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  • v279 馬鹿ヤロー/スタンプ/エゾリスではなかった

    ■馬鹿ヤロー

    馬鹿ヤローカレー
    レトルトカレーです

    随分前に帯広へ行った時に買ったレトルトカレーです。馬肉とエゾ鹿肉が入っていて、【思わず馬鹿ヤロー! と叫びたくなるウマさ。食べた者にシカわからない味わいをお楽しみあれ】と書かれています。
    で、食べたらウマかったです。結構辛くて。

    これは前菜の記事です。

     

    ■ダジャレ繋がり

    ということで、スタンプの新作です。ナスのだじゃれスタンプ。今のナスブームにみなさんも便乗して、このナスだじゃれスタンプを購入し、LINEで使ってみてください。
    と言ってもまだ売ってません。あと数日で販売になる予定です。
    ナスの神様が何か良いことを起こしてくれるハズです。

    スタンプ販売中
    ナスなどブームにもなっていないけどね。

    これクリックで別窓でページが開きます。

    ま、これは、スープ的な記事です。ていうか宣伝。

     

    ■エゾリスではなかった

    こちらが今回のメイン記事です。
    前回の「うる茶くん」が持って来たお土産が、どうもエゾリスではないぞと、ある事情通から連絡がありました。目の大きさ、耳の大きさ、リスではない。
    そこで、鑑定してもらうために、グロンサンな全体写真を見てもらいました。(実はそれほどグロくはない)
    結果は一体っ!!

    ところで、うる茶くんは、秋から冬にかけて激太りして7~8kgの巨体となり、夏にはやせて5kg程度になります。冬の寒さに耐える脂肪をあえて付けるのかもしれません。変幻自在の魔物のようです。

    そしてうる茶くんは、別の確かな事情通によると、この辺りのボス猫と断定していました。ケンカの傷が頭部あたりにしかないことからそれが分かるのだそうです。こいつは相当強い上に、人間を味方に付けている。

    この暴君は時々スズメを殺戮し食していました。デブいのに素早い。つまり力とスピードと知力を兼ね備えている。泣き声もかわいい。

    スズメを捕食
    2015年9月16日の惨劇

    この記事を書いていたら、うるさくなきながら猫ドアから入ってきて、原稿のチェックにきました。なんてヤツでしょう。

    野良猫
    へんなこと書いてないだろうな。(9月21日)

    で、問題はこれです。
    これですよ。

    エゾモモンガ
    ネズミでもモグラでもないリスでもない

    腕から下にひらひらしてる感じがありました。死後硬直で体をいじくり回すのも気が引けて「なんだろう」くらいに見ていたのですが、それ「皮膜じゃね」というお話。
    そう。飛ぶヤツですよ。
    ほぼ確実にモモンガだそうです。

    も、ももも、モモンガ?
    モモンガなんているの?
    正式には「エゾモモンガ」。
    蝦夷ってことは逆に北海道にしかいないモモンガじゃね?

    貴重な動物を殺戮するうる茶。なんてことを。なんて貴重なものをお土産に持って来るんだい、うる茶くん。

    ちなみに、庭に出没するエゾリスの写真も撮ってあります。これ。

    エゾリス

    一応、住宅の建ち並ぶ市街地です。(2016年2月18日事務所の窓から撮影)

    確かにあのお土産はリスではないですね。
    モモンガはネズミ目リス科だそうです。
    それにしても北見は自然がいっぱいですよ。

    おしまい。


  • v270 大雪高原温泉と三国峠

    ■大雪高原温泉と三国峠

    山火事注意々
    しぶい風化の仕方

    8月16日(日)、津別峠で雲海を見て感動したあと、時間もたっぷりあるし、石北峠へ向かいました。高原温泉という夏の間しか入れない温泉があるらしく、行ってみることにしました。津別峠から石北峠まで120km。

    天気は曇り。

    「ねむれー、ねむれー、わっはっはっ」
    前日の寝不足から睡魔が襲ってきました。
    「これはいかん・・・」
    途中で休みをとり、後部座席で横になったら、夢を見るほどにグーグー寝て、ハッと起きたら10分程度でした。これですっかり目も覚めて、ひたすら運転。

    これ以外に、ここに書くほどの話は何もありません。
    やがて石北峠に到達。さらに進み、帯広方面へ向かう道へ曲がります。

    三国峠へ
    風景は良いんですよねぇ。ここに来ると圧倒されます。これは7/11に撮影

    この道の左側にダムがあり、でかいダム湖があります。この道を進み、トンネルを抜け、まっすく行くと三国峠があり、その100km先が帯広。
    目的地へは三国峠の手前、「高原温泉」と書かれた標識があり、右に入る細い砂利道を進みます。

