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  • v141 暖かい/愉快な札幌70-めんこいしょ

    ■暖かい

    クロッカス
    昨日見たクロッカス。町には雪がなく、すっかり春の気配です。

    札幌では、3月26日に記録を達成しました。
    札幌管区気象台の観測史上、過去に例がない、「6日連続で10度以上」を記録したのです。10度って、確かに3月の気温じゃないです。めちゃめちゃ暖かいです。汗だくだく状態です、ラーメン食べたら。

    それまでの記録は連続5日というのがありまして、1879年のことだそうです。129年ぶりの異常高温。おかげでその3日後、普通の気温(ちょっと寒い感じ。5度くらいかな)に戻った時に、気温以上に寒く感じてしまいました。

    そんなわけで雪が完全に融け、自転車が活躍する季節になりました。
    自転車は長い間乗らずに置きっ放しにしていると、空気が抜けたり、なぜかパンクしてたりするものですが、さすがはリペアムゲル処理をした自転車っ(vol.98参照)。何の心配もなく乗れました。
    パンクや空気抜けの心配がまったくないタイヤってのは、出かけてもストレスがなく、非常に快適なものです。やっといて良かった、と思いました。

    いやー、話のネタがないです。(苦笑)

     

    ■バーミヤン下落

    ラーメン食べたら汗だくですよ。ということで、久々に、私の好きなラーメンを食しにバーミヤンへ行きました。ラーメン屋が無限に存在するラーメン王国の札幌で、ラーメンの専門店でも何でもない、全国チェーンの中華料理屋のラーメンが、私にとっての、栄えあるナンバーワンでありました。

    「バーミヤンのしょうゆラーメン390円」であります。

    ところが、久々に食べてみると、鶏ガラスープだったはずのスープは、カツオとニボシの味がするスープに変わってしまっていたのです。味は良いのですが、すっかりテンションが落ちてしまいました。

    ずっと暖かいと、ちょっと寒くなるだけですごく寒く感じるのと同様、美味しいのに、すごく期待していた分だけ残念な感じが、ちょっと似ていますね。(分かりにくい)

    ということで、バーミヤンはラーメンランキングから下落してしまいました。

    2006年12月4日(vol.74)に書いた自分の好きなラーメンランキングはこうでした。

    1位 バーミヤンラーメン(正油)【全国区?】
    2位 すみれラーメン(味噌)【札幌ラーメン】
    3位 白樺山荘の味噌ラーメン(味噌) 【札幌ラーメン】
    4位 北見の名も知らぬラーメン屋(かつお正油)【北見ラーメン】 閉店
    5位 赤門(正油)【旭川ラーメン】
    6位 青葉(正油)【旭川ラーメン】

    それは今こうなりました。

    1位 赤門(正油)【旭川ラーメン】
    2位 五丈原(ごじょうげん)(味噌)【札幌ラーメン】
    3位 すみれラーメン(味噌)【札幌ラーメン】
    4位 北見の名も知らぬラーメン屋(かつお正油)【北見ラーメン】 閉店
    5位 ふらん軒(味噌) 【札幌ラーメン】
    6位 青葉(正油)【旭川ラーメン】

    1位の赤門は実は10年くらい食べていません。決め手は「記憶」です。

    いやー、話のネタがないです。(微笑)

     

    ■第70回 愉快な札幌大発見:めんこいしょ

    満龍

    ある中華料理屋さんのメニューにありました。このキャラクターの名前が「めん子」なのかと思いきや、左下には「麺恋処(めんこいしょ)」と書かれています。どっちも名前に思えるのですが、やはり「めん子」の方が確実に名前であり、「麺恋処」は「麺が恋しくなる処(ところ)」―つまり「満龍」のことを言っているのかも知れません。
    (だとしたら文字の位置関係が逆じゃないかと思ったりして…)

    ちなみに「めんこいしょ」とは、めんこい=かわいい、しょ=何かと語尾につく北海道弁で、「可愛いでしょ」という意味になります。

    「このめん子ちゃんは可愛いでしょ、そして、満龍は麺が恋しくなるところですよ」と言っているわけですね。
    何となく愉快です。

    キャラクターの感じが懐かしいんですが、このタッチどこかで見たような、何だったかなーとずっと気になっています。


  • v046 気になる言葉

    ■気になる言葉

    スープカレー
    これはめっちゃうまいスープカレー屋「キャンディ・スパイス」のチキンカレー。
    チキンは、皮はパリパリで中はジューすぃー。
    水は札幌から約2時間かけて羊蹄山まで汲みにいくそうです。
    さすがに値段もやや高めなのでなかなか行けません。昨年11月に撮影。

    札幌に来て1年を過ぎた今でも、どうしても馴染めない、非常に違和感のある言葉づかいがあります。それはあらゆる接客の時に必ずと言っていいほど使われるものです。
    北海道弁、と言うのとは違う、標準語っぽい妙な使い方です。

    例えば 、カレー屋さんでカレーを頼みます。

    「チキンカレーの激辛お願いします」
    「はい。チキンカレーでよろしかったですか」
    「…はい」
    「あとはよろしかったですか」
    「…んじゃ、チャイをください」
    「チャイでよろしかったですか」
    「…はい 」
    「繰り返します。チキンカレーの激辛とチャイ、でよろしかったですか」
    「…はい」

    そして店を出る時も…

    「1050円になります。2000円からでよろしかったですか」
    「あ、ちょっと待って50円あるかな…。あ、ないや、すいません」
    「はい。950円のおつりでよろしかったですか」
    「…はい。ごちそうさまでした。あ、このマッチもらっていいですか」
    「あ、ひとつでよろしかったですか」

