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  • v158 狸祭り・ナイトバーゲン/愉快な札幌87-小便するな

    ■狸祭り(たぬきまつり)・ナイトバーゲン

    狸祭り

    毎年、大通公園で開催される「さっぽろ夏まつり」(7/21~8/20)は今年で55回目。みんなでビールを飲みまくり、盆踊り踊りまくり、あとバザールとか、花火大会とか、スキーのサマージャンプ大会とか、全部この夏まつりに含まれてるっぽい感じであります。

    それに合わせて、札幌の1kmに及ぶ長ーい商店街の「狸小路」で「狸祭り」が開催されていて、これもやはり今年で55回目だそうです。

    その狸祭りの中でも、今年は7月26日の「土曜日の夕方から夜にかけて行われるナイトバーゲン」ってのがありまして、この「ナイトバーゲン」が毎年毎年大変なにぎわいになるイベントなのです。(↑写真がそれです)

    各店で軒先にテーブルを出して、飲んだり食べたり安売りをしたりして活気づくのです。(vol.107でもちょっと書きました)

    狸小路にあるロシア料理屋さんへ、たまたま何日か前に行ったところ、次の土曜日に店の前で焼き肉をやるから来ないかとお誘いがあったので、行くことにしました。それがナイトバーゲンの日でした。

    その日のルールは、会費が1000円で手ぶらでもいいけれど、飲みたい酒や食べたい肉があれば勝手に買ってきて飲み食いしてもいいということでした。実際に行ってみると他のお客さんが持ってきたビールやら焼酎やら泡盛やら濁り酒やらでいっぱいになっていて、初対面だというのにすぐ打ち解けて、ややオーバーペースの酒盛りとなって行きました。

    ロシア料理屋の店長
    この人形がロシア料理屋の店長さんにそっくりなんです。

    実はその翌日、朝からサクランボ狩りへ行く予定がありました。ただまあ、ナイトバーゲンの方は、せいぜい10時かそこらでお開きなので、余裕で大丈夫だと考えていました。

    店の前のテーブルには10人くらいのお客さんがいました。私は黒ビールから濁り酒、それから延々と泡盛を飲んでいたようです。どのくらい飲んだのか覚えていないのですが、帰ってから写真を見るとこんなおそろしい光景が。

    オヤジたち
    オヤジたちが肩を組んで、こんなことになっていました。
    私が写真を撮っているのでここにはいませんが、
    私も肩を組んでいたような記憶がうっすらと…

    そしてやはりうっすらと記憶しているのは、これは歌を歌っているところのはずなのです。いわゆる30年くらい前に流行ったフォークとかニューミュージックとか、連れによると南こうせつとか合唱していたらしいです。それ以上は怖くて聞いてません。

    さて、何時に帰ったのかも記憶が無いまま、朝が来ました。サクランボ狩りへ行くため、朝8時台のバスに乗りました。目的地は結構遠いんです。

    バスに乗ってしばらくするとだんだん気持が悪くなってきました。「まずいぞ」と思いつつ、必死に気持悪さと闘いました。もう少しで目的地というところで、気持悪さが全開になりました。あまり美しくないお話になりますが、まあ、周りに迷惑をかけずに済みましたが、ここに新しい言葉が誕生したのです。

    着ゲロ。

     

    ■第87回 愉快な札幌大発見:小便するな

    割と近所なのですが、立ち小便のしやすそうなところにこんな看板が。かなり昔に取り付けたような印象です。

    小便するな

    神社の鳥居に昔のハサミのイラストが書かれています。多分鳥居は神聖な場所に小便したらバチが当たるぞ、という意味であろうと思われ、ハサミはその悪い○◎○◎をちょん切るぞ、という意味であろうと思われます。うーん怖くて出来ません。


