v253 猫水彩からの、スタンプ

■猫水彩からの、スタンプ

スマホではない
自分が持っているのは、残念ながらスマホではない。携帯でもない。
まさかのピッチ。

またしても前回からの続きです。
8月29日、それは突然の、知り合いからのメールでした。
「LINEのスタンプをやってみたらどうですか」

とにかく私はガラケーですらないピッチですから、その世界のことをまったく知らなかったのです。よく耳にする「ライン」とはスマートフォンの中だけの世界だったんですね。で、スマホってみんな言ってますけど、スマ「フォ」 ですよね。関係ないけど。
ラインって、SNSの一種だというではありませんか。知らんけど。

そしてラインってアプリケーションなんですね。ていうかソフトって言ってくれないと、今日52歳のおじさんはわかりませんがな。(!)
ええ、それほど嬉しくもない誕生日でしたよ、今日は。そういえば。
52ですけどこの辺では若者ですよ。学生さんかい、てなもんですよ。
「スマフォ」なんて言う若者なんていないけどね。
話がトッ散らかってすいません。

メールというかチャットみたいにして、絵のやり取りも楽しむのですね。そしてその絵のことをスタンプというのだ、ということがわかりました。
やっと少し現代人に近づきました。

ラインのスタンプの使い方
なるほどこうやって使うのね。

スタンプをやる、というのは、この絵を作って売る、ということでした。
絵にセリフを入れても良いみたいです。(むしろそっちが主流)

ちょうど猫水彩を開始したところです。これ、やらない手はない。
リアルな猫の水彩画をスタンプにするというのは、おそらく誰もやらないのではないか、なぜなら面白くないから、とチラッとアタマをかすめつつ、少しは猫好きのニーズがあるