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  • v235 びっくりちゃん生還

    ■びっくりちゃん生還

    びっくりちゃん
    2013年1月18日、約40日ぶりに生還。ガリガリに痩せていた。

    我が家では、このびっくりしたような目をしている野良猫をびっくりちゃんと呼んでいます。いったい何歳なのか分からないくらい前からこの辺りをウロウロしています。
    1年2か月前の「びっくりちゃん」の姿はこうでした。

    びっくりちゃん
    びっくりちゃん

    2011年11月26日。スズメをお土産に持ってきてくれました。(泣)

    2012年にびっくりちゃんを撮った写真はほとんどありませんでした。自由過ぎる猫なので撮影機会が少なかったのです。

    2012年12月は、12月にしては異常な氷点下20度前後の日が続いていました。
    びっくりちゃんがいつものように我が家に入り込んで、ストーブの前でゴロ寝をしていると、我が家の“ちゃめぞう”が「オレと遊ばんかいワレ」としつこくちょっかいをかけていました。

    それでびっくりちゃんが外に出たいと言うので、めちゃめちゃ寒くて大雪の夜に外に出してやりました。12月8日頃でした。

    その日からびっくりちゃんはバッタリ来なくなってしまっていました。雪でどこかに閉じ込められたりしてないだろうか、除雪車に撥ねられてないだろうかと心配でした。

    1か月を過ぎても来ないので、ひょっとしたら近所の家で可愛がられているのかも知れないし、凍死しているかも知れないと思いました。

    1月18日、40日ぶりにびっくりちゃんが来ました。ああ、やっぱり別荘で悠々自適の生活を送っていたのか、と思っていたら、その姿がひどいもので、なき声も出せず、さわってみると骨張ってガリガリになっていました。

    肉球が、土を掻いたのか汚れまくっていて、体も埃まみれでした。

    軒下かどこかに閉じ込められたのかも知れません。40日間食べるものもなく、氷点下20度の世界でじっとしていたと考えられます。

    びっくりちゃん
    びっくりちゃん

    びっくりちゃん
    そう簡単には死なねーぜ(メスです)

    しかしこのびっくりちゃんの生命力にはびっくりです。わずか1日で声が出て、4~5日で体に肉がついて回復してしまいました。強いなー野良は。

    しかしまあホントにこの厳しすぎる自然の中で、猫も鳥もよく生きているものだと思うこの頃です。

    ということで、ここからはネコ写真をお楽しみください。

     

    クロちゃん
    クロちゃん!!
    ちゃめ
    我が家のチンピラ“ちゃめぞう”くん。恐ろしく元気です。
    びっくりちゃん
    2010年8月31日、びっくりちゃんスズメをゲット
    びっくりちゃん
    2011年元旦のびっくりちゃん
    茶~ぶー
    最近の茶~ぶー
    トラッシュちゃん
    最近のトラッシュ
    トラッシュちゃん
    同じくトラッシュ
    北見の野良猫
    近所ではないところで撮った北見の野良猫
    北見の野良猫
    近所ではないところで撮った北見の野良猫
    北見の野良猫
    近所ではないところで撮った北見の野良猫
    北見の野良猫
    近所ではないところで撮った北見の野良猫

     

    おまいらすごいぞ。頑張れ。


  • v234 鹿を喰らう

    ■鹿を喰らう

    鹿肉パーティ
    この怪しげな集会はいったい

    北海道に住むと、「鹿を撃つ人の知り合い」から鹿肉をもらったからあげるよ、とか、一緒に食べよう、なんてことはよくある話です。
    それが来ました。小学校時代の友達から、一緒に食べようというお誘いが。
    しかも今回は「刺身も食える」という話でした。

    「鹿の刺身とは、さすがに珍しい。初めて聞いたかも。刺身となると酒を飲まないわけにはいかないなぁ。しかし、酒を飲むとなると車では行けないなぁ。次の日仕事もあるから、泊まるわけにもいかないなぁ」

    そこで、車で迎えに来てもらって、帰りはJRの汽車(北海道では電車とは言いません)を利用することにしました。

    1月27日(日)、午後4時に友達が車で我が家に迎えに来ました。そして我が家から西へ25kmの隣町・留辺蘂(るべしべ)へと向かいました。

    最近、痛風のような手足の先の違和感があるため、酒は焼酎、それもお湯で割って体に負担をかけないようにしていました。芋焼酎はお湯で割るともったいないので、いつもの麦焼酎の「いいちこ」を持っていきました。

