• カテゴリー別アーカイブ 植物・花
  • v209 菜園だより/山菜だより/花だより

    ■菜園だより

    花と猫
    すいせんの花とノラネコ

    5月でも雪が降る北の果て北見から菜園だよりです。晴れた日は風がひんやりして爽やかっぽい感じがします。どうか、この爽やかな風にセシウム137やストロンチウム90が混ざっていませんように。 |||(-_-;)||||||

    今朝は雪が混じっていましたが…。

    さて、家庭菜園的なことを始めて2年目に入りました。我流ながら、土の雑味(草の根や石やゴミ)を取ったり、畑部分を広げて行く過程で、すっかりスコップや軍手や長靴に慣れてしまっていて、土作りのプロみたいな気分になってきました。

    そして、どうですかこの畝(うね)のレイアウト。
    手で丹念に土のかたまりを適度に潰して、細やかに仕上げてみました。(笑)

    畑2011

    畑の設計図というか全体図はこれ。写真は図の右上部分になります。

    畑の全体図
    全体図。上が南。太陽は左から昇り、右に沈みます。(画像をクリックすると別窓で拡大) 南(図の上)側に大きな家と塀と高い木があり、日陰部分が刻々と変わります。

    昨年同様、互いの成長を助け合う「コンパニオンプランツ」を考慮し、さらには陽当たり具合を観察し、半日陰部分にはそれに適した作物を配置。
    そして、近所の畑を観察して「マルチ」(注1)なるものを見よう見まねで作成。

    さらに、元を取るために、買うと高いホウレンソウやルッコラを増量。
    何かと便利なネギ、ニラ、ニンニクなどを増量。

    畑の暴れん坊将軍「夕顔」には、暴れさせない棚を作成。アスパラは6株植え足し、来年から年々収穫が増えて行く算段です。
    去年、失敗した「ポットで苗を作る」作業も着々と進行中。

    失敗から学び実践する私。
    むふふ。パーペキ。(ふるっ!!)

    そしてもちろん昨年同様、完全無農薬。そして低肥料。自然の食物連鎖的な力によって、健全な食べ物を作り、頂こうというタクラミなのです。
    将来的にはさらに自然力を高めて、必殺の自然農法(注2)へと向かいたい。理念、理想を追えば、多分そこへ行き着くのであります。

    先日、我が家の庭にいつもやってくる、花粉を運んでくれるでっかいクマンバチが、プレハブの中に入ってきて、仕事をする私の足元でスヤスヤ寝ていきました。(10分くらい動かなかった)
    それから顔の周りをブンブン飛ぶなど、集中力を削ぎまくってくれました。

    でも蜂は花粉を運び、植物に実をつける重要な役割がありますから、集中力を削がれたくらいで殺してはいけません。
    本当に、生き物の役割を実感することが多い日々を送っています。

     

    ■山菜だより

    今年もふきのとうや、フキ、コゴミを採ってきて食べました。コゴミはシダ植物で、葉っぱが開く前の、クルクル巻いた状態のものを食べるのですが、これがおひたしでも天ぷらでも、何とも良い食感で美味いのです。

    コゴミ
    コゴミ

    それから「よぶすまそう (夜衾草)」という、カラシ風味の独特の風味の草も食べてみました。飲酒歴の長い私には、つまみとして美味しかったです。
    それからツクシも食べました。そしてタンポポも食べてみました。タンポポは葉っぱをパスタに混ぜてみました。ちょいニガでした。でも食えますよ。

    それから、庭のあちこちに、野良アスパラが散在していまして、4本ばかりカットしました。

    アスパラ
    我が家の野良アスパラ

    カット面がみずみずしく、そのままかじると甘くて最高でした。茹でてマヨで食いました。アスパラは近くの公園の脇などにも、ニョキニョキ出ていたりします。最初に野良アスパラを見た時には笑ってしまいました。

     

