ニンジンと菊芋
    7/13(金)

    7月14日(土)は人間だって休みたいと、完全休息をとりました。
    そして15日(日)に半日かけて一気の救済を計画するも朝から土砂降りの雨にて中止。

    「昨日休んでいる場合じゃなかったな」(苦笑)

    低温が続く日々とはいえ、ニンジンは確実に成長していきます。一体どうなってしまうのかっ。

    放置はニンジンベイベーにしてみれば養分の取り合い地獄、1本1本移植オペを続けるのは私にとっての地獄。
    こっ、これはっ、人参地獄なのであります。

    続く


  • v332 どうなる菊芋 その2(移植手術)

    ■どうなる菊芋 その2(移植手術)

    バッタ
    畑にいた小さいバッタ。キレイな黄緑。6/16

    恐怖のアリ塚と化してしまった菊芋を植えた2個所とその周辺に、ずいぶん前に購入した「ワサビとニンニク入りの木酢液」(忌避剤)を高濃度にして蒔きました。(この特殊な木酢液もなかなか貴重なものと思います。数年前に気になって丸瀬布の道の駅で買いました)
    その後、アリがよりひどい方のひとつだけ、菊芋を別の場所に移植しました。

    そして2日後に見てみると、何とアリがいなくなっていたのです。なかなか凶暴な連中ですので、これはすごい。木酢液なので、殺虫剤とは違います。アリを殺すことなく、他所へ行ってもらえたわけです。

    さて、菊芋に関しては、何としても多くの収穫を目指したいので、「芽欠き」もしておこうと思いました。ジャガイモの場合、芽欠きをすることで大粒になるとか何とか、それと同じだろうと、漠然と思っただけです。(ひょっとしたら違うかも、葉が多いほど養分を葉から送るかも)

    1か所から複数の芽が出ているところは、1本にしてみようと思いました。

    菊芋の芽

    このように複数の芽が出ています。とにかくでかくなる植物なので、元気なやつ1本にするのです。それ以外は引っこ抜いて…うーん…

    もったいないだろ。何か方法はないのかっ。

    もしかして、ひとつの種芋から芽が複数出ている場合、種芋にメスを入れ、カットして移植すれば良いのではないだろうか。もし切り傷からバイ菌が入り病気になるなど、失敗したら全滅ということになってしまいますが、先生どうしますか。

    「私、失敗しないので」

    はいはい、わっかりました。
    ということで、6月19日(火)にオペを開始しました。

    移植手術

    左上をご覧ください。
    ここには4本芽が出ています。多分ここは種芋を2個入れてあり、上1つと、下3つに分かれているはずです。下の3つのうちの上の2つがやや弱々しい。

    そこで右上の写真。
    少し土を掘り、土を退けてから、弱々しい2つと大きな芽の間に果物ナイフでサクッと切り込みました。分断の手応え。

    左下をご覧ください。
    そこに外側からシャベルを深く差し込み、グイッと起こすと…

    右下の写真ですね、
    キレイに芋付きの芽が取れました。今思えば、これがビギナーズラックだったのかもしれません。

    両端が結構離れているのでその2本は残し、中の2本を急いで別のところに移植するのですが、約50m離れたところに移植します。走る。走る。ゼイゼイ。穴掘る。EM水撒く。植える。土を被せて、またEM水をかける。

    菊芋

    2人救済。(写真はそのひとつ)
    これをやったら時間が来てしまいました。実は早朝にやっているので、9時には職場に戻らないといけません。結局この日はアリに占拠された菊芋1人と、移植が2人で、3人救済しました。

    それから雨などで行けず、3日後に移植手術に出かけました。

    「クランケはこれけ?」

    菊芋
    6月22日、手術再開

    ひとつの芋のかなり近い部分から2つの芽が出ています。これを芋ごと分断し、片方を別の場所へ移植します。

    菊芋

    少し土を払って、まあこんなもんだろう、と安易に切り込みます。クイっと持ち上げてみると、なんということでしょう、芋本体がなく、芽の出たところからスパッと切れていました。

