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  • v195 ノラ猫だらけ/愉快な札幌124-やっちまったな

    ■ノラ猫だらけ

    ノラ猫
    この猫たちは何を見ているのでしょうか…

    5月24日にまた、近所の中島公園へ自転車で行きました。目的はフリーマーケット。そこでは心を揺さぶられた「ヘリコプター」と「白い車」を買いました。

    合わせて20円でした。

    白い車とヘリコプター

    カッコいいですね。特に白い車はシンプルで軽量です。ハンドルもシートもドアもありません。(笑)
    ヘリコプターは飛びません。(笑)

    そんな良い買い物をして、気分良く自転車を走らせていました。すると1匹のノラ猫が横から飛び出してきて、肉のようなものを加えて横切って行きました。

    よーく見ると、生まれたばかりの子猫をくわえていたのでした。
    「あ、子猫だ」
    うわーうわー、とびっくりして自転車を止めて、ただ通過するのを見ていました。たまたまくわえていた子猫の顔がこちら側を向いていて、肌色の肉の塊のような、目も見えてない、生まれたてでした。

    その猫がトットコトットコと5~6秒で横切って行ってから、いつも持っているカメラに気づき、写真に撮れなかったことを悔しく思いました。あっけにとられて完璧にカメラのことを忘れていたのです。

    それから、のろのろと自転車を進めてから、やっぱり同じ場所に引き返すことにしました。おそらく親猫が、生まれたばかりの子猫を運んでいたのだから、子猫がまだ数匹いるかもしれない。とすれば、また同じように残りの子猫を運ぶのではないだろうか、と思ったのです。

    しかし、待てど暮らせど親猫が子猫をくわえて出てくることはありませんでした。

    辺りをうろうろしていたら、割と若い猫があちこちに発見できました。そろーりそろーりと近寄って、カシャっと。

    ノラ猫

    うーん、ノラ猫感もあり、まずまず良い表情。
    それから若い女性が2人やってきました。別のノラ猫にパン屑のような物を与え始めました。するとあっという間に・・・

    ノラ猫

    押すな押すな。(笑)
    私は写真撮ってもいいですか、と声をかけました。あ、そのウラ若い女性の写真じゃないですよ。別にノラ猫撮るのに許可などいらんのですが、一応ね。

    最初に載せた写真は、女性がパン屑を投げる瞬間、猫全員がその手の先に注目した瞬間でした。
    たまたま通りかかったおばあちゃんが、コレを見て言いました。

    「あらー、珍しい。ノラ猫がいるのね、こんな大都会に」

    そうか、大都会なのか。人口密度が異様に高過ぎる東京に25年も暮らしていたので、自然いっぱいで、空間の広い札幌にいるそのさなかに、ここが「大都会」と聞いてちょっと違和感がありましたが、まあ確かに190万人も住んでいるのですから、確かに大都会なんですよね。

    そしておばあちゃんは、やけに「珍しい」を連発して去って行きました。
    パン屑を与えていた2人の女性も去って行きました。

    そしてノラ猫は、食後の飲み物を堪能していましたとさ。

    ノラ猫

    おしまい。

     

    ■第124回 愉快な札幌大発見:やっちまったな

    横断歩道で

    横断歩道を歩いていたら銀杏の葉っぱの形が見えました。白線の上に乗っかってるのかなと思ったら「型」でした。葉っぱを避けないで上から線を引いたようです。芸術かっ。

    うーん自然がいっぱい。


  • v194 ノラ猫特集/愉快な札幌123-のぼりたい

    ■ノラ猫特集

    ノラ猫

    今回は、普段持ち歩いているカメラで撮った「ノラ猫」の写真を披露いたします。

    ノラ猫

    これはごく最近、道を歩いていたら居た猫です。触ったらガリガリでした。でも人に慣れているようで、逃げませんでした。カメラをググッと下から近づけて、ファインダーを覗かずに勘でシャッターを切りました。うしろにママチャリが走っていました。