    高原温泉へ
    こんな道ばっかりですねー

    いつものことながらクマちゃんが出そうなとっても不安な道路。

    高原温泉へ
    川と平行

    時々「路肩弱し」と書かれた標識と、土嚢が積まれた路肩。

    高原温泉へ
    細い砂利道5~6km来たかなぁ。ふたまた。

    左の林道は「おなじみの閉鎖」。(「層雲峡本流林道」と書かれている)

    高原温泉へ
    閉鎖

    右へ行く・・・

    高原温泉へ
    さらに狭くなるのか。がってんでー

    何か出そうだな・・・

    高原温泉へ
    はい、わかりましたぁ。気をつけます。

    路肩弱し。30km/h制限。

    高原温泉へ
    どんどん進みます

    急にすごい雨が降ってきました。

    高原温泉へ
    山の天気なのかなぁ

    何か見えた。

    高原温泉へ
    車がいっぱい見える

    確かに対向車は2台ほど来ました。こんな山奥に来る物好きがいるんだろうかと思いましたが、なんと・・・

    大雪高原温泉
    車は約30台。予想以上に人が来ていました。

    なんだかんだ幹線道路から10kmくらいありますし、冬季閉鎖はうなずけます。
    夏だけの短い営業期間で、お盆の時期だから人も多く来るようです。本州ナンバーも多く、秘境の温泉的な存在になっているのかも知れませんね。

    建物は思っていたよりも大きくキレイでした。掘っ建て小屋のようなイメージでいたので、自分的には秘境感は薄れたのでした。

    肝心の温泉はと言うと、コレが意外に良くて、多分お湯の白い濁りのせいか、なんとなく効用がありそうな気分になり、風景も良く、温度も低めで非常に気に入りました。露天風呂では雨に降られましたが、止むまで入ってました。
    内風呂にはマーライオンのようにクマの口からお湯をゲロゲロしてました。(笑)

    風呂場の写真はないので、廊下にあったクマちゃんの写真を載せます。

    大雪高原温泉
    がおー。入湯料は700円だよ。

    さて、なんか山奥の温泉に入ったっていうだけなので、メシも食ったという話も付け加えましょう。実は、7月11日に三国峠に来たのです。その時に「高原温泉」の標識を見たのがきっかけでこの日ここまで来たワケですが、その三国峠での食事が良かったのです。

    三国峠
    三国峠からの眺め。樹海がスゴい。(2015.7.11撮影)

    ここに「三国峠Cafe」という食事処があります。

    三国峠Cafe
    店はこれ1軒です。

    店はこれ1軒なのに、競争しなくても売れるのに、私の味覚によるとここの食べ物がハンパなく美味かったんです。前回食べたのはソバ。

    ぶっかけそば
    これね、値段忘れた。800円だったかなぁ。(7/11)

    このソバね、蕎麦粉は地元(ここらへん)、ソバなのにコシがあって、いやすごく太いんですよ、うどんの細いヤツっていうか。あ、太いんだか細いんだか分からないですね。
    太いんですよ。ガッツリ。他でこんな太いソバは「手打ちで太くなっちゃった」っていう1~2本すげー太いのがあるその1~2本ぐらいのもので、ここのは「全部太くなっちゃったわー」っていう、違う、太く作ったソバなのですよ。こりゃ峠の食事処のレベルじゃねーわっ、ていう美味さ。ここは蕎麦屋かっ、みたいに本格的。
    新蕎麦の時期は狙い目ですよ。
    で、今回はカレー。

    三国峠のカレー
    フライドポテトがカリッカリしてて、サラダもハーブ使ってる…(1100円)

    このウインナー5種のカレーは子供心をくすぐりますよね。たまたま近くに子連れ客が来て、子ども「コレ食べたーい」みたいにじーーっと見られて、もじもじしてました。こっちももじもじしながら食べました。
    しかしまー、カイエンペッパーで辛さを自分で上げられるし、こりゃ峠のカレーじゃねーわ。種類もあってカレー専門店かっ、みたいな。
    この周辺30kmは山と森で、他に店がないのに、ここまでやりますか。

    普段小食なので、コレ食べたら腹がパンパンになりました。
    ブログ発見。三国峠Cafe

    三国峠のコーヒー
    器も凝ってますよ

    そして自家焙煎のハンドドリップコーヒーですよ。コーヒー専門店かっ、みたいな。
    エチオピア・モカとグァテマラをチョイス。各500円。
    500円のコーヒーなんて贅沢は何年ぶりだろう。

    そして帰りの石北峠は、土砂崩れ・崖崩れが心配になるほどのスコールのような雨で、家に着いたらヘトヘトで、2日間死んだように寝てました。(2日間はウソ)


  • v111 印と和と馬の融合/愉快な札幌41:カラス

    ■印と和と馬の融合

    デリー
    狸小路一丁目

    ちょっとした用事で出かけた土曜日の昼食にカレーを食べました。この「デリー」というカレー屋さんは、24年前、とても気に入っていた銀座のカレー屋さんと同じ名前で、前から気になっていました。

