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  • v446 菊芋チップス完成っ

    5月22日から次々に製品化しています。(5/23撮影)

    菊芋チップスの販売を開始しますっ。

    今年はついに乾燥システムの安定化を図りまして、今までのような「靴乾燥機」や「布団乾燥機」、「ビニールルーム」、「灯油ストーブ」、「竹かご」、「石焼き芋用の石」などを駆使して作ったチップスではなく、普通のやり方にしました。

    温度指定をして時間を設定する「電気乾燥機」です。

    その前の工程である、スライスについても、電気スライサーの一部が破損した事で、手動のスライスに変えたのですが、そのことで、電動スライサーがとっても効率が悪く、音がうるさく、時間はかかるし、無駄が多く出ることを実感しました。人間の手の早いこと早いこと。

    指を切らないことを優先して、逆に随分と労力を使っていたなぁと思いました。

    健康重視はもちろん最優先です。電気スライサーがイカレた時はどうしようと思いましたが、仕方なく使った「カッターガード手袋」がかなりの優れもので、最初からこれを使うんだったと今では思っています。いろいろと経験してわかったことなので無駄ではなかったですが。

    それから、それっぽいシールやらショップカードやらも作りました。

    で、まあ、だいたい、こういう具合に万全を期すと、コロナが発生したり、いろんなことが起こってきますね。(こう書くと私が原因みたいになっちゃいますが)
    「なんだかなー」ってならないことを祈るばかりです。

    ということで、6月1日より、80グラム1000円(税込)で販売開始しました。
    上のメニュー(赤い帯)の「菊芋販売」のページをご覧ください。
    メールでの受付になります。

    本当は「かごに入れてポチっ」とやって、カードかなんかでサクッと買えるシステムにしたいのですが・・・。webは異次元でむずかしっ!!


  • v435 菊芋チップス完売

    おかげさまで、菊芋チップスは完売しました。
    次期は自然と相談して決めます。しばらくお待ちください。

    秋の収穫時期からすぐの時は、何も考えずにひたすら「スライス&乾燥」の作業を進めましたが、いっぺんにはできないのでした。生の菊芋の保存期間がどれくらいなのかが勝負所でした。よく2か月間も作り続けることができたとは思います。(常温で1週間とも言われています)

    ここ北見では氷点下10度20度は普通なので、腐るということはありませんでした。発泡スチロールの箱に土と菊芋をサンドし、ミルフィーユ状態にして、「玄関」と「外」に置いてみました。(ていうかそこ以外に置く場所がなかった)
    玄関に置いたものでもカチカチに凍りました。外に置いたものは、菊芋が可哀想すぎて、12月のうちに玄関へと移動しました。

    この冬は1月が終わる頃までほとんど雪が降らず、雪による保温効果がなかったため、外置きでは菊芋は凍死するような気がしました。実際のところはどのくらいで細胞が破壊されてしまうのかわかりません。

    1月2日。0度くらいだったか、少し暖かかったので、箱の中身を出してみることにしました。

    左上、土と菊芋が凍って四角くなったままスポッと外せた。積雪はゼロ。
    とおー、ジャーマンスープレックスで崩す
    菊芋だけ箱に入れる

    もちろん菊芋も凍っているのですが、悪くはなっていないのでした。それをゆっくり解凍するため、バケツに小分けに入れて、寒いけど凍らない程度の廊下に置き、頃合いを見て順繰りにスライスしていきました。

    スライスするまでにも、土を綺麗に落とす作業がまた大変で、大きなタライの上でブラッシングしました。水で洗えば早いのですが、台所では土が出すぎ、外で洗おうにも、水を使えば全部凍るだけ。ということで土落としには苦労しました。

    また、乾燥方法については、昨年、靴乾燥機などを使ったのですが、今年は布団乾燥機と室内ビニールハウスで大量生産を図ったものの、うまく機能せず失敗。ナオヒロくんがうまい乾燥方法をナオヒロ邸で確立(企業秘密)したため、その方法に乗っかりました。

