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  • v424 猫救済

    ワクチンを打たれる直前の「まろたん」 11月12日(火)の朝

    11月9日(土)には肉体労働で疲弊し、10日(日)もまた肉体労働および埋葬作業で疲弊。

    12日(火)には猫の「まろぽん」を動物病院へ連れて行くため、外に脱走しないように気を使い、外に出たがる「まろさん」を引き止め、カゴに拉致。

    この地ではほとんどの猫が厳しい冬の寒さで風邪をひき、寿命を縮めます。この猫は幸いまだ風邪をひいていない。そして人に慣れた野良猫は少ない。できるだけなんとかしてやりたい。保健所に連れてったら殺されてしまいますし。

    風邪ひく前にと動物病院へ直行。とりあえずワクチン。そしてさまざま検査しました。左側にハゲが数か所あり原因を突き止めようとしますが、ウンチが無いなど、手がかりが少ない。薬でノミやらダニやら疥癬やらの対策をし、1か月後にフレッシュなウンチを調べて、悪い奴がいないかどうかをみます。

    猫の本名は「クリームマロン(うるまろ)」と決まりました。カッコ書きの方が私の願いです。この猫はおそらくあの「うるちゃ」くんの子供ではないかと推察されました。仕草、独特のいい匂い、色、性格からです。そして「まろ」という顔をしていたから合わせて「うるまろ」なのですが、却下されたので、無理矢理カッコ書きでねじ込みました。(笑)

    どうでもいいですね。

    「まろっちょ」の親と思われるうる茶くんです。今は誰かに拉致されたようで来なくなりました。

    「クリームマロン(うるまろ)」という名に
    獣医は「大層な名前だな」と呆れていました。

    そもそも「クリームマロンちゃん」などと口にしづらい。なんて名前だ。早く変更したい。

    13日(火)は眠いし痛いし寒いし雨だし。畑はお休み

    そして14日(木)、この日もどうせ雨だろう(降水確率50%)とのんびり寝坊してやろうと思ったら、「異常に暖かく、そして晴れていた」ため、老体に鞭打って朝に畑へ向かったのです。天気予報当たらないっす。

    朝の7時で12度とは、なんという暑さ。

    当然、上着は無用。肉体労働を始めれば汗ダックとなりました。

    スタンプ販売中なり
    一番生育の良い南東の菊芋を収穫する
    前日の雨で抜けやすくなっている。
    うひょひょー
    3本一気

    スタートが遅かったため、約40分で切り上げました。

    一旦乾燥させて、ブラシで土を落としやすくする。

    こうやって天日に干そうとしましたが曇りました。

    これ、早朝にやると疲れで1日がだるいのなんの。

    で、日が当たってくれるかなと思っていたら雪が降ってきた。
    なんか五分五分的な予報だから、晴れても降っても天気予報は外れとは言えないところがストレス。

    なんとか片付けたら晴れてきてストレス。またセットする暇はなくストレス。

    その後、急速に冷え込んできて、あっという間に氷点下になってしまいました。朝の汗ダックはなんだったのか。暇をみて発泡スチロールに土と菊芋のミルフィーユ保存をやるはずでしたが、みるみる暗くなり終了。

    しかも寒くてやってられない。

    動くのめんどい。

    プレハブ事務所の中では「まろっちゃん」が隠れています。

    どこにいるかわかりますか。ヒントは緑の箱。

    真ん中の緑の箱の奥で・・・

    寝ていました。

    ストレス解消。(笑)

    おやすみなさい。


  • v350 ある日、森の中

    ■ある日、森の中

    320kmをのんびりドライブ。多分清里町。

    9月29日(土)。この日はまた衝撃でありましたが、ゆるゆるのスタートでした。

    毎年恒例のコープのイベント「たべるたいせつ」の、1店か2店のフリーマーケットのテントで100円の服でも買おうと思っていました。

    さらにこの日は、湧き水を汲むために、100km近く離れた斜里町の「来運」まで行く予定でした。そして斜里岳の撮影もできればいいなと思っていました。走るコースは気分で適当に。

    その前に、以前から予定していた猫のワクチンのため動物病院へ。土曜日は混むのに少し遅れてしまい、待ち時間が少し長くなりました。無事ワクチンを打ち、「ちゃめくん」は家に帰れてひと安心。

    猫
    病院は苦手だにゃ

    車のガソリンが少なめで、この日はは300kmほど乗ることになるので、いつも利用のスタンドへ行きました。ガゾリンを入れていると、店員からいろいろと聞かれるのでした。

    「洗車はどうですか」
    「(確かに汚れているが)うーん、今日は急いでいるので次の機会に」
    「タイヤ、空気圧見ておきましょうか」
    「あ、お願いします」(無料だし、必要だ)

    「あー、だいぶ減ってますね」
    「助かります」

    「あのー、前のタイヤの減り方が激しいので、後ろと前を交換した方がいいですよ」
    「えっ・・・でもちょっと急いでるので」(フリマの欲しいものがなくなっちゃうよ)
    「タイヤの寿命的にもやっておいた方がいいですよ」
    「今日は長距離走るから、その方がいいかな・・・」