    ノラ猫

    ノラ猫感満載ですね。睨まれつつカシャっと。こいつには警戒されていたので、すぐに逃げられてしまいました。

    ノラ猫

    こちら近所の中島公園。中島公園のノラ猫は、誰かがきっちりとおいしい食べ物を与えているため、太っている猫が多いのですが、これはまあ健康的なヤツです。で、この後…

    ノラ猫

    ダッシュで逃げられてしまいました。

    ノラ猫

    これも中島公園。500mmの望遠で無理矢理撮ったので、手振れもしてるし、ピントもあまあまで、露光も無茶苦茶ですが、この後…

    ノラ猫

    普通のレンズに替えて、スタスタと離れるところを撮りました。何か「気」が抜けたような写真になります。
    さて、次。

    ノラ猫

    シャムですかね、これも中島公園のノラちゃん。というかおっさん? 体格良いです。撫でることもできました。

    ノラ猫

    これも中島公園。もうノラ猫じゃないですねこれは。毛づやもいいし。近づくと逃げられました。

    ノラ猫

    これは近所の空き地で用を足している最中のノラ猫。用事中だったので撮れました。悪かったね。この後走って逃げていきました。

    ノラ猫

    これは2年前の2月、真冬です。近所。近づいたらダダッと塀を伝って逃げつつ、ピタッと止まって振り向いたのでした。ナイスカメラ目線でした。

    ノラ猫

    これも近所で、バッタリはち合わせ。瞬時にカシャっと。「あ、ヤバ」って感じ出てるでしょ。

    ノラ猫

    クロの子猫。八紘学園の敷地で。連れて帰りたかったくらいでしたが、7~8匹の猫が楽しそうにしていたので、ここに居るのがいいでしょう。

    ノラ猫

    こいつもそこにいました。なんか純血っぽい柄。

    ノラ猫

    これは小樽に行った時。路地から出てきて目が合いました。

    ノラ猫

    こいつも小樽。

    ノラ猫

    こいつも小樽。食事中でした。ノラ猫っぽいですね。
    では最後にこれ。

    ハト

    猫じゃないしっ!! 頭に止まってるし!! 頭糞だらけだしっ!!
    これ札幌駅前の銅像です。

     

    ■第123回 愉快な札幌大発見:のぼりたい

    エレベーターのボタン

    狸小路にある「ラルズプラザ」という衣料品・日用品を中心に扱う大型店のエレベータのボタンです。
    特別なんていうことはないのですが、でもここ以外で、このような表記はやはり見たことがないので、一応、面白いのではないかということで。

    じゃ、そういうことで。


  • v193 バスの映画の悲劇/愉快な札幌122-イケメン

    ■バスの映画の悲劇

    バスの中

    この連休に帰省のため、長距離高速バスに乗りました。毎度毎度のネタです。つい1か月前にも乗った同じ路線です。

    何せ片道4時間半かかるので、バスでは映画を観ます。行きでは邦画の「母べぇ」(かあべえ)が流れ、まあ、泣かされそうになりながらも、どこか満足のいかない感じを持ちつつラストシーンが終わりました。エンドロールで締めのナレーションが入ってきて、最後に言いたかったこと、この映画のまさに締めくくりの言葉が流れていたのです。

    その途中で「ブチッ」と切られてしまいましたとさ。
    (なんで最後切っちゃうかなぁもう。びっくりっすよっ)

    帰りは何と、またあの「ボリューミーなおばさんの髪」を彷彿とさせる事件が起きてしまいました。写真を見てください。まずは両サイドの座席を。
    アタマの部分から枕がスライドできるようになっているのですが、普通は寄りかかる後頭部の後ろに固定するので、両サイドに見える座席のように、席の上はスッキリしています。しかし前に座ったおばちゃん(またおばちゃんだーっ)は、その枕を座席のトップに載せてしまいましたとさ。(チャンチャン♪)

    テレビモニタがほとんど見えません。

    このときのバスは、以前乗ったものと違い、モニタは真ん中ではなく右寄りに固定されていました。無理に見ようと思えば右にアタマをニュウっと出せば見えます。でもそこまでして見たいのかって感じがイヤで諦めました。

    そういう時に限って、「邦画2本上映」を敢行されてしまうのでした。まったくもう。

    でも結果的には見なくて正解でした。1本目はラストの方で一時休憩地に到着。クライマックスシーンで「えー、まもなく休憩の・・・」というアナウンスがっ!! しかも、普通は映画を一時停止するのに、今回は流しっぱなし。ずっと観ていた人は外に出られない感じになってました。

    本当に映画を観てなくて良かった。

    1本目も2本目も、どちらも無理矢理泣かされそうな映画でした。やっぱり観なくて良かった。

    うーん、何か物足りないので、付け足し。

     

