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  • v340 ズッキーニの変

    ■ズッキーニの変

    ズッキーニ
    ズッキーニの種を13か所に仕込む。 6/6

    今年6月、ズッキーニの種を13個植えました。
    昨年は20個ほど植えて、アリに数株殺られ、生育の悪いエリアもありましたが、ほぼ半数が元気でした。、そしてその半数の株からズッキーニが続々と採れたので、今年もそのウハウハを期待していました。

    昨年は肥料なし(腐葉土を若干ぶちまけた)で、マルチをしました。
    今年はマルチはせず、ウチの物置に余っていた10年近く前の花や玉ねぎの肥料を適当にばらきました。そして何と言っても、今年は「EM培養液」を何度も撒いているため、去年よりももっと良い状況なわけです。(EMを撒くことで来年以降も持続して良い状態の土を作るイメージ。いずれ手間を減らせるのではないかと期待する)

    しかし、天気が悪かったのです。6月、7月と結構長い間気温が上がらず、2つしか芽が出ましせんでした。

    ズッキーニ
    芽が出たのはこの2か所だけ。だって寒いんだもん。 7/9
    ズッキーニ
    上の写真の手前の貴重なズッキーニ。仮に「ズッキー01君」としましょう。 7/9

    6月は10度を切る寒い日が何日もあり、30度超えをしたのは4日・5日と30日の3日だけでした。7月に入っても19日まで暑い日はなく、肌寒い日が続きました。

    「こっ、これでは芽が出ないのではないかっ」

    7月に入ってから心配になって、土をほじくり返してタネの状態を調べようと思いましたが、思いとどまり、「暖かくなれば芽は出る」と思うようにしていました。

    7月下旬あたりからじわじわ暖かくなりました。しかしズッキーニの芽は出てくる気配がなく、ついにブチ切れて掘り起こしました。

    「こっ、これはっ・・・・・・しっ、死んでる・・・・」(ぼーぜん)

    ズッキーニは13個中11個がお死にになられていました。それから急遽ズッキーニの種をゲットしようと種を扱う店を見て回りましたが、ズッキーニの季節は終わったようで、種は手に入りませんでした。ただ2鉢の非常に弱々しい苗が手に入りました。なんか枯れかけている感じなので1鉢100円に負けてくれました。

    ズッキーニ
    元気のない2つの苗を植える。買った時から葉が変色している。 7/27
    ズッキーニ
    ズッキー01君はスクスクと育ってくれている。 7/27

    「だがしかし、これではウハウハ状況が作れない」

    仕方なくズッキーニの種をネットで1袋8個入りを2袋手に入れました。もう遅いのではないか、という思いはあるものの、10月までは育つと仮定すれば、まだ2か月ある。ギリ間に合うのではないか、と淡い期待を寄せる。
    8月の頭に植えた種は、10日ほどでひとつだけ芽が出ていました。

    ズッキーニ
    かろうじてひとつは芽が出たが・・・ 8/8
    ズッキーニ
    ズッキー01君はだんだん大きんなって来ました。 8/8

    それから3日後には、後から蒔いた種からは全部で4つ芽が出ていました。弱々しい苗を含め、全部で8株のズッキーニが出ています。

    ズッキーニ
    何とか間に合ってほしい。雪が降る前には収穫したい。 8/11
    ズッキーニ
    そして「ズッキー01君」は実をつけて大きくなりつつあります。 8/11

    そんな状態だというのに、8月17日(木)に降っちまったんですよ、雪が。北海道の真ん中やや上あたりの黒岳で。例年より1か月も早い、観測史上もっとも早い冠雪らしい。異常気象ですからね最近は。まだ平地に雪が降るのは11月以降、雪虫が飛んでから1週間後です。初霜が10月末あたり。間に合うかなぁ・・・。

    8月18日(土)、畑へ行きました。この週は雨続きでした。しかも寒い。12日の日曜日から「16〜25度」が続き、前日の金曜日は最高気温が13.8度っすよ。は少なくとも半袖は厳しいです。こんな低温でズッキーニは大丈夫なのかっ?