  • v128 ゴミ拾い侍/愉快な札幌57:原価

    ■ごみ拾い侍

    ゴミ拾い侍
    狸小路で

    狸小路を歩いていた時、侍の風貌でおかしな動きをしている2名を見かけました。手には火ばさみを持ち、ゴミを発見するとササッと近づき、バシッと火ばさみでゴミを挟み取り、背中に背負っているカゴにポイッと入れていました。動きにはキレがあり、突然近づいてこられたら、ブヒョッと斬りつけられそうな感じでした。

    ササッバシッポイッ、を2人が繰り返します。

    テレビカメラでもいるのかなと周りを見てもいませんし、何となく絡まれるような気になり、危ない人たちには近づかんどこっ、と遠巻きに眺めつつ過ぎ去りました。

    改めて
    『今のは何だ』
    と思うと気になって気になって、結局戻って、こっちから写真を撮らせてくれと声をかけてしまいました。心良く応じてくれました。

    ポーズもお願いすると、キレのある動きでポーズを決め、普段通りにうろつき始めました。2人バラバラの方向に動くので、最初の1~2枚は2人がフレームに収まったのですが、あとは撮りにくいのなんの、ササッと遠ざかる被写体を追いかける状態でした。

    道行く人はジロジロ見ていきます。便乗して写真を撮り始める人がいて、ちょっと苦笑。困ったのは侍の一人の近くに黒人の外人さんがフレームに入ってしまい、↓こんな感じでこっちに向かってズンズン近づいてきたのでした。

    狸小路
    左端と真ん中奥に侍がいます。右からこちらに真っすぐ向かってくる外人さん。

    どんどん近づいてきます。侍には斬られずに済みましたが、今度は言葉も通じないかも知れず、なんだか分からない圧迫感が襲ってきたのでした。

    うわーこれは困ったぞ、と思っていたら単に電話中で、別にこっちを見ているわけでもなく、通り過ぎていきました。やれやれ。

    どうにか無事に家に帰り、ネットで調べてみると侍の格好をしていた2人は“ゴミ拾い侍”であることが分かりました。何度か地元のテレビでも取り上げられていたようで、一応詳細を記しておきましょう。

    彼らは『一世一代時代組』というパフォーマンスグループ。メンバーは21歳、22歳、24歳の男性3人組。歌・踊り・パフォーマンスなどを行っているそうです。
    俳優を目指している東京の人たち(東京出身なのかどうかは不明)で、この6月から札幌を拠点に活動。“ゴミ拾い侍”に関しては、7月に開始し、11月になる頃にはカゴに100杯のゴミを拾ったとのことでした。

    一種のボランティア活動であり、パフォーマンスと融合させたゴミ拾い侍のアイディアは素晴らしいと思いました。いい俳優さんになれるといいですね。

    ゴミ拾い侍は、週に3~4回、大通公園や狸小路に出没中です。

     

    ■第57回 愉快な札幌大発見:原価

    原価

    3Fスナック原価、2Fメモリアル原価、という看板が目に入りました。
    愉快かどうかは別として、このネーミング、なんじゃろ、という不思議な感じがしました。
    あ、飲食は原価で出すので格安という意味かな。

    スナックということは…、接待料だから…、原価って何だろう。給料かっ。高くないのかっ!?

    メモリアルの原価って何?
    入ってみなければ…。誰かよろしく。


  • v107 タヌキ祭りで/みちおで食す/愉快な札幌37:もつなべ

    ■タヌキ祭りで

    にぎわう狸小路
    にぎわう狸小路

    狸小路はなぜタヌキなのか調べてみたら、昔実際にタヌキが出没したという説と、夜な夜な街頭に立つ風俗な客引き&お姉さんたちの騙しの手口をタヌキに例えたという説がありました。
    風俗系は別の「通り」に、ここでは扱えないダジャレの総合カタログのように店名を連ねております。(マツタケキヨシとか明日のニョーとか…。私はちょっと近寄れません。狸小路は健全です)

