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  • v397 ニンジン地獄と雑草の最高峰

    人参の種、残りはまだこれだけある。1500粒くらいあるように思える。6/27

    間引きや草取りを省きたいために、人参の種を一粒ずつ植えると決めてしまったために、今年もまた去年とは違う地獄が訪れています。撒いても撒いてもなくならない種。

    6/25(火)に1時間、6/26(水)に2時間、6/27(木)も2時間、早朝にちまちまちまちま、ちまちまちまちまと、あらかじめ作っておいた畝のマルチに穴を開けて、種の下に石がないかどうかをチェックして、種を1粒だけ取り出し、置き、土をかける。

    1時間に50粒を仕込めるほどに熟練しました。
    てことは、しかし、残り1500粒として30時間か。立ちくらみ。

    とても繊細な作業なので、軍手をはいてできるものではなく、素手でやるからもう手が土まみれ。アブや蚊やハエ的な虫がまとわりつき、
    「ぁあああ、五月蝿い」と手で払うと種がこぼれそうになるから、虫のまとわりつきを我慢してそーーーーっと作業する。この地獄。

    そうして27日(木)にはニンジン用に準備していた畝がなくなり、仕方がないので、適当な場所に、ちょっとした土寄せをしてそこに種を1粒ずつ植えていきました。その一粒がどこにあるのかがわかるように、ストーンサークルを作りました。

    種を囲むように石を置き、近くに割り箸を立てました。しかし、こんな感じであと1500粒か…。

    ストーンサークルて…。なんか魔術っぽくなってきましたね。
    アホです。でもね、こうでもしないと、わからなくなっちゃうのですよ。

    ていうか後々手抜きをするためにやっているのですが、今が辛いったらないです。ずっとしゃがんで作業するので、膝と腰、腿と肩と首に来ます。全身か。

    へのへのチンアナゴスタンプでっす。

    自分で決めたことを自分がやっているので、やってらんねぇ、とか言ってもしょうがないんですが。
    ところで、かれこれ約1か月前に植えたニンジンの種はどうなっているでしょうか。こうなっています。

    これは6/20なので、植えて20日目。

    芽は出ていますが、雑草ちゃんも生えています。雑草取りをしないために幅の狭いマルチで覆ったのに、ニンジンのすぐ近くに出現しているのでした。しかも、見分けがつきにくい草もあり、ある程度時間をおいて、確実にニンジンだけを残さないといけません。

    上の写真では真ん中に目立たない葉っぱがヒョンヒョンと出ているのがニンジンで、手前の緑の濃いやつがいわゆる雑草系です。ビニールの下にもいろいろ元気に生えやがっています。

    でも、まあまあ、6割程度はニンジンの芽が出ています。

    ひと通り植えるまでは数は数えないことにしています。現在、一体何本分植えたのだろうか。

    さて、他にもジャガイモや豆、ズッキーニ、ヤーコン、「ナオヒロくんのカボチャ」など、いろいろメモを兼ねて書いておきたいのですが、とっても長くなるのでやめておきます。でもあとひとつだけ、新しいネタがあるので、少し書きます。

    これなんです。

    左にニンジンの芽、右のはなんだ。
    本来ニンジンが出てくるはずのところに、その植物がっ!!
    どこにでも生えていると思われるこれ。

    この「草」の名前は「スベリヒユ」といいます。茎がどんどん肉厚になっていきます。

    去年、タンポポがそうであるように、食える雑草が結構あるんじゃないかと調べていたら、こいつ「スベリヒユ」が食材であることがわかったのです。

    スベリヒユは、トルコやギリシャ、イタリアでは紀元前から食用され、フランスでも「プルピエ」という名前でフランス料理の食材になっているらしい。

    そして「収穫の容易さ、下ごしらえの手間の無さ、味の良さ、すべての面で雑草としては最高峰」と言っている人もいる。

    このスベリヒユは、農家さんにとっては憎っくき生命力の強い雑草であり、目の敵であるような存在。生命力が強いといえば、菊芋もそう。

    「ひょっとして、何もしなくても食材になるんじゃないの」

    と、何もせず収穫するという理想が、こいつは実現できるような気がしてきました。でもまあ、こいつだけ残すという形で、結局は「雑草取り」はしないとなりません。

    雑草といわれる「カヤ」とか「エノコロクサ」などは、やっぱりとても食えるような気がしませんから、彼らは「キングオブ雑草」なんでしょうね。スベリヒユは明日からは「野菜」ということになりそうです。

    スベリヒユも出荷してみっか!!(ついにスベリヒユ農場の誕生か。日本初? 日本初?)