    あとで蒔いた9つの種のうち7つから芽が出ていました。

    ズッキーニ
    8月18日の段階で芽が出たばかり。冬までに間に合うのかっ!!

    まあ何とか数は最低限揃った。あとはウハウハできるのかどうかというところです。
    それより今年もまた国内では豪雨被害などもあり、食いもんの自給率もただでさえ異常に低いのに、大丈夫なんでしょうかね。『何もかも異常』(気候も、自給率の異常を異常とも思わないことも、食いもんを商売でしか考えないこの世界も)


  • v338 人参地獄-3

    ■人参地獄-3

    ニンジン
    ニンジンの種を蒔いたのはこの黄色い畝4本。1本は広いから2本分と考えたら。15メートルが5本分で75メートル。芽が出てきたら密集度MAXで、周辺に畝もう1本分を利用して移植。さらに3メートルの畝4本を作り移植。それでも足りない。密集しすぎたニンジンは間引きつつ助けなければもったいないのです・・・。
    ニンジン
    そして新規で5メートルの畝3本追加。

    さて、撒きすぎて密集MAXのニンジンですが、まだ気温が上がってない中、間引いたニンジンの移植先がなくなり、さらに5メートルの畝を3本立てました。暑くなる前にやらなければと、急いで作りました。上の写真がそれです。(7/22)

    ここ北見市の「最低〜最高気温」はこんな感じです。
    7月
    17日、11.6〜17.2度 寒い
    18日、11.6〜18.3度 寒い
    19日、13.0〜26.8度 肌寒い
    20日、16.3〜31.6度 肌寒からの急暑
    21日、13.2〜21.7度 肌寒い
    22日、14.7〜23.3度 肌寒い
    23日、12.6〜22.8度 肌寒い
    24日、12.2〜23.3度 肌寒い
    25日、15.9〜28.6度 適温
    26日、17.3〜29.6度 やや暑
    27日、16.9〜32.7度 まあ暑
    28日、17.3〜30.4度 じわじわ暑
    29日、22.8〜32.5度 じわじわ暑
    30日、20.7〜32.9度 結構暑
    31日、21.2〜35.7度 暑い厳しい

    予想通りにその後暑くなってきました。関東以西の40度を超える異常な暑さに比べれば涼しいくらいなのでしょうが、ずっと寒かったために、30度を超えるとすごく暑く感じます。

    しかも26日以降、畑の現場はこの最高気温より5度以上高いため、ちょっと作業すると頭痛がしてクラクラしてしまいます。

    ニンジン

    暑くなってきた27日、ニンジンはこのように(↑)着々ともっさりと育ってきていました。間引いて移植・救出してもこの状況。この先、暑さでまともに手入れできるような気がしないし、途方にくれるのでした。

    ニンジン

    もう絶対コレ、株間狭すぎで、徐々に間引いていくしかありません。
    7月29日(日)と30日にちょこっと畑へ出て、EM菌を撒きました。
    そして雑草を抜くのですが1時間半かけて半分くらいしかできず、そして腰痛とヒザ痛でギブアップです。

    7月
    29日、22.8〜32.5度 じわじわ暑
    30日、20.7〜32.9度 結構暑
    31日、21.2〜35.7度 一気に暑い、厳しい
    8月
    1日、18.5〜33.1度 朝寒い、昼暑い
    2日、15.929.1度 夏が終わってきた感じ
    3日、15.1〜28.8度 適温だが朝寒い
    4日、11.5〜23.1度 夏は終わった。夜外に出たら寒かった。