    先週の土曜日に、狸小路の年に一度のお祭り「狸祭り」(1日限り)がありまして、約1kmに渡って飲めや歌えや踊れやで大勢の人が集まり賑っておりました。

    ところどころで小ジョッキ程度の量のビールを100円で振る舞っているのですが、それらはなぜかアサヒビールです。札幌なのにサッポロビールは200円なんです。(安いけど)
    地産地消が声高に叫ばれている今(今年)こそ、サッポロビールを100円で飲ませてくれるべきではないんですか、と貧乏くさいことを思ったりしました。(我ながらせこいっ)

    この日の目的は、変なものばかりを売っている店に行くことでした。袋に詰め放題で100円というセールのチラシを見てのことです。

    そこには実際、私が普段から求めている、ものすごく雑でチープなおもちゃ類がいろいろありました。100円の袋より一回り大きい500円の紙袋(約25×15cm)を買い、誰も買わないようなつまらないおもちゃを詰め込んだのでした。

    詰め放題
    この3~4倍袋に詰めました。左側の「笛」はケバだらけで、最高にチープです。

    私の札幌の知り合いはほとんど飲食店関係者なんですが、この日は狸小路でロシア料理店を営む店主にバッタリ会いました。(狸小路なので会ってもおかしくはないのですが)
    とにかく引越してから2年半、道端で知り合いに出会う機会なんてほとんどない日々でしたので、ようやくこの土地に馴染んできたような気がして嬉しく感じました。

    帰宅してから、袋に詰めたくだらないおもちゃの一群を見て、あっと驚きました。

    知り合いそっくりの人形

    そこには、狸小路の道端で会った店主にそっくりの人形があったのでした。

    うーん実に良く似てる。

    左手で鳩のような鳥の首を握りしめていて、何気にスゴいです。

    店長、これお店にどうですか。メール頂けたらプレゼントしますよ。
    (私信)

     

    ■今年の愉快な札幌大賞記念企画、実際に行ってみた

    ほっかいみちお

    先週、ここの北海ホタテ弁当を食す目的で行ってみました。やはり居酒屋でした。完全に居酒屋でした。弁当屋ではありませんでした。
    店は地下にあり、そこそこ広くていい感じのお店でした。刺身が売りのようです。

    「あのー、チラシで見たんですが、ホタテ弁当ってありますか」
    「ちょっと待ってください」(立ち去って聞きに行く若い女性店員)
    「…今日はホタテ入ってないんですよ」
    「ゲロッ」

    というわけで、私が見たチラシはもうかなり古くなっていたようです。それはもうあきらめ、お酒を頼んでみました。刺身にはやはり日本酒。好きな銘柄が目に入りました。

    「田酒ください」 (青森の名酒です)
    「ちょっと待ってください」(立ち去って聞きに行く若い女性店員)
    「…田酒なんだけどぉ…」
    「…」(目が点の私)
    「…」(ハッという表情の若い女性店員)
    「 なんですけどぉ…」
    「…」(そうそう、ため口じゃダメだよね)
    「切らしてます」
    「ゲロッ」

    というわけで目的のホタテはない、ため口を聞かれ、飲みたい酒も切れ、散々なスタートを切ったわけですが、「本日の限界に挑戦」みたいな一品があり、その「380円のイカ刺し」を頼んでみました。これがまたスゴくて写真載っけちゃいましょう。

    イカ刺し

    赤いのは“チップ(姫マス)”のルイベなのでそれは割り引いて考えても、380円でこの量にはびっくりしました。イカ一杯内臓まで丸ごと使っていて1人前ですからね。

    突き出しも選べたり、木曜日がチューハイ1杯100円(オールタイム)、土曜日は刺身が1品150円など、一瞬のため口以外は、素晴らしく頑張っているお店でした。

    そしてさらに驚愕のキャラクターがっ…

     

    ■第37回 愉快な札幌大発見:もつ鍋男(もつなべお)

    もつなべお

    あやうく先週決めた「愉快な札幌大賞」が揺らぐところでした。ま、W受賞でもいいのですが、「ほっかいみちお」ならぬ「もつなべお」がいたのです。顔がまったく同じです。双子なんでしょうか。
    ひょっとして他にも何かあるのかも知れません。
    これは楽しみになってきました。