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  • v252 衝撃のハガキからの、猫水彩

    ■衝撃のハガキからの、猫水彩

    猫の絵の練習
    最初の練習作(8/16)
    上:ちゃめぞう、クロちゃん 下:びっくりちゃん、茶~ぶー
    白い紙に白いトラッシュは難しくて

    大丈夫か、自分。(前回からの続きです)

    オマエに絵が描けるのか?

    8月16日。100均に買い物へ行きました。水彩絵の具12色セット100円。平筆と面相筆の4本セットが100円。いやーもうキチガイじみた低価格。とっても助かります。水差しは空き缶で十分。パレットもチラシの裏で十分。

    ということで道具は揃いました。税込216円なり。

    ハガキにするので、ベコベコにならないような厚手の白い紙がベストです。うーん、白いのはないけど、補強用のザラザラのグレーの厚紙がありました。

    「まずは練習だ」

    ということで薄っぺらい白い紙にちょっと描いてみた最初のヤツが上の写真です。

    猫の写真を見て描くのですが、試し描きというか、ウォーミングアップということで許して下さい。でも、適度にヘタ。いや、むしろ上手いのか。んなこたーない。(笑)

    さて、練習は終わりです。(本当に練習はこれで全部です。はははは)

    不安てんこ盛り状態で本チャンです。

    気合いを入れて、ハガキサイズに4つほど描きました。

    おやおや、なんかそれっぽく描けてるぞ。

    そのうちの2つ。

    猫の絵
    茶~ぶーとクロちゃん。1個に30分くらい

    「何で描けるんだろ」と思う自分。(マジ)

    あの小学生のハガキの絵のマネでもないし、オリジナル手描き感たっぷり。もうこれでいいやと、この2通にコメント書いて、別々の日に投函しました。2倍返しですね。

    ところで・・・

    猫のハガキ
    それにしてもこのイラストは小学生レベルじゃない
    小学生が出す味じゃねえ、と思ってた自分

    この小学生(りょう君と言います)からのハガキの真相を知ったのは、8月13日でした。りょう君のお母さんへ「アンタの子は天才かっ」とメールを出したら、返事に「猫じゃらししか描いてないってさ」と書かれてました。

    何と、ハガキは市販品で、プロが描いたイラストのプリントだったのです。でもよくこんなウチの猫事情を知ってるかのような構成の絵を見つけたものです。

    ある意味そこが天才。

    ただ、お母さん曰く、動物好きのりょう君は観察が好きで、絵は結構上手いよと。その後、りょう君からまたハガキが届きました。鉛筆画付きでした。

    小学生の象の絵
    うめーな。届いたハガキの一部

    上手いです。ホントに上手いですよ。そして私もちょっと安堵の表情。(笑)

    これは上達しますよ。(と、ついに上から目線)

    いや、私が小学生相手に優越感に浸るという話しじゃないですよ。

    なかなか上手いと思います。

    さて、とにかくこの話は先につながっていくんです。

    13日に真相を知っても、16日に絵の具を買いに行きました。あっちが市販品ならこっちも市販品でいいじゃないか、とは思わなかったのです。りょう君がわざわざ書いてくれたハガキの返事はしないと人間としてアレですし、書くなら気持ちを込めなければということで、絵を描こうという気持ちに火は付いていたのです。(←ここ大事)

    そして、ちょうど「茶~ぶー」の腎不全の時でしたから(泣)、その時に通ってた動物病院のアイドル猫の「カービー」を撮った写真があり、感謝のハガキでも出そうと思って描いてみました。迷惑かも知れないし特別上手くはないけど、こういうのは気持ちだからとプレゼントしました。(手渡し)

    猫のカービーの絵
    猫のカービー8/20

    しかしちょっと描きながら気になっていることがありました。白い絵の具の減りがメチャクチャ早いのです。すぐに白の絵の具だけ2本買い足しました。水彩ってこんなに白を使うのかなと、少し違和感がありました。

    猫の写真は2000枚以上あり、気に入っている写真をピックアップして、水彩画を描いていました。この流れ上、絵の対象が必ず猫であり、それ以外描こうなどという気持ちはまったくなく、考えもしていないのでした。