    8月4日(土)に、久々に畑へ行ったのです。
    後から増やした救出用の畝は2か所にあり、そこの様子です。

    ニンジン
    緊急でゴリラのように草を抜き、ゴリラのようにクワを振るって作ったニンジンの畝には、雑草が力強く生えていました。 8/4
    ニンジン
    そこの、いわゆる雑草を炊きました。スッキリしました。ここの移植ニンジンは何とか生きています。でも1割くらいは死んだと思います。 8/4
    ニンジン
    こちらはあとで足したニンジンの畝。もともとロータリーをかけてあったふわふわの地面に、草がぼーぼーになっていたので、ひょいひょい抜いて、軽く土寄せをして畝としたところに、密集ニンジンを適当に引っこ抜いて、ここに移植したのでした。一応生きています。 8/4
    ニンジン畑
    そこにもいわゆる雑草がスクスクと育っていました。ニンジンはやはり1割くらいは死に、そして雑草の方がやたらと元気で、「野菜」の弱さを実感するのでした。 8/4
    ニンジン畑
    雑草をゴリラのように抜き、スッキリさせました。 8/4

    で、ややっこしいですが、問題のニンジンの本畝はというと・・・

    ニンジン
    とにかくもう密集感がすごい。雑草はかなり炊きましたが抜ききれない。 8/4
    ニンジン
    こちらが一番やばい畝。向こう側に救出した菊芋が育っています。目印に支柱を立てています。次の写真で近づいてみませう。 84
    ニンジン
    ニンジンはどうせそんなに芽が出ないだろう、と油断して菊芋をここに移植。菊芋もニンジンも見事に育っています。 8/4

    大丈夫なのか?
    菊芋の周りをニンジンで固めています。大丈夫なんですかコレ。ニンジンの密集もまだまだ気になりますよね。かなり間引き、移植したのですが。まだ密集度が高いため、あまりにも至近距離に生えている芽は引っこ抜くことにしました。
    「えいっ、おっ、もったいねぇ」
    「えいっ、おっ、もったいねぇ」
    「えいっ、おっ、もったいねぇ」
    そしてこうなりました。

    ニンジン

    かわいそうに、密集して種を撒かれ、生やされて、引っこ抜かれてしまいました。移植先もありません。仕方がないので洗ってガブリとかじったら、味が濃厚で、ニンジン嫌いの人に食べさせたら拷問になるほどの美味さでした。(笑)

    こりゃもう「薬」のようです。薬のポッキーですよ。地獄の美味しさです。

    あとはたくさんできるのを待つだけですが、気温がかなり下がってきており、寒さでやられなきゃいいな、というところです。一難去ってまた一難。

    本日8月6日、最低気温は朝4時の10.0度。はっきり言って寒いです。


  • v106 納涼? 花火大会/愉快な札幌36:エリンジ

    ■納涼? 花火大会

    豊平川での花火大会
    豊平川での花火大会

    大規模な花火大会に出かけてまで見たのは、隅田川以来、ほぼ20年ぶりになります。去年、一昨年は部屋の窓だったり、屋上だったり、会場からは遠く離れた公園だったり、考えてみたら近くでじっくり鑑賞したことはありませんでした。

    すすきのの突き当たり「中島公園」までリペアムゲル自転車を転がし、公園に自転車を止めてすぐ近くの豊平川河川敷まで歩きます。

    その日は妙に寒くて、日中は室内で長袖のシャツを着ていました。夕方外に出るとやはり肌寒くて、もう1枚着込まないと風邪をひくかも知れないと思ったほどです。夜はどんどん冷えていきますから…。

    まあ、それでも一応「夏」ですから、夏だと思えばきっと暑いのです。道端では風俗的広告入りうちわを配っていましたし、きっと暑いんです。

    で、会場へ着く15分くらい前に花火は打ち上がりました。その音がものすごくて、やっぱり近くで見るのと、部屋から見るのでは全然違うことを実感しました。

    早く落ち付いて見たかったのですが、とにかく人がすごい数で、なかなか前進できません。ものすごい音がドカーンと鳴って、道路の脇のビルの隙間から花火が見えたり見えなかったり。それにしてもあんまりすごい音なので、空爆とか想像してしまいました。こんなもんじゃないでしょうけど。

