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  • v129 愉快な札幌58:駐車場の看板/意外と寒くない氷点下

    ■第58回 愉快な札幌大発見:近所の駐車場の看板

    駐車場の看板

    近所の駐車場の看板を何気なく見ていたら、愉快なネタを発見してしまいました。
    愉快と言うか、この写真の中に、ゲッ、ちょっと怖いものが写っています。
    それは何でしょう。

    答えはあとで。

     

    ■意外と寒くない氷点下

    つるつる道路
    札幌の道路は鏡面仕上げとなっており、つるっつるです。

    最高気温が0度以下の“真冬日”になると、さすがに外に出たら凍傷になって耳や鼻がもげるか、凍死すると思う方がいるかも知れません。

    ところが氷点下の1度や2度なら、まして晴れた日ならポカポカと暖かいくらいに感じます。足場が悪いので、歩くのにエネルギーを使うこともあって、少し歩くと汗が出てきます。アイスクリームを食べたくなるくらいホットです。

    飲み屋でしこたま飲んで、深夜になって酔っぱらって歩いて帰ってきても、身体はポカポカ、冷たい空気は気持いいくらいであります。(そのうち死ぬな)

    私が道東の生まれだからと言って、特別に寒さを感じない、というわけでもないんです。これでも結構寒がりです。でも寒くないのは、部屋が暖かいのと、外出する時は防寒するからです。関東など中途半端に寒い方がよっぽど寒いです。

    私の場合、現在やや肉が多めで、脂肪も寒さをうまいこと防いでくれています。
    防寒のためにメタボでいるか、健康のためにメタボを解消するか、悩ましいところではあります。冬はメタボ、夏はスッキリ、が理想的ですね。季節で体形を変える変態が望ましいってことですね。(いねー)

    ただ、メタボであっても、氷点下7度や8度くらいになると、信号などで立ち止まるのがイヤになります。歩いているうちは何とか耐えられるのですが、止まると
    「さみーなちっくしょー」
    と言ってしまいます。

    さらに氷点下10度を越えてくると、歩きながら
    「さみーなちっくしょー」
    「あーちっくしょー」
    と言い続けてしまいます。
    今年はまだそこまで寒くなってません。

    最近は地球温暖化のせいなのか、本当に厳しい寒さというのはなくなったように思います。人間のエゴに感謝ですね。チガウチガウ。 牛のゲップに感謝ですね。チガウチガウ。

    冬が中途半端に暖かいと、日中雪が融けて、夜に氷となって、写真のように道路は鏡面のような仕上がりになります。

    私は一人だと歩くのが速い方だと思うのですが、こういった鏡面仕上げの道路を歩くと、歩幅は少し狭く、高く上げず、真上から体重をかけるような歩き方になります。遅くなるんじゃないんです。
    ふと気付くと小走りのようになっていて、時々飛びますから、おそらく夏場より速く歩いていると思います。しかし夏場と違うのは、前を歩いている人を追い抜きにくいことです。

    昔から、前に人がいると速度を上げ追い抜き、何人抜けるかを楽しみにしているくらいなのに、鏡面仕上げのつるっつるの道路では、追い抜くためのコース取りが非常に難しいのです。まさに一歩間違えると転倒、失格となります。(笑)

    氷の道を転ばないで速く歩ける自慢でしたえっへん。

    こんな自慢をしていたら必ず事故りますね。はい気をつけます。

     

     

     

    ■第58回 愉快な札幌大発見の答え

    ゲゲゲの鬼太郎

    マークがゲゲゲの鬼太郎そっくりなのでした。
    妖怪ですからね、彼は。
    怖いですね。


  • v082 エンジェル再び/愉快な札幌14:いいとも

    ■エンジェル再び

    ティッシュ
    昨年ゲットした「ネピア賞」ティッシュ1年分

    新雪の上に仰向けで大の字になり、両手両足をバタバタと動かして作る「スノーエンジェル」。北欧からやってきた一種の遊びなんだそうですが、大の大人は酒を飲んだ時くらいしかこんなバカな事はしません。
    しかし、コンテストとなれば話は別、ということで昨年、シラフで雪の上でバタバタして撮影、フォトコンテストに応募して、見事、賞をゲットしたのでした。(賞品写真:ティッシュ1年分)
    おそらく応募者は「子ども」をネタにしたものが大半であろうと思われ、私が賞をとったことで、子どもの笑顔がひとつかき消されてしまったに違いありません。