    「おーまいがーおーまいがー」

    自分で埋めたのに、思ってた以上に深く、芋に届いていなかったのです。

    「先生、早く処置しないと、クランケが死んでしまいます」
    「あたふたあたふた」

    初球から2塁へ盗塁するかのごとく、超絶な俊足を飛ばして、ヤバくなっている患者さんを50メートル先の畑へと、水のたっぷり入った10リットルジョウロも持って移動し、瞬時に切断部分を地面と接合し、EM水をかけました。

    菊芋

    あとは本人の体力と気力と奇跡のEM菌に期待するしかありません。

    何事なかったかのように次のクランケへと急ぎました。
    次のやつは4本の芽が出ていました。これです。

    菊芋

    1本がかなり小さいです。右に少し離れて生えているのはヨモギです。
    さっきの菊芋で殺人先生のようになっているので、今度は慎重に行います。芋の位置を確実に把握するために芋が出てくるまで掘りました。よく芽が出たなというくらい、かなり深くにぶっこんでいました。

    掘っても掘っても出てこないので、でかいスコップでうんと下からグイッと持ち上げました。

    菊芋

    左上…スコップをザクッと入れ、下から掘り起こす。
    右上…芋ごと持ち上げ、ナイフで大きな芽1本と残り3本に分断(持っているのは大きな芽)
    左下…3本をきれいにスライスして移植の準備
    右下…1本は元に植え戻し

    そしてこの後も重たいジョウロと患者たちを抱えて50メートル、盗人のように走り、菓子職人のように土にデコレーションしました。

    菊芋

    緑の矢印は前回移植した2人、黄色と赤が今回の5人、赤は写真の外側なので見えていない。
    このウネにはニンジンの種を蒔いていますが、芽が出ないかもしれないし、まあいいやと、混植です。

    この後、もうひとつ、5本の芽を分断し移植しました。その様子は文字で。

    「おお、ここは5人も出ているぞ」
    「1人がかなり小さいな、くりっと回して抜いてみようかな、ポロッ  あっ」(1人危篤)
    「ヤベー」
    「ふー、これまた厄介だな。芋本体からやけに細く伸びている」
    「触っているだけで芽が芋本体から分離されてしまいそうだ、ポロッ  あっ」(1人危篤)
    「いかんな、まずこれ2人を救わねば」
    「いや、そしたら2往復走らないといかんぞ、200メートル走はきついぞ。私が死ぬわ」
    「緊急事態だ。こうなったら、近くに移植だ」

    ということで10メートル程度離れた場所に移植しました。

    菊芋

    EM水をたっぷり使いながら、危篤の2人を移植。残った3人のうち2人を、やはりその近くに移植。
    やがて畑にのどかな平和な空気が戻ってきました。

    まだ多くの菊芋の芽が出ていなかったりしますが、結局移植した本数は12本。全部が生存してくれたら「名医」の仲間入りですね。

    それらを含む全体の菊芋の数は、何と34人となりました。全員が元気に育ってくれたらいいですね。
    大丈夫、菊芋の生命力はかなり強いはずですから。

    ・・・

    さて、手術から5日。移植した12人は、何と全員生存していました。(ヤッホー)
    明日からブラックジャックと呼ばれても驚きません。


  • v331 どうなる菊芋

    ■どうなる菊芋

    菊芋
    5月6日に植えて、6月1日には芽がいくつか出ていました。 6/10撮影

    菊芋は多年草で、2〜3mの高さになるそうです。栄養的にヤバい土地でも繁殖力が非常に強いらしく、うまくいけば毎年毎年何もしなくてもどんどん増えていく可能性があり、とっても魅力です。しかも糖尿病に効果があり、中性脂肪まで減らしてくれるイヌリンが豊富に含まれているという。
    最近私の中性脂肪がケタ違いに大増量して、正常値50〜149のところ、1363という大記録を叩き出しました。ヒューヒュー!! (検査正しいのかな)
    血圧と尿酸に続き、薬を追加されることになってしまった私としては、薬を減らす意味でもなんとしてもイヌリンを収穫し食べ続けたいと思うのでした。