    ■花だより

    我が家の庭にはワケの分からない花も結構咲いています。
    癒しになるか分かりませんが、ビジュアルをお裾分けします。

    ヒヤシンス
    多分ヒヤシンス
    花
    なんだろう
    スイセン
    スイセン
    千島桜
    千島桜
    千島桜
    これも千島桜かな
    花
    なんだろう
    ムスカリ
    ムスカリ
    白いムスカリ
    白いムスカリかな
    花
    なんだろな
    花
    なんじゃらほい
    花
    なんでしょう
    タイム
    去年、種をばらまいておいたタイム。やった!!
    芝桜
    芝ザクラ(サクラソウ)
    花
    なんやろ
    チューリップ
    チューリップ。寒いのでキュッと閉じている。
    花
    分からない
    猫
    9年前にゴミ箱から救出したトラッシュちゃんです。

    それではまた。

    (注1)マルチとは、土にビニールなどを掛けて、作物を寒さや虫から守る方法です。
    (注2)自然農法とは、耕さず、除草もせず、肥料を与えず、農薬を使わない農法。徹底した観察により「適所に種を撒き、放置プレー」が基本。


  • v208 鹿の心臓/畑仕事、始動

    ■鹿の心臓

    鹿の心臓串
    鹿のハツの串

    写真は鹿の心臓の串です。結論から言うと、これ、コクがあってラム肉のような味がしました。とっても美味しかったです。おしまい。

    なんちゃって。

    北海道なので、たまぁにですが、鹿の肉や内蔵が手に入ることがあります。4月17日の土曜日に、親戚が「食べろ」と、冷凍された鹿の心臓を丸ごと一個くれました。

    それはそれはごっつい心臓で、見慣れている鳥のハツ(心臓)の巨大版という感じです。人間の心臓はこぶし大と言われていますので、これは鹿のにぎりこぶし大ですかね。(笑)

    そのカチカチに凍った心臓君を冷蔵庫で一晩、自然解凍。翌日の朝にはぐったりとした心臓君になり、それを赤ワインに漬けて冷蔵庫でまた半日ほど寝かせました。

    臭みを取り、肉を柔らかくするための赤ワインです。この処置が正しいのかどうか知りませんが、食べた感想から言えば大成功でした。

    しかし、赤ワインに浸かるぐったりした心臓はグロさが増量。人間ってヤツは何でも食ってしまうケダモノですな、という感じでありました。

    グロいので最初の写真に載せるのはどうかと思って、スクロールをすると見えてくるように、こうやって文章をダラリダラリと長くしているわけですが、そろそろ良いですかね。鹿の心臓先生の姿を公開してしまいましょう。

    はい、ドーーン!!

    鹿の心臓
    鹿の心臓

    比較するものを置かなかったのはミスでしたが、さっき書いた大きさです。これを切り刻んで串に刺します。スプラッター映画のように心臓をガツッとつかみ、狂気の笑みを浮かべながら切れ味の良い包丁でザクザクとバラし、先端の尖った木の棒でこれでもかこれでもかと串刺しに…。

    そして塩と胡椒とタイムパウダーを傷口に刷り込むように刷り込んで…。
    で、こういう感じになります。

    鹿の心臓の串
    鹿のハツ串

    あら不思議、急に美味そうになってしまいました。
    できれば炭火で焼きたかったのですが、ガスコンロで焼きました。(最初の写真)
    鹿の「心臓」は、鹿の「ハツ」という美味しい食べ物に生まれ変わりましたとさ。
    めでたしめでたし。

    ■畑仕事、始動

    昨年から始めた家庭菜園的「畑」。 今年2年目となり、少しつかんだコツを活かして、より楽しい畑仕事をしようと意欲満々です。

    まず、本業の事務所であるプレハブにグリーンカーテンを作るために、蔓が伸びるコーヤと豆類を植え、さらに昨年大豊作だったキュウリも植えます。
    そして、放っておくとガンガン伸びるトマトも、やってはいけないと言われる放ったらかし農法で、伸び放題にさせます。

