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  • v316 大規模「家庭菜園」 来期の仕込み

    ■大規模「家庭菜園」 来期の仕込み

    エゾリス
    近所の牡丹園のエゾリス。赤いのは何だろう、ナナカマドの実? (10/7)

    山をもらってから(もらってはいない)、今年1年、ナオヒロくんの頑張りにより、何となく土地をうまく使えた感じになりました。自分一人だったら、荒れ地の中にマメやイモが、出来ているんだか出来ていないんだか、ワケの分からない世界になるところでした。

    ナオヒロくんはすでに来期に向けて肥料を入れ、ニンニクを700株ほど仕込んでいるのでした。さらにもっと増やして、来年は毎日ニンニクを食べるそうです。(ウソ)

    ナオヒロくんの場合、農家さんや漁師さんや林業関係者や米屋さんや大工さんなど、幅広く付き合いがあり、いろんなものをタダか格安でゲットしてきます。
    ナオヒロくんはニンニクのための肥料に「鶏糞」を無料で4トンばかり入手していました。トラックで運ばれてきたわけですが、ここから20~30kmほどの遠くの農家さんに頼んだとのことでした。

    なぜ無料なのか。しかも喜んで運んできてくれるんだそうです。
    それは、鶏糞に限らず、農家さんが家畜の糞を処理しきれないために、困っているからだと思われるのです。これに関してはタダでもらってくれるならあげます、ということらしい。

    「え、どこどこ、ここに置けばいいの? あざーす!! ドバーっ!!」
    てな具合に置いていってくれるわけですね。もちろん糞尿なのでくっさ~いわけで、まあ、住宅街では無理ですね。

    くっさ~いけど肥料としては極上なわけです。私、個人的にはちょっとそれは無理と言うか、やめておきたいというか、断じて断るってほどでもないですが、やはり、自然農法的には植物由来の肥料にこだわりたいわけです。

    もちろん、例えば、カボチャは動物性の肥料をあげた方が元気に育つというのがアリアリとわかったわけで、あるんだったらそれ使った方が良いのですが、私は「腐葉土」でいこうと思います。

    ということで、この写真、向こう向きに立っているのはナオヒロくんですが、大きさの比較対象として立ってもらいました。

    腐葉土作り
    2か月ほど前に刈った植物の葉っぱ類を山積みした(10/28)
    数日前に降った雪が融けずに残っている。

    このかなり茶色になった葉っぱに「米ぬか」と「水」を混ぜこんでいきます。

    腐葉土作り
    私が、フォークで混ぜ混ぜしています(10/28)
    最後に上からブルーシートをかぶせます。

    このあと11月4日には、落ち葉を大量に加えて、米ぬかと水を混ぜ込みました。本来その場で熱が上がって腐葉土化していくらしいのですが、いまひとつの反応でした。「土」も混ぜ込む必要があるのかも知れません。
    来年の春に腐葉土になっているのかどうかはわかりませんが、できていたらこれを肥料に使います。出来ていなかったら反則をしようと思っています。

    さて、ナオヒロくんの方の肥料を見てみましょう。鶏糞の山があります。
    「あっ」
    「どうした」
    「クマです」
    「なにぃ!!」
    「足跡がついてます」

    腐葉土作り
    手前に大きな丸いボコボコがっ。(10/28)

    正直臭いです。糞ですから。(ゴホゴホ)
    ブルーシートをかけていても、何度もめくられていたそうで、クマがいたずらしているんだと言っています。まあ、確かに、シカでもキツネでもない、何か大きな丸い足跡の動物が来ているようには見えます。

    クマちゃんかー、クマったなー。
    まあ、しょうがないか。
    で、よく分からないけれど、ここに落ち葉も入れようということになり、ついでに米ぬかもガッツリ混ぜ混ぜしました。

    腐葉土作り
    臭いのが少し緩和(10/28)

