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  • v218 シソジュースを作る/北見発見伝:社長宅

    ■シソジュースを作る

    ちゃめ
    最近のちゃめ君。チンピラの風格。

    うちの庭園はシソだらけです。種を撒いてもいないところにどんどん生えてきて、放っておいたら森のようになってしまいました。でも都合の良いことに、いろんな虫たちがシソの葉を食べてくれるので、作物の被害が少なくて済みます。

    実は、青シソと赤シソの種をちゃんと撒いているのですが、それはなぜか生えてきません。スゴいですよね。撒いてもいないところの野良シソばかりが、ワッサワッサと森みたいになっているのですから。

    シソだらけ

    シソだらけのこの写真、手前がズッキーニでマリーゴールドのオレンジの花のところにナスがあって、右にはネギとアスパラ・・・えーい面倒くさいし退屈なので説明無しということでひとつ。
    さて、作物への被害が少ないとは言え、シソだらけになっては作物が日陰になってしまいます。間引く意味で、シソを大量に使う「ジュース」を作ってみようと思い立ちました。
    さっそく葉っぱを摘み、摘んだシソは引っこ抜いていきました。

    シソの葉
    シソ。(8/21)

    ブチッ(葉っぱをちぎる)、ファサッ(裏返して箱に入れる)、ギロッ(虫が付いてないか見る)。
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチブチブチブチッ、ポイッ、ドサッ(根っこから抜いて投げ捨てる)
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチブチブチブチッ、ポイッ、ドサッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチッ、ファサッ、ギロッ
    ブチブチブチブチッ、ポイッ、ドサッ

    虫をチェックしながら(ほとんどいなかった)、2時間以上かけて600gをゲット。腰が痛くなって中断です。畑の作業ってのはどれもこれも腰にきてしんどいです。

    シソの葉を洗う
    まずはシソの葉を丁寧に洗う

    いよいよジュース作りの開始です。シソの葉を洗います。これも腰にきます。
    鍋に4リットルの水を入れました。そこにシソの葉600グラムを豆乳。いや投入。(青シソ対赤シソは6対4くらい)
    それから火をつけて、じわじわ煮込んでいきます。

    シソの葉を鍋に投入
    笑えるくらいの量であります。600g。

    水がグツグツとしてきてから15分ほど煮込みました。

    シソ
    嵩(かさ)が減ってもこの量。

    ネットで調べた情報によれば、アクを取りながらグツグツコトコト煮るという話だったのですが、アクが浮くスペースがないのでアクがありません。15分煮て、シソの葉を捨てました。

    シソ
    葉を取り出していきます。

    アクを取っていないことが気になったので、葉を取り出した後、沸騰させてみました。そうしたらアクが出てきたのでそれをすくいました)

    シソのアク
    アク発見!!
    砂糖を投入
    砂糖を1kg!!

    さて、火を止めて、砂糖を入れます。ネットのバラバラの情報では、ここに入れるべき量は1~4kgでした。言ってみればシロップみたいなものを作るわけで、このジュースに水や炭酸で割って飲むのであまーーーくて良いわけです。
    さらに保存性を高めるために砂糖はタップリ入れるようです。個人的には1gも入れたくないのですが、保存のためにやむなく、1kgを豆乳、いや投入しました。
    そして、40gのクエン酸を入れていきます。この時に色が少し鮮やかになっていくのでした。

    クエン酸を投入
    クエン酸を豆乳。いや投入。色がスッキリした感じに。

    クエン酸の代わりに「レモン汁」や「酢」でも構わないようです。比率が分かりやすかったのでクエン酸にして、気分的な香りづけにレモン汁を少し入れました。

    紫蘇ジュース
    シソジュース完成。ワインの瓶に入れたら赤ワインのようになりました。

    透き通っていて、ゴミ的なものはなかったのですが、一応、器に注ぐ時に、リードペーパーで濾しました。

    ソーダ水で1:1で割って飲んでみました。個人的には甘みはない方が好きですが、まあまあ健康にも良さげで、焼酎割りでも飲めるし、星2つです。★★

    最後に豆知識。というかパクリ知識。
    紫蘇の「蘇」の字は「蘇生」の「蘇」。人が蘇(よみがえ)るほど健康に良い食材である、ということらしいですよ。私は昔、シソとレンコンで花粉症を治しました。シソが効いたのか、レンコンが効いたのか、分かりませんけど。両方かな。

     

    ■北見発見伝:社長宅

    我が家の近所に社長の家を発見しました。社長ですよ。社長の家なんですよ。

    社長の家

    真ん中あたりに見えませんか。
    見えないって?

