v387 ニンジン

2019年6月1日、いよいよ、作っておいた畝にニンジンの種を一粒ずつ蒔きます。このニンジンの種の袋を開けてみて驚きました。

「うわー、こんなんだっけ」

去年も蒔いたのに、ニンジンの種ってどんなのだっけ、という感じですね。
確か小さいのがどっさり入ってたな、程度の。

開けてびっくり。
「そうだった、思い出した」(笑)
何粒入っているのかわからないのですよ。細か過ぎて。

なんていうか、「これ種かよ」っていう、もみ殻みたいなのもあって、それ1粒なのか、と。

でもしょうがないので、種の周辺10センチ程度のマルチをカッターで十字に切って、そこに種を入れていきます。

真ん中に一粒。この写真はわかりやすいですが、これを撮るまでに何度もその種の位置がわからないという状況が続きました。置いた瞬間に土の陰になったり見分けがつかなくなったりしました。

一粒を掴むのが大変で、あまりにも小さいのは種じゃないのではないかと思ったり、この広い大地でミクロな作業をしながら、途方もない無限地獄に陥っているような気持ちでした。

ひとつひとつ、ちまちまと進めていくのですが、膝と腰、足、肩、目にヤバさがやって来ます。

この畝、50メートルくらいあり、25センチ程度の間隔で仕込んでいくのです。種は足りるのか、余るのか。

気温はよくわからない。暑いけど風が涼しい。しかし風に吹かれると種が飛ぶ。吹くな。いや吹け。吹くと困る、吹かないと困る、という地獄の状況。

50メートル達成して種は「大量に余っている」のでした。

困惑。

畝の端から南に20メートルほどマルチをかけてあり、そこも使い果たし、その先20メートルほどマルチをかけていないところに、一粒ずつ蒔いて行きましたが、途中で集中が途切れ、2粒3粒4粒が手からポロポロと落ちてしまったりして、いわゆる「失敗」状態となり、膝もガクガクで中断したのでした。

次回、新たに畝を作り、同様にマルチをかけて、また一粒ずつ仕込んでいくことにして、この日はニンジンの作業は終えました。

一方、ナオヒロくんは、しっかりと牛糞肥料を土に混ぜ込んだりして、きちんと作った豆的な苗を仕込んでいってました。

バッチリですな。

こうして・・・

こうして・・・

じわじわと畑を構築しています。

さらにナオヒロくんは、貴重な種類の玉ねぎを、前代未聞の「無肥料」で「雑草を徹底的に排除する」方法でやるエリアに行き、草取りをしていました。ここではもともと農薬は禁止です。

これもまた大変な作業で、手伝ったところ、目が回るのでした。

この無肥料エリアにはEM培養液すら撒かないということで、ここ以外のところにEM水を撒きましたが、水が全然足りないのですよね、広過ぎて。

そもそも水撒くだけで1時間はかるーくかかっちゃいますので。足腰が鍛えられるどころか、鍛えられる前に筋肉が死ぬのですよ。そしてこの日死んだ筋肉は、翌日の「森林ウォーキング」という、さらなる死が待ち受けていたのでした。

続く。


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