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  • v249 カーナビくん 

    ■カーナビくん

    地図
    北見から目標地まで150~160kmほど

    6月1日、まだちょっと時期的には早いのかも知れない、と思いつつ、北海道のタケノコ(千島笹)を穫りに行くことにしました。3年ぶりに。きっと疲れるので、その疲れを癒す意味で、ある温泉にも入る計画です。

    オホーツク海沿いに北上して、紋別の先当たりから内陸へ向かい、芝桜で有名な滝上(たきのうえ)まで約120km。そこから35km先の峠が目的地(Aコース)。滝上で芝桜を見るのも楽しみです。

    その紋別経由のルートではなく、ショートカットできる道が地図上にはあり、カーナビではそのルートが表示されました。(Bルート)
    海へ向かわず、内陸を突っ切るコースです。知らない道もまた良いでしょう。カーナビくん、頼みますよ。(ハイテンション)

    カーナビ
    2年前、通販で安価で買ったカーナビ

    涼しく、爽やかに晴れ渡った、気持ちのいい天気です。

    距離計
    出発時、車の距離計は80800km。早朝

    カーナビは、目的地までの距離が約150kmで、4時間かかる見通しである、と表示しました。計算したら時速40km弱です。なんでだ? カーナビくん、おかしくないか?
    ま、そこは気にせず出発です。車両の少ない広い道を快調に進みます。信号機もなければ、歩行者もいない、時速40kmで走る方が難しい道路です。
    カーナビは自信たっぷりに進路を示し、声で右へ曲がれだの左へ曲がれだのと言ってくれます。

    風景
    風景

    山がキレイです。絶景です。

    しばらくすると、すごく山深くなってきて、対向車すら来なくなりました。道は細くなってきます。家から70kmほど進んだ時、舗装が切れ砂利道になりました。
    「おやおやおや、本当に行けるのかこの道」
    カーナビは人間を喜ばそうとしてか、目的地到着時間を2時間近くも縮めていました。予定より随分早く着きそうです。
    やがて風景は鬱蒼とした森になり、聞き慣れない鳥の声や、全力で鳴くエネルギッシュなセミの声が聞こえ、かなり心配になってきたところで、自分の悲鳴が。

    道路封鎖
    道路封鎖

    きゃー、なんじゃこりゃー。
    北海道が管理する道道(どうどう)なのに、勝手に封鎖していいのですか? カーナビはあと60kmで目的地となってるのに行けないじゃないですか。
    しかも立て札には「フキは売り物だから穫るな」と書かれていました。フキを穫る人がいるから封鎖なんですか。なんで山菜が優先なんですか。
    「だめだこりゃ」

    それよりカーナビくん、なんだねこのザマは。ただ距離的に近いからと、杓子定規に案内しおって、どうしてくれるの。封鎖情報は入らないの? ここからすげー戻らないといけないよ。

    この封鎖されている場所のすぐ手前に左に折れる山道がありました。向こう側に抜けられるかも知れないと、試しに少し入ってみました。

    山道
    山道
    山道

    ひたすら無人の山奥。こわいです。

    山道
    山道

    ここはボルネオか、パプアニューギニアか。

    クマも出そうだし、滝上には行ってない道なので完全にあきらめました。カーナビを信じた自分が悪いのです。とりあえず前の分岐点までは5kmほどなので戻り、その近くの道の駅(丸瀬布:まるせっぷ)で再検討しました。

    実はこの丸瀬布に入る予定の温泉があるのですが、さすがにまだ早すぎるし、タケノコ穫りで疲れて、帰り道々入りたいわけです。とにかくまずは滝上へ。

    滝上に行くにはまだいろんなルートがありましたが、さっきのような山道は封鎖されているかも知れないので、カーナビに任すのはやめて、地図帳で調べて、太い道路標示のコースに決めました。まず自動車専用道に乗り、「浮島インターチェンジ」で降りれば早そうでした。約80km。山を越えるっぽいので、1時間半くらいでしょうか。(Cコース)

    地図

    ある程度進みカーナビをオン! するとその「浮島ルート」 を表示しました。よし、あとはカーナビの音声案内で大丈夫、と思いました。

    インターが近づくと「左に曲がれ」とカーナビが言いました。
    「ほいほい、左ね。自動車専用道から降りるわけだね」
    次に、「左に曲がれ」と言いました。
    「えっ、左? 右じゃないの? 方向的には右だよね。(ひとりごとが続きます)ん、この先に左に折れる道があるの? ぐるっと回ってるのかな。でも左折って変だよ。左に道ないよね。地図にないよね。えー、左に曲がれってどういうこと? カーナビくん、左へ行く道はないんだよ。これ右が正しそうだけど、でも、左折しろっていうから、真っすぐ進んでみるよ」
    カーナビは静かになりました。
    「えーーー!! これ、本道に戻っちゃうよ。なにこの作り。こんな作りのインターチェンジってある? あーあ、次のインターまで降りれないよ」
    と言ったところでカーナビがおっしゃいました。
    「リルートを開始します」

