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  • v178 人体実験が終了/愉快な札幌107-何これ

    ■人体実験が終了

    北大の健康診断会場
    北大の健康診断会場

    メタボを集めた北大による人体実験がついに終わりました。
    「札幌ライフスタイルスタディ(第二期)」という人体実験に参加を決め、登録されたのが2007年5月28日でした。

    メタボな人は生活習慣を変えずにいると健康が悪化する確率が高い、というすでに分かったような答えが出るはずのこの実験は、2つのグループに分けられました。

    もし、食事や運動などの半強制的な「指導介入のあるB群」に割り当てられていたら健康まっしぐらとなったはずでしたが、一切介入しない「放置して経過を見るA群」に割り当てられたため、この2年間は、特別なことはせず、普段通りに暮らしてきました。

    というか、うまくいけば適切な指導を受けられるかも知れない、いや、ダイエットできるかも知れないという期待を胸に参加したわけでありますが、とても残念な生活が続くことになりました。

    そうです。そうしてただ普段通りに暮らしてきただけの実験が終了したのです。

    2年(初動でもたつきがあって正確には1年6か月)が経過し、この土曜日に健康診断というよりは「人体チェック」を受けに北大へ足を運びました。

    ちょうど1か月前にこれとは別の健康診断を受けた時は、病み上がり・疲労困ぱい・酒づけの直後で体調が最悪の時に受診したため、異常値が出まくり、大変マズいことになっていました。良いところがないというぐらい。

    今回の結果がもしヒドいことになっていたら、自分で食事と運動を管理し、生活習慣を変えていかなくては早々に死んでしまいます。しかし出来そうで出来ないことなので早々に死んでしまうかも知れません。そもそも自己管理できないからメタボになったのであり…。

    ま、それはともかく、今回の「人体チェック」で面白かったのは呼吸器系の検診で、肺活量を測った時でした。ただ肺活量を測るのではなく、息の続き方も調べていました。

    測る人「息を吸ってぇー、…はいっ、吐いてっ」
    前の人「 ふーーーーーーっっ!!」
    測る人「もっともっと、頑張ってーっ」
    前の人「っっっーーーぅぅぅ」
    測る人「はいOKです。いいですねーいい波形ですよ」

    測る人「息を吸ってぇー、…はいっ、吐いてっ」
    私  「 ふーーーーーーっっ!!」
    測る人「もっともっと、頑張ってーっ」
    私  「っっっーーーぅぅぅ」
    測る人「はいOKです。……んー……」

    測る人「息を吸ってぇー、…はいっ、吐いてっ」
    後の人「 ふーーーーーーっっ!!」
    測る人「もっともっと、頑張ってーっ」
    後の人「っっっーーーぅぅぅ」
    測る人「はいOKです。いいですねーいい波形ですねー」

    私の時だけ「いい波形」になってなかったようです。とても不安です。

    6つの電極を体に付け、血圧や血の巡り具合を測りながら自転車をこぐ「運動能力測定」では、約6分後に血圧が上がり過ぎて計測を終了しました。マズいんでないかい。

    さてどうなることやら。結果はそのうち送られてきます。

    ※これまでの経緯は、vol.81、vol.92、 vol.99となっております。

     

    ■第107回 愉快な札幌大発見:何これ

    何これ

    ネタ切れに苦しんでいるさなか、まあまあ行けそうな微妙なネタを発見し写真を撮りました。あとからデータを見ると、別の部分にこんなものが写っていまして、今回は偶然写っていたこれで行きたいと思った次第であります。

    名人コーヒーの店「??」。これ、なんでしょうね。例えば、と例えようとしても、例えが浮かばない奇妙な図形であります。虫かな。左の図形は「ムロワ」って読めたり、でも両端の橋のマークのようなものは何。右下の足のようなものは何を意味しているのか…。π?