    来年の肥料の準備が出来ました。
    ナオヒロくんが言いました。
    「あと4トンもらおうかなぁ」
    「えー!」
    「いや8トン」
    「ええー!!」
    「いや4トンかな」

    ヤル気満々なのでした。


  • v315 大規模「家庭菜園」 総括的な

    ■大規模「家庭菜園」 総括的な

    蜘蛛
    畑でお仕事中の蜘蛛(20178/6)

    このたび山をもらいまして(もらってはいない)、広い畑が手に入りました。ただもう広過ぎて手を余したわけですが、普段から手をかけないで済む農法はないものかと考えていたこともあり、適当に実験をしてみたわけです。

    いろいろありましたが(この一文でほぼ全部の説明とする)、失敗でした。うまくいったのはズッキーニだけと言ってもいいくらいです。ズッキーニはマルチもしましたし、腐葉土も入れました。手をかけないと上手く行かないのかも知れません。

    例えば、パクチーの種は大量に撒きました。

    パクチー
    50メートルの距離に1列パクチーの種を撒く(6/21)
    ここからはひとつも芽が出ませんでした。全員死亡です。
    パクチー
    5月末には、10メートル×5メートルの範囲(手前の囲み)にパクチーの種をばら撒いたのですが
    生えている草はいわゆる雑草だけです。(6/17)
    奥の囲みが上の写真の6/21に50メートルにわたって撒いたエリアです。
    パクチー
    7月に入り、ひっそりパクチーが少し育っていたのを発見(7/9)
    少しまわりの雑草を抜きました。(また手をかけてしまった)
    パクチー
    いくつかのパクチーが育っています。(7/23)
    パクチー
    2週間後に白い花が咲き、終了。(8/6)
    生育も弱く、葉っぱは固くなり食べられず。
    パクチー
    知らないうちに意外に多くのパクチーが花をつけていた。(8/18)

    種は結構採れました。ただ、育ちが悪いので、この土壌には適していないのでしょう。以前別のところで育てたパクチーは、もっさもさに育ってましたから。その時に採った種を今回は数1000粒も撒いたのです。(種はまだ同じくらい残してある)

    もしここでパクチーが上手くいっていれば、適当に雑草を抜くだけで、毎年パクチーがもっさもさに育っていたのではないかと妄想するのでした。ざんねーーん!!

    かつて失敗したことのないチンゲンサイも失敗しました。チンゲンサイはなかなか強い野菜という認識です。芽が出ると間引きをしますが、ほぼ全部の種が芽を出し、間引いた株がもったいないので、近くの土に軽く穴をあけて移植すると、ほぼ全部に近いくらい、ちゃんと育ちました。以前の数回の経験では。ところが・・・

    チンゲンサイ
    最初は見事なまでに育ってきていました。(7/9)

    間引きもして移植もしました。やはり多くは生きてくれました。ところがこの写真のわずか4日後・・・。

    チンゲンサイ
    トウがたっていた。(7/13)

    食える状態にならずに、トウが立っていました。そしてこの5日後・・・。

    チンゲンサイ
    黄色い花が咲いていた。(7/18)

    美しい。花がきれい。美しい。(笑)
    食用にはならず失敗です。終わるのが早過ぎる。

    他、簡単な失敗談のキャプション付きの写真でお送りします。

    カボチャ
    カボチャは一応腐葉土を少し入れて、マルチもしましたが、
    栄養が全く足りずに、9株、ほぼ実を付けることなく終了しました。(8/13)
    シソ
    赤シソ。雑草の足元にひっそり成長せずに終わりました。(9/23)
    ニンジン
    ニンジン。雑草の中に生きていた。そして・・・(8/13)
    ニンジン
    このくらい収穫できました。小さいながらも味のあるニンジンでした。(10/7)
    半分成功くらいかな。猫はうるちゃくん。
    マメ
    豆類。どれも雑草に蔓を伸ばして、必死に実を付けていました(8/6)
    途中で支柱を立ててやり、クリッブしてやりました。(また余計な手間をかけてしまった)
    マメはよくできる感じがしました。
    鷹の爪
    鷹の爪。これ以上成長せず全員終了。
    鷹の爪には期待していましたが、ダメでした。(8/13)