    つまり、このカーナビは、多分、左に曲がった時にまだその認識をしていなくて、曲がった後になっても、左に曲がれと言っていたのです。(としか思えない)
    カーナビくん、しっかりしてくれよ。これで2回目だよ、騙されたの。

    浮島インターをスルーしてから絶望感に襲われました。
    「次のインター遠いよ、上川層雲峡だよ。そこから戻ってきたら20kmも無駄に走るよ・・・ぶつぶつ」
    戻ることを考えたら、目的地の逆側から向かってもいいかな、と思いました。まっすぐ行けば、2つめの愛別インターまで20kmで、そこから目的地の峠に向かう道がありました。(Dコース)
    当初よりかなり遠回りですが、こうなったら仕方ありません。カーナビを信じた自分が悪いのです。

    地図

    そしてどうにか目的地にたどり着くわけですが、道中、岩尾内湖というダム湖があり、それが車窓からチラっと、すごくキレイに見えました。タケノコ穫りの帰りにちょっと寄っていこうと思いました。
    とりあえずは目的地へまっしぐら。

    目的地には出発時刻からちょうど4時間かかりました。
    はっ、そう言えば、出発時を思い出して下さい。このカーナビは出発時に4時間かかる、と、計算していました。すべての行動を予知し、紆余曲折してたどり着くことを想定していたのでしょう。科学技術の進歩には目を見張るものがあります。(皮肉)

    で、タケノコ穫りの現地はというと・・・。

    タケノコの峠
    まだ雪が残っていて、タケノコどころではありませんでした
    タケノコの峠
    タケノコはまだほんのちょっと出ているのが数本しかない
    距離計
    距離計81016km
    目的地で撮影。出発から216km。予定距離を60kmオーバー
    クマ出る
    ここはちゃんとクマも出ます

    タケノコは40分探して1本も穫れませんでした。遠回りして遠回りして収穫ゼロ。
    仕方なく、愛別から登ってくる時にチラッと見えた「岩尾内湖」へとむかいます。本来はまっすぐ滝上に行って、芝桜を見たいのですが、10kmばかり戻って湖を見ます。
    「しかしまー、カーナビに騙されたおかげで、キレイな湖が見れそうだ」

    岩尾内湖
    岩尾内湖のキャンプ場には車がいっぱい

    日曜日でいい天気なので、人がいっぱいいました。

    岩尾内湖
    あちこちでこのように木が水に浸かっていました

    ここはダム湖なので、もともと地面に生えていた木が、増水した分沈んだのだと思われます。後で調べたらダムは43年前(1971年)に完成だそうです。この木は43歳以上なのかどうなのか。

    岩尾内湖
    たんぽぽキレイです。モーターボートで遊ぶ人も

    ここで手弁当を食べて、極楽気分を味わいました。それから車で少し移動すると展望台がありました。

    岩尾内湖
    展望台ゆうても高さ10メートルくらいですかね

    階段を上る途中に犬のうんこがあって、うわーうわー、と言いながら登りました。

    岩尾内湖
    思ってたよりいい景色

    おー、なかなか気持ちがいい。ボートの人、スピード出し過ぎ。

    岩尾内湖
    さっき寄ったキャンプ場が丸見え

    キャンプ場にはちゃんと水場もありました。さぞかし夜は星もキレイでしょう。
    何はともあれ、来て良かった。カーナビくんのおかげだよ。

    岩尾内ダム
    ダムの排水口。水害防止、発電、上水道、農地用水などの、多目的ダム

    ここからまた戻る形でタケノコの峠を通って、滝上へ。50kmくらいあります。

    北キツネ
    キツネ出現

    道路にキツネ。誰かがエサを与えたのか、車に寄ってきます。食べるものは自分で獲りなさいよキツネくん。と言っているうちに滝上に着きました。

    滝上町

    滝上の芝桜
    滝上の芝桜山の斜面に芝桜が咲いています。ついでなのでプチ情報。

    「滝上公園の芝桜は10ヘクタールの大群落。そのスケールは日本最大規模を誇る。歴史は古く、1957年にひとりの町民が「みかん箱一箱分」の芝桜の苗を滝上公園に 植えたことが始まりとされている。入園料大人500円子ども250円」

    さて、かなり時間が押してしまいましたが、計画していた最後のイベント「温泉」に向かいます。
    カーナビはあまり信用できないから必要なかろう、特に変な枝道もなかろうと、肉眼で道路標識を見ながら丸瀬布へと進みます。カーナビの変なストレスから解放され、約80kmを快適にドライブ。シカやクマや人の子どもなどが飛び出してくることもなく、何のトラブルもなく丸瀬布に到着しました。