    読めた方はご一報ください。私は正解を知りません。


  • v099 断末魔、人体実験/愉快な札幌29:つどい

    ■断末魔、人体実験

    書類

    いよいよ北大による人体実験が始まろうとしています。

    と、この1行とタイトルだけ読むと、とても恐ろしいことが行われる印象を与えかねないので確認の意味も込めて、ちゃんと書いておきましょう。

    この実験は2回目になります。1回目は316名、今回の人数は明確なところが分かりませんが、同数くらいではないかと思われます。35~69歳、生活習慣病が発症していない肥満者(いわゆるメタボリックシンドロームといわれる人々)を対象に行われます。

    普通に生活をするグループと、生活指導・食事指導などがなされるグループに分け、2年間観察します。

    生活習慣病の発症具合や、健康状態の変化を記録し、効果的な運動・栄養指導の指針を作るのが目的となっています。

    そしてそれを世界人類のために役立てる”のが究極の目的であり、この北海道の札幌市民が礎(いしずえ)となって、指導を受けずに病気になって朽ちていく命を無駄にしない、もっと長生きできるのにもったいない、てゆー、日本ならではのもったいない精神の体現でもあるのです。

    検査項目は、心電図、血圧、体組成、コレステロール、中性脂肪、糖代謝、血管弾性、呼吸機能、自律神経、骨密度、体力測定、歯科検診、などとなっております。

    ちょっと堅くなってしまいましたが、個人的には、何と言いますか、要は、実験の最初と最後に「無料で健康診断が受けられ」、「うまくいけば健康になってしまう」という指導付きだったので、そのおトク感から募集に応募したわけです。

    昨年の12月に検診を受け、無事「肥満」ということで実験参加資格をクリアしまして、いよいよ3月開始かと思いきや、検診データの一部消失、システム構築のトラブルが発生。首を象の鼻にしながら待つことさらに3か月、ついにそのグループ割当の連絡が来たのですっ。

    拝啓
    薫風の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

    「ご清栄」って、いつ生活習慣病になってもおかしくないメタボリックな人々にはどうなんでしょう。よく分かりませんが、揚げ足取りはやめて、と。

    まず、グループ割付けの無作為化について書かれていました。割付けには恣意的なものが含まれてはいけないので、国際的にも是認されているUMIN(大学病院医療情報ネットワーク)に依頼した旨の説明がありました。

    タウンミーティングや行政委員会のような「最初に答えありきのデタラメはしない」、ということですね。さすがは大学、科学的な組み立てであります。

    そして、「運動指導や栄養指導を希望」した人が、指導を実施しない集団に入っている場合がある、とありました。それは確かにそれこそが無作為であるので、ここは私としても文句のないところであります。

    そして、指導の介入がない集団に入った人も、健康な生活習慣を目指すのはいっこうに差し支えないので、これまで以上に運動量を増やそうが、健康的な食生活に変えようが構わない旨も書かれていました。

    個人的な考えでは、それができないから太ったのであり、やはり半強制的な「指導介入」があるグループとは差が出来てくるのは自然だろうと思います。

    そして、ドキドキの結果は写真にあるように、こうでした。

    対照群(A群)へ割り付けされました。

    「A群? 指導される方か?」
    「どっちだ」
    「ん? A群の方々は現在の生活状態をそのまま継続して頂くことになります…」
    「…」
    「…ぎゃーーーっ!! 見殺しかいっ!!」
    「それゃないよ、見殺しだよー」

    ガックリ…。はずれです、はずれ。
    病気になるとわかっていて放置、の方です。

    あとは終了時の健康診断を受けるだけで、これといった指導もなく、ただただ暮らすだけであります。ケロロ。

    きっとこのまま肝臓病か心臓病かで早死にしてしまいますっ。くーっ!!
    内臓からの断末魔が聞こえてきますっ!!

    極めて客観的公平的な割り付け作業によって、「運」の悪さが露呈してしまいました。「運」ばっかりはどうしようもないです。
    世界人類のための礎となれることを誇りに思います。

    ええいやけ食いだっ。(はっ、これが悪いんだなっ。自分で改善改善)

     

    ■第29回 愉快な札幌大発見:コインランドリー「つどい」

    コインランドリー

    我が家からは結構離れている場所で発見したコインランドリーです。
    コインランドリーで「つどい」ってところが何となく気になりまして、思わず写真を撮りました。

    コインランドリーは以前、よく利用したものです。ただ、そこに知り合いが来て集う場所ではなかったです。しかも集うってのは3人以上じゃないかと、というか10人とか20人で「集い」に相応しい状態になるわけでして…。

    よく見ると、この「つどい」はとても狭く、集えるようなところじゃないです。集ったら息苦しくてしょうがないです。
    また、よく見ると「24時間」ですから、逆にここが集いの場であるならば、朝の4時とかにワイワイとツッパリとかが集っていたら面白いなと、思いました。(ツッパリって言うのかな今…、というかツッパリが洗濯の集会?)