    とまあ、どこでも例外なくこんな感じです。文字にすると少し違和感が減りますが、その場にいると『えー、何で過去形なわけ?』みたいな感覚になるのです。
    来た当初は、店員の言葉遣いの教育がなってないんじゃないかと思ったくらいで、日本語の乱れに心を悩ませたものです。(半分くらいウソ)

    北海道にお越しの際は、是非、店での言葉遣いにご注目ください。
    「…でよろしかったですか」
    の現場に遭遇した時、少し混乱しながらも『これかー』と思うはずです。聞けば聞くほど違和感が増してきますよ。

    他にもこんな言葉遣いがあります。
    【ドアが風で閉まらさった】
    【ロープが腕に巻からさる】
    【櫛が通らず髪が引っ張らさる】
    【熱で卵が焼からさる】

    いやー、思わずいろいろと書からさってしまいました。(笑)


  • v012 放置自転車の話/前回の北海道弁の答え

    ■自転車放置の話

    放置自転車

    札幌は放置自転車が少ないという印象がありました。こちらは道そのものが広いので、私は今でもあまり気にはなりませんが、実際には市は放置自転車対策に力を入れざるを得ない状況のようです。
    随分前の話になります。6月10日、ちょっとした用事で自転車で町へ出ました。私は自転車が1台も止められていない広い歩道に自転車を止めて、あるビルに入って用事を済ませました。
    15分くらいで戻ってくると、何やらハンドルに、ホッチキスで止められた紙がヒラヒラしてます。

    「自転車利用者の皆様へ 北海道開発局札幌開発建設部 札幌道路事務所管理課」

    自転車を移動するようにと書かれています。さらに「1台自転車を置きますと次から次へと増え、歩道の通行が困難になりますので、置かないでください」と。
    うーんリアルな文章だ。納得だ、素晴らしい。しかも早い。わずか15分でこんな紙が貼られるとは。
    「いったい市の職員はどこに潜んでいるのだろうか」
    思わず辺りを見回してみるのですがその姿はどこにもありません。しかし必ず近くにいなくてはできないこと…。物陰から高速で近寄り、瞬時にホッチキスを打ち、高速で去っていくに違いない。素晴らしい。素晴らしすぎる。(でも自転車止めたときに注意して欲しい…)

    こうしている今にも放置自転車に素早く紙が貼られているのです。
    まだ私はその姿を見たことがありませんが。

     

    ■前回の北海道弁の答え

    1 ゲッパになる:これは「ビリになる」の意味です。ゲレともいいます。
    運動会のあとよく親に言われたものです。
    「またゲッパかい」と。

        面白かった回答 ★下痢してトイレにかけこむ
    ★ハゲになる

    2 ジョッピンをかる:これは「カギをかける」の意味です。
    ジョッピンはともかく、カギを「かる」という言い方がミソでして、
    北海道人は「カギかる」が通じないとは思いもよらないのです。
    昔は昼も夜も玄関にジョッピンをかるなんてことはなかったのですがね。

    面白かった回答 ★いい女をナンパする

    3 ツッペンをする:これは「栓をする」の意味です。
    鼻血を止めるのにティッシュで鼻の穴にツッペンをしたり、
    水や空気がもれる穴を塞ぐ時にツッペンをすると言います。
    うんこたれのガキは、ケツの穴をツッペンしたろか、と脅されます。

       これは「小便をする」と思われた方が複数いました。

    ということで、独断で埼玉のXさんに「しょぼくて涙が出るような使えない景品」を無理矢理送りつけますので、泣くか笑うかしてください。

    他の地方で、絶対通じないけど共通語だと思っていた言葉などがあったら、ちょっと知りたいような…。


  • v011 北海道弁シリーズ その1

    ■北海道弁シリーズ その1

    札幌

    北海道人というのは、自分の話している言葉は「ほとんどが標準語」であると思っています。さすがに「しばれる」とか「めんこい」は北海道弁のような気がするのですが、そういうの以外、私が24年前東京へ出た時、自分が話す言葉は間違いなく標準語だと思っていました。
    それは間違いであった、と分かったのは北海道を離れて数年たってからです。訛りもないと思っていましたが、やはり独特のイントネーションがあったようです。

    最もショックを受けたのは「BAKURU」という言葉が通じなかったことでした。
    「これとバクッテくれない?」
    この返事が
    「おまえ何言ってんの」
    でした。

    「何言ってんの」って言ってることが、何言ってんのって感じだったので、
    『えっっ、この人こんな言葉も知らないんだ…』としか思えませんでした。

    「何? パクル? バクル? バクルって何だよ?」
    「えっ本気で言ってんの。標準語なのに」みたいなことを言ったと思います。3才児でも知ってるような言葉を知らないとはどういうことなんだろうとか、自分を騙そうとして知らないふりをしているのだろうかとか疑ったくらいです。そのくらいバクルは全ての日本人が知っている言葉だと思いこんでいました。
    バクルとは交換するという意味です。こんな便利な言葉が“内地”にはないのですね。とにかく驚きでした。
    よく考えてみると、バクルという漢字がありませんし、辞書にも載っていません。これに気付いたのは最近です。

    そんな言葉が、年を追うごとに増えていきました。「まさかこれも」という思いでした。
    ということで、今回はクイズにしてみたいと思います。次の言葉の意味は何だと思いますか。一番「面白い(私の独断)回答者」1名に、「しょぼくて涙が出るような使えない景品」を差し上げます。
    ではクイズです。次の3つの言葉の意味をそれぞれ想像してみてください。ノーヒントです。

    ●ゲッパになる
    ●ジョッピンをかる
    ●ツッペンをする

    おそらく北海道人は、このれらの言葉は標準語だと思っている可能性が高いと思われます。
    「こういう意味じゃないかな」と思われた方はメールをください。
    答えは次回。