    河川敷も長距離に渡って人だらけでした。人数は発表もないので分かりませんが、日曜日の渋谷かっ、てくらい人がいました。

    普通、夏の花火といえば何と言ってもビール。それがどうも飲む気になりません。やっぱり寒い。結局は何も飲み食いせず、シラフで鑑賞し切りました。

    そういや花火って「納涼」じゃないですか。涼しい気分を味わってね、っていう意味じゃないですか。十分涼しい中で見ていると、ああ、そういえば夏だなぁ、本当は暑い夏なんだなぁ、と、逆に夏気分を味わうことができるんですね。新発見でした。

    さて帰り道で、こんな言葉を耳にしました。
    「人混みが暖かい」
    やっぱりみんなちょっと寒いと思っていたんですね。

    今年はおしくらまんじゅう効果で夏到来です。

     

    ■第36回 愉快な札幌大発見:慧林寺(えりんじ)

    えりん寺

    きのこのエリンギのダジャレのお寺です。・・・って違うだろっ。
    バチが当たりますね。
    いよいよネタ切れかっ 。


  • v026 「ふるさと銀河線」廃線

    ■「ふるさと銀河線」廃線

    ふるさと銀河線

    正月休みは実家の北見へ帰りました。以前から気になっていた今年4月20日で廃線になる鉄道の「ふるさと銀河線」に乗ることにしました。廃線区間の北見から池田までの32駅、これを妻と2人で往復すると1万3640円もかかります。予算の関係で泣く泣く半分程度のところまでを往復することにしました。

    行ったところは陸別という町ですが、これが「日本一寒い町」という肩書きがついています。駅前には氷点下40度まで計れる大きな温度計の塔がありました。陸別は冬期の最低気温の平均が日本一なんだそうです。

    日本で記録した最低気温は1902年の氷点下41度、陸別ではなく旭川だそうですが、実は陸別周辺で氷点下40度を越えて、計測不能なんてこともあるらしいので、非公式にはやっぱり陸別が日本一かも知れません。

    私が昔経験した氷点下39.5度は、やはりふるさと銀河線(当時は池北線〈ちほくせん〉と言った)の置戸〈おけと〉という町でした。鼻で息を吸うとくっついてしまうので、口でしか呼吸できなかったのを覚えています。置戸と陸別は直線距離なら30km程度しかありません。やっぱり置戸も相当寒い土地だったのです。

    私が乗った銀河線は1月2日の午前9時20分発の1両編成。どうやら鉄道ファンが全国から来ていて、朝だと言うのに改札には長い行列ができていました。驚いたのは乗ってから。ところどころにある踏切や陸橋などにも三脚を立てて列車を撮影している人をたくさん見かけたことです。それと、駅の看板や標識などの写真を撮るため、ひと駅乗っては降りて次の列車を待つという、おそろしく根性のある鉄道ファンを見たことです。
    3分の2くらいは屋根もない無人駅です。2~3時間、何もない吹きっさらしの無人駅で待機するしかないはずなんです。この日はせいぜい氷点下4~5度でしたけど、つらいですよね。鉄道マニア恐るべし。

    池北線は昔、通学で乗っていました。当時、何もない風景には特に感じるものはありませんでしたが、今回乗ってみて、何もない山の中を走る列車も悪くないなぁ、なくなるのは本当にもったいないと思いました。利用者が少なく採算があわないから廃線になるのですが、魅力がないわけではなく、乗りたい人が全国にいるのではないかと思えます。もう少し工夫できなかったのかなと残念に思います。残してほしかった。

    PS
    陸別では民家近くの山の斜面に野生の鹿(つがい)を見ました。残念ながら立派な角を持ったオスは写真には写せませんでした。発見した時は釘付けになりました。美しいと思いました。