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  • v116 サミット会場へ/F優勝/愉快な札幌46:シュワッチ

    ■サミット会場へ

    ウインザーホテル
    ウインザーホテルの中から撮影。景色は抜群。

    テレ朝系・北海道テレビ(HTB)の番組の企画に、私の妻がこっそりと応募し、それが当たり(←ここ笑うところです)、洞爺湖(とうやこ)まで行くハメになりました。無料ご招待ということで、いつぞやの釣りの企画が当たった時よりはダメージが少ないのが救いではありました。
    (過去記事)

    「スーパーJチャンネルの魅力」と題した企画で、小宮悦子(ニュースキャスター)と萩谷順(ジャーナリスト)のライブトークへの招待でした。来年のサミット(主要国首脳会議)と北海道がテーマで、サミット会場である洞爺湖のウインザーホテルでの開催ということで、ちょっと気になる企画だなと思いました。

    ウインザーホテルまでは札幌からバスで2時間程度でした。バスは5台、200名を越えるラッキーな多くのオバちゃんと、仕方なく連れられてきたダンナ風の少数の男たち。
    ウインザーホテルを発見すると、バスの中ではざわめきが起きていました。

    このウインザーホテルは曰く付きで、本来建つはずのない国立公園(支笏洞爺国立公園)内に、それも標高620メートルの山頂にドカーンとそびえていて、明らかに環境・景観には全く配慮されていません。

    バブルの時期に拓銀がゴリ押しして、融資し、建ったそうです(総事業費665億円)。拓銀はバチが当たって倒産したとカゲで噂されております。もともと採算を無視したホテルだったため、やがて倒産し、しばらくは「きれいな廃墟」と化していたそうです。
    5年ほど前にセコムが約10分の1で買い取り、今回、セコムと関係の強い政治家が、独断とも言える判断でサミット会場になった経緯があります。

    バスから見えたそれはひと目で「異常」だと思いました。
    周辺の景色とはまったく異質なものがそこにある、という感覚です。支配欲丸出しの「特権階級やお金持ちの大自然の楽しみ方」ができる超豪華リゾートホテルであります。(書き過ぎ?)
    ゴルフもでき、こんな説明がネットにありました。
    …ゆったりとプライベートゴルフを満喫することができます。またホール毎にレイアウトや攻略法、カートからグリーンまでの残り距離を常時表示する液晶ナビゲーションシステム付乗用カートを導入しており、セルフでも万全のフォローをお約束いたします。

    この環境に配慮しない超高級ホテルで、各国の首脳が集まって環境問題を議論することになるわけです。

    さて、トークはまあ、楽し気な話でした。(←トークの内容はこれで終わり)

    ウインザーホテル
    バスの中から見たウインザーホテル。すごく目立ち異様。要塞のようです。

     

    ■優勝と健康診断

    帰りのバスでとても重要な問題が発生しました。突然ラジオ放送が流れ始めたのです。プロ野球中継です。私はすっかり忘れていました。北海道日本ハムファイターズが、この日、もし勝ってしまうとリーグ優勝が決まる大一番だったのです。それも球団史上初の連覇!!

    バスの中では全員が期待していました。しかし実は、私は翌日「健康診断」があり、前日の夜に「飲み食い」をしてはいけないことになっていました。これは深刻な問題でした。優勝してもビールが飲めないんですからっ。だからできれば今日の優勝はやめて頂いて、翌日に決めて欲しいと思いました。

    「ロッテ対日ハム」の実況中継は、電波の受信が悪いこととバス自体の音とオバちゃんのおしゃべりの三重苦で、非常に聞き取りにくく 、状況の把握が大変でした。
    どうやらファイターズの投手が好投していて、5回まで0対0。

    「……打ちま…シャー…わー…ピー…とっ…わーあー…おー…シャーシャー…」
    「何か起きてるんだ、どっちの攻撃だ」
    「…ショート良く…ピー…ホームイン……日ハム先制っ!!」(←ここだけクリアに)
    「おいおいおいおい」
    6回表に1点を先制。そして7回には何と2点を追加。直後にロッテが1点入れて3対1に。

    『 とにかく今日勝っても祝杯があげられない。せいぜい水を飲むしかない。くそー、水って何よ。何でよりによって明日健康診断なんだっ。優勝は明日で頼むっ…』

    私が願えば結果はついてきません。
    9回表、ラジオは受信状態が良くなりました。ファイターズの打者は次々にヒットを放ち、1点ずつ、加点していきました。
    4対1(ああ、もう確実に勝ちだ…)
    5対1(もう誰が抑えで投げても勝ちだ…)
    6対1(ビール飲めないのに勝ちだ…)
    7対1(もうええわっ)
    8対1(こうなるか…)
    9対1(……)
    一挙6点追加。(泣き笑い)