  • v396 菊芋増殖率800%

    ねむいねむい

    ここのところ、早朝から筋トレみたいな畑仕事しているわけで、眠いったらありゃしない。

    さて、菊芋の状況についてです。去年は最終的には菊芋先生を34人に増やし、彼らから取れた小さめの芋を土中に200人ほど埋めて(書き方が物騒かな)、ひと冬寝かせました。

    彼らを5月10日に掘り出し、種芋としました。今年、実は数を数えていませんでした。植えるだけで精一杯で、数えたくても数える時間がありませんでした。

    畑のエリアのあちこちから、菊芋の芽が出ていました。春にかけたロータリーが、去年土中に残っていた奴らを引っ掻き回したことで、あちこちに散ったのではないかと推測されました。

    時々姿を表す宇宙人が、彼らの一部をひとつの畝に移植していました。私も点在している菊芋先生を「菊芋の森」に集めました。

    ここが「菊芋の森」。だいたいこんな感じになりました。丸の数は適当。もっとある。6/23
    北西の角の菊芋。6/20
    「菊芋の森」の南。6/20
    左の1列が宇宙人が集めた菊芋先生たち。右はジャガイモ。6/11

    ということで、数を数えてみました。
    畑をコの字(約160m)に囲むように植えた奴らが166人。菊芋の森には71人。宇宙人が集めたのが27人でした。総勢264人。

    実はこの他にもニンニク先生のところにお邪魔していたり・・・

    オレンジ枠にニンニク、そのニンニク畑の中に菊芋先生がっ! 実はこの写真の外にも何人かいます。6/25

    確認できている総数は267人というところです。
    去年の34人から約8倍に勢力を拡大しました。

    1つの株に7個くらいできるとして、1869個の菊芋が出来ると予測されます。翌年の種芋を確保し、一定量は個体をそのまま調理できるように確保しても、1000個ほどの菊芋は処理(スライスして乾燥)しないといけません。

    去年は雨が続き、ほとんど晴れてくれなかったので、靴乾燥機でなんとかしましたが、もう靴乾燥機で干すなんて無理な量となりそうです。晴れてさえくれれば、天日干しで一気に処理はできそうな気はしますが、一抹の不安が・・・。庭は日向がほとんどありませんから、屋根を使うしかなさそうです。

    早く「大量乾燥システム」を発明・構築しなければなりません。

    ところで、先ほどニンニクが出てきたので、少し。

    6月25日、ナオヒロくんのニンニクの半分くらいが倒れていたので、悪くなる前に、収穫していました。

    小さいんですが、これ、いくつかもらってホイル焼きにして食べてみました。
    何にも味付けせず、そのまま食べたら、とろーっとして、すんごく美味しかったです。

    おしまい。


  • v395 水システム

    雨の日はチャンス

    水供給システムというか、水流入システムというか、貯水システムというか、どれもおバカな感じが出ないので、単に「水システム」と呼ぶことにしました。マヌケっぽいので。

    単にビニールで広い範囲の雨水を集めるというだけのものですが、試作機がまずまずの効果をあげました。

    6月12日に作った熊のハンモック。発泡スチロールの箱いっぱいに溜まりました。50リットルくらいあります。

    いつも最大で80リットルの水道水を車に乗せて運んでいました。なかなか面倒な上、量的に十分ではありません。しかし、量があったとしても、水をジョウロで撒き切るには、それだけで2時間も3時間もかかってしまいます。

    だから現地に水が100リットルもあれば、なかなかラクができるわけです。ということで、6月12日に作った1号機の「熊のハンモック」の横に、あと2〜3個作る準備として、6月20日にこのようにしておきました。。

    手前に3個追加するのです。ということで、準備だけしました。ただ、熊のハンモックは結構面倒な上に、風に超弱いのは目に見えています。壊れるまではこのままで、いずれ形を変えようと思います。

    2号機3号機の形状がどうなるのか楽しみですね。

    なお、こうやってまずを放置すると蚊が発生しますね。ここに銅を入れておけばそれが防げるのです。つまり10円玉を2〜3個放り込んでおけば良いのです。

    10円玉を入れておくと2つの事態が予測できます。
    ひとつは泥棒が持っていく。もうひとつは賽銭が集まる。

    10円玉は盗まれるかもしれません。でも逆に日本人であれば、さらに10円玉(小銭)を放り込むという、条件反射的に日本人のDNAに組み込まれた習性により、10円玉は水増しされるかもしれません。水システムなだけに。