    去年のエンジェルの出来は全然良くなかったのですが、ビルの屋上で札幌の風景をバックに、日本ハムファイターズ・小笠原選手の口ひげをあしらいバットを持たせ、札幌や地元球団を強調するという姑息な手で 栄光をつかみました。(栄光かよっ)

    子どもの笑顔と引き換えに、あれがどれだけ昨年ウチの生活をラクにしたことか…。

    だから今年も大人げなくトライします。「第二回「北海道Snow Angelキャンペーン・フォトコンテスト」。

    しかし今年は雪が少なく、さっぱりチャンスがありません。なにせ「雪まつり」の雪が足りないために、5トントラック6000台分の雪を郊外から運び入れているくらいですから…。

    しかしそこはさすがに私、生活物資がかかると勘も良く働きます。昨年の12月25日(月)、一度だけ“どか雪”が降ったことがありました。平日でしたが、『しめしめどっさり降りおったな』と思いつつ朝の7時に家を出発。バスで町外れの、夏場はまるごと公園になっている山のふもとへと出かけました。

    実は、今年のスノーエンジェルをどうするかということを、去年の4月頃から考えていまして、ひとつの絵を思い描いていたのです。広大なスペースの真ん中に小さくポツンとスノーエンジェルを作るのですが、歩いて行く時に足跡がつきますね。その跡が、天使がふわふわっと舞い上がって行くようなイメージにしたかったのです。それを撮るためには山の斜面を利用するしかありませんでした。

    広く白い雪のキャンバスに一度しかトライできない中で、それはまずまず悪くない出来でした。爽やかな朝日が、エンジェルの跡に陰影をつけてくれました。しかし、計算違いがありました。かなり離れた位置から撮ると、斜面の角度が浅すぎて(可能なら真上から撮りたいくらい)、何だか分からないものになってしまったのです。木に登って撮るにしてもかなり上まで上がらないと見えません。
    それであれば…、と考えて、ある意味とってもヤケクソな反則技を繰り出してみたのです。

    「んっ、いいぞこれはっ!! 完全に反則だが面白い。これは1等(ビール72缶)は無理だが、ちょうど特別賞に値する賞が狙えそうだ。しめしめ」

    ということで、今年の賞を確認したところ、「ペアグラス」、「絵本」、「サイバー鳴子〈踊りで使う〉」、「グラスセット」と、生活の足しになるものが全然ないのでした。テンション下がるわー。それでも子どもの笑顔をかき消しに行きます。ふははははは。
    (それにしても去年の賞品は豪華だった。1等のビールも240缶だったのに…)

    というわけで、その反則写真をここに掲載します。

    雪山

    大の字で手足をバタバタ、なんてルールは無視です。雪をこいで巨大な人型を作りました。うーん、やっぱりダメかな…。

     

    ■第14回 愉快な札幌大発見:飲み屋さん

    笑っていいかな?

    いい友


  • v037 ラストジャンプ・原田雅彦

    ■ラストジャンプ・原田雅彦

    大倉山ジャンプ場

    「ふぅぬぁくぅいぃ~~、ふぅぬぁくぅいぃ~~」

    長野オリンピック、ジャンプの団体。原田雅彦の1本目は雪で滑走スピードが落ち、風がやむ不運が重なって79.5mの大失敗ジャンプ(他の選手ではこれほどは飛べなかったという見方もあり、私もそう思った)。日本は2位に落ち、次の船木和喜も距離が伸びず4位に転落。
    悪天候の中2本目。1本目の失敗、ついでにリレハンメルでの失敗が思い出され、大きなプレッシャーがかかる中で飛んだあの原田の137mの大ジャンプ。直後、アンカーの船木に祈るように、泣きながら声を送った。

    「ふぅぬぁくぅいぃ~~、ふぅぬぁくぅいぃ~~」

    私が冬季五輪の中で最も感動したシーン。なぜか本当にこのシーンだけは思い出すだけで涙腺が緩んでしまいます。
    その原田雅彦が引退を発表し、先日、大倉山で最後のジャンプを飛ぶというので行ってまいりました。ナイトジャンプです。ナイターですよ、泣いたー。(いや、わしゃ泣いとらん)

    入場料1000円。安いじゃありませんか。
    この日行われたのは「伊藤杯」というラージヒル、今シーズン最後の大会。

    出場選手は90人。原田選手の1本目は90番目です。で、名簿を見てびっくりでした。船木和喜、高橋大斗、宮平秀治、伊藤謙司郎、葛西紀明、伊藤大貴、岡部孝信といったビッグネームがズラリとならんでいます。