    トマトは芽かきをしないと失敗すると言われていますが、私の感覚では「そんなはずはない」のです。
    トマトに関しては、ちゃんと「芽かき」をして育てるヤツを畑に作り、それとは別にグリーンカーテンという大義名分で「放ったらかしトマトは成功するか実験」をするのです。

    楽しい。

    グリーンカーテン仕込み
    伸び過ぎていた庭のサクランボの木(写真左)の枝を切って、支柱として立てかけました。

    高所恐怖症で上れなかったプレハブの屋根に、冬のうちから上る練習をして、やっと上れるようになりなりまして、こうやって組み上げたのです。

    そして去年より1か月も早く、畑を起こして、準備に入りました。まだ雪も降りますし、霜も降りるので、種まきはまだ先になります。

    庭の畑
    これはまだ半分耕したところ

    重労働ですので、もちろん筋肉痛で苦しんでおりますが、去年よりも倍くらいの効率で掘り起こし作業が出来ています。
    昨年、唯一イヤだった「ヨトウムシ」との闘いを有利にするため、ブロッコリーは手入れしやすい場所に変え、クモの巣に引っかからないように、支柱と支柱の距離を離し、「ウリハムシモドキ」にはマリーゴールドを与え、アゲハチョウのために山椒の木の苗を8株ほどすでに仕込んであります。

    ドーンと来い、虫。(役割のない生物は存在せず、決して殺さない)

    あのダンゴムシですら、土を改善してくれるというので、ガマンしております。幸い北海道東部にはゴキブリがおりませんので、その点は快適です。あれは意味が分からない存在ですが、お願いだからいなくなるか、形や動きを変えてもらいたい、
    蚊もちょっと勘弁してもらいたい。(蚊は増え過ぎる人間を淘汰する役目かな)

    さてさて、まだ寒い北見ですが、ちらほらと我が家の庭にも花が咲き始めています。
    冬が長いと春は特別良いものですね。

    クロッカス
    黄色のクロッカス
    クロッカス
    紫のクロッカス
    クロッカス
    白いクロッカス

    最後にひとこと。今年は放射能だけが気がかりです。
    すべてが台無しになりませんように。


  • v148 ムスカリ/愉快な札幌77-ビジョン

    ■ムスカリ

    ムスカリの花
    ムスカリの花

    5月10日、土曜日、先々週のことになってしまいますが、ムスカリの花が見頃ということで、札幌駅から電車で20分程度の「百合ヶ原公園」というところへ行きました。

    札幌ってのは、お手軽に行ける広くてきれいな公園があっちこっちにあり、都市機能と自然環境が実にうまいこと練り合わされているもんだと、年々思い知らされます。

    「百合ヶ原公園」には「ムスカリの道」という花壇があり、まあまあ有名みたいです。「百合ヶ原」なだけあって、それはユリ科なんだそうです。
    ムスカリが咲く時期はチューリップと重なっていて、青いムスカリの絨毯に鮮やかなチューリップの色が引き立てられ、それはもう実際に見て、見事なものでした。

    つまり、ムスカリは他の花の引き立て役であるのでした。

    繁殖力が強いらしく群生していて、遠目に見るとラベンダーのような雰囲気を醸し出しています。近づくと「ちっ! ラベンダーじゃない」と思ってしまいます。なんとなくニセラベンダーみたいな気がするんですが、それはまあ確実に偏見であります。

    ムスカリは、ギリシャ語のムスク=麝香(じゃこう)が語源だそうです。

    麝香というのはオスのジャコウジカの腹部から取れる分泌物を乾燥した香料、漢方薬の一種で、その漢字の通り「鹿の香り」が「射=遠方まで広がる」という意味があり、性フェロモンという説があるそうです。つけたらモテるとかモテないとか知りませんけど。