    車から降りてタイヤを見ると、明らかに前タイヤが磨耗していました。
    これはまずいな、というほど。

    「見ての通り、早くやっておいた方がいいです。タイヤの寿命を早めます」
    「いくらですか」
    「タイヤ外して入れ替えるだけなので1600円だけですね」(だけっていうけどたけーわ)
    「うーーーーん」(父のカード決済なので、実は自分の懐は痛まない)
    「10分くらいですよ」
    「これ見ちゃうと確かにやっといた方がいいねぇ・・・。お、お、お願いします」

    待合室で待っていると店員が来ました。

    「あのー、オイルが大変なことになっていまして」
    「えっ」
    「オイル交換、1万km以上してないですよね」(一般的に5000kmで交換)
    「あ、そうかも」
    「脅すわけじゃないんですが、車が壊れちゃうこともあるので、これは必須ですね」
    「あー、そうだな、オイル交換はしないとやばいわ」(フリマがぁ!!)
    「これはしないとまずいです」
    「うーーーーーーん、いくらかかりますか」
    「最低限やって7000円くらいですね」
    「しょーがないなー、・・・お、お、お願いします」
    「できるだけ早くやりますので」

    ひと通り終わり、サインをします。
    「あのー、会員割引で、このくらい引いてですね、こんな感じで」
    「あ、はい」
    「今回点検したものをここに記しましたので、これどうぞ」
    「あ、はい」(うわー、細かい)
    「で、これがこうでこれがこうで、これとこれとこれにサインをお願いします・・・
    ・・・あ、これはいいや、これとこれに・・・」
    「あ、はい」(早くしないと100円の服が売れちゃうだろーがー)

    とズルズルと時間が過ぎていきました。
    そしてどうにかフリマの出店へ行き、服は4着買い400円、それとこんなものをゲット。

    JAバンクの「CHORIS PEN」(ボールペン)をゲット。50円。使える。
    バナナの形の消しゴム、10円。猫も喜んで寄ってきました。

    これから走る300kmの撮影ドライブのため、おにぎり5個を手に入れ、いよいよ出発です。11時10分。
    思った以上に時間を食ってしまいました。1時間の遅れは、日の入りが早いこの頃には、写真の関係で大きいのです。早朝5時くらいに出発することもありますから。

    今年はずっと警察の道交法違反摘発意欲が満々で、やたらとパトカーがいますし、路肩にコソコソ隠れています。国のお金が足りないのでしょうか、知りませんが。
    知りませんよ、知りませんが、今年はずーっと、やたらと目につくし厳しいのです。

    なのできっちりスピードも守り、一旦停止もして、安全運転を心がけました。
    さて、地図上で見ますと。

    地図

    北見(地図の左)から来運の水(地図の右)へ行く前に、神の子池(赤い矢印のあたり)方向へ行きながら、斜里岳(右の赤い丸)を見ながら車を走らせていました。天気が良く、とても気持ちの良い秋の北海道です。

    道
    上の地図の「ここらへん」です。ガードレールのないところ。

    それは突然の出来事でした。

    なんて事のない道路です。60kmくらいで走っていました。森の中ですね。
    左にカーブすると、20mほど先の左の路肩にヤバイものが目に入り咄嗟に叫んでしまいました。

    「クマだ!!」

    道路に出ています。近いです。一瞬どうしようか迷い、スピード減速。クマはとても毛艶が良く、丸っとしていて、多分子グマで、太り気味の中学2年生くらいと思います。クマはすぐに気づいて、くるっと向きを変え、素早く山の方へと逃げました。5mくらいまで接近していました。

    「・・・」

    助手席のカミさんが感激しています。

    「かわいいっ!!」

    動物園じゃねーし、かわいいって何? とか思いながら、私がの口から出た言葉はこれ。

    「写真撮れなかったー!!」

    いやそれこそ動物園じゃねーし。
    そして私は
    「これ通報したらクマちゃん撃ち殺されちゃうな、言わんとこ」と。

    「市街地じゃないから殺されないよ」
    「そうかな。・・・まあ、人里から遠いか」
    「山の中だから通報する必要ないよ」
    「しかし、初めて見た。一生「ナマのクマ」には出会わないと思っていたからテンション上がってる。ちょっとパニックかも」

    などと話していると、また左にカーブした時、車の先すぐ右に、でかい鹿が立っていて、それが急に車の前に飛び出してきました。2メートルもない至近距離。ブレーキは踏みましたが車は止まれません。幸運にも鹿は通過。やっべー、と冷や汗をかく間もなく、

    「ぎゃぁああああああああ」

    と叫ぶカミさんの声にびっくりして心臓が止まりました。0.1秒くらい。
    人間に殺されるわ。

    「クマ、鹿とくれば、トドか」(北海道の缶詰のラインナップ)
    「トドは出ないよ」
    「トドが出ればジャックポットだ。ジャックポットチャーンス」

    北海道のドライバーにしかわからないギャグです。多分。
    まさにその「HBCバンバンレディオ サタデー」の日じゃありませんか。(ますますわかりにくい)

    まあとにかく、このクマちゃんとの遭遇は、動物病院やガソリンスタンドでの、出遅れがなければなかったわけです。
    猫のちゃめくんはワクチンで病気の予防になって良かったし、車は快調になって良かったし、フリマでリスのボールペン50円で買えて良かったし、10円のバナナの消しゴムキレイだったし、クマと鹿に至近距離で遭遇してテンション上がって良かった。誰も死ななくて良かった。

    少し前の「虹と野ウサギ」のファンタジーに続いて、「クマと鹿のサブライズ」。
    次はトドかUFOではないかと思います。お楽しみに。