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  • v370 大雪山系の温泉へ その3

    十勝岳温泉・凌雲閣の横から撮った風景。さらに奥へ行くと、断崖絶壁で目が回りました。

    一応、予定の範囲で到着した凌雲閣。車を止めて、玄関へと向かいました。私は右へ左へフラフラしながら写真を撮っていました。

    すばらすい

    助手が先に玄関へ着き、こう言いました。

    きゃー

    クマか、クマが出たのかっ!!

    玄関であります

    なにやら、貼り紙があります。近づいてみるとこれがっ。

    出ました。露天風呂を楽しみにやってきて、露天風呂に入れないパターン。思い切って美味しいもの食べようと出かけたら定休日のパターン。

    ネットで時間も場所も値段も調べて万全だと思っていたのに。

    仕方ありません。しかしこのあたりは実は温泉だらけなのです。ここに来る途中に3つばかりありました。ここは道の寸詰まり、一番上ですから、またこの道を下って、最初の温泉に行くことにしました。

    十勝岳温泉・カミホロ荘

    悪くないじゃないですか。日帰り温泉もやっていて、凌雲閣より200円安い600円でした。200円あればコーヒー2杯飲めちゃうじゃないですか。こんな好景気に水を差すような貧乏トークですけど。

    で、普段は1時間半は入浴するのですが、11時なので、1時間入り、帯広へ向かうことにしたのです。なんせまだここから280km走らないといけません。撮影スポットもきっとたくさんあります。最低6時間は必要です。
    夕方6時に帰らないと、猫が泣きます。

    高齢化したトラッシュちゃん
    チンピラのちゃめくん

    こいつらが泣きます。早く帰らないと。

    泣いてしまうのでしょうか。一体どうなっちゃうの。
    平成最後の記事のはずが、まだ終わらないのでしょうか。

    続く。


  • v369 大雪山系の温泉へ その2

    こっ、これはっ

    きゃー、きゃー、と言いながら急ハンドル、少し戻るくらいの鋭角ターンで、青い池へ向かう道路に入りました。

    なーんだ無事だったのか。

    美瑛に入ってからももちろん素晴らしい風景は続き、予定の道を急遽変更して、青い池へ向かったわけです。

    青い池が近い
    駐車場は300台くらい止められそうで、かなり埋まってました。

    完全に観光地であります。斜里の神の子池と違って、整備されまくっていました。夜間の照明もあり、なんだか売店のようなものも準備中でした。池が青いっていうだけなんすけどね。バスクリン的な。

    透明度は神の子池の方がありそうでした。ただ、ここは神の子池の10倍近くありそうな広さでした。

    観光地といえば、もはや貧乏な日本人の姿は少なく、金持ち日本人は海外へと旅立っているようで、さすがは過去最大の好景気であります。

    青い池はやはり直接見た方がよろしいと思います。一応、写真アップしますが、歩いた感覚とか、そよぐ風とか、鳥の声とか、全然違いますから。

    入り口です。観光客が次々にやって来ます。
    池を右に歩き、左の枝にゴジュウカラかな、小さい鳥がすぐ近くにいました。咄嗟にシャッター切りました。鳥は難しくていつもピントが甘かったり、手ブレしたりするのですが、珍しくピントバッチリでした。顔切れたけど。(笑)
    晴れててよかった。綺麗でした。
    どこの国の人かなぁ、おっさんもパチリ。
    カモが2羽いました。

    青い池には23分間、堪能して、温泉へと向かいました。十勝岳温泉・凌雲閣(りょううんかく)というところです。露天風呂からの眺めが絶景で、大人気のようです。すごい山奥です。どん詰まりの。

    青い池から24分。いよいよその凌雲閣が見えてきました。平成最後の温泉です。
    最初の写真がそれです。

    これです、これ。すごい山の上です。11時少し前に到着です。ところが、玄関へ行くと、きゃー、と悲鳴が上がったのです。

    続く。

    この記事もこれが平成最後と思ったのですが…。
    (平成最後と言いながら7回目ですねこれは)