    というわけで、まだアシタバやら、シュンギク、ルッコラ、ディル、ミニトマト、マイクロトマト、バジルなどなど、いろいろ種は仕込んだのですが、芽すら出なかったり、芽だけ出て終わったり、惨憺たる結果となりました。

    さて、来年ですが、多くはうまく行かないでしょうが、ひとつだけ秘策があります。今から妄想が広がっております。
    同時にナオヒロくんがすでに超サプライズを仕込んでいます。楽しみです。

    それとどうやら根菜はこの土地に向いているような気がするので、ダイコン、ニンジンはいけそうな気がするのでした。そしてジャガイモ、サツマイモとなど、結局は土を掘って掘って掘りまくる、やたらと手間のかかるものばかりになりそうな気がします。ヒザとコシをやられて人間が終わるかも知れません。

    ズッキーニは、最初に手間がかかりますが、あとはラクチンなのでやってみようと思っているところです。

    最終的には(何年後かな)、ハーブ類を何とかして野草化して、まったく手がかからずに採取できればいいなと思っていますが、いわゆる雑草先生たちが強過ぎて難しいかも知れません。あるいはそれらの雑草を研究して、食材か医療に使えたら、何にもしなくてもOKなのかも知れません。

    ぐうたらしたいです。


  • v314 大規模「家庭菜園」 カボチャ(成功)

    ■大規模「家庭菜園」 カボチャ(成功)

    バッタ、キリギリス
    バッタくんも元気です。キリギリスですね。

    今回、ナオヒロくんの作物はなかなか良く出来ていました。じゃがいもをはじめ、マメ、ダイコン、ニンジン、カブ、オクラなど、闇の大王に無理矢理作らされた作物もよく出来ていました。そして一番のメインはカボチャでした。ナオヒロくんが作りたかったのはこのカボチャなのですっ。

    抜かりなく、家で100単位の苗を育て、土に肥料を入れて耕し、マルチをして万全の体制でした。そして普通ではこんなに株間を詰めないらしいのですが、それを承知で、どんどん苗を移植していました。

    カボチャ
    マルチをして万全(6/21)
    カボチャ
    上の写真とは別の場所。マルチはせず(7/1)
    カボチャ
    これも別の場所(7/1)

    まともに買うと高価な「クリ将軍」の種を人脈でタダで手に入れたようです。それと「クリゆたか」という品種。いろいろとこだわりがあるようでした。

    カボチャ
    周囲の雑草も伸びてきます(7/5)

    当初から草地に植えるメリットをナオヒロくんは力説していました。ツルが草地に伸びることで、実が日焼けせず、いい状態で収穫できるとのことでした。
    ナオヒロくんはどんどん拡張を続けました。

    カボチャ
    すごくよく育っているカボチャのさらに奥(赤い矢印)を耕していました。(7/13)
    カボチャ
    こんな感じ。草の根も張って、大変だったようです(7/13)

    そうしてカボチャの恐竜のようになって行く中で、周囲の草を一度刈りました。やっぱうざったくなったのでしょうか。(笑)

    カボチャ
    周辺スッキリ。うーんマンダム(ふるっ)(7/18)
    カボチャ
    後で植えたカボチャもじわじわ育つ(7/18)

    どれも順調です。

    カボチャ
    周囲に伸びるカボチャ。しかしやっぱり広いなー(7/20)

    そしてまた周辺の草が伸びてきます。

    カボチャ
    手入れするナオヒロくん。基本は放置(7/27)
    カボチャ
    もちろん無農薬。順調(7/27)
    カボチャ
    そして実が付き始めていました(7/27)