    わが研究所でも、環境の整備に腐心しながらも、なかなかうまくはいかず、品質が安定しないため、今回はひたすらナオヒロくんに負担をかけ続けました。

    菊芋チップスは、冷凍保存した菊芋でも作れることはわかりましたが、その手間があまりにも過酷(なんだかんだ乾燥だけで3日以上かかってしまう)で、「ちょーラクしたい派」の私としては、質の安定も考え、まともな食品乾燥機を購入することにしました。乾燥させるだけですから機械化しても良いかなと。時間短縮はできそうです。この1、2か月は実験期間となります。

    次期は春になります。菊芋はまだ大量に畑に残っています。菊芋が死んでいないことを祈ります。多分大丈夫。春は逆に凍りつくことがなくなるため、収穫後は速攻で一気にチップスを作っていかないと、菊芋が腐ってしまう可能性が高いです。

    秋の収穫時期には、凍らせて保管することもできますが、もうミルフィーユ保管はイヤ。(笑)
    収穫と同時に一気にチップスにしていくつもりです。チャッチャと終わらすっ。

    つまりどんな時期であっても、速攻でチップスにし続ける必要が出てきます。恐ろしいです。だって機械化してもやっぱりちょっとずつしかできないんだもん。(結局ラクはできそうもない)

    でもやるしかない。なぜなら菊芋は、今後の日本では必要不可欠の野菜となるからです。(大きく出たな)

    健康維持のためにも、特別な意味を持ってくるものだと確信しております。超自然食であり、多様な効果がある。もし、売れなかったら、自分とナオヒロくんだけがどんどん健康になっていきます。うまくいっても失敗しても大丈夫。(泣)

    頑張りマウス。


  • v430 菊芋チップス量産中

    少ない窓辺は干しカゴだらけ

    菊芋は結局採りきれず、畑に半分は残してしまいました。春にどうなっているかを調べて、食べられたらいいのになぁ(多分食える)、というところ。

    そして、こちら北見ではすでに氷点下も2桁となり、土と菊芋のミルフィーユにした発泡スチロールの箱は外に置いてあり、箱の中は凍ってるだろうなぁと、絶望視しています。

    腐るわけではないので、それらをチップスにできれば無駄にはならないだろうとは思います。

    そして部屋で冷えている凍っていない菊芋たちがそこそこあります。現在20個の干しカゴをフルに活用し菊芋チップス(乾燥菊芋)を量産中で、同時にナオヒロくんも参戦し、なかなか高品質と思えるチップスが出来てきているところです。去年の試作よりは雑味がなくはるかに美味いです。

    直径35センチの干しカゴに菊芋をセットし、カラカラに干します。干すとギューッと縮みます。猫の目で言えば夜と昼の黒目くらい。菊芋チップス100グラム作るには10カゴくらい、もっとかな、とにかくもうホント100グラム作るの大変なんす。

    スライスにあたっては、指をスッパリザックリやっちまったことを教訓に、針金指サックを親指・人差し指・中指用の3個を作り装着。怪我することもなくなりました。大活用しています。

    こんな感じで

    針金指サックをしての作業では「安心感」があり、作ってよかった、これ、発明なんじゃね、と思うこの頃なのでした。

    ただ、天日干しに苦労しています。晴れ間が少ないのと、我が家は大半が日陰。しかもすぐ雨は降るし、風強いとカゴ自体が飛ぶし、午後4時には日が沈んで真っ暗だし、外は氷点下か、暖かくてもせいぜい3度だし水分飛ぶのかという気温、紫外線弱くないのかという光線具合、罰ゲームのような作業が続いています。

    マロニーちゃんはまったりとしています。

    マロニーちゃんって、マロ兄ちゃんだな。メスなのにオスになっちゃうなぁ。
    マロ姉ちゃんが正しい名前だけど、まろっぺとかまろたんとかやっぱり言いにくいし、ましてやクリームマロンと定めてしまった名前は言いにくいこと限りなし。