    このように完璧な勝利で優勝を決め、バスの中は沸き返りました。おしまい。

     

    ■第46回 愉快な札幌大発見:シュワッチ

    シュワッチ

    美容室「シュワッチ」です。我が家から約4km離れた場所にあり、もちろん、入ったことはありません。うちはもっぱら1000円カットです。
    シュワッチ、ということは、モヒカンが上手なのかも知れません。そのモヒカンはひょっとすると取れて飛ばせる可能性も…。


  • v069 ファイターズ日本一と牡蠣/札幌ダジャレ4:ヒルマン

    ■ファイターズ日本一と牡蠣

    ファイターズ開幕戦2006
    写真は今年の開幕戦、3月25日に撮ったものです。
    この日、球場は43000人を越え満員となり、
    思えば、「満員にできたらやめようと思っていた」と語った新庄の
    引退を決意させた日となりました。
    この日の記録は「新庄看板」となり場内に掲載され続けています。

    先週、札幌はさながら「ファイターズ祭り」とも言える大騒ぎ状態でありました。日本一を決めた試合の“北海道放送”の瞬間最高視聴率は73.5%。道民のほとんどが注目し、念力を送っていたのです。(ドラゴンズ・井上選手のファールは道民の念力によるものです)
    ※野球に興味のない方、すいません。サラっと流してください。

    私が札幌に引越して2年目にして、この盛り上がりの中に居れたことはラッキーだったと思います。駒苫の熱狂も然り。もうこんなことはないでしょう、多分。

    ファイターズは火曜日に2勝目をあげドラゴンズに2勝1敗と勝ち越しました。缶ビールと缶酎ハイでは足りず、「芳醇で豊かな香りのフルボトル500円のワイン」を空けたあと、調子に乗って妻と、うら若い女性が脱サラして1人で頑張っているちょっといい感じの小さな「酒場」へ行きました。
    私は大変ご機嫌だったようです。翌日ほとんどの記憶が飛ぶほどに。

    「明日勝ったらまた来ますよ。
    約束を破ったら“雪かき”を1週間します」

    とママさんに言ったらしく(全く記憶なし)、翌水曜日に3勝目をあげてしまいました。前日の酒がまだ残り、飲み疲れ状態で「酒場」へ向かいました。

    今日はテンション低いですね、と言われ、私は「昨日はハイテンションだったんですか?」と聞き返す始末。知らない客と気が合って盛り上がっていたと聞いて唖然となりました…。(全部記憶ナッシング)

    木曜日は特別な勝利でした。驚きのスクイズあり、ホームランありのしびれる勝ち方。地域密着の大成功。そして新庄選手の引退と、日ハム球団44年ぶりの日本一。みんな劇的でありました。もう街へ繰り出すしかありませんでした。

    すぐに居酒屋の客引きに捕まり、格安の飲み放題コースに突入。もう若くないんだから無理してはいかん、と思いつつ、感動的な試合を振り返り飲みまくるのでした。

    さて、ここからですよ、特別な札幌情報は。
    金曜日、一連の宴は終わり、私どもの肝臓先生たちが悲鳴を上げる前に、「牡蠣」(カキ)でも食べて体をイタワろうということで、「牡蠣めし」を作ることにしました。そして妻が2パックの牡蠣を買ってきたのですが、これが大変困ったことになりました。

    「加熱用の牡蠣が売ってなかったから生食用を買ってきたよ」
    「なっ、なにぃっ」

    なぜ新鮮な生食用の牡蠣に火を通さねばならないのか。いや、いかん、そんなことしたら牡蠣に申し訳ない。絶対いかん。断じていかん。生食用というからには生食で頂くのがスジというもの。ということで結局その牡蠣は酒の肴となりましたとさ。(おいおい)

    それでも牡蠣めしは食べたいので、今度は改めて「加熱用」の牡蠣を求めて街へ出ました。ところが3つの大きなスーパーにもなかったのです。そして、店の人からこう言われます。

    「そんなものなどない」

    びっくりしてしまいました。「今の時期は」と付け加えておりましたが、加熱用の牡蠣が存在しない街、札幌。
    いや、でも、そんなわけないと思うんですよ。きっとどこかにあるんでしょう。(本当にないのかなぁ…)
    でもないものはないので、生食用の牡蠣を仕方なく買いました。これがどのように処理されたのかは、ご想像にお任せします。