    6月23日。屋根材のジャバラが1枚余っていたので、それを3等分し、安い支柱を買ってきて組み立てました。ナイロンテープも含め、700円ほど。

    ちゃんと10円玉入り。

    これを「水システム2号機」と名付けました。
    簡単ですが、ちょっとコツが必要です。ひとつ作るごとに熟練していきました。

    「うーん、なんて簡単なんだ。そうだ、もう少し場所を増やして便利にしよう」

    ということで、6月24日(月)の朝、前日に仕入れた「支柱とジャバラ、1500円」で2つを追加作成しました。

    Aは1号機「熊のハンモック」のところ。Bは真ん中の通路の北。Cは東側の「菊芋の森」周辺。
    こちらはCの2号機改良。
    これはB、2号機改良。

    この発泡スチロールは、コープで買い物をすると使うなら使って持っていってもいいよと店に置いてある箱です。

    これを2個ゲットするために、猫のおやつ「チャオチュール」ひとつと「15リットルの燃やせるゴミの日に出す市指定のゴミ袋」を書いました。500円くらいかかってしまいました。

    なんだかんだで3000円で2号機を5個作れました。でも3000円分の野菜を売るのは大変です。割に合わねぇです。

    ところで、1号機の「熊のハンモック」は、24日の朝にぶち壊れていました。

    左が熊のハンモック

    悲惨です。多分風ではないかと思うのですが、本物の熊ちゃんが壊していったのかもしれません。この近くで、キツネの足が引きずられた形で落ちていたのをナオヒロくんが発見したのです。引きずった跡に、線状にアリが集まっていたらしいので、キツネは何者かに殺害され、引きずられたと考えられます。そして足だけ残っている。

    鹿がそんなことする?
    しないしない。

    リスがそんなことする?
    しないしない。

    人がそんなことする?
    しないしない。

    熊しかいないね。熊だね。すばしっこいキツネを獲るんだねぇ。知らんけど。

    お腹を満たした熊ちゃんが、熊のハンモックで遊ぼうとして、壊したのかもしれませんね。ここも2号機型に作り直しです。しかし材料がないなー。なんかタダのもので作れないかなー。


  • v394 政権交代

    もう来なくなって3週間のうるちゃ君はいったい…

    うるさい茶色の猫、うるちゃ君はどこかで軟禁されているのだろうか。

    うるちゃ君はいわゆる「暴君」で、顔に傷はつけてくるものの、尻はキレイなもので、相手に背中を向けて襲われたことがない猫だったのです。つまり、おそらくケンカで負けたことのない、この辺りのボス猫なのです。

    デブなのにスズメは獲りまくっていたし、エゾモモンガを殺めてお土産に持ってくるし、ケンカは強いし、人にはものすごくなついていたので、この辺はうるちゃ君が牛耳っていたのは間違いないのです。

    何があってもビクともしない肝の座った猫。

    そのうるちゃ君が急に来なくなったのは、どこかの家に入れられて、ひょっとするとタマを取られて、爪を切られて、家猫になってしまっているからかもしれません。

    ここ数日、キジトラとキジ白の猫が、ウロウロするようになり、6月20日の午前11時頃に、ドアを開けていたらガサガサと音がするので、玄関を見て見ると、なんとうるちゃ君のために置いてあるカリカリをキジトラが食べていました。

    目が合うと、警戒して逃げそうになっていたので、目を切って、猫から自分の姿が見えない位置に戻ると、カリカリを完食して、ノコノコと去っていきました。

    これは

    そこまで酷いことはしてなかったうるちゃ君ですが…

    これわっ!!

    うるちゃ君は決してウソはつかなかったですけどね。

    暴君が

    不可抗力によって排除され、

    政権交代が起きているのではないかっ!!

    野良猫の世界に政権交代か。


  • v393 菊芋の森と水供給システム

    すぐ近所の畑に小鹿3頭

    6月11日(月)。早朝から畑へ出ました。朝は17度程度の快適な気温。しかしドン曇り。我が家から山の畑までは車で5分程度で、その到着する500mほど手前の道路脇の畑に、バンビちゃんが3頭、野菜を喰んでいました。