    あとはとにかくただただ放置です。

    カボチャ
    周囲の草も伸びてきた(8/13)

    ナオヒロくんは、農家さんでアルバイトをしながらやっているので、タマネギの収穫期などと重なり、こちらの畑にはそうそう来れません。それを見越して、放置OKのカボチャなのでした。
    そして私の方は、ほとんどの作物は失敗し、忙しい日々の中で、8月末からは畑にしばらく行けませんでした。一気に1か月以上経ち、私の知らないうちに、カボチャは収穫されていました。

    カボチャ
    ほとんど収穫が終わっていました(9/23)
    カボチャ
    それでもまだ少し実は付いていた(9/23)

    味の方はというと、これが東京の吉祥寺で「北見展」というのがあり、そこで一部ですが使ってもらうことにしました。知り合いというか、後輩が頑張って主催しています。

    出来はいいそうです。(ナオヒロ談)
    マズいワケがないね。
    一応、宣伝っぽくなりますが、地元に貢献という意味で、チラシ載っけます。行ける方は行ってみてください。カボチャは「カボチャ団子」にする予定だとか。7日(なんと明日)からですが、7日に間に合うかどうかのギリギリのところでして、8日と9日には食べられるそうです。

    チラシ
    もう終了しています・・

  • v313 大規模「家庭菜園」 ズッキーニ

    ■大規模「家庭菜園」 ズッキーニ

    ズッキーニ
    ズッキーニは大成功(2017/27)

    私の「放ったらかし何にもしない農法」は、一部、何かをしてしまったことで、いろいろと謎に包まれてしまいました。ズッキーニがそれです。ズッキーニ以外はほとんど失敗しているので、現在、何もしないで成功させるコツを知らない状況なのであります。

    ズッキーニとカボチャに関しては、マルチといって、土にビニールをかけました。しかも小さいスコップで2~3杯の腐葉土を土に混ぜたのです。何という手間をかけてしまったのでしょう。
    さらには、種を植えて芽が出て間もなく、0度近い寒さに襲われ、寒さから少しでも守るためにケースをかぶせたりもしました。手間をかけすぎですね。

    ズッキーニの場合は、畑のコーナーに9か所、盛り土して種を仕込み、マルチしました。畑のセンターにも10か所、同様に盛り土をして種を仕込み、確か2~3か所マルチしました。準備したビニールが途中で切れてしまい、面倒になったのです。
    しかも腐葉土を混ぜたものと混ぜなかったものとが混在することになりました。腐葉土が途中で切れたからです。何とも中途半端なセンターの10か所のズッキーニ。

    そしていくつかはアリに殺られました。コーナーで1株、センターで2株死んでしまいました。マルチにアリが寄って来やすいようにも見え、土を盛ったところにも来やすいようにも見え、もともと近くに巣があったようにも見え、結局何から何まで、よく分かりません。

    それでも全部はやられないのだから、わざわざ薬で殺すこともないなと、結果的に思いました。アリがいっぱいいるのはイヤなものですが、何かワケがあっていると思うので、来年からは寛容な心で畑を作ろうと思います。

    アリくん、好きにしていいぜ。(笑)

    ズッキーニ
    畑のコーナーに、L字型に9株(5/31)

    このL字の角あたりから撮った写真が次の写真で・・・

    ズッキーニ
    黄色で囲ったところが畑のセンターのズッキーニの場所。
    手前は、寒さ除けのケースの上にキツネにウンコされたコーナーのズッキーニ(6/15)

    畑の中央に作ったズッキーニは成長が遅く、コーナーに作ったズッキーニは育ちが良いのでした。これがマルチと腐葉土のせいなのかは分かりません。センターのいくつかは同様にマルチと腐葉土が入っており、それでも成長が遅かったのです。
    土の質が微妙に違うのかも知れない。
    しかし、コーナー近くのカボチャは、マルチと腐葉土を施したにもかかわらず成長しなかったのでワケが分かりません。(まあ、カボチャだからなのかなぁ)