  • v368 大雪山系の温泉へ

    10連休の2日目ということもあり、たまには超長距離の日帰りの旅に出てみました。今まで行ったことのないところで、ギリ帰れるところ。

    宿泊代もないし、猫が寂しがるので、1泊もしません。
    こんな超好景気に残念な話です。

    北見から石北峠を超え、上川、旭川から美瑛、富良野、大雪山系の高地で温泉に浸かる。ここまで220km、約4時間。
    それから南へ、新得、帯広、足寄と回って帰ってくる280km、合計500kmコースにしました。温泉を出た時に、午後2時に近ければ、来た道を帰る算段です。

    満タンで540キロくらい走ります。ノー給油で帰るのが目標です。

    疲労で居眠り運転などしようものなら、死んでしまう過酷なコース。
    朝5時45分、体調は普通だがちょっと眠い。ヤバい。平成最後の死亡事故になったら大変。人生最後になっちゃう。

    石北峠まではよく行くので、素晴らしい風景はチラッチラッと見て、すげーすげー、と言いながら通過しました。

    8時半頃には旭川の旭山動物園のあたりを通過。東神楽町あたりで予期しない風景が現れてしまいました。

    なんじゃろなー、すごい山じゃなぁ

    昨日、10連休初日に、北海道は広いエリアで雪が降り積もりました。その分、山は白さが際立ち、しかもこの日は快晴。見事な景色となっていました。

    大雪山系
    なんだかすげーんス。

    旭川の近くは、こんな風景だったのかと驚いてしまいました。
    あちこち写真を撮っているうちに、ズルズルと時間が過ぎていきます。

    美瑛では、さらに美しい風景が出てくるに違いなく、昼までに温泉に入ることができるのか心配になってきました。そんな時に、助手席の助手が言いました。
    「美瑛といえば、青い池があるなぁ」

    青い池っすか。そんなにすごいんすか。あ、実際に見たことないから見てみたいと、ふむふむ。Qな話ですな。カーナビで調べてみ。どの辺かな。

    あ、その道だ、という声がしたのは、左折する数10メートル前で、後ろにはやや離れて大型トラックが来ていました。後ろに気を使いつつブレーキを踏み、左折の道を少しオーバーしたところでウインカーを出し、グリンと曲がり、悲鳴がっ!!

    どうなってしまうのか。
    平成最後の記事のはずが、まだ続くのでしょうか。

    続く。


  • v363 たまには更新

    タンチョウが畑に。(弟子屈町札友内)

    10日前の4月13日。湧き水を汲みに斜里町の来運神社へ行った帰りに、交通量の少ない道路をのんびりと車で走っていました。天気もいいし、春も近いし、長閑だし、ツルがいるし…、ん、タンチョウだな、今のタンチョウだな、と思う間も無く車で通過。道路からの距離にして10メートル程度でした。

    ん、
    あれれ、
    まずは、ああ、久々に更新しようと思ったけど、「この投稿のカスタムCSS」って何だろ。こんな表示があるばっかりに打ってる文字も見えないし、あ、ちょっと見えた。2行隠れて見えないんですよ。どうなってるんだろ。

    ワードプレスって簡単なはずなのに、微妙にバージョンアップされたらわからんがな。基本的な部分で理解してないから、変化されると対応がね、ムズなのよ。(笑)
    よくわからないマークをつついて「オプション」ってのをつついてみたら、なんかズラズラとなんか並んでる一番下の方に「この投稿のカスタムCSS」ってチェックボックスにチェックが入っていて、外したら消えてくれました。
    意味がわからないからね、「この投稿のカスタムCSS」って言葉の。外しちゃったけどいいのかな。あ、なんか今度は「カスタムフィールド」とかいうところにチェック入れたら、どこか遠くに連れて行かれそうになったので、拒否しましたよ。やばくない?

    もー、つらいなー、まあ、何とか見えるようになったので、続きが書けそうです。(笑)

    で、タンチョウは2羽ツガイでいたのです。タンチョウの横を通り過ぎたところに農家の家と思いますが、ありまして、タンチョウは家の陰ですぐに見えなくなりました。
    車を道路脇に寄せて、どうせ車も来ないですしね、家の陰からソローリソローリと歩いて戻って行ったのです。そうしたら、タンチョウくんは逃げることもなく、畑の土に虫がいるのか、ついばんでいるのでした。