    これはもう「猫水彩」というジャンルへの挑戦ですね。

    猫の絵

    カービーを描いてから1週間くらい。でもやっぱり何かがおかしいんです。

    何かおかしい、というのは、デッサンの狂いのことではありません。とにかく白絵の具ばかりがどんどん無くなるのです。そして油絵っぽい。すごく変な感じがしていました。

    このタイミングで、8月29日、突然、知り合いからメールが来ました。

    「LINEのスタンプをやってみたらどうですか」と。

    ラインのスタンプをやる、という呪文のようなコトバ。

    ラインのスタンプをやる、て何。

    意味がわかりませんでした。

    つづく。


  • v251 衝撃のハガキ

    ■衝撃のハガキ

    猫のハガキ
    すべてはこの1枚のハガキから始まった(8月11日消印)

    もう3か月も昔のことでありますが、小学6年生からハガキが届いたのです。
    夏休みにはるばる横浜からやってきて、我が家の猫たちと触れ合えたことに対するお礼のハガキでした。

    それは高校時代の友人の子ども。7月27日(日)のこと。
    小学生がひとり旅で、北見にある実家のおばあちゃんに会うため、まあそのー、ついでと言いますか、ここまで来たら目と鼻の先ですし、顔見せというよりは、明確に猫目的で来ました。それにしても私を含め我が家の人間たちとは初対面であり、何とも度胸のあるお子様であります。

    で、

    ちょうどその1か月ほど前に、我が社の猫専務「茶~ぶー」の腎不全が発覚(7月5日)し、闘病を始めていました。残念ながら10月2日に死んでしまいましたが(泣)、その前になでてもらって良かったと思います。(しんみり)

    ハガキを見るとわかりますが、文字は確かに小学生らしい感じですね。そしてそこにある猫のイラストが問題なんです。何となく小学生が描いたように見えなくもない。しかし、全体の構成や色使い、表情などを見て思ったのです。

    「本当に小学生がこれを描いたのか」(ガクブル)

    絵の具の凹凸がないから印刷か。いや、凹凸も出ないほどサラッと一発で筆て描いたのか。もしかしてカラーインクか。何てことだ、下書きもないぞ。でもウチの猫たちがちゃんと揃っている。ちゃめぞうは色も雰囲気も合致、トラッシュも合致、クロも合致、ちゃ~ぶ~だけ「実物は長毛なのに絵は短毛っぽい」というだけで、すべてが合致している。もう一匹の「びっくりちゃん」はウチに遊びに来てるだけの野良猫だから、ご対面はしたもののここに入れなかったのも納得。外すべくして外している。

    「すべてが合致している」(ガクガクブルブル)

    ということでこれは小6が描いたものである、と思い込んでしまいました。
    私は絵は描かないものの、デザイン関係でメシ食ってるわけで、これはきちんとした返事を出さなければマズいだろう、とめちゃめちゃ焦ったのです。ちゃんと絵も書いて送り返さねば。しかも小学生に負けるような絵は描けないぞというプレッシャーを感じながら。
    そもそも私は年賀状すらろくに書かないわけで(絵が上手くないですし、事務的なものは出したくないし)、ハガキを出す行為そのものが珍しいのです。出すからには通り一遍のつまらない返事はイヤだ。

    「えーと、絵を書くにはどうしたらいいんだ。絵の具と筆か」
    「油絵は大袈裟か。乾くまで出せないし、道具揃えるだけでもハードルが高いなぁ」
    「ポスターカラーでは、同じようなイラスト感が出てしまう。それはダメだ。小学生の真似してるっぽくなっちゃう。絵でなければ」
    「水彩なら100均にあったな、よしっ、水彩だ、水彩しかないっ」

    水彩なんて小学校の授業で風景描いた時以来触ってもいない。高校の時、油絵を少しやったらヘタクソ過ぎてイヤになった。専門学校の時、デッサンの成績が悪過ぎて先生が心配した。卒業後に少数精鋭のデッサン教室で2年間教わったのに、古代ギリシア人だかローマ人だか、石膏像の背景や前面の「空気を描け」と言われても意味わからなかった。そしてちっとも上手くならなかった。
    絵はマジで苦手。

    大丈夫か自分。

    つづく。