    いやーもーこれで1000円じゃジャンパーが可哀想と思ったくらいです。思わず財布の小銭382円をカンパしました。(会場ではカンパを呼びかけていまして、額に関係なく「ノルッキー」* というキャラクターの缶バッジがもらえるのです。すいません、バッジが欲しかったんです)

    この大会とは別に、原田選手のラストジャンプが用意されていました。今回で引退する選手は5人いて、あの宮平選手も含まれていました。(知ってる人は知っている)

    会場は熱気に包まれていましたが、マジで寒かったです。ここのところ気温が緩み、もう春の気配がありましたので、「ももひき」も「ババシャツ」も脱いでいたのです。それでも夜は冷え込みますし、やはり侮れないのです。もう寒くて寒くて、あまりにも寒いのでいろんなところ(レストランやらショップやら資料館やら休憩所と書かれた大型テントやら)で暖をとっては外へ出て観戦しました。

    最初の方は高校生や大学生が飛ぶのですが、50m、60mくらいのものなんです。やはり130mも飛んでくる連中ってのはすごい才能の持ち主なのです。

    で、この学生たちが飛ぶ前に、ひとことコメントが読み上げられていまして、「引退する先輩、ご苦労様でした」とか「まだ始めたばっかりで怖いです」とか、ほのぼの感たっぷりで、テレビ中継とはひと味違いました。

    会場の応援も部活の仲間だったり、知り合いだったりなんでしょう、熱心でやっぱりこれもほのぼのしておりました。

    さて、ぶるぶる震えながら見た原田選手の1本目、100mには届かなかったものの23位。どうにか2本目を飛べる順位。
    そして、がたがた震えながら見た原田選手の2本目は、頑張ってくれました、111m。

    さらにさらに、感動のラストジャンプ。
    大ジャンプではありませんでしたが、みんなこれを見に来ていたわけです。見たというだけでもう満足満足でした。ラストジャンプのあとは報道陣に囲まれてインタビューを受け、会場のスクリーンに映し出されておりました。音声は聞こえませんでした。とは言え、音声などどうでもよく、涙目の原田雅彦が映っているだけで良かったのでした。

    ホットな心と寒い現実。感動どころではない寒さにとっとと帰ってきた私でした。
    いや良かったですよ、本当に。

    ノルッキーバッジ
    これがカンパによってもらえたノルッキーバッジ(直径35mm)。  「ノルッキー」とは、来年行われる「FISノルディックスキー世界選手権札幌大会」のキャラクターです。このキャラクター、妙に気に入っております。

  • v033 距離競技

    ■距離競技

    中島公園の貸しスキー

    先週、スノーエンジェルを作るために近所の中島公園へ足を運んだ時に、ちらほらとスキーに乗っている人を見かけました。(北海道ではスキーには「乗る」とか「履く」と言います)

    よく見ると「歩くスキーコース」という看板があり、順路の矢印マークもありました。
    「 スキーで歩くのもいいかも知れないなぁ」と思うのでした。

    そして、スキーに乗っている人たちの中には高齢者もいて、競ったりすることもなく、特別うまい必要もなく、ここで15年ぶりにスキーをはいて歩いてみても恥はかかないだろうと思ったのです。

    「歩くスキー無料貸出し所」の貼り紙を発見。「無料」なら乗らなきゃいかんだろう、ということで、思い切って貸出し所へ入っていきました。

    貸出しのスキーがどっさりありました。借りるには原則的に身分証明がいるらしいのですが、持っていた免許証を出そうと思ったらこう言われました。

    「あ、いい、いい。あるね。あるのね。あるならいいよ、見せなくても。せっかく来てもらってダメだなんて言えんしょ」

    結局身分確認もしないで貸してくれました。ヽ(^ ^;)ノ

    歩くスキーの板はとても細く、幅5センチ程度です。靴も簡単な金具でつま先だけを板にワンタッチ装着。だから「かかとが上がる」んです。いわゆる「クロスカントリー」とか「ノルディック」とかいうタイプですが、過去にそのようなスキー板には乗ったことがありませんでした。

    クロスカントリーなんていうとちょっとカッコいいですが、昔は「距離」って言ったもんです。私は小学生の時(35年くらい前)、授業でやった「距離」で上位だったので、それだけで距離は好きでした。(え、あ、男子12人程度でしたが…)