    「わー、近いわー」
    ってんで、シャッター切ってたら、じわじわとあっちへ逃げるように歩いて、30メートルくらい距離をあけられてしまいました。でも飛んで行くこともなく、しばらく眺めさせてもらいました。

    3時間後、次は津別でキツネが出現

    キタキツネが道に座っています。
    「まるで犬だな」(映画『七つの会議』風)
    と言ってみる。

    おしまい。

    いやぁ、もっとネタはあったんですけどね、いろいろと訳があり取りかかれず、その上、更新のやり方とかがいまいち不安で、更新する気が失せてしもうて、やっと取り掛かったというわけでして、今年はまだ2号目ですね。(誰に言ってんだよっ)
    ただ、そろそろ畑も始める時期が迫ってきましたし、ホームページ(ん、ワードプレスってブログなのか?)の更新にも慣れておかないとですね、全部が無駄になってしまうような気がして、コツコツと続けねばな、と思うのでした。

    ちゃんとせねばな。

    「フォトギャラ」も「売りもん」もなーんにも更新してないので、ちゃんとやらんと。でも写真とかもう大量すぎて、まとめるのつらいわー。でも見て欲しい風景とかいっぱいありますから、ちゃんせんとなー。ちゃんとさ。
    さて、これが平成最後の記事となってしまうのでしょうか…。


  • v317 お散歩観察会 濤沸湖

    ■お散歩観察会 濤沸湖

    白鳥
    白鳥の湖「濤沸湖」(とうふつこ) (12/2)

    網走市に「濤沸湖水鳥・湿地センター」なる施設があります。のっけから眠くなるかも知れませんが、一応、こんな施設です。

    ・・・
    人と自然を結ぶための拠点として環境省が設置し、地方自治体などが管理運営している施設です。濤沸湖周辺の自然、歴史、文化、利用に関する展示や映像、解説を通して、湿地の重要性を知り、自然を楽しむための情報を提供しています。
    ・・・

    ぐーぐー・・・。寝てる? ちょっと内容がカッチカチで、最悪の「つかみ」になってしまいましたね。
    この土曜日に、センターが企画している月1回の「お散歩観察会」に参加してみました。
    観察会では、濤沸湖周辺の野生生物や昆虫や植物を、解説してもらいながらお散歩をするというものです。参加費は無料。

    小学生や小さい子ども連れや、超望遠レンズの一眼レフカメラ持参のおじさんたちもおりました。(あ自分もだわ)

    この時期はちょうど白鳥やタンチョウなども飛来する時期にあたり、また年中オオワシやオジロワシも観察できるとあって、野鳥好きの方にはたまらない企画なんだろうと思います。

    地図
    わが家から約55km、約1時間。(クリックで拡大。斜里岳の位置も分かります)

    せっかくなので、その施設と参加者のいる風景をどうぞ。

    濤沸湖水鳥・湿地センター
    これが施設になります。
    野鳥観察舎
    施設の向かいにこの「2005年11月8日濤沸湖ラムサール条約登録湿地認定、濤沸湖白鳥公園野鳥観察舎」がありまして、超絶に寒い日などはここから観察するんだそうです。今回はここは使用しませんでした。たった氷点下5度でしたので。
    観察会
    どこからともなく参加者が集まり、いつのまにか10人を越えていました。
    施設の中にいろいろな展示があり、この湖に生息する生物や、今の時期に見られる野鳥などの説明をしてくれました。
    そして外へ出る前に、必要な人には双眼鏡を無料で貸してくれます。
    鳥の標本
    ここに生息する野鳥の剥製かな
    昆虫の標本
    昆虫の標本。ほかに植物も含めた、観察できる自然を収めたビデオが流れていたり、
    歴史的なパネル系もいろいろとありました。
    観察会
    施設の横は湖です。わずかにオホーツク海とつながっている汽水湖。
    この写真にはたまたま白鳥が映ってませんが、40羽ほど見えていました。

    この↑写真の観察地点は一般の人も入れるところです、
    観察会は普段一般の人が入れない湖のヘリを歩いていきます。と言っても50メートル程度の距離でした。ただ、少し歩くだけでもいろんな話が聞けて、なかなか面白いと感じました。