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第4回・昼饅(ひるまん)

    昼饅(ヒルマン)
    10月24日の北海道新聞。茶色いグローブの形と白いボールの形の2種類(写真右)。
    日本シリーズ終了の翌日から3日間、「昼」(12時~15時)に限定して各100個販売される。
    値段は背番号の88円。う、うう、うーん。

    気になったので、昼饅を食べてみようと思い、日曜日に出かけることにしました。その前に、日ハムにひっかけた「一杯286円」のカレー(生ラムグリルカレー)とやらを食し、これがまたなかなか美味しく、優勝のご利益に預かり感謝の気持でいっぱいになりつつ、問題の「昼饅」をゲットするために某デパートへ向かいました。しかし到着した12時20分にはすでに売り切れていました。

    がっかりしながらまわりを見回していたら、別の店で別の「昼饅」を発見。ただの中華マンでしたが買いました。さらにあるわあるわダジャレというか便乗というか、「エビしんじょう」「ハム勝つ」などなど、勢いで売ってしまおうという商魂の嵐。そんなわけでデパ地下は日本一を喜ぶ客でとてもにぎわっておりました。なるほどこれは経済効果はあるのかも知れないなと思うのでした。

    ハムダジャレ

    ハムダジャレ

     

    ところで前々々回の「トドック」が塗り絵になっていました。賞品がもらえる、優秀作品の発表があり得る、年齢制限がない、というので塗り絵をして応募しました。どうなるんでしょう。わくわく。

    トドック塗り絵

    4色ボールペンを使って、細かな線だけで塗ってみました。
    目つきを変えたのと、勝手にセリフ「ボクはトドなの?」を入れたのがどう影響するか。
    賞品は「まな板シート」か「ミトン」か「ハンドタオル」が、3,000名に当たるそうです。
    作品は、商品の注文用の冊子「生活週刊」で発表される場合があるそうです。これまた楽しみ。
    コープさっぽろの度量が試されますね。なんつって。


  • v008 甲子園で南北海道代表が連覇

    ■甲子園で南北海道代表が連覇

    高校野球放送

    いやぁしびれました、高校野球。駒大苫小牧、本当にいいチームでした。高校野球でしびれたのは初めてです。
    昔は北海道の代表が決勝戦に勝ち進むことすら夢のような話でした。1年のうちまともにボールを使った練習が出来るのは6月から9月。
    寒いのでヘタをするとすぐ怪我をしてしまいます。夏以外はとにかく走り込みと筋力トレーニングです。

    しかし駒大苫小牧は冬でもボールを使って練習していたようです。
    ちらっとテレビで言っていたのを聞いてびっくりしました。氷の上でノックをしているのだそうです。
    また、夏はビニールハウスを利用することで、甲子園の暑さの中でも戦えるのだと…。「自分たちの環境が不利だと思ったことはない」と、選手はカッコイイことを言ってくれちゃっていました。うーんカッコイイ。

    今年ここに住んで、北海道中がしびれていると実感しました。

    ただでさえ優勝するのは難しく、ましてや連覇するなんて思いもよらぬことです。おそらく、もう二度とこんなことはないでしょう。あと100年経って高校野球大会が続いていたとしても、北海道代表高校の連覇はほとんど不可能だと思います。
    この限りなく不可能に近いことを、この夏は全試合、ほとんど全部をテレビで見ることができました。この目に焼き付けましたよっ。

    この興奮を少し再現します。決勝、土曜日の3時過ぎ。最後の一人。カウント2-2。あと1球。
    「よーし、ここは外に逃げるスライダーで空振りをとれっ、振っても当たらないボール球でっっ」
    空振りをとれる確率がもっとも高かったボールになるスライダーを投げて欲しいと思いました。
    そして予想通り投球は外角ギリギリのコースへ…
    「あっ」
    スピードのある球がキャッチャーミットに吸い込まれていく…。
    「空振りさんしーーんっ!!」
    「ぎゃああああ、ストレートかよストレートかよーっ!! すっすす、すすす、ストレートだよぉぉ、☆×▽※◎&%…」(異様な盛り上がり)(やや強調)
    凄すぎるぞ北海道っ。酒だ、酒持ってこーーいっ!!(逸脱)
    野球と酒嫌いの方、どうもすいません。

    最後に民放の応援放送で気になったこと。
    「この美しい青空は北海道まで続いている…」
    みたいなことを言っておりましたが、当日、当地は雨で青空出てませんでした。残念至極。