    仕方ないな、拡大しましょう。

    社長の家

    ほらね。

    おしまい。


  • v217 グスベリジャム/北見発見:電話番号の覚え方

    ■グスベリでジャムを作る

    グスベリの実
    グスベリの実

    北海道にはグスベリという1m程の低木があります。子どもの頃(40年程前)、よくその実をつまんで食べていました。ただそれはとにかく酸っぱかったという記憶だけで、決して美味しいものではありませんでした。

    そのグスベリが、なんと我が家の敷地の2か所にワッサーと生えています。でも酸っぱいイメージから、去年は口にしませんでした。

    グスベリの木

    グスベリというのは北海道の方言だそうで、正確には「グースベリー」と言うらしく、東北辺りでは「スグリ」と言うのだそうです。「西洋スグリ」あるいは「グースベリー」と言うのが正しいようです。

    豆知識みたいなつまらん話になりました。

    さて、酸っぱいイメージしかなかったこいつを、今年、何気なくつまんでみると酸っぱい中に結構甘みがあり、何とも美味いような気がしたのでした。酸味が美味い年頃になったのですね。
    「これは何とかしたい」

    どういう食べ方があるのか調べてみると、ジャムぐらいしかありません。肉にかけるソースにも出来るようですが、そのために肉を買ってくると、当然「肉を食べた感」だけが残り、グスベリはどこへ行った的な感じになりそうなので、やはりジャムを作ってみることにしました。

    グスベリの実
    たくさん実が付いています。(8/13)

    実の色は最初は青く(緑ですが「青い」という言い方をします)、だんだんぶどうのような色になってきます。青い時の味が超酸っぱいのですが、その時点で摘んでジャムにしても美味いらしいです。

    それから、こいつには触るとスゴく痛いトゲがいっぱい生えています。だから鳥すらもこの実を食べに来ないほどで、とにかく手を突っ込んで採るのが大変でした。

    「いててっ!!」
    「いててっ!!」
    「いっ!!」
    「いててっ!!」
    「いてててっ!!」
    「いててっ!!」
    「いててっ!!」
    「いててててっ!!」
    「いててっ!!」(この9行無駄かも)

    そうこうしているうちに、何だが面倒になってきたので、思い切って枝をグッとつかんで、実をこそげ落とすように手前に引っ張ってみました。するとまったくトゲに刺さらず、一気に実を採ることに成功したのです。
    「こうすれば良いのか、ふふふ」
    プロの技を会得した気分でした。

    グスベリの実
    右は採った実、左は枝やヒゲみたいなのを取り除いた実。気が遠くなる手作業。

    調子に乗って採りまくったら3.6kgにもなってしまったのでした。小さい木なのですが、すごくたくさん実をつけることがわかります。去年まで放ったらかしていたのが、もったいなかったような気分です。
    さっそくジャム作りに入ります。調べたら3つの作り方があったので、3通り試してみました。

    グスベリの実
    まず水洗い。青いヤツも結構ありました。

    グスベリが3.6kgもあるので、何かと計算しやすいように、まず900gを取り分けました。そのグスベリに600mlのリンゴ果汁100%のジュースで煮詰めていきます。

    グスベリをリンゴジュースで煮込む
    北海道余市の美味しい贅沢なリンゴジュースです。

    アクを取りながらグツグツコトコト煮詰めていきます。どんどん煮詰めます。暑いです。ひたすらグツグツコトコトグツグツコトコト煮詰めます。

    グツグツ…
    コトコト…
    グツグツ…
    コトコト…
    グツグツ…
    コトコト…(長い時間がかかっている様子)

    「いい感じ」にドロドロなったので火を止め、冷まして、仕上げにレモン汁を大さじ1杯加えて完成です。

    簡単でしたが、大変でした。

    リンゴペクチンがセシウムを体外に排出させる、素晴らしいジャムです。(えぇー)
    それは本当ですけど、えーと、砂糖を使わないところが健康的です。

    逆に、砂糖を使っていないからか、酸味が強烈でした。
    うわーっ、すっぺーっ、ていうくらいの酸味です。ある意味、美味い。
    これぞ大人の味。ということで星みっつです。★★★