    ■札幌のそこらへんの風景

    チューリップ

    5月6日、外を自転車で散歩。やはり北海道は冬が長いので、雪が融けた5月に咲く花や緑は見ていて感動があります。
    街路樹の根元などには、このようにチューリップがきれいに咲いて、とても和みます。赤、白、黄色、オレンジ、黒、まだら、ピンクと、カラフルで鮮やかです。そして空の青がまた美しい。

    もちろん桜も。今が満開です。
    札幌は良いところですよ。

     

    ■第122回 愉快な札幌大発見:イケメン、メン食い

    イケメン

    イケメンという名のラーメン屋さんです。割と近所にあります。
    「イケメン? えー? ボクイケメン? 入りにくいなぁ」
    というわけでまだ入ったことがありません。

    メン食い

    こちらは「麺くい」(面食い)。
    「面食いかー。そうか、面食いかー。うーん。確かに麺は好きだけど」
    ということで、食べたことはありません。

    いや多分どこも美味いと思いますよ。
    でもラーメンばっかりそんなに食えないから。本当に数が多くて…。


  • v192 水遊びデビュー/愉快な札幌121-大雑把な標識

    ■水遊びデビュー

    双子のシロクマ

    最近、また円山動物園の、双子のシロクマの子どもが話題になっています。この双子は、去年の12月18日に生まれ、一般公開が待たれていました。

    そしてこの双子は、あの「ツヨシ」と名付けられたシロクマの兄弟(もしくは姉妹)に当たります。ツヨシは、釧路の動物園へお婿(むこ)に行ったらメスだったという、なんともマヌケな話で道民を和ませてくれてましたが、今度はそのようなことがないよう、3月下旬頃にDNA鑑定をするんだそうです。

    DNAて・・・。
    見ても分からんのでしょうかねぇ。人間と変わらないような気がするのですが…。
    私の勘ではオスとメスだと思います。(どんなに間違えても1匹は正解ですね)

    さて、このシロクマ親子は3月20日から一般公開され、愛くるしさが受けて、入場者がドッと増えたようです。この日(4/19)の朝の11時頃、動物園の正門はこんな感じでした。

    円山動物園正門
    円山動物園正門

    シロクマの双子の子どもが目当てに違いありません

    ここ数日、双子の小熊がいつ母熊の「ララ」とプールに入って遊ぶのか、が注目されていました。というのも4月17日に、シロクマのエリアのプールに今年初めて水を入れたからなのでした。

    初日はプールに入ったのはララだけで、2匹の小熊は水に入ってずぶぬれのララを見て怖がっていたそうです。

    翌18日も水を張らなかったみたいですが、テレビのニュースでは、「そのうち慣れたら入ることでしょう」みたいな、平和なコメントをしておりました。

    というわけで、ローカルマスコミの思惑通り、私は「双子の入水」の瞬間を見るために動物園へ行ったのでした。到着した11時頃からシロクマコーナーは人でいっぱいで、テレビのカメラも陣取って「入水」を固唾を飲んで待っているのでした。

    ところがララも双子の小熊も一向にプールに近付かず、縁(へり)の方へ行って2匹の小熊を隠すようにして授乳を開始。まるでオヤジのような格好で動かなくなってしまいました。

    円山動物園・シロクマコーナー
    右端にテレビカメラ、左側中央のララはオヤジのような格好のまま
    円山動物園・シロクマコーナー
    いつまで経っても縁(へり)の方でたむろするシロクマたち

    ずっと待っているとだんだん寒くなって来ました。もっと暑ければプールに入るのだろうけど、と思いつつ、シロクマ親子はプールに興味を示さないので、1時間ほど待って、あきらめて帰りました。

    夕方6時頃のテレビで「双子のホッキョググマが水遊び」のニュースが流れました。

    「えーーーっ、入ったのーーっ!!」
    「…なかなか入ろうとしませんでしたが」
    「いつ?」
    「…開園からおそよ1時間後に…」
    「えーっ、動物園に行った前?」
    「…2頭一緒に、水遊びデビューを果たしました」
    「すでに遅かったのかぁーっ!!」

    行った時点ですでにララと小熊はプールに入った後だったのでした。テレビカメラのスタッフは、「入水」について、決して固唾を飲んで待っているのではなかったということになります。

    お願いだから、絵が取れたんなら帰ってー。(ザ・パンチ風)

     

    ■第121回 愉快な札幌大発見:大雑把な標識

    大雑把な標識

    ここは札幌市中央区北1条西12丁目あたり。札幌駅までは2kmといったところ。
    向こうの奥に見えているのはロイトンホテル。まあまあ札幌の中心地ですよ。

    「千歳 Chitose→」

    いや、ザックリ!!