    銀座のデリーの店内はインド人だらけで、妙な高揚感に包まれたものです。
    今もあるはずです。多分知っている人も多いと思います。超辛口のカシミールカレーは有名ですよね。レトルトの具なしのルーが販売されています。

    今スープカレーが流行っていますが、本場のカレーはそもそもスープ状でバシャバシャです。カレーはごはんに全部かけ、ぐちゃぐちゃと混ぜてから食べるのがひとつの作法らしく、昔、別のインド人経営のカレー屋さんで、「こうやって食えっ」と指導されながら食べたことがあります。

    何といいますか、本場モンは「カリー」と言って区別したりしてる世の中でございますが、「おーい、カリー食べにいこうぜ」とは口にし難く、私はすべて「カレー」で統一しています。これはどうでもいい話ですね。

    さて、札幌のデリーの中へ入って驚いたのは、メニューにカシミールカレーがあり、まさにあのデリーの札幌店だったのです。よく見ると店内にあのレトルト商品が山と積まれていました。

    店自体は小さくて4人がけのテーブルが3つだけでした。 インド人の姿はなく、やや高齢の夫婦と思える二人で経営しているようで、雰囲気はあのデリーとは全然違います。
    でもちょっと感激しながらカシミールカレーを頼みました。

    昔、初めてこのカシミールカレーを食べた時は、辛すぎて3口目で舌がしびれて、全部食べるのに苦労したものです。前日摂取したアルコールは一気に汗とともに消えてくれました。(以後、二日酔い対策カレーとなりました)
    そのくらい強烈に辛かったのです。その時、店員のインド人は、私達はこれは辛いとも思いません、とスパイシーなことを言い放っていたのを思い出します。まさに人種が違うと思ったものです。

    さて、久々にカシミールカレーを注文して待っている間、私は店内をキョロキョロ見回しておりました。木彫りの象のガネーシャがあったり、ヒンズー文字が書かれていたり、それなりにインド風の飾り付けがしてあります。その中にポツリポツリと2か所に中央競馬のカレンダーがありました。それは過去の悪夢を呼び起こすアイテムでありました。

    「あ、ここの人競馬好きなんだな。必ず負けるのに…」

    それに加えて、実は店に入った時から気になっていたことがありました。BGMです。細川たかしが“矢切の渡し” を小節をきかせ熱唱しまくっていました。その後も細川たかしが三味線とコロッコロの小節をきかせた歌声で、和のテイストを振りまきまくっておりました。

    ガネーシャにまとわりつくド演歌のスパイス。印と和と馬の融合。(苦笑)

    細川たかしは北海道人だから、店の人がファンなのかな、と思っていたらそれは誤解でした。なんとAMラジオでした。4~5曲、コマーシャルも無しに流れ続けていたため、CDだと思ってしまったのです。ド演歌はたまたまかかっていただけでした。

    流れ続けたド演歌に、食べる前から汗が出てしまいましたが、汗が出ていた理由はそれだけじゃありませんでした。この日は30度近く(29.7度)まで上がり、店の冷房は扇風機だったので暑かったのです。ただ、耐えられないほどではなく、クーラーよりは体調は崩れにくいので、扇風機もオツなものでした。むしろクーラーなんかに頼っていたら、温暖化が進み、北海道も灼熱地獄になってしまいます。扇風機も厳密には電気を使うので、いっそのこと冷房機器は“風鈴のみ”でいいよ、とさえ思います。

    ま、それはともかく、待ちに待ったカシミールカレーが出てきました。それは確かにあの味でした。しかし当時と違ったのは、私の舌の感覚でした。全然辛くなかったんです。

    札幌に来てからはスープカレーを食べる機会が多く、ついつい激辛を頼んでしまいます。これがどの店も半端じゃなく辛いんです。こんなこともありました。

    実際に体調が崩れた辛いスープカレーを食べた時、それは「100番中60番」という辛さであったのですが、店の人が私にこうささやきました。

    「昨日、2008番を食べた方がいましたよ」
    「100以上あるんですか。というか4ケタって…。大丈夫なんですか」
    「味を損ねてませんので、美味しいと言って食されてました」
    「ぎゃふん」

    というわけで、カシミールカレーがまるで「甘口」に感じて、少しインド人に近づいた気分になった私でした。

    PS
    北海道人って、妙に忍耐強いというか、挑戦的というか、体を大事にしないというか、負けず嫌いが多いようで、多分みんなインド人化していると思われます。

     

    ■第41回 愉快な札幌大発見:頭上に注意・カラス子育て中

    カラス子育て中

    8月6日撮影。カラスが子育てしている時は、時々人間を襲います。そこで市民の皆さんへ「注意」を促していました。今まで見たことがなかったので新鮮でした。

    ウチのすぐ近くです 。