    続きまして、第2のジャム製法。
    900gのグスベリを沸騰したお湯にサッと通します。サッと通すと言っても900gも入れるとお湯がシューンとしてしまって、再沸騰を待っていたら結構時間がかかり、ちょっと熱を入れ過ぎたかも知れないと感じました。
    だから再沸騰する前にザル上げてしまいました。
    それからひたすら「こす」のです。

    グスベリを漉す
    すりこぎだけじゃなくヘラなども使ってこしました。手が疲れます。

    荒めのザルが良いようです。ひたすらゴリゴリゴリゴリやりました。

    ゴリゴリゴリゴリ…
    グチャグチャグチャグチャ…
    ゴリゴリゴリゴリ…
    グチャグチャグチャグチャ…
    ゴリゴリゴリゴリ…
    グチャグチャグチャグチャ…
    ゴリゴリゴリゴリ…
    グチャグチャグチャグチャ…
    ゴリゴリゴリゴリ…(大変な感じを表しています)

    するとグスベリのジュースみたいな感じになりました。

    グスベリを漉す
    カスも美味そうでしたが捨てました!!

    これに300g(グスベリ900gに対して3分の1)のグラニュー糖(砂糖でもOK)を豆乳。豆乳じゃなく投入。(おやじギャグ炸裂中)

    グラニュー糖を足す

    やはり酸味が強いので、甘みをたっぷり加える感じです。そしてレモン汁を大さじ1杯入れて、完成です。
    ちょっと水っぽいですが、ヨーグルトにピッタリ合いそうで、色鮮やかで、こりゃもう星みっっっつですっ。★★★
    この製法は、大量にカスを捨てるので、とっても贅沢な感じがします。逆に言えばもったいない。

    そして第3の製法は、割と常識的な方法。
    900gのグスベリに、300gのグラニュー糖を加えて、300mlの水で煮込みます。アクを取りながらひたすら煮込みます。グラニュー糖が入っている分、焦げやすいので注意しましょう。私はちゃんと焦がしてしまいました。(ダメじゃん!!)
    「いい感じ」になったら火を止め、あら熱を取り、大さじ1杯のレモン汁を加えて完成です。これが一番甘くなりました。焦がしたので星2つです。★★

    何のことはない、ジャムは、甘みを加えて煮込んでレモン汁入れたら出来るのです。やってみたら出来ました、というところです。

    味はどれも「独特の酸味があって、サッパリとして美味い」です。

    さて、残りの900gは、第1の製法、リンゴジュースで作りました。
    なぜかって?

    リンゴジュースが余っていたからさ。

    グスベリのジャム
    100円均一で瓶を買って来て、熱湯で消毒してから瓶詰めしました。
    Aはアップル、こしたB、普通に作ったC。ひとつはAとCを混ぜてみました。(8/14)

    ところで、なぜレモン汁を入れるのかご存知ですか。
    それは果実に含まれるペクチンを固めるためなんですよ。煮込んで冷ましただけではジャムっぽくならないのです。レモンは必須です。
    またくだらない豆知識が炸裂してしまいました。

    なーんてね。これ書きながら調べただけの知ったかぶりでした。
    それでは、みなさんも美味しいジャムを作ってくださいね。さようなら。
    (料理番組かっ!!)

     

    ■北見発見伝:電話番号の覚え方

    いつも気になっていたヤツです。たまたまカメラを傍らに置いて運転していた時に信号待ちになり、目の前にそれがあったので撮影出来ました。

    金星タクシー

    「兄さんの兄さんサンキュー」って…。

    「兄さんの兄さんサンキュー」って!!

    これ、手動で電話交換をしていた大昔、2339(兄さんサンキュー)の番号だったところに、後から局番の「23」が付いて、こうなったんだとか。
    タクシーではなく電話で呼ぶハイヤーだけに、覚えてほしい感は出ていますね。

    余談になりますが、以前家から電話したら、すごいことになりました。

    「もしもし、ハイヤーですか」
    「はい、ご利用ですね」
    「はい」
    「お待ちくださいね」ガチャッ!!

