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  • v119 がっかり検証【北大ポプラ並木】/愉快な札幌49:キャデン

    ■がっかりを検証する―その2・北大ポプラ並木

    北大の敷地
    右奥の高いビルはJRタワー、その左となりの高いビルは最近出来た高層マンション。その手前、高い木の列がポプラ並木。

    前回は日本の三大がっかりのひとつである「札幌の時計台」のがっかり具合を検証しました。
    今回は“札幌の三大がっかり”のひとつである【北大ポプラ並木】を検証します。

    上の写真は、ポプラ並木を通常の観光客が行かない西側の道路沿いのサクによじ登って撮りました。(まさか牛が居るとは思わなかった…)

    このポプラ並木は北大の「札幌キャンパス」と呼ばれる約1.8平方キロメートルの土地の北の方にあります。
    話は逸れますが、北大は札幌キャンパスの他、研究林や農場など、なんとなんと東京23区(621平方キロ)よりも広い660平方キロの広大な土地を所有しているそうで、これはもう「国」と言ってもいいくらいですね。(えーっ?)

    で、話は戻りまして、写真のほぼ真中の木がそのポプラ並木で、牛さんもいらっしゃるし、まあまあいい景色でありまして、決してがっかりという感じではありません。

    では何が人々をがっかりさせてしまうのでしょうか。ポプラ並木に近づいてみます。

    北大ポブラ並木
    ここはがっかりなポイントのひとつです。

    何かスカスカでしょぼいのであります。(入口だけはいい感じ)
    しかもこのポプラ並木は数10メートルも歩くと行き止まりのロープが貼られていて、通り抜け出来ず、がっかりします。

    なぜこんなにスカスカなのかと言えば、さかのぼることわずか3年。私が引越してくる半年前のことです。2004年9月8日に札幌を襲った台風18号の、最大瞬間風速50.2メートルの風によって北大のポプラ並木の約4割がバタバタと倒壊したんだそうです。
    異常気象の影響がここにも出ているんですね。

    ポプラが植林されたのが1903年。つまり樹齢100年を越えた老木で、しかも高木なので、もともと倒れやすい条件が揃っていたのでした。
    残ったポプラも倒木や落木の危険があるために、今では並木道の大部分には入れないというわけなのでした。

    危険なら切ればいいと思われるかも知れませんが、市は観光資源なので切らないで欲しいと要望を出したとか、どこかに書かれていました。

    再植林については明確な情報は探せませんでした。

    そんなわけで、ポプラ並木のイメージだけを持って訪れると、並木はスカスカで、しかも立ち入れない、とてもがっかりなことになってしまうのです。

    このポプラ並木の入口すぐの右脇に、細いウッドチップの散策路があり、ところどころに花も咲いて、そこはほんのちょっとだけいいスポットになっています。が、あまりにも短いのでがっかりします。

    初夏などはポプラの幹にはきもい毛虫がぎっしりびっくりドッキリうっかりポックリですし、あまり期待するとやっぱりすっかりきっちりたっぷりがっかりすることになります。(この一文いらんかも…)

    この北大のポプラ並木は、ここの他にも似たようなところもあり、うっかり別のポプラ並木を見つけると勘違いしてしまうと思われます。敷地が広いので見つけるのも大変です。がっかりする前に、行けなくてがっかりするかも知れません。

    しかし、キャンパスの大部分は緑で、とても気持のよいところです。札幌に来たらゆっくり散歩するのもいいかと思います。近くの植物園も北大の所有で、有料(400円)ですが贅沢な時間が過ごせますよ。

     

    ■第49回 愉快な札幌大発見:キャデン

    キャデン

    家電の店・キャデンです。ギリ?