    観察会
    まずは設置されている木道に脚立をかけて、特別に湖畔に下ります。

    木道の高さは1メートル程度なので、ちょいワルおやじや悪ガキなら、ビョっと飛び降りて入れてしまいます。でも入っちゃダメですよ。
    というのも、夏場に植物を食べてもらうためにポニーをこのスペースに飼っていて、そのポニーの糞があちらこちらに転がっているため、知らずに入るとフンづけます。
    さらにっ

    観察会
    地面の薄いムラサキがかったものは何か

    この白っぽい斑点のようなものは「白鳥のフン」。以前は白鳥にお菓子的なエサを与える観光客の影響で、ゲリ便だったんだそうです。餌やりを禁止したらゲリはなくなったんだそうです。そもそも白鳥は湖底の水草を食べるので、食べ物はふんだんにあって、エサを与える必要などないんだそうです。でも以前もらった白鳥は、人に寄ってくるそうです。

    白鳥
    左の2羽は湖底の水草を食べています。この湖は浅いんです。
    右の1羽はまだ白くない「子どもの白鳥」です。生まれはシベリアだとか。
    子どもなのに飛んで来るんですよ。すごいですね。

    もちろんここには他の鳥のフンもあり、万が一鳥インフルエンザウイルスが混入している場合を考えると、やはり勝手に入るのはよろしくないみたいです。この観察会でも最後にはクツのウラはアルコール消毒をしました。

    白鳥のクチバシに黒い模様があるのですが、これが個体によって違いがあって、特徴のある白鳥にはセンターの職員が「名前」をつけていると言っていました。その個体は明確に分かるため、今年もヤツが来た、とか、どこそこの湖にもいた、とか、マニアックな楽しみ方をしているようです。

    白鳥
    くちばしの黒い模様が同じ白鳥はいない ここで突発的にクイズです。白鳥の体重は何kgでしょうか。 ネコは4kg前後ですね。ネコよりでかい白鳥ですが、 さて、空を飛び、長距離を飛ぶ白鳥はいったい・・・答えは後で。
    白鳥
    時々空を飛んでくる白鳥。美しいですね。

    さて、ここ濤沸湖周辺ではオオワシやオジロワシもいます。センターの職員は湖のまわりの山(というか崖というか)を見回して、400m先くらいか、遠くを見つめ、言いました。
    「いたっ!!」(視力8.0かっ!!)

    そして、持って来た高性能望遠鏡を設置して、そこに焦点を合わせました。職員はおばちゃんです。(失礼)
    その方向を見て、何となく白く光る点があったので、私はそのあたりを撮りました。

    オオワシがいる
    ここに2羽のオオワシがいます。
    300mmレンズ目一杯寄ってこのくらい。
    最初は1羽でした。後から1羽飛んできてハッキリ分かりました。

    普通は「これじゃ見えねぇわ」ってなりますよね。
    望遠鏡をのぞくと、すごくカッコいいオオワシがいました。
    でも望遠鏡なので、写真には撮れません。一応、自分の撮った写真を拡大してみますと・・・。

    オオワシ
    おおお、おるおるおるおる。(クリックで、図鑑にジャンプ)

    キャー、カッコいい、すごーい。
    いや望遠鏡で見たらパキッと明瞭に見えて感動しました。
    なお、おばさん(失礼)が言うには、
    「ワシさんは人間が近づくと逃げますから、追わないで、見させてもらうという気持ちで見てくださいね」と、人間の自然への過剰な介入をやめてほしいという気持ちがよくあらわれていて共感しました。
    外国からもここでオオワシが見られることを知って、時々来るようです。そしてとっても感激して帰っていくんだそうです。そんな場所が家からたった55kmと近距離でラッキーだなぁと思いました。

    観察会
    地面はフンだらけ。
    そして氷点下5度は、実は本当にめちゃめちゃ寒かったです。
    カメラを持つ手がかじかんでいました。
    白鳥
    まったりする白鳥、そして
    白鳥
    これな

    白鳥が、あと1メートルも高く飛んでくれたら、バックに斜里岳が収まって、バッチリだったのに。うーん残念。
    しかし楽しい観察会でした。子どもの質問がまたほのぼのとしていました。

    次はタンチョウが見たいっ。

    最後にクイズ(白鳥の体重は?)の答えは、10キロ前後、でした。ネコ2~3匹分。重いですよね。3000~4000kmも移動するわけですから。