    ということで、俗称というかニックネーム的な呼び方を模索していましたが、ここ最近、マロニーちゃんが呼びやすいなと思っているところです。


  • v427 指サック

    「まろさん」はハリネズミのぬいぐるみがお気に入り。右ビニールハウス(?)は乾燥システム。

    菊芋チップスは、いろいろと味を良くするための模索とともに、徐々に進めています。

    11月17日(日)、長芋祭りで価格に踊らされ、つるつる温泉で強風に吹かれ、帰宅して夜中に菊芋のスライスを開始しました。

    菊芋は一度水洗いすると長持ちしないので、少しずつ準備します。そして、この日は疲れが取れていないし、十分に注意してスライスをしていたのです。しかし恐怖の大王がやってきたのです。

    もうわかりましたか。スライスで恐怖だからわかりますよね。

    このV字タイプのスライサーは、単に斜めのものより最後まで切れてくれます。斜めのものは最後の切り終わりのところが切り切れずに、塊が残った感じになることが多かったのです。

    使いやすいスライサー。とっても良く切れるスライサー。

    指は切っちゃダメよ。気をつけろよ。絶対切るなよ。と思っていた時、しかも菊芋も3センチくらい残っていて、指を切るような段階でもありませんでした。

    シュッ シュッ シュッ ザクッ

    うう・・・

    『あ、完璧にやった』
    『やべ、深いかも』

    すぐに血は出ませんでしたが、サックリ親指の下から上に。あー書いていてもキモい。

    あとはご想像にお任せします。

    なお菊芋スライスにマイブラッドは入っておりません。

    あーあ、しかし、指サックリか。
    なんだかすごくテンションが下がって、ガッカリ感に満ち溢れてしまいました。

    指サックリ、指サックリ、指サック、指サック・・・ん、そうかっ、それだっ!!

    サックリやった翌日、金属の指サックはないかな。とネットで調べましたがありませんでした。

    作るか。

    作った。

    針金で作ったよ。まだ痛い親指を使って作ったよ。

    いいじゃんいいじゃん。

    そして懲りもせず翌日、洗ってあった菊芋を早くスライスしたかったのでスライスしました。

    シュッ シュッ シュッ ん シュッ シュッ

    針金指サックは機能する。しかし、実際にガードに当たることはありません。気をつけているから。しかも昨日の今日で、すごい慎重にやっているので、指サック必要ないかも、みたいな。

    結論。使えるが不安。

    多分親指と人差し指はガードできます。ところが、中指も関係してくるんです。もしかしたら中指を切る可能性もなくはない。じゃあ中指にも針金指サックしてみようかな、と思いましたが、3本指にこの指サックはやりづらい。

    まあ懲りもせず、スライスは続けてますが、一定の恐怖感が抜けず、スライスする量がどうしても減ってしまう。

    絶対に指は切らない作りの電動のスライサーが一番いいと思いました。買うかな、高いなぁ、でも安心は安心だし、買うかなぁ、高いなぁ、割にあわねぇなー、と悩んでいます。

    親指は処置が適切だったので、3日後の本日この書いている時間には、完全にくっついているし、痛みもほとんどないくらいです。馬油が効いたような気がします。

    スライス菊芋は、一旦乾燥システムで乾燥。18日はたまたま晴れ間が出たので午前中はこんな感じで天日干し。

    ほとんど日陰なんじゃい、でっかい家の陰なんじゃい(泣)

    30分でここ↑の日向は無くなります。
    場所移動。

    隣家との境界。日は当たりましたが、強風で無理やり固定しました。

    午後はここでたくさん吊るせるように、随分前からセッティクングはしていました。しかし、風は吹くし、地面の雪が水蒸気になったら乾燥しないし、そもそも0度くらいの低温だから菊芋の水分は飛ぶのかどうか。

    しかも日の当たる時間は2時間と持たず、日陰となります。

    日陰の人生。

    それでも一度でも天日に当てれば紫外線とか何か効果があるだろう。あとは50時間、60時間の乾燥システムでいけるかな。
    いや、70時間80時間かけないとダメかも。なんとなく乾燥機の熱が弱い・・・。

    大丈夫だろうか。

    去年はずっと雨だらけ、今年は曇りと強風、天気が厳しい。
    かつて北見の日照率は日本一と言われていた。すっかり気候が変わってしまった。

    頑張ってみるんだにゃ、と「まろぷー」は複合機の上に乗りながら言っていました。