  • v104 ポプラの恐怖/リペアル/愉快な札幌34:学校の標語

    ■ポプラの恐怖

    ポプラと空
    手前シルエットの木はポプラ

    私はいつもカメラを持ち歩いています。大抵の場合、仕事に使える画像を求めて撮ります。デジカメはいくら撮っても現像代がかからないので、メモ代わりにも撮り、面白いものがあれば撮り、景色が良ければ撮り、面白い模様があれば撮り、雲の形が良ければ撮り…、と、ほぼ1年で1万枚撮りました。

    恐怖は1万41枚目の今回使用している写真を撮っている時に発生しました。心霊写真じゃないですよ。
    大抵、「連れ」が一緒にいまして、その連れが、私が写真を撮っている間はヒマになるため、一種の暇つぶしでこのポブラの木を、手でポンポンと叩いていたのです。そうすると手にチクッと痛みが走ったらしく、「いてっ!」と叫びました。その後、「うわーっ!」と言って、ポプラからちょっと離れました。

    ここからは気持悪い話になるので、気の弱い方はご遠慮下さい。

    チクッとした原因は、木に付いていた毛虫くんでした。(毛虫「さん」かも知れませんが…)(どうでもいい引き伸ばしで恐怖を緩和しています)
    その毛虫くんは、いわゆる内地や南国のものに比べたら、北海道ですから、小振りで可愛いもんなのですが、でもやっぱり、ここに掲載すると食事に影響しないか気になるような感じで、だから掲載はやめておきます。

    その毛虫くん、ポプラの木の表面に保護色となってじっと動きません。多分毒はなかろうと思いましたが、念のため、それも写真に撮ってあとで調べようと思いました。それで、木の表面をじっと見ていると、これがあっちこっちに点在しています。

    「ゲロっ、ここにも」
    「ゲロゲロっ、ここにも」
    「ゲロゲロゲローーーーーーっ!!」(恐怖を緩和する表現)

    そして、根元の方はなんと言いますか、みっしりと言いますか、一面と言いますか、団体さんでおられまして、それもよく見ないと気付きませんでした。

    そこはポプラ並木で、次の木も次の木にも、その毛虫先生は分かりにくく存在していたのです。その後、行った先にポプラの木があると、ついその表面を見てしまうのですが、近所の道路の脇のポプラにもそいつはおりました。

    もう二度とポプラの木の表面を、気軽に触ることはできそうもありません。

    ●リペアムゲル再評価

    タイヤが絶対にパンクしない処理をした我が家の自転車について、少し、経過報告します。というのは、以前、この処理をして間もない時、乗り心地が悪いと書きました。確かに、決して乗り心地がいいとは言えませんが、この処理をして良かったなと思う機会が多いのと、また別の効果があると思ったので、少し評価を変えたいと思ったのです。

    あれから一度、スーパーに買い物をしに行った際、駐輪場に止めておいた自転車にいたずらをされていました。ライトを力ずくで上を向かせて、空に向けてライトを点けられていました。愉快犯ですね。
    その前にも別の場所で、ライトを盗まれたり、パンクさせられていたりして、犯人を哀れんだものですが、少なくともやられて一番つらいパンクだけは避けられるのは、この上なく心強いです。

    パンクしない心強さ。それはもともと予測できたことですが、改めて良かったなと思いました。

    さて、問題は、乗り心地です。
    この悪い乗り心地の自転車に乗り続けていると、だんだんそれが普通になり、ほとんど気にならなくなってきます。段差ではきちんとスヒードも落とすし、悪いことは特に感じなくなりました。

    これは、例えば運動部の学生などが、普段、鉄の下駄をはいて歩いているようなもので、慣れてしまうと、いつの間にかすごい脚力が身に付いている、という秘密特訓のような効果が期待できるのですっっ。

    というわけで、リペアムゲル処理の評価は、どんどん高まっております。
    (業者と結託してなんかいませんよっ)

     

    ■第34回 愉快な札幌大発見:某中学校の標語群

    標語の立て看板

    札幌市内の某中学校の前を自転車で通過する時に目にしたものです。中学校だけじゃなく、大人の世界にもいかがでしょう。

    こんなのどうでしょう。
    「きっぱりと やめる心が 命取り」
    「挨拶の キャッチボールが 命取り」
    深いなぁ。

    でも標語って、読むと力が抜けてしまうのは、私だけでしょうか。