    メスの鹿にモテたりして。

    退屈な話ですいません、もうちょっとですから。

    で、ジャコウジカは麝香の採取のために人間に殺されて、今では絶滅危惧種となっています。現在中国ではジャコウジカを殺さずに麝香を採取しているそうですが、商業ベースに乗せられるほどではなく、今ではほとんどが合成香料だそうです。

    それはともかく、ムスカリという青い花は、原産地が地中海沿岸と西南アジアということで、日本ではどこでも咲くんじゃないでしょうか。多分。

    ムスカリの花言葉というのが面白くて、「寛大なる愛、明るい未来、通じ合う心」といったものすごく前向きでポジティブな言葉でありながら、同時に「失望、失意」という正反対の意味の言葉も含まれています。
    チューリップが咲くと「失望」するのかも知れませんね。

    写真をクリックするとでかい画像が見られます。↓

     

    ■第77回 愉快な札幌大発見:ビジョン

    ビジョン

    文字通り視覚に訴えております。
    スナックのようです。なぜかミッキーマウスがいます。頑張ってほしいと思いマウス。


  • v053 花をどうぞ

    ■花をどうぞ

    路上の植え込み
    5月にはこんな感じで路上の植え込みにたんぽぽが咲いていました。
    地味な風景ですが、たんぽぽを見るとなごみます。

    研究所通信を始めてからちょうど1年が経ちました。(パチパチ…)

    記念すべき1周年目の今回は、ただただ花を見ていただきやす。
    今年撮ったものです。歩いているとそこにあるんです。だからずっとカメラは持ち歩いていました。
    今年の4月から撮った順に並べました。中には草もあります。(笑)

    余計なお世話ですが、どんな気持ちで撮ったか、想像しながら見てください。感動で涙があふれてしまう人もいるかも知れませんね。へらへらへら。

     

    クリックででっかい画像が見られます。


  • v005 ラベンダーの花束 その1(謎かけで賞品ゲット)

    ■ラベンダーの花束 その1(謎かけで賞品ゲット)

    暑中見舞い

    私には似合わないメルヘンなタイトルつけて喜んでおりますが、我慢してくだされ。

    7月13日、午前中のテレビ番組(フジ系)で、そろそろ富良野のラベンダーが見頃ということで特集を組んでいました。
    そしてフジTVらしく「富良野」と「ラベンダー」という言葉を使った“謎かけ”を電話とFAXで募集し始めました。

    まあ駄洒落みたいなものなので、ふと思いついた謎かけを紙に書いて、「カレーキャット」というペンネームを付けてFAXしました。
    15分も経ったころ、電話でどこかのおばさんが謎かけを披露。

    「富良野とかけて
    日本酒と解く
    そのこころは…
    クラモトが有名です」

    うまいっ。やーおばさんうまい。噺家のをパクッたんじゃないのっつーくらいうまい。
    案の定、よくできたというのでラベンダーの花束を3つもプレゼントされていました。

    さて、その直後のこと、
    「次は札幌市中央区にお住まいの、…カンナリさんから頂きました」
    「えっ、うそ、はやっ…」とあわてつつ同時に
    「げろっ、なんで本名が、カレーキャットはどうなった…」と選ばれたことより、本名が言われたことにうろたえてしまいました。しかもうまい作品の直後にアレかよっ、などという思いも錯綜。

    結果はというと、この後、富良野の畑からラベンダーの花束ひとつが直送されることとなりました。その8日後の7月21日、いい香りの花束(100本くらいの束)がひとつ届いたのです。花はいいですよ、みなさん。
    それでは、おそらく北海道全域に流れたと思われる、私の素晴らしい作品をお楽しみ下さい。

    「ラベンダーとかけて
    顔面にデッドボールを受けたバッターと解く
    そのこころは
    ハナがムラサキ」

    納涼…。