  • v191 ツキがない/愉快な札幌120-家の痕跡

    ■ツキがない

    氷瀑まつり
    大雪越えの高速バスから撮影。層雲峡の「氷瀑(ひょうばく)まつり」が開催されていました。標高が高いのでまだまだ寒いのですね。全部氷で出来ています。

    長距離を走る高速バスに乗りました。標高1050mの石北峠を越えます。

    バスに付いているテレビは山奥では入りません。そういう電波の届かないところでは、映画のビデオを流します。その区間は2時間~2時間半くらいなので、ちょうど映画1本分です。

    走り出してからしばらくはテレビ番組が流れています。ヒマなのでそれなりに見入ってしまうのですが、いつもいいところでCMが入ります。

    CMの途中、バスは電波をキャッチしにくいエリアに入ってきました。徐々にテレビの映りが悪くなります。大した内容じゃないのですが、CMで引っ張られた内容が見れないかも知れない、と焦ってきます。

    「ああ、あれ、どうなるのよ」

    そんな時、バスはトンネルに入ってしまいました。
    「あうううう・・・」
    もう砂嵐しか映ってません。トンネルを抜けた時には、すでに山奥であり、電波も受信しにくくなっていて、音声も切れ切れ、映像も半分砂嵐のようになり、テレビを見ること自体がストレスになります。

    「あれはどうなったのだ」と、モヤモヤした気持ちのまま、やがてモニタは映画のビデオに切り替わりました。
    邦画でした。それはまあまあ楽しみつつ目的地に到着。

    帰りもまた同じ環境なのですが、座席の位置が最悪でした。真ん中の列で、テレビモニタから遠く、真っ正面になるため、前の座席越しにギリギリ見える感じになります。
    一応見えるからまあいいか、と思っていたところに、私の前の席の客が乗り込んできました。おばちゃんでした。

    「どっこいしょ」

    そのおばちゃんが席に着いた時、「あぁ…」と落胆のため息が出てしまいました。おばちゃんのその髪の毛がボリューミーだったのです。

    イメージ
    これはイメージです。

    地平線からアタマを出す初日の出のように、ボリューミーな髪の毛がモニタの4分の1を隠してしまいました。上4分の3が見える中途半端な状況。

    バスは進み、山深くなり、テレビは砂嵐になり、映画のビデオに切り替わりました。私は祈ったのです。
    『どうか邦画でありますように』と。

    もし洋画ならほぼ100%の確率で「字幕スーパー」でしょうから、主に画面の下に表示される文字を、ボリューミーな髪の毛が隠してしまいます。

    ビデオが始まった時、「あぁ…」と落胆のため息が出てしまうのでした。ツイていないことに洋画でした。それならば、せめて字幕のない日本語吹き替えであってほしい、と祈りました。

    映画が始まると黒人が出てきて、ツイてないことに、「英語」をしゃべりやがりました。「あぁ…」と落胆のため息が出てしまうのでした。案の定、ボリューミーな髪の毛によって字幕が見えないので、何しゃべってんだかさっぱり分かりません。

    まいったなぁ、と思っていたら、前のおばちゃんがたまたま頭を下げて、モニタの全体が見えました。そして私は驚いてしまったのです。

    「なっ、なにぃ、一体これはどういうことなんだっ!!」

    字幕文字が出てないんですっ。しかし黒人は英語で何かペラペラとしゃべっている。そうなんですっ!! 字幕がなく、音声吹き替えでもない、いわゆる「原画モード」で流していたのです。(欧米かっ)

    運転手さん、気づいてよ。(峠を運転してるから運転に集中してほしいけれどね)

    それを指摘する客は誰一人いませんでした。みんな寝てました。私もどうせモニタの4分の1はボリューミーなおばちゃんの髪の毛で見えないのだし、特別することもなく、寝るしかなくなってしまいましたとさ。

     

    ■第120回 愉快な札幌大発見:家の痕跡

    家の跡

    刑事ドラマ、古畑任三郎(田村正和)風に読んでください。

    あのぉ~、あのね、ここにね、…ここっ。

    ここに、家、なかったですか。そうそう、三角屋根の…。

    ありましたでしょう? んふっ、私もね、そう思ったんです。