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    ■大規模「家庭菜園」 じゃがいも

    カエル
    カエルくんもあちこちにいます(2017/7/1)

    じゃがいもは誰にでも簡単にできる野菜と言われています。土に埋めておけば出来る、くらいに簡単なのです。ただ、まともにやろうとすれば、間引きもしないといけないし、土寄せをしないと大きな芋はなかなか出来ないようです。

    以前札幌のマンションの一室で、プランターでジャガイモ作りに挑戦したところ、超小粒しか穫れず、成功したとは言えませんでした。部屋では受粉しないのですが、じゃがいもはクキであり、無性生殖という形で増えるので、蜂や蝶はとりあえずいなくても問題ないのです。

    花が咲き受粉すれば、何割かの株でトマトのような実が付いて種が出来るものがあり、その種からもじゃがいもは出来るそうですが、大きな芋になるまで数年かかるため、普通種からじゃがいもは作らないみたいです。
    (8月9日に、訓子府町の農業試験場のイベントに行ってこの話を聞きました。タメになったねぇ~♪)

    北見農業試験場
    155ヘクタールの大規模な試験場があります(8/9)
    じゃがいもの実
    これがじゃがいもの実(8/9)

    さて、畑仕事があまり得意ではない私は、いかにして機械を使わず、ラクに作物を作るかを考えています。しかしそれでもある程度の力仕事は必要であり、今は仕方なく力仕事もしていますが、将来的には寝ているだけで作物が穫れたらいいなと思っています。(ぜってー怒られるよね、こんなこと書いたら)

    でもね。
    山菜ってそうじゃないですか。採るのが手間ですけど。いわゆる雑草は全部、気がつけば生い茂っているわけですよ。そして食べたら野菜じゃないですか。(笑)

    えー、暴言の数々はお見逃しください。

    さて、ナオヒロくんの畑はとにかくプロの腕前なのでとても比較にならないわけですが、私のじゃがいも作りの顛末をここに書いていきましょう。じゃがいもは5月末から、数回に分けて何か所かに植えました。

    じゃがいも
    芽が出て順調に育っているように見えるじゃがいも(7/5)

    一応ウネを作りました(力仕事)。株間に腐葉土を入れました。でもちょこっとです。じゃがいもは痩せた土地でも出来るというウワサなので、無肥料でも良いと思ってました。

    芽が出た当初は、じゃがいものまわりの草は少なかったのです。生えてくる雑草くんたちは、できるだけ放ったらかしにしておきました。下の写真は上の写真のものとは違う場所ですが、わずか8日後…

    じゃがいも
    雑草の生命力と、花が咲くジャガイモ(7/13)

    緑の地球ですね。
    じゃがいもには花が付き、しかしナオヒロくんのじゃがいもと比較すると細く弱々しい感じはしました。分かりにくいですが、遠くにナオヒロくんのじゃがいものラインが見えています。そこまでの間には、手前の方に少しいろいろ植えているのですが、広過ぎてほとんどが手つかず地帯なので、ほぼ、自生のヨモギ畑となっています。
    で、ナオヒロくんのものすごいじゃがいもに気を取られているうちに、1か月以上が過ぎ、こうなりました。上の写真の反対側(左上あたり)から撮ったものがコレです。

    じゃがいも
    いったいどこに(笑)(8/20)

    左に背の高いヨモギ。画面のど真ん中に、枯れた茎があります。それがじゃがいもで、もう掘り頃のサインです。まわりの草はみんな元気です。
    掘っちゃいましょう。

    じゃがいも
    ちいさっ(8/20)

    これは成功とは言えませんね。やっぱ何か手をかけてやらないとダメなんでしょうか。とはいえ、あっちこっちに50株ほど植えたので、一部、どこに植えたかも分からなくなってますが、とりあえず掘り出したじゃがいもはこのくらいになりました。ハイっ、こちら。

    じゃがいも
    天日に干しています(8/20)

    じゃがいもは掘り出してから半日くらい天日に干すことで保存状態が良くなるそうです(長持ちする)。しかし、この後の保管で天日に当てると緑色に変色し毒となります。食べるとひどい目に遭うらしいです。

    それはじゃがいもがクキだからなんです。
    日光に当たるとじゃがいもに葉緑体ができ、光合成を始めることから、緑になるんだそうです。 だから日陰に保管しなければなりません。しかも温度もあまり高くなく(一定で)、風通しが良くないと腐りやすくなります。室内の日陰は大抵、風通しが悪いです。てなわけで、じゃがいもは保管の際に悩むことになります。

    ナオヒロくんの家の部屋はひとつ丸々つぶれ、しかも時々風を扇風機で送るという力技で凌いでいます。

    ところで、じゃがいもはかなり味があって美味しかったのですが、この土地に適しているのでしょうか。晴れた日に掘るわけですが、晴れると土がカッチカチで、実はものすごく苦労しました。
    雨になると土がドロドロにぬかるみます。この揉みほぐし効果がじゃがいもにいい味をつけるのかもしれませんが、作業効率が非常に悪いのです。

    ま、いいか、美味けりゃ。
    いろいろと勉強になります。