    ズッキーニ
    コーナーのズッキーニ。花が咲いています(7/5)

    そして4日後。

    ズッキーニ
    実が付き始め(7/9)

    さらに4日後。

    ズッキーニ
    実はまだ小さく、新たに派手な花が複数(7/13)

    一方、センターのズッキーニはというと。

    ズッキーニ
    成長が遅く弱々しい。こちらも雑草は伸び放題。(7/13)

    どれもこれも成長が遅いのです。マルチの有無も、腐葉土の有無も関係なく、全体に弱い。やはりここの土との相性が悪いのかも知れません。陽当たりは良いのだから。
    5日後のコーナーのズッキーニ。

    ズッキーニ
    頑張るコーナーのズッキーニ(7/18)
    ズッキーニ
    コーナーのはどれも元気(7/18)

    周辺に雑草があっても、株のまわりはマルチに守られており、雑草と共生しているとは言い難い。そして2日後、初収穫。(コーナーのズッキーニ)

    ズッキーニ
    とったどー。美味しかったどー。(7/20)

    そして3日後・・・

    ズッキーニ

    ズッキーニ
    またとったどー(7/23) これもコーナーのヤツ

    あ、あっちもこっちも・・・

    ズッキーニ
    とったどとったどとったどとったどー(7/23)

    4日後。どれもコーナーのヤツ。

    ズッキーニ
    黄色もとったどー、これは透明マルチ(7/27)
    ズッキーニ
    どんどん(7/27)

    あっちにもこっちにも実を付けていきました。
    センターのズッキーニは元気はなかったものの、死んでもいなかったので、実を付けていました。いつも元気がなくて雑草まみれにしていたこともあって、写真もほとんど撮っていないのでした。いやー失敗失敗。もっと撮っておけば良かった。

    黄色と緑のズッキーニを交互に、センターにもコーナーにも同様にしたため、収穫したズッキーニは「とったどー用」に写真は撮ってありますが、全部を撮ったわけでもなく、どれがどこで穫れたのかさっぱり分からなくなってしまいました。ただ、センターで穫れたズッキーニはあまり大きくないものばかりでした。

    ズッキーニ
    次から次に。(8/6)
    ズッキーニ
    8/13
    ズッキーニとマメ
    豆もついでに収穫 8/18

    どんどん穫れました。下の2つもコーナーの黄色ズッキーニ。(オレンジっぽいですが黄色です)

    ズッキーニ
    しばらく畑に行けてなかったらでっかくなっていた(9/10)
    ズッキーニ
    これも(9/10)

    8月末に初めて痛風の発作を経験し、苦しんでいる間も、ズッキーニは育っていました。

    ズッキーニ
    2本とも40cmくらい(9/10)

    そうして毎日ズッキーニを食し、私の体の半分はズッキーニで構成されたのでした。(ウソ)
    どうやらズッキーニは、この角地に適性があるようです。来年はマルチ無し、肥料無しも試してみようかな。(失敗するんじゃね?)
    今回のは固定種ではなかったので、来年は固定種で。(失敗するともったいなくね?)
    そしてとことん、自然に任せよう。

    とは思うものの、ちょっとした欲望が実験を台無しにするのか…。
    やはり、収穫物は欲しいですからね。全部失敗は悲しいし…。


  • v312 大規模「家庭菜園」 じゃがいも2

    ■大規模「家庭菜園」 じゃがいも2

    じゃがいも
    春先の新芽(2017/6/10)

    私の作った放置じゃがいもはあまりにも適当過ぎましたが、ナオヒロくんのじゃがいも作りは圧巻でした。上の写真から10日ほどで次のようになり、

    じゃがいも
    もっさり(6/21)

    さらに10日後にはこう・・・

    じゃがいも
    とっても元気(7/1)