    鹿肉
    じゃじゃーん!! シカにしては脂が乗っています(これは刺身用の肉じゃありません)

    この「鹿肉バラ」は、あばらの周辺部位で、鹿肉の中ではかなり美味いところらしいです。赤身に脂身がもれなく付いてくる逸品であります。
    (鹿肉って脂身が少ないパサパサのイメージでしたが、これは違いました)
    細かくカットされていて、この切り方もコツがあるんだとか。

    そしてなにげにあと2人友達も来ていて、なにげに鹿児島の芋の地焼酎を持ってきていました。

    『ああ、めちゃくちゃ美味そうな酒』

    この心の声は見透かされてしまい、
    「美味いぞ、いいから飲め飲め。どんどん飲め」
    と言う言葉に抵抗する術もなく、痛風になってもいいじゃないか、的なノリでいただいてしまいました。普段酒をセーブしていたのでいきなり酔いが回ってきました。
    「あー、酒がうますぎるー!!」

    鹿肉
    じゅーじゅー

    そして肉をプレートに豆乳。いや投入。
    もう見るからに美味そうですね。美味いです。まるでラム肉のような味で、濃厚でいてしつこくもなく、大自然が育んだ・・・グルメ番組かっ!!
    こういう時の「ジューシー」とか「味に深み」とか、表現的にもう何かうんざりですよね。だからこうしましょう。

    食わなきゃ分からない味。いやー、美味かったわ。(なんじゃろ)

    さぁ、そして来ましたよ、鹿肉の刺身!!

    鹿肉
    背ロースです。“さし”が入ってます

    もう馬過ぎ。

     

    馬じゃねーし。

     

    シカ過ぎ。いや美味過ぎ。

     

    しょうが醤油で食べました。
    これ東京の良いとこで食べたら何万円もしそうです。
    部位は「背骨の脇あたり」とか言ってました。今度シカが倒れていたらその背骨沿いの肉を切り取って、て、できんわ。無理無理。

    そして酒がすすむのなんので、だんだん記憶が飛ぶエリアに入ってきました。

     

    NG写真
    なんかこんなピンボケの写真が
    NG写真
    何を撮ったのか
    NG写真
    なんだこれは
    NG写真
    駅か
    NG写真
    駅の中の横断歩道橋の上から
    NG写真
    汽車が来てます
    NG写真
    汽車のドアか?
    NG写真
    根性で写真撮ってます。温度差でレンズがあきらかに曇っている

    翌日、写真を見てびっくりでした。汽車に乗った記憶もなく。
    二日酔いながらも、良い酒だったので気分は悪くありませんでした。しかし異常に疲れていて、ぐったりとして、この通信を書くまでの気力が戻るまでに3日かかったのです。
    実は鹿肉を食べた日とその前日、雪かきに次ぐ雪かきでクタクタだったのでした。

    それはともかく、そのグッタリしていた月曜日の午前、駅から電話が来ました。
    「携帯電話を落としませんでしたか」
    「あっ」
    「どんなヤツか言ってもらえますか」
    「白い2つ折り、今時ピッチ使ってます」
    「携帯の番号は」
    「えー、070の・・・」
    「どうやらあなたのものですね」
    「はい、すいません」
    「一応、個人情報になりますが、拝見させてもらいました」
    「全然オーケーです」
    「それで“自宅”というリストに電話してみた次第です」
    「ああ、本当にすいません」
    「こちらこそ、リストを見てすいません」
    「いえいえ面倒かけてすいません」
    「ほんと、個人情報、すいません」
    「いえいえ面倒かけてすいません」
    「ほんと、個人情報、すいません」
    「すいません」
    「すいません」

    と最後は両者、すいませんの嵐となっていました。
    飲んだら忘れ物落とし物に注意しませう。


  • v233 「雪と氷と肉の祭典2013」を開催

    ■「雪と氷と肉の祭典2013」を開催

    庭で焼肉
    デジャヴのようなこの光景は!!