    で、40秒くらいで来てびっくりしました。
    ウチの電話番号が登録されているようで、自動表示されるのか、名前や住所を言う前に「ご利用ですね」と確認されて、電話は切られたのでした。そしてたまたますぐ近くを流していた車が来たというわけです。
    早いハイヤーの兄さんサンキュー。(おじさんだったけど)


  • v212 スギナ/宝ダニ/山菜だより/花だより

    ■大自然考察:スギナ

    スギナ
    みんなの嫌われ者スギナ

    どこにでも生えてきて、引っこ抜いても根が残り、深く広く進出していくスギナ。家庭菜園を楽しむ「サイエナー」(菜園er)にとってはにっくき存在だと思います。
    スギナについては昨年こう書きました。

    生命力が強過ぎて、野菜の養分を奪うだろうと思われ、
    とにかく見つけるたびに深く掘って引っこ抜いています。

    この考えは間違いだったかも知れないと思うようになりました。根拠は薄いのですが、「作物に大きな影響はなく、共存可能である」というどこかの知らない人のブログを見たからです。
    だからと言って、放っておくとスギナが大きく成長して、ろくでもない感じの畑になりそうですから、こまめに引っこ抜いてはいます。

    でも「闘ってはいけないのではないか」という思いが芽生え、逆にその強さを利用できないだろうか、と思ったのです。ちょぴっと調べると気になる事実がありました。

    ヤツらは腐葉土に混ぜると良い肥料が出来る。

    つまり、枯れて土に混ざれば、自らの多量のカルシウムで、多くの野菜が喜ぶアルカリ性の土になる。酸性土壌なら中性にしてしまう。てことは、畑にスギナの死体を混ぜたら、土壌改良(アルカリ土壌に)できるということでしょう。土壌改良のために、わざわざ石灰を混ぜなくても良いのです。

    そして、スギナには不思議と虫がつかないので、虫除け効果もあるかも知れない。そしてあの形状は、集めたら編み込んだワラのようになる。つまり、保温と保湿効果が望めるので、自然のマルチになるかも知れないのです。
    防虫、保温、保湿の効果があり、翌年には土壌改良剤となる、かも知れない。
    「かも知れない」ばっかりですが。

    そこで思いついたのが、
    「スギナを、野菜の種を撒いたところに乗せていく実験」でした。

    これはスゴいぞ。無駄がひとつもない。エコ過ぎる。(ドヤ顔)
    しかし誰もやってないのではないかと思えるし、何か落とし穴があるかも知れません。でも実験する価値はありそうなのでやってしまいました。

    隣の敷地が空き地になっていて、去年もタンポポがごっそり群生していましたが、そこにはスギナも群生しているのです。隣の人に「雑草は勝手に抜いて良い」と了解をもらい(隣も助かるし)、実験のためにスギナだけを抜きまくりました。6月1日。

    そして畝に乗せていったのです。こんな感じに。

    畑にスギナ
    畑にスギナを

    種を撒いて、まだ芽が出ていない畝です。いったいどうなるの。わくわく。わくわく。

    ところが、なかなか発芽しないのです。ちょっぴり芽が出るものの、なかなか成長しない。ちょっとイライラしました。
    多分それは「低温な気温」の方に原因があって、なんせ最低気温1度とか2度で、肌寒い日が続きましたので、スギナの効果が分からないのでした。(その割にはタンポポやスギナはワサワサ育っています。いわゆる「雑草」は本当に強いです)

    そうこうしているうちに、スギナが枯れてワラのようになりました。「敷きワラ」っぽくなって、天然のマルチになったわけですが、あまりにも作物の成長が遅いので、「失敗だなっ」と、イラッとしてスギナを通路に払い落としてしまいました。
    土に日光が当たらず、良くないのではないかと言うのもあり。(短気はいけませんね)

    そうしたらアレですよ。(泣)
    大粒のヒョウと猛烈な雷雨で壊滅っすよ。(泣)
    パルプンテみたいな呪文が炸裂してしまいました。種、撒き直しです。 (痛)

    枯れたスギナは通路に放ったらかしにして、そのまま秋には鋤き込む予定です。しかし自然が畑に与える影響というのは多種多様で、複雑で、スギナを鋤き込んだから上手く行ったとも言えませんし、失敗したとも言えないのです。
    ひとつひとつ検証していくしかないようです。

    ひょっとしたら人間は何にも分かっていないのかも知れません。

    農薬だって遺伝子組み換えだって、単一大量栽培だって、その影響がどのくらい先にどうなってしまうのか分からないのです。その時になって「想定外」の出来事が起こるわけですし、やはり、できるだけ自然に逆らわない方法を選択していくのが、未来の人のためには良かろうな、と思うのでした。スギナのことを考えていたら。

     

    ■大自然考察:宝ダニ

    5月25日、もう霜は降りないだろうと(2週間後にヒョウが降りましたけど)、ビニールのマルチを剥がした際、土の中に1mmくらいの真っ赤な虫が4匹いました。そのうちの1匹がこれ。

    タカラダニ
    赤い虫を、近くにあった木の板の上に移して撮影。

    もしこいつが繁殖すると気味が悪いので調べてみました。こいつは「ダニ」の一種で、少なくとも人間や植物には一切害がないとされる「タカラダニ」でした。

    害がないのであれば、殺す必要はありません。

    最初は、タカラをカラダと見間違えて、カラダに付くダニかと思い焦りました。この赤さが「子どもにとっては宝物」のように感じることから、「タカラダニ」とされたそうです。

    こいつはバッタやクモなどの節足動物に寄生するらしく、メスしか発見されておらず、単為生殖の生物らしいです。そして、主に土やコンクリート壁などに見られることから、苔を食べているの「かも」知れないそうです。

    「かも」て・・・。

    それで思ったのは、「人間ってこんな虫のことも良く分かっていない」ということでした。土の中のバクテリアなどに関しても、分かっているのは1%程度で、全然分かっちゃいないそうです。

    それより少し怒りを覚えたのは、この虫が「害虫扱い」されていることでした。その理由が「潰れると赤い液が洋服に付いたり、干している洗濯物が赤く汚れるから」だと。
    服が汚れるから薬で殺すってかっ。もう、バカバカバカ。

    私は単に、この赤さ、生き物の精巧さから、大自然のスゴさを感じます。

     

    ■山菜だより

    最近の山菜の記録です。

    フキ
    フキ。赤いフキより青いフキが美味いです。5/25
    コゴミ
    コゴミ。そろそろ終わり。5/25
    ワラビ
    ワラビ。まだまだこれからです。6/1
    ミツバ
    我が家の野良ミツバ。家の周りにいっぱい生えてます。美味いですよ。
    やちぶき
    やちぶき(エゾノリュウキンカ)。フキではない。ちょいニガ。おひたしで。6/3

     

    ■花だより

    我が家の庭の花を再び掲載します。

    たんぽぽ畑
    隣の敷地のたんぽぽ。キレイですね。5/24
    チューリップ
    チューリップ 5/24
    桜かな
    なんだろう 5/26
    なんだろう
    なんだろう 5/26
    なんだろう。バラかな
    なんだろう 5/26
    サクランボの花とクマンバチ
    サクランボの花。クマンバチがいっぱい来ます 5/26
    イチゴ
    イチゴですよ 5/26
    たんぽぽ
    たんぽぽって花も綿帽子も美しいのですよ 5/28
    白いチューリップ
    白いチューリップ。キレイですね 6/3
    なんだろう
    なんだろうか 6/3
    なんだろう
    なんでしょう 6/3
    スミレ
    大好きなスミレ。美しいです。 6/3
    なんだろう
    なんだろう 6/3
    クロユリかな
    クロユリかな 6/3
    ツツジ
    ツツジだね 6/3
    なんだろう
    なんだろう 6/3
    チューリップ
    チューリップの花が落ちた状態です。 6/3

  • v210 ひょ~!!/北見発見伝-バカにする木

    ■ひょ~!!

    近所の風景
    6月10日の風景とは思えない

    6月10日、外はヒョウで真っ白になりました。北の果て北見から涙の菜園だよりです。

    その日、朝は晴れておりました。テレビの天気予報では「大雨注意報」と「カミナリ警報」、「タツマキ注意報」が出ておりました。
    「こんなに天気が良いのにアホかっ」と思った予報でした。

    午後になって空が明るいのに暗いような変な感じになり、入道雲が出てきました。それがまた光が当たって美しいので、わざわざ写真を撮ったのでした。

    入道雲

    そして、晴れているのにカミナリが鳴り始めました。しばらくすると。晴れ間を残しながら激しいカミナリと共に大粒の雨が落ちてきました。
    「うんげろ~!! こりゃヤバいかも知れない。コンピュータを落とそう」
    急遽、仕事関係の方々に1時間の作業休止の連絡を入れ、コンピュータの電源を落とし、コンセントも抜いたのでした。

    ところがカミナリはすんなりと通り過ぎていき、1時間後には元通りの日常になりましたとさ。めでたしめでたし。コンピュータスイッチオンっ!!
    と思ったら、またまたカミナリがピカピカ光り、大粒の雨がドシャドシャと落ちてきました。
    「くっそー、フェイントかっ!!」
    そして激しい雨は目の前の畑を激しく痛めつけているのでした。

    「ちょっとトイレ」
    まずはトイレを済ませてから考えよう、てなわけでトイレに入ると、雨の音はさらに激しくなって、あまり聞いたことのないようなスゴい音が聞こえてきたのでした。

    『雨が強烈になったな。畑に新聞紙でもかけて野菜を守らねばっ』

    なーんて思いつつトイレを出て、窓から外を見ると、見たこともないような白い大きな粒が、バラバラドカドカと隙間が無いくらい降っていたのです。

    畑にヒョウが降る
    うわーっ、オラの畑に何するだー
    屋根にヒョウが当たりうるさい
    屋根にヒョウが当たりスゴい音が…

    畑に新聞紙とか、何をやってもダメそうでした。
    そもそもヒョウが当たると痛いので外にも出られません。ただ、10分くらいでヒョウはおさまり、雨も小降りになりました。とりあえず畑の様子を見に外へ。

    畑は水浸し
    うぎゃー、ヒョウだらけ & 水浸し
    隣の畑
    お隣の畑も結構やられている
    やられたキュウリ
    丸い粒がヒョウ。約1cm。キュウリも急死? 葉っぱがちぎれている。
    やられたカラーピーマン
    カラーピーマンも折れていた
    水浸しの畑
    もう洪水っす
    畑
    これは1週間ほど前の状態。マルチを外したらヒョウが降るって、天の嫌がらせ?

    結局、カミナリは断続的に翌朝の4時くらいまで続いていました。
    そして朝の7時ころには素晴らしく良い天気になりました。鳥がさえずり、ヒンヤリとした風が心地良いのでした。

    豪雨・カミナリ・ヒョウ、確かにひどかった。でもそれと同等の快適な朝。
    「これでトントンだぜ」
    とカミサマが言いました。ニヤニヤしながら。

    で、畑の様子はと言うと・・・

    やられたエンドウ
    まるで粉々、生えてきたばかりのエンドウ豆。 多分死んではいないはずだが…。
    やられたズッキーニ
    いよいよこれから、という感じのズッキーニも泥だらけ。 でも死んではいないはず。
    やられたダイコン
    芽が出たばかりのダイコンもボロボロ。頼む、死なないでくれ。
    やられたシュンギク
    順調に育っていたシュンギク。死んだかも。結構たくさん。
    やられたホウレンソウ
    一番良いペースで育っていたホウレンソウもこの通り。頑張れ。

     

    ■北見発見伝:人をバカにする木

    先日、道を歩いていましたら、低い変な松の木のような木々が、人間をバカにしていました。いけませんね。

    人をバカにする木
    どうですこの人をバカにした雰囲気

    分かりませんか。ひとつひとつが、こんなことしてるじゃないですか。

    FUCK'N
    ほらね。このファッキン野郎どもめっ!! ってさ

    地元「愉快な北見」ネタはなかなかありません…。


  • v209 菜園だより/山菜だより/花だより

    ■菜園だより

    花と猫
    すいせんの花とノラネコ

    5月でも雪が降る北の果て北見から菜園だよりです。晴れた日は風がひんやりして爽やかっぽい感じがします。どうか、この爽やかな風にセシウム137やストロンチウム90が混ざっていませんように。 |||(-_-;)||||||

    今朝は雪が混じっていましたが…。

    さて、家庭菜園的なことを始めて2年目に入りました。我流ながら、土の雑味(草の根や石やゴミ)を取ったり、畑部分を広げて行く過程で、すっかりスコップや軍手や長靴に慣れてしまっていて、土作りのプロみたいな気分になってきました。

