• タグ別アーカイブ: 雲海
  • v281 北海道の景色―仁頃

    ■北海道の景色―仁頃(にころ)

    仁頃
    となり町の仁頃の麦畑、奥に牧草ロール(8月18日) クリックで拡大(別窓)

    北見に仁頃(にころ)という畑ばっかりで、とっても不便で、コンビニもスーパーもない町があります。調べてみると3km四方に161人の町。満員電車並みに超ギュウギュウに詰めれば日本の人口が全員入りそうな面積に(知らんけど入るんじゃないか?)、161人ですよ。超エリート層並みの少数が土地を贅沢に使っている、ってなわけです。

    人の気配のなさ感がスゴい。そして澄んだ空気。空と雲のいい感じ。
    (おおむね褒めているのですが、そうも聞こえないかな)

    仁頃は家から約15km、ちょこっと山を越えます。仁頃には湧き水が汲める場所があり、よく早朝に水を汲みに行きます。それで気づいたのですが、早朝はいつも霧がかかっていて、かなり広い範囲に、雲海のようになっているのです。

    仁頃の牧草ロールと朝霧
    牧草ロールと朝霧(8/11 am4:53) クリックで拡大(別窓)

    だから湧き水を汲みに行くたびに、風景を楽しみながら、「グッ」と来たら写真を撮ります。気象条件の違いで、いつも風景は変わります。よく行くので仁頃の写真がたっぷりあって、小出しにしていく予定です。

    仁頃、チンダル現象
    空がサービスしてくれます(7/31 17:02) クリックで拡大(別窓)

    この後光が射す感じの光を光芒(こうぼう)というらしいです。あるいはチンダル現象という言葉もあるようです。
    このチンダル現象はいつどこで見ても美しい。


  • v280 北海道の景色―津別峠の雲海

    ■北海道の景色―津別峠の雲海

    津別峠の雲海
    津別峠の雲海(7月17日) クリックで拡大(別窓)

    北見市中心街から約60km、車で1時間半。
    その日は朝の4時には到着したかったので2時に起床。ほぼ寝る時間に起きるのはつらいです。しかもズルズルと遅れた上に、曲がり角をうっかりスルーしてしまい、せっかくの早起きがかなり無駄になり、1時間遅れの5時ころに到着しました。

    すでに陽が昇りかけています。

    40台ほど止められる駐車場がビッシリで、最後の1か所でした。ここに止められない場合は、上ってきた道路の脇、50m100m下ったあたりに止めるらしいです。
    しかしまあ、こんなに人が来てるとは思っていませんでした。

    駐車場から少し上ると展望台があり、向こう側には屈斜路湖があり、遠くに知床の山並みが見えたりします。早朝はいつも雲海状態らしいです。当然、屈斜路湖は雲の下で見えません。(冬は道路が閉鎖されるので夏の間しか見れない)

    ビューポイントへ上がった時に人がごっちゃリいるのが見えました。
    「なんだこのピンク色はーっ」と驚くと同時に
    「うわー人だらけだ」と思いました。

    津別峠
    確かに人は集まってきていたけれど

    久々に人の群れを見たので驚いてしまいましたが、でも50人いない程度なので、実はそんなに人だらけでもないのです。東京の電車1輛の中にいる人の方が多いわけで。

    じわじわと朝日が昇り、赤味と凄みが増して、みんな「わーわー」言ってます。そりゃあ「わーわー」言いたくもなります。そしてだんだん太陽が上がって、雲海が明るく照らされていきます。

    津別峠
    空の雲までがいい感じになるんですよね、なぜか。

    「あー、ええもんを見たわ」と、帰ろうかと駐車場に戻ると、実はこっち側の風景もまた絶景であるのです。

    津別峠からの雄阿寒岳・雌阿寒岳
    反対側には、雄阿寒岳(左)と雌阿寒岳(右)が見える(これは8月7日夕方撮影)(クリックで拡大)

    雄阿寒岳・雌阿寒岳が見えます。少し見えにくいけれど、これもまた絶景です。見ていると気持ち悪いくらいです。国立公園でもあり、人間なんていません。地味にぞわぞわします。

    こういう景色は人間の小ささを感じさせてくれます。


  • v269 津別峠の雲海

    ■津別峠の雲海

    人々
    朝の5時半、この人々は一体…

    8月16日(日)、午前2時55分!!! 起床。
    我が家から60kmほどの津別峠(つべつとうげ)を目指し、めちゃくちゃ早起きしました。ところがズルズルと出発が遅れた上、曲がる道を間違え、4時台には着きたかったのに、日の出にも間に合わなかったのでした。

    いいえ、日の出を見たくて津別峠を目指したのではありません。

    キツネくんを横目に、現地に着いたのは5時半頃でした。そこにはたくさんの自家用車と、たくさんの人がいました。予想外でした。50人くらいはいました。

    津別峠の展望台
    展望台があります。
    ついでの話、トイレが故障していて、近所のトイレは峠を津別側に降りた7km先か27km先、
    峠を屈斜路湖側に降りた、どこか10kmほど先にしかありません。

    展望台には人が結構いたのですが、これは近くの温泉付き宿泊施設(ランプの宿・森つべつ)からの企画で来ている人たちで、展望台は貸し切りとなり、一般の人は8時まで入れなくなっていました。展望台の上から聞こえる案内の人の話が愉快で、思わず耳ダンボになってしまいました。
    (後で分かったのですが、展望台は通常は9時からで、このツアー企画があるおかげで、逆に8時から入れるのだそうです)

    津別峠の朝
    展望台の下の広場。向こう側に目的のものが見えます

    天気予報では降水確率0%の曇りでしたが、突然晴れる可能性に賭けていたのでした。それが本当に晴れてきました。

    雲海
    雲海であります。見えてる山は知床連山の一部

    カメラのレンズの限界でこのくらいの写真になりますが、この手前と両サイドにぐわーーーっと広がっています。そしてさらに右横の方に体をぐわーっとねじるくらいの角度にまで目をやると・・・

    雲海
    木の間から見える、名も無き山の雲海

    さらに後ろの方には雄阿寒岳(おあかんだけ)が見え、いつでも噴火OKの「雌阿寒岳(めあかんだけ)」はその右側に、晴れていれば見えます・・・

    雌阿寒岳と雲海
    かすみの中に浮かんでいる雄阿寒岳(おあかんだけ)

    もう一回、目的の雲海を見る・・・

    雲海
    すごいですねー。左上の山が知床連山の一部。

    手前の雲海から頭を出している山は、屈斜路湖の中島で、周辺は湖なのです。参考までに、以前撮った写真があります。曇りの日で知床連山は見えてませんが・・・

    雲海
    展望台の上から撮っているので、上の写真とは角度が違います(2015.7.19撮影)

    順番がアレですけど、雲海の左側はこんな感じです。

    雲海
    げーすー

    もう写真じゃ伝わらないです。やはり現地で見るのが一番です。

    そんなわけで、この日、ちょっとどこかへ行っても余裕の時間なので、以前、石北峠の方で見た看板(標識?)の「高原温泉」とやらを探してみることにしました。ここから100km以上。

    この津別峠もそうですが、その高原温泉とやらも、冬季通行閉鎖となるであろう場所です。
    次回へ続きます。