    連日氷点下20度を下回り、最高気温が氷点下7度前後の厳しい寒さが続いています。

    3か月前に開催した「収穫祭」のあと、「どうせやるならめちゃくちゃ寒い時期」にもやろうという話になっていました。
    条件的には申し分なく、新年会を兼ねて1月13日の日曜日に開催することにしました。

    すると、なんということでしょう、前日までの厳しい寒さは少しゆるみ、朝の気温が氷点下14度といつもより6度以上も暖かくなってしまいました。

    気温氷点下4度
    正午開始。なんと氷点下4度という暖かさ

    極寒の地で、焼いた肉をつまんだとたんカチカチに凍り、付けようとしたタレもカチカチに凍っている面白い図を思い描いていただけに、残念な寒さとなりました。

    寒中肉祭り
    予想以上に暖かく、残念な表情を見せる全メンバー

    よく「雪が降ると暖かい」と言われます。晴れて放射冷却になる方が寒いからなのです。この日はくもり。寒さはゆるく、やがて雪がチラホラ降ってきて、肉に降り積もっていきました。

    焼肉
    これがホントの霜降り肉(ギャグはさむい)
    焼肉
    これは何だ

    寒い中で飲む酒はやはり「焼酎のお湯割り」。それと日本酒の燗(かん)。
    なんだかんだ氷点下ですから、あたたかいヤツがノドを通ってハラワタに沁みわたると、幸せな気分満開になります。
    「皮膚ヒンヤリの内蔵ポカポカ」であります。

    レンタンストーブで燗酒
    初めてレンタンストーブを使ってみました

    レンタンストーブには驚きました。レンタンに火がつきやすく、火力は思ったより強く、お手軽で便利でした。世の中便利になったなぁと思うのでした。(逆ですね。昔からのものは便利です。カセットコンロストーブは使い物にならず、世界はどんどん劣化しているように感じる今日この頃)

    水がすぐに沸いて、どんどん蒸発していくため、雪を突っ込んでみたりしました。

    燗酒
    でも、すぐ沸く

    トックリは、前日にわざわざリサイクルショップへ行き、1本20円で購入。特別な美しさや価値はないんですが、「普通な感じ」っていうんでしょうかねぇ。
    「これでお燗の準備はOK。バッチリ」という気分でした。

    さて、ところが衝撃的事実。このトックリの中に入っている液体はというと、極上の地酒ではなく、低質な日本酒でもありません。

    トックリの中は水ですよ、水。

    このトックリで沸いたお湯で焼酎を割ります。こうすることで、「焼酎のうまみが格段に増す」ということは絶対にありません。(キッパリ)

    これはただ単に、日本酒を持参すると言っていたメンバーが
    「あ、日本酒忘れた」
    のひとことで、せっかく用意したトックリに水を注ぐことになったのです。
    もったいないから使うという貧乏性。

    温かいお湯割りは程よくアルコールを体内に循環させ、他愛もない話に花が咲き、住宅地に笑い声が広がりました。
    そして垂れる鼻水。

    しかし時間の経過と共に体感温度に変化が出てきました。
    徐々に冷え込みを感じては温度計をチェック。
    「氷点下5度」
    「あれ、大したことないな」

    クソつまらない話にはじける笑い。
    徐々に冷え込みを感じては温度計をチェック。
    「氷点下5度」
    「おかしいな、寒いような気がするが」

    どうでもいい話に透き通るような高音の笑い声。近所迷惑。
    徐々に冷え込みを感じては温度計をチェック。
    「氷点下5度」
    「ホントに?」

    『やっぱ寒いのでは』的なメンバーの顔。
    氷点下5度に3時間もいると寒いのですね。やっぱ。

    それでもしっかりベロベロに仕上がったメンバーの一人が、路肩に積み上がった雪の壁に突き刺さりながら千鳥足で去って行きました。
    翌日にメールが来たことで、凍死してないことが分かり安心しました。

    極寒の飲酒は危険かも知れません。よい子は真似するのはやめましょう。


  • v232 年始にワカサギを釣る

    ■年始にワカサギを釣る

    網走湖でワカサギ釣り
    初の本格的ワカサギ釣りは罰ゲーム?

    年末にワカサギ3匹を川の字にして気持ちも暮れている中、新年5日の北海道新聞の夕刊に
    「氷上わくわく ワカサギ次々」
    と、語呂の良い見出しが目に止まりました。
    「網走湖のワカサギ釣りが解禁になって、ドーパミンが出まくっている釣り客の写真付きの記事」でした。

    新聞記事
    「遊漁料」中学生以上800円。小学生以下400円。元は取れるか。

    この様子はテレビのローカルニュースでも流れました。
    有料もやむなし、暮れっぱなしの心を解放するためにも、6日・日曜日の朝に45km先の現地へと向かったのです。
    新聞テレビの効果は絶大で、駐車場の車のナンバーのほとんどは地元「北見」ではない地名ばかりでした。札幌、室蘭、旭川、帯広、釧路。みなさん遠くから来ていらっしゃる。

    駐車場
    駐車場
    地図
    赤い丸のところからはるばる★の釣り場までやってくるのです

    その日は新聞記事の写真とは違い、曇り時々雪&強風&低温という気候になりました。心はますます暮れていきます。
    湖面の氷上はテントでいっぱいで、多くの人はテントの中でぬくぬくと釣りを楽しんでいるようでした。(外から見えないけど楽しそうなオーラが出ています)
    貸しテントはあるのかも知れませんが、遊漁料でアップアップの我々は、寒いのを見越してカセットコンロストーブを持っていったのです。ところが、それは風に弱く使い物になりませんでした。

    網走湖ワカサギ釣り場
    網走湖、「呼人(よびと)」の会場はテントの中で大にぎわい

    ワカサギ用の糸には7つほどの針が付いています。それが、いきなり私の手袋に引っ掛かりました。
    「おー、手袋が釣れたっ」
    定番のクソつまらないギャグを飛ばしたものの、針が取れず、延々と時間が過ぎていきました。しかも寒い。暮れなずむ心。
    そんな中、カミさんが最初に2匹をヒット!!

    釣れたっ
    やっと釣れ始めた

    私も釣れた手袋がやっと外れて、ちゃんと手に装着。釣り糸を垂れて、いよいよドーパミン炸裂か。
    「あ、釣れたっ、やったー!!」
    おっと、手袋は外さないとまた手袋が釣れてしまう。手袋を外し、ワカサギを針から外します。手袋を外したままだと凍傷になってしまうので手袋を装着。
    「あ、釣れた」
    手袋を外しワカサギを外します。手袋装着。
    「あ、釣れた」
    手袋を外しワカサギを外します。手袋装着。
    「あー、めんどくさいっ!!」

    めんどくさいのよ。どうしたもんかな。うーん。どうにもならない。
    「あ、釣れた」
    手袋を外しワカサギを外します。手袋装着。
    「あ、釣れた」
    手袋を外しワカサギを外します。手袋装着。
    「あー、めんどくさいったらっ!! もう!!」

    というわけで、針が引っ掛からず暖かい手袋を開発すれば儲かるかも知れませんね。

    釣れたワカサギ
    ワカサギにしてはけっこう大きい
    ワカサギ釣り
    しかし思ったほど多くは釣れませんでした

    体感的には氷点下10度前後ではなかったかと思います。テントなしの他の釣り客も寒さに耐えていました。

    ワカサギ釣り
    寒そう
    ワカサギ釣り
    寒そう

    さて、釣果はというと、45匹。
    遊漁料にガソリン代、撒き餌に釣り糸、椅子のレンタルなどなど、1匹100円ほどの超高級ワカサギとなったのでした。

    帰宅するとまたまたやってきた野良猫クロちゃんに3匹、我が家の茶~ぶーに4匹プレゼントして、あとは唐揚げにして食べました。

    ちゃめとワカサギ
    「ちゃめぞう」(↑)も「トラッシュ」も猫のくせに生魚が嫌いらしく絶対に食べません

    唐揚げの方法は、美幌の釣り具屋に寄った時に、ワカサギコーナーに書かれていたレシピを参考にしました。それはワカサギを塩水で洗って、塩こしょうして、小麦粉と片栗粉1:1で混ぜて170度で揚げる、です。