    そしてこのわずか2日後…

    じゃがいも
    土寄せの跡(7/3)

    土寄せが始まりました。この土を削って根元に盛る作業は、想像以上の重労働だったそうで、もう来年はこんなには作らないぞ、と無理矢理種芋を追加され、重労働が倍増した原因である「闇の大王」に怒りをぶつけていました。(笑)

    2週間ほどすると花が咲いていましたが、「鹿に花を食われた」と、いまひとつ謎な現象により、鹿除けのナイロンテープを張りました。予算がないのでこれが限界です。

    じゃがいも
    山側に簡易鹿除けを張る(7/18)

    それから約10日後、元気な緑だったのが、やや枯れてきました。

    じゃがいも
    やや変色(7/27)

    そして間もなく、部分的に枯れてきた株のじゃがいもを掘り始めました。この時に食べたじゃがいもが、何ともコクがあって、べらぼうに美味かったのです。「闇の大王」も知り合いの農家さんのものより断然うまかった、と絶賛していました。

    じゃがいも
    掘るナオヒロくん(7/30)

    地面はカッチカチに固まっています。固いのです。雨が降るとドロドロになるため、その時期にじゃがいもが太り、晴れると万力で締め付けたようになる。これが味を出しているのかも知れない、と我々は雑談しました。
    前号で書いたように、じゃがいもを掘る時はピーカンがベスト。

    じゃがいも
    8/18の金曜日の早7時半ころ

    写真の奥の方の左側と手前を残し、収穫されていました。私は土日か早朝しか動けないため、手伝っていません。そして8月20日の日曜日に晴れて、手伝うことが出来ました。土が固くてかなり力が必要でした。

    じゃがいも
    掘るナオヒロくん(8/20)

    最後のウネに取りかかるナオヒロくん。やはり地面がカッチカチで、掘るのは大変です。この日は「闇の大王」も来ていて、地面が固くて厳しいと嘆いていました。

    じゃがいも
    掘るナオヒロくんと、奥に「闇の大王」(8/20)

    じゃがいも

    じゃがいも

    じゃがいも

    収穫したじゃがいもはコンテナに詰め、一輪車で50メートル先のハウスの近くまで運びます。

    じゃがいも
    この日は、このコンテナで5個ほど(8/20)

    かなり重い。しかし予想したよりは少ない感じがしました。

    じゃがいも
    紫のじゃがいもも少しだけナオヒロくんは作っていました(8/20)

    ピニールハウスの前の広い地面に、枯れ草を敷いて、そこにじゃがいもをぶちまけて、大きさ別に選り分けていきました。

    じゃがいも
    全部でこのくらい(8/20)

    大きなものは割合少なく、5~7cmくらいの大きさが大半でした。中学生と呼ぶことにしました。小学生も結構あり、やはりここの土が締め付けて大きくなりにくいのだろうと思いました。売り物としては厳しい感じでした。味は良いです。
    3~4時間ほど天日に干して、家に持ち帰り、お裾分けに奔走しました。

    全体を見た時、思ったよりは少なく、もし利益を得たいのであれば、やっぱり機械化・大規模化しないとダメなんだろうかと感じました。
    じゃがいもって機械化すると、「種まき機、土寄せ機、虫除け(農薬)、雑草対策(農薬)、芋掘り機、運搬車、格納庫」と、ハンパなくお金がかかるんです。しかも気候に左右されるわけで、農家のリスクが大き過ぎるんですよね。
    作る作物によってはまた別の機械が必要ですし。
    なんとなく、効率だけ考えた単一栽培にこそ落とし穴があるのではないかなぁ。

    それはともかく、何もしない農法を確立しなければなりません。(無理無理)

    それにしても、この過酷な一連の作業をやり通したナオヒロくんに喝采を送りたいと思います。パチパチパチ。
    終わり。(えっ、それだけ?)

    来年、どうするのかなぁ。どうしようかなぁ。