    行ってみたいと思っていた温泉は「マウレ山荘」というところで、その看板が出ていました。
    「マウレ山荘11km」

    「あれれれっ、方向的には11km戻る感じだ。カーナビで検索していれば、手前でショートカットできたかも」
    もう裏目裏目。

    マウレ山荘
    マウレ山荘に到着(マウレとはアイヌ語ではまなすのこと)
    昔、丸瀬布のあたりはマウレセップ原野と言われていたらしい。

    写真でわかるように、なんだかとってもキレイで、ちょっとしたリゾートホテルでした。いつも行っている庶民的で親しみやすい「塩別つるつる温泉」とは違い、背中を絵画鑑賞できるお兄さんはさすがにここでは浮きまくりそうです。

    フロントで「お風呂に入りたいんですけど」と聞くと、フロントの女性がニコニコしながら「大丈夫ですよー」と対応。一人600円で会計を済ませ、風呂場へと行きました。

    洗い場でシャワーボタンを押し、ササッと体を洗って、さて露天へ行こうとしましたが、このシャワーが全然止まらない。あれれ、止めるボタンはあるのかな、ないのかな、と探すもストップボタンなどはない。
    シャワーは出っぱなし。おかしいなとオロオロ。いろいろ押せるもんは押して、止まらず、ずっとシャワー出っぱなし。立ち去るのは無責任な感じ。
    「これは参ったぞ」
    出ているお湯がもったいないからとりあえず髪を洗いました。リンスしました。それでも止まらず、途方に暮れていたら、なんと、・・・止まりました。
    「長くね? 出る時間長過ぎね?」

    それからすぐ露天風呂へ行き、湯につかると、なんとなんと、瞬時にからだがぬるぬるになったのでした。
    「おー、これはすごい」
    透明で無臭、ただのお湯に見えて、この効果にびっくり。

    脱衣所に書かれていたのですが、宿泊で温泉付きの部屋のお湯は源泉のかけ流しになっていて、この大浴場は、循環ろ過なんだそうです。ここの温泉付きの部屋に宿泊すれば、あなたもぬるぬる王子ですよ。女性ならぬるぬる姫、ですね。(適応症はこちら)
    循環ろ過の大浴場でもすごいぬるぬるになるほどのお湯なのだからこれはすごいです。

    あーここは「ぬるぬる温泉」ということにしよう。と思いました。
    つるつる温泉もいいけど、ぬるぬる温泉もね。
    ということで、マウレ温泉でぬるぬるになって、気分よく家路についたのでした。

    距離計
    無事帰宅。本日の走行距離、481km

    カーナビくんに振り回された楽しい1日でした。


  • v214 北海道のタケノコ

    ■北海道のタケノコ

    北海道のタケノコ
    北海道のタケノコ

    北海道に生まれた私がスクスクと育っていた40年ほど前、これ(上の写真)がタケノコという食べ物で、何の疑問も持っておりませんでした。なぜなら、周辺のすべての人々がこれをタケノコと呼んでいたからです。

    そうして30年ほど前に東京でこれを目にしたのです。

    タケノコ

    「なんだこの気持ち悪いものは」
    これを初めて見た時は、タケノコが放射能によって遺伝子異常を起こし、肥大化したバケモノかと思ったものです。(ジョークにならない昨今)
    どう見ても可愛くないし、でかいし、竹の「子」ではないし、かと言って竹の「親」にも見えないので、当時はそのバケモノのことを「竹の中学生」と呼んでいたものです。

    北海道のタケノコは、俗に「根曲がり竹」(ネマガリダケ)と言うらしいです。
    他にも「姫タケ」「笹タケ」とも言われているらしいです。調べてみると、正式名称は多分「千島笹」(チシマザサ)。

    なんと「竹」ではなく「笹」なのでした。正式にはタケノコではなくササノコですね。知りませんでした。
    しかし北海道全域で「タケノコ」と言えば、間違いなくネマガリダケのことです。そしてみんなこれをタケノコだと思っているので、本物のタケノコを見ると気持ちが悪くなるのです。間違いありません。

    ネマガリダケは、根元からたくさんの「稈」(かん)(ミキというかクキというか)が放射状に出て、弓状に上に曲がっていくのですが、その若いヤツをへし折って採取します。

    タケノコの採れる場所

    こういう笹ヤブの中に・・・

    タケノコの採れる場所

    こんなふうに生えているのを・・・

    タケノコを採る

    こうやってねじったり、根元を折って採ります。

    タケノコを採る

    こうやって入るため、何人かで行くとほぼ完璧にお互いの姿を見失います。非常に歩きにくく、下手をすると笹の葉で顔や指を切ったりします。そしてここはクマが出るので、鈴を付ける人も多いのです。
    多分、都会の生活をしていると、こんな恐ろしい場所には入れないかも知れません。私は東京の生活が長かった分、この数年間は森や林の虫が怖くて入れませんでした。やっと最近、畑やら山菜採りで慣れてきたのです。