    このタイプの板が初めてなことと、長年乗ってなかったこともあって、最初はぎくしゃくしてましたが、2~300メートルくらい乗ったところで慣れてきました。

    スキーをはいて歩くだけってつまらなそうに思われるかも知れません。でもやっぱり私には楽しかった。無料なので土日は通ってもいいと思ったくらいです。結局今週も行ったので2週続けて「距離」やりました。

    普段運動不足のため、先週は2キロほど乗ってバテてました。そして筋肉痛が3日間。今週は3キロ乗ってバテました。そして今まさに筋肉痛で苦しんでいます。しかし、まさか無料で近所の公園でスキーを始めるとは思ってもいませんでした。

    ところでこの「公園で乗れるスキー」、気になったのでネットで調べてみました。
    札幌市内で、公園で歩くスキーができるのは何と15か所もありました。でも結局、中島公園が貸出し数ダントツの150セット(他は10とか20セットがほとんど)で、7カ所は板の貸出しは無し(マイ・スキーで乗る)。8か所で貸出しがあり、無料なのは2カ所だけ。残り6カ所は有料で、1日1セット200円とか500円という料金でした。

    ウチが中島公園に近かったのは非常にラッキーでした。ただ、もうそろそろ雪も解け始めています。乗れるのはあと2週間程度。もっと早く発見していればもっと楽しめたのに。


  • v032 スノーエンジェル、フォトコンテスト応募

    ■スノーエンジェル、フォトコンテスト応募

    スノーエンジェルという言葉、聞いたことあるでしょうか。降り積もった新雪に「天使を作る」遊びで、ヨーロッパではポピュラーな遊びらしいです。テレビで知ったのですが、今、「北海道 Snow Angel キャンペーン」などというものをやっています。ひそかなブームと言ったところでしょうか。(かなりひそかな)

    「天使を作る」ってどういうこと、と思いますよね。説明しましょう。ふわふわの新雪の上に、背中から大の字になって寝ます。次に両手・両足を水平に雪を払うようにバタバタと動かします。誰かに手を引っ張ってもらうなどしてゆっくりと起き上がると、雪の上に天使のような形の「跡」が残るのです。
    上の写真は手のひらで作ったものなので「偽装モノ」です。すいません。偽造、偽装は別の意味で今流行しているようですが…。

    新雪に大の字になって寝転ぶ、というのは、雪のない地域の人には魅力があるようで、日本と言わず外国からこの「スノーエンジェル」を作るために観光に来る客もいるのだそうです。
    札幌の“都心”でやる人はまずいないので、私は「キャンペーン」を行うほどに話題になっていることにまるで気づきませんでした。

    しかしこういう空気というのは不思議なもので、知らなくてもウイルスに罹るようになぜか似たようなことをやっているものなんですね。
    先月のある夜、私は広い新雪のエリアをほろ酔いで歩いていました。誰もいなかったので顔から大の字になって雪に飛び込み人型をつけました。すいません。いい大人の私がやりました。許してください。
    何が面白いかって、そこを通りかかる人がそれを見たら多分「何をバカなことをやってるんだ」と思うだろうなぁ、と思っただけです。とにかく、スノーエンジェルもどき行為をしてしまっていたわけです。

    さてさて、せっかくなので「キャンペーン」の「フォト・コンテスト」に応募してみようと思い、先日、スノーエンジェルをやってみました。

    まずマンションの管理人さんに「(何とは言わず)撮影をしたい」と言って鍵を借りて屋上に上がりました。屋上は日当りが良過ぎて雪はほとんど解けていました。角に吹きだまって残っていた雪でやってみたのが下の写真です。プロ野球の北海道日本ハムファイターズの小笠原選手を表現してみました。目はじゃがいもです。(失敗ですね)

    雪がしまっていてかたい感じがするので、近くの広い「中島公園」へ行ってもみました。しかし雪はやはり全体にかたくしまっていて「エンジェル」を作るには状態が悪すぎました。仕方なく、この屋上で撮った方で応募することにしました。と言うか、もうしました。背景に街が見えるところがミソです。

    うまくいけば「エンジェル・ビール賞」の「スーパードライ350ml・240缶」をゲットできますが、どう見てもエンジェルじゃないし失敗なのでまったく自信はありません。応募するのが恥ずかしいくらいですが、来年に向けての布石とします。結果はいづれ。
    (後日談。なんか賞を受賞しまして、ティッシュ1年分をゲットしました!! んー、どうなんでしょう)

    ところで、たまたま行った中島公園で久々にワクワクするものを発見し、堪能してきました。その話は次回。