    ワカサギの唐揚げ
    上の茶色いのは鶏肉

    十分に腹一杯になりました。たくさん釣るのも良いのですが、このくらいが適量かなと、結果的に思います。ワカサギくんに感謝。


  • v231 年末にワカサギを釣る

    ■年末にワカサギを釣る

    ワカサギ
    ざっと3000匹はいるのではないかと思います

    2012年12月29日。我が家から50kmの網走港へチカを釣りに出かけました。しかし、釣り人の姿はほとんどなく閑散としていました。

    網走港
    人影はなく、車が数台偵察に来ては去っていきました。

    かつてないほどチカが釣れない、という話は聞いていましたが、ここまでとは。
    網走の港と言っても広く、車でうろうろとしていましたら、何やら釣り人が20人ほど固まっている一角がありました。

    網走港
    ここだけ大盛況

    何やらアミを使って細かい魚をすくっています。近づいて見ると、それはチカではなく、なんとワカサギでした。
    ワカサギって淡水魚かと思っていたら、海でも生きられるみたいです。しかしまあなんという凄い量。最初の写真がそれです。(知らないおじさんに話を聞き、写真を撮らせてもらいました)
    アミですくっている人は10人くらいで、それぞれが容器に一杯になるとまた別の容器に入れていました。笑いが止まらない感じです。多分、パチンコの確変状態に似ているのかなと思うのでした。

    すぐ側で釣り糸を垂れてみたのですが、チカの針では大きさも合わないし、まるで釣れません。釣り糸で釣っていた人が数人いましたが、それでも全然釣れていないようでした。ワカサギはこの一角にしかいないようでしたし(周辺に釣り客がいない)、このピンポイントで、アミでかき回しているのですから、釣るのは難しいのかも知れません。

    『それにしても風情がないなぁ』
    『近所に配っても余るだろうに』
    『これって釣りじゃないし、趣味にしてはやり過ぎでは』
    『人間の欲望は果てしないのだな』

    見れば見るほど、獲り過ぎじゃないのかと、ちょっとばかり疑問が湧くというか、とても腹立たしいのでした。というのも私が釣った漁獲量はこうでしたから。

    ワカサギ
    海で釣ったワカサギが川の字に

    そうです、これが今回の釣果(ちょうか)です。でもこれで良いじゃないですか。ひがみとか妬みじゃなく、やっぱ、アミですくって持ってくのって、ちょっと何か違うなと思うのでした。
    実は、私は釣りがそんなに好きではありません。釣りの醍醐味とかどうでもいいです。釣りは自給自足生活の練習、訓練なのであり、食料をラクに手にする方法にいちゃもんをつける理由はありません。
    いや、むしろアミで大量にすくって保存食に加工してこそ、真のサバイバーかも知れません。しかしなんか美しくないというか、ズルいというか、インチキというか、もう

    『ちゃんと一匹ずつ釣れよっ!!』

    みたいな気持ちでした。それはやはり、そんなやり方はもう「商売的」であり、「大量消費」であり、「自然破壊」であり、「無駄な殺生」であり、「独り占め」であり、「足るを知らない」であり、「貧しい心」であり、もう、あー、くっそー、みたいな気分。

    確変でドーパミンが出まくり、笑いが止まらない釣り客を尻目に、仕方なく55km北方のサロマ湖へ向かいました。
    以前(v219)チカを狙ってサンマが釣れてドーパミンが出まくりウハウハ状態になったトップシの港を目指したのです。ところがそのトップシも釣り人は一人もいませんでした。釣れるのであれば人で賑わっているはずで、ここもあきらめました。

    そしてまた以前楽しい思いをしたこの近所のトコタン川へ行くと、川はすでに氷が張っていて、少しの釣り客が、薄いんじゃないかと思える氷の上で釣りをしていました。

    トコタン川
    歩くとミシミシ音がしました

    確かに今年の寒さは異常であり異様であり、寒過ぎて川も凍るのですが、1~2か月は早い気がする。
    こわごわ乗り込んで、誰かが空けた穴を利用して釣り糸を垂れてみましたが、1匹も釣れませんでした。
    結局、漁獲量はこうです。

    ワカサギ
    海で釣ったワカサギが川の字に

    ああ、笑いたまえ、笑いたまえよ。(笑)←自分で笑う

    帰宅すると、野良猫のクロちゃんがいつものように我が家にやってきました。こいつは家には入らないので、皿に貴重なワカサギを盛りつけ、外に出したら、クロちゃんは美味しそうに平らげて満足そうに立ち去っていきました。

    クロちゃん
    クロちゃん。氷点下20度でも生きている。頑張れ。

    ああ、今日はこれで報われた、と思ったのでした。