    今回行ったところは北見から車で約150km離れた山々の頂上付近。(下の地図の右下が北見、左上が現場)6月19日。
    滝上(たきのうえ)というところで、私はこの近辺の濁川(にごりかわ)という町に、小学生の頃住んでいました。

    地図

    おそらくこの現場、数10km四方の広大な面積にネマガリダケが生えていて、人が入れるのは極々一部です。その極々一部でも、採っても採っても次々に生えてくるので、採り切れないほどあります。
    うーん、これで日本の食料危機は解決ですね。クマや毛虫やクモに襲われますけど。

    タケノコ

    こうして次々にゲットしました。

    タケノコ10kg

    家に帰って量ってみると全部で10kgありました。(歓喜)
    数本、魚焼きグリルで直に焼きまして、皮を剥くと美味そうになります。

    タケノコ

    これにマヨネーズ、一味マヨ、梅塩、味噌を付けて食べてみました。全部美味。

    それからこういう山菜の類いはすぐ悪くなってしまうので、とにかく茹でます。茹でて皮を剥いて、水に付けておくと長持ちしますが、せいぜい1週間かそこらかな。塩水ならもっと長持ち。
    皮が膨大で、半分くらいになりました。
    それでも余るので近所に配りました。イナカのご近所付き合いは大事です。

    ところで、山へ行く途中こんなことがありました。

    キツネ
    あっ、キツネ!!
    キツネ
    車に向かってくる!!
    キツネ
    魚をくわえている!!

    このキツネは2週間前(まだタケノコが生えていなかった時)にもいました。車に向かってくるということは、エサをあげてる人がいるのでしょう。この時は魚を加えていたので、自力で捕まえたのかと思いましたが、よく見ると2匹、不自然なくわえ方をしているので、釣り客が与えた可能性があります。

    とにかく自然の中で、寄ってくるキツネにはちょっと感動しますが、食べ物を与えるのは動物にも良くないし、あげなければ可哀想に感じるしで、複雑な気持ちになります。本当はエサをあげてはいけないと思うのです。夜に車に轢かれることも考えてしまいます。

    それに多分、食べるものはこの自然の中にたくさんあるはずなので。キツネくん、ズボラしちゃいかんよ。


  • v213 通りがかりの風景

    ■通りがかりの風景

    虹の風景
    6月5日の風景 上湧別のあたり

    6月5日、2種類の山菜を採るために360kmもの道のりを移動し、帰ってきました。今年はやはり寒いのか、結果的に目的の山菜はどれも時期が早く、採ることはできませんでした。しかし、その場所が素晴らしかったので、再度、チャレンジする予定です。

    それは次以降の号でやりますが、今回、その道のりで通過した「ついで」に見た風景をお届けします。

    以前(40年ほど昔)に住んでいた滝上町というところで「芝ざくらまつり」をやっていました。単に通過しただけですが、写真を1枚だけ撮りました。山一面が芝桜でピンク色になります。
    近くの「道の駅」でトイレ休憩をとり、そこで売っていた芝ざくらソフトクリーム(300円)を食べたのでした。芝ざくらのエキス入りということで、ピンクな味でした。食べたい方は来年、この時期に行って食べて下さい。きめ細かくて美味いピンクですよ。

    滝上町の芝ざくらまつり

    それから上湧別というところの「チューリップフェア」。

    上湧別のチューリップフェア
    上湧別のチューリップフェア

    話には聞いていたのですが、なんか規模が思っていたより大きく、周辺に何もない分、広大に感じました。実はこの写真は、会場の外から撮ったものです。時間も取れず。

    その周辺にいろいろな店がありました。
    「チューリップまんじゅう」
    「チューリップ大福」
    「チューリップケーキ」
    「チューリップボトル・清酒男山」
    など、愉快な食べ物、愉快な飲み物が多々ありましたが、中でも気になったのがこれ。

    上湧別のチューリップフェア
    チューリップの粉末が入っています

    チューリップを粉末にしている人の姿を想像すると何か苦労してそうで、食べてあげなければと思うのでした。
    でもすいません、食べませんでした。きっと美味しいので、来年のこの時期に是非、食べたい方は食べに行って下さいね。(放り投げかっ)

    それと、湧別の「シブノツナイ竪穴住居跡」。ここはまた追って記事にしたいと思っています。とりあえずそこにあった木。

    木

    そこに咲いていたエゾエンゴサクという花。これは結構どこでも咲いているみたいです。札幌でも良く見かけました。

    エゾエンゴサク

    やっぱ北海道の風景は、じんわりと、美しいなぁと思います。