    「いっぱいあるからゆっくり食べなさいよ」

    と思いましたが、農家さんには気の毒な上、バレたら鹿がぶっ殺されてしまうので、

    「早く逃げなさい」

    と思いました。

    この日、作業を終えて帰る時には、畑は32度まで上がっていました。下界より15度高いのでした。

    この日の目的は、「菊芋の森」を作ることでした。それと「水供給システム」を作ること。結果的にこの日は菊芋の森にしか手がつけられませんでした。

    6/11現在の大雑把な地図

    畑全体を下向きの「コの字」になるように植えた菊芋ですが、畑全体にロータリーをかけた時に、去年の土中に残っていた菊芋が混ぜられて、あちこちから生えているのでした。

    それらを集めて「森」にしようと、地図の右上に微妙なスペースを作っておいたのでした。

    去年、菊芋の種芋を寝かせて置いた場所に、取り残しがあって、たくさん生えていました。
    このように菊芋を根っこからブロックで取り出し、森予定地へ運びました。

    この野良菊芋を30株ほど掘ってネコ(一輪車)に乗せて、50mほど運んで、移植場所の草取って穴掘って、植えて、印を立てていく、ひとつひとつは大したことないのですが、2時間かかり、筋肉をいっぱい使います。

    その前にこれをご覧ください。左側に菊芋、右にジャガイモの列ができています。地図でいうと下の通路寄り左側の「宇宙人のジャガイモ」「宇宙人菊芋」のところです。

    「宇宙人ジャガイモ」の周辺に生えていたものを移植したようです。

    影の・闇の・裏の大魔王宇宙人が、野良芋を集めて作っていたのでした。
    ここは多分ナオヒロくんが陰の大魔王に操られて、収穫(力仕事)することになるのでしょう。

    うーん、しかし手が早い。このままでは地球は野菜だらけにされてしまいます。

    宇宙人によるミステリーサークルならぬミステリーストレート。ジャガイモへの土寄せまで完璧です。

    完璧な雑草取り。おそらく目から何かしらのビーム光線を出して、ひとつひとつの雑草をピンポイントで焼き切ったのかもしれません。大魔王おそるべし。

    それを横目に、菊芋の森の造成に取り掛かります。

    真ん中の黄色で囲ったところが「菊芋の森」になります。
    その左、マルチのないウネに、1粒ずつ20センチほどの距離を置いて蒔いたニンジン。

    この写真は、東端の下から撮ったものです。水色部分に菊芋を植えていて、順調に育っています。黄色で囲ったところに30株ほどの野良菊芋を植林のように植えました。ここはなかなか良い土でした。

    2時間かかりこの日は終わりです。

    ちなみにその南側はこう。

    これは東側の、南(下)から撮影したものです。この手前が「菊芋の森」です。
    水色で囲った部分は菊芋で、順調に育ってきています。真ん中はニンジンで、オレンジ色のウネウネが、アリの地獄世界となっており、何も植えていません。右の黒い囲みはズッキーニで、3〜4か所はすでに蟻塚となっていて、ズッキーニは半分くらいダメかもしれません。

    ところで西の端の菊芋の状況は、やや悲惨なことになっています。

    西の南側から撮影。

    黄色で囲ったところ1列に植えた菊芋は、北(上)の方の芽が出たのみで、下の方は芽が出ず不調です。繁殖力の異常に高い菊芋でもダメなんでしょうか、それともこれから根性を見せつけてくるのでしょうか。

    実はこのエリアは、土に木や石などの雑味が多く、アリも多く、以前ここに蒔いた「パクチー」「緑肥用ライ麦」はまったく生えることなく全滅したエリアです。それにしても雑草は強い。

    翌朝。

    翌6月12日(火)の朝、気温12度と寒く、作業するには適温でした。

    さてこの日は「雨水の自動流入装置」あるいは「雨水供給システム」を作ります。準備するものは、幅の広いマルチ(もともと畑に落ちてたやつ)と、支柱と発泡スチロールの箱。

    大洋ホエールズの帽子で頑張る私の勇姿。

    頭に描いていた完成形は、すぐさま行き詰まってしまい、その場で考えて適当に作りましたが、水を受ける箱が動かないように地面を掘るだけでヘロヘロになってしまいました。

    長い支柱を探したり、ナイロンテープを取りに車に戻ったり、あっという間に1時間半もかかってしまい、3つ作るつもりが1つしかできず、しかも、なんか気に食わなくて、2つ目はいいアイディアが出たらなんか作ります。

    単に雨水を集めるだけなんですがね。

    クマのハンモック完成。

    地面から20センチも掘ると硬い岩盤のようになっていて、支柱が深く刺さりません。とても不安定です。

    これ、強風が来たら全部ふっ飛ぶな。www

    はっ、今、書きながら、集水装置のアイディアが浮かびました。
    どうしようかなー。あ、うーん・・・。

    おしまい。