    そして、どうですかこの畝(うね)のレイアウト。
    手で丹念に土のかたまりを適度に潰して、細やかに仕上げてみました。(笑)

    畑2011

    畑の設計図というか全体図はこれ。写真は図の右上部分になります。

    畑の全体図
    全体図。上が南。太陽は左から昇り、右に沈みます。(画像をクリックすると別窓で拡大) 南(図の上)側に大きな家と塀と高い木があり、日陰部分が刻々と変わります。

    昨年同様、互いの成長を助け合う「コンパニオンプランツ」を考慮し、さらには陽当たり具合を観察し、半日陰部分にはそれに適した作物を配置。
    そして、近所の畑を観察して「マルチ」(注1)なるものを見よう見まねで作成。

    さらに、元を取るために、買うと高いホウレンソウやルッコラを増量。
    何かと便利なネギ、ニラ、ニンニクなどを増量。

    畑の暴れん坊将軍「夕顔」には、暴れさせない棚を作成。アスパラは6株植え足し、来年から年々収穫が増えて行く算段です。
    去年、失敗した「ポットで苗を作る」作業も着々と進行中。

    失敗から学び実践する私。
    むふふ。パーペキ。(ふるっ!!)

    そしてもちろん昨年同様、完全無農薬。そして低肥料。自然の食物連鎖的な力によって、健全な食べ物を作り、頂こうというタクラミなのです。
    将来的にはさらに自然力を高めて、必殺の自然農法(注2)へと向かいたい。理念、理想を追えば、多分そこへ行き着くのであります。

    先日、我が家の庭にいつもやってくる、花粉を運んでくれるでっかいクマンバチが、プレハブの中に入ってきて、仕事をする私の足元でスヤスヤ寝ていきました。(10分くらい動かなかった)
    それから顔の周りをブンブン飛ぶなど、集中力を削ぎまくってくれました。

    でも蜂は花粉を運び、植物に実をつける重要な役割がありますから、集中力を削がれたくらいで殺してはいけません。
    本当に、生き物の役割を実感することが多い日々を送っています。

     

    ■山菜だより

    今年もふきのとうや、フキ、コゴミを採ってきて食べました。コゴミはシダ植物で、葉っぱが開く前の、クルクル巻いた状態のものを食べるのですが、これがおひたしでも天ぷらでも、何とも良い食感で美味いのです。

    コゴミ
    コゴミ

    それから「よぶすまそう (夜衾草)」という、カラシ風味の独特の風味の草も食べてみました。飲酒歴の長い私には、つまみとして美味しかったです。
    それからツクシも食べました。そしてタンポポも食べてみました。タンポポは葉っぱをパスタに混ぜてみました。ちょいニガでした。でも食えますよ。

    それから、庭のあちこちに、野良アスパラが散在していまして、4本ばかりカットしました。

    アスパラ
    我が家の野良アスパラ

    カット面がみずみずしく、そのままかじると甘くて最高でした。茹でてマヨで食いました。アスパラは近くの公園の脇などにも、ニョキニョキ出ていたりします。最初に野良アスパラを見た時には笑ってしまいました。

     

    ■花だより

    我が家の庭にはワケの分からない花も結構咲いています。
    癒しになるか分かりませんが、ビジュアルをお裾分けします。

    ヒヤシンス
    多分ヒヤシンス
    花
    なんだろう
    スイセン
    スイセン
    千島桜
    千島桜
    千島桜
    これも千島桜かな
    花
    なんだろう
    ムスカリ
    ムスカリ
    白いムスカリ
    白いムスカリかな
    花
    なんだろな
    花
    なんじゃらほい
    花
    なんでしょう
    タイム
    去年、種をばらまいておいたタイム。やった!!
    芝桜
    芝ザクラ(サクラソウ)
    花
    なんやろ
    チューリップ
    チューリップ。寒いのでキュッと閉じている。
    花
    分からない
    猫
    9年前にゴミ箱から救出したトラッシュちゃんです。

    それではまた。

    (注1)マルチとは、土にビニールなどを掛けて、作物を寒さや虫から守る方法です。
    (注2)自然農法とは、耕さず、除草もせず、肥料を与えず、農薬を使わない農法。徹底した観察により「適所に種を撒き、放置プレー」が基本。