    4月20日に菊芋の種芋をネットで注文し、ゲットしました。

    種芋として購入した菊芋は、写真の上2枚、8か所に植えました。(5/6)
    ヨモギの少ない部分を選び、少しのヨモギを引っこ抜きます。次に、ろくに土を盛ることもなくザクザク掘ってホイっとぶっこんで棒を立てました。数日後に心配になって、植えたところに腐葉土もどきを乗せました。数日後にまた「それじゃ芽が出でも陽に当たらないし腐るかも」と心配になり、腐葉土もどきを蹴散らしました。

    そしてその2週間後くらいに、菊芋が北見郊外の農家さんの直売所で売っているのを発見し、いくつかゲットして、それも植えることにしました。菊芋の「種芋」が、ジャガイモのように特別な管理のもとで販売されているのか、それとも食用の菊芋をポイッと土にぶっこんでおけばいいものなのか、情報が少なくわかりませんが、後者であることを祈って、植えました。
    それが下の2枚、6か所です。そこには腐葉土もどきを周辺に置きました。(6月初旬)

    EM菌の培養液を撒き始めたのは5月22日から、週3回くらい撒いています。主に農業機械のロータリーをかけたエリアと、ヨモギ畑の中にぶっ込んだジャガイモと菊芋の部分に撒いていますが、それでもとにかく広い(約100×15m)ので、水の供給が大変で(1回で100リットルが限界)、すごく時間がかかり、全然ラクチンではありません。しかしとにかく撒いて撒いて撒きまくって、土の状態が徐々に「いい感じ」になってくれればいいなという思いで撒いています。いずれ何もしなくてもいい土地に変化することに期待して。

    そんなある日、またあの謎の獣医から電話がきました。

    「菊芋のイヌリンは乾燥させると5倍に増えるんだそうだよ」
    「菊芋のイヌリンは糖尿病に効果があるというのは、非常に期待度が高く興味深い」
    「ヨモギのアルテミシニンの癌に効果がある話よりもリアリティがある」

    この話を聞いた後に、また販売所に菊芋が置いてあるのを発見。残念なことに「今年はこれが最後です」という貼り紙がありました。3〜4個程度入った(両手で掴めるくらいの量で)100円の袋が4つありました。

    「全部買うかっ」(いや今年これで最後だから他のお客さんの分も残さねばな)
    「うーん」(しかし、これで最後ってことはこれで最後なわけで…やっぱり全部かな、畑は広いし)
    「うーん」(全部ガッサーっと買い占めるのはやっぱり罪悪感があるなぁ)

    ということで中途半端に3袋買って1袋残してあげました。(笑)

    つまらん話が延々続いて申し訳ないです。

    で、その手に入れた食用の菊芋を、半分は食べ(貴重なのに食べるのかよっ)、半分を植えました。
    それを9か所追加。(6/16)

    菊芋

    ここはロータリーをかけたところ、つまり耕したところの端っこです。
    家の物置にあった「たまねぎ用の肥料」と「花の肥料」と「葉野菜の肥料」があったので、処分がてら、ここに撒きました。

    肥料

    滅多なことでは肥料使わない私ですが、中性脂肪を減らしてくれる菊芋にエコひいきです。ただし芋用の肥料ではない、明らかに用途の違う肥料です。まあ、なんか効くでしょう。さらにEM水をかけていきます。

    ところが事件発生。

    その2日後、赤い矢印の2か所がアリ塚のようになっていました。アリの巣ボコボコ、アリだらけ。右の赤い矢印の方がアリMAX状態で、菊芋の死亡が予想されました。左の赤い矢印の方は、山を崩してみるとアリの卵がどっちゃり出てきました。

    「おーまいが、おーまいが」

    アリ全滅コンバットは、去年置いた箇所は確かに1匹もいなくなっていました。恐ろしいほどの毒性。便利だけれど、やはり、何となくヤバい気がして、忌避剤として「ワサビとニンニクの入った木酢液」をバシャバシャかけておきました。4日後の6月22日早朝に見たところ、ありがほとんどいなくなっていました。抜群の効果でした。ただ、掘ったらワラワラ出てくる可能性はあります。怖いので見ただけで帰りました。

    退屈な話が延々続きます。もう読まなくてもいいですよ。(笑)
    ていうか、一旦終わります。(笑)

    この後、アリの問題もアリますし、まだ書かなければならないことがあります。
    続く。