    「19条店」ってことはチェーン店のようです。調べたらあちこちにあるみたいでした。
    札幌には集いの場が氾濫しておるようで、ますます人間味のある大都市なのだなと感心した次第であります。

    でも何で「つどい」なんだろう。別にいいけど。


  • v081 メタボリックな人々/愉快な札幌13:コーヒーに

    ■メタボリックな人々

    北海道大学
    北海道大学内 学術交流会館2F大講堂にて撮影

    昨年の秋、新聞の折り込みでちょっと変わったチラシがありました。

    「札幌ライフスタイルスタディ(第二期)参加者募集」

    B4の両面(カラー)で、“15級・行間25歯送りの中明朝体”の文字で埋め尽くされ(要は文字だらけの新聞みたいなチラシ)、最後に目立たない形で“北海道大学・大学院教育研究科・健康科学”とありました。

    読んでみると、日本人の死因のトップは生活習慣病で、症状が出た時にはすでに手遅れであり、そういう人間が増えているとか書かれています。そして、健康づくりを支援します、参加費は無料です、ということで裏面へ…。
    裏面には「研究の方法」「研究の計画」「第一期の報告」があって、「連絡先」となっていました。

    簡単に言えば、メタボリックな人々を集めて、生活指導をしないA群、するB群に振り分け、2年かけて発病などの確率や健康状態をチェックし、将来の人類の健康に役立てるというものでした。

    曲解すると、人体実験に参加することで、無料で健康診断が2年間定期的に受けられ、うまくすると生活指導・運動指導まで受けられる、ってものでした。(苦笑)
    これはおいしい企画だ。

    参加資格は
    ●35歳以上~70歳未満(クリア)
    ●BMI25以上(やや肥満以上であること)(クリア)(泣)
    もしくは腹囲が男85cm・女80cm以上であること(クリア)(泣)
    ●除外規定:すでに狭心症など生活習慣病が発症している人など(問題なし)

    面白そうなのでさっそく夫婦でメールで応募(11/29)。すると数日後に、その説明会への招待状が送られてきました。
    説明会は12月2日(土)AM10:30~11:30。(上の写真)

    教授が出てきて、マイクでゴニョゴニョとしゃべり出しました。この実験が必ず将来の役に立つということを強調していました。超高齢化社会で医療費負担が高額化していく中、病気にならなければいいのだという意識もあるようでした。説明文書やチラシをよく見ると、文部科学省が研究費を補助しているようで、ひとつの疑問が湧いてきました。

    「文部科学省ってことは、これは札幌以外でもやっているのだろうか」と。

    質問タイムに入り、どうしても確認したくなり、普段では絶対手を挙げることがない私が質問をしていました。300名を越える人前で…。

    「これは札幌以外でもやっているのですか」
    「すいませんね、札幌近辺の人しか参加できないですね。
    上川とか名寄とかちょっと遠いと参加は難しいですね」
    「(何小さいこと言ってんだ)いやそうじゃなくて…
    札幌以外の自治体とか、他の大学でも同時に行われているのですか」
    「いや、それは、どうなんだろ、えーと」
    「(なんなんだよもう~)北大の独自の企画なんですか」
    「あ、そうですそうです。日本でここだけだと思います。ここだけです」

    教授、私は人前が苦手なんだから、切れる頭で素早く意図を汲み取ってくださいよぉ。なんて思いつつ、これは北海道独自の人体実験いや研究であることが確認できました。

    その後、参加資格確認のための健康診断に参加(12/17)。無事、自分が肥満であることが確認されました(泣)。そして、私はいったい「A群」なのか「B群」なのかは、現在返事待ちというところです。大学側が任意に決めることになっています。

    いずれまたこの続きをお知らせします。
    お楽しみにっ。

    札幌のダジャレ的世界の発見 改め、回数は引き継いで
    ■第13回 愉快な札幌大発見

    喫茶店

    さてさて、この喫茶店名どうでしょう。「珈琲 マリーム」。マリームってあのコーヒーに入れる粉状のミルクのことでは…。そんなことないか、喫茶店ですもんね。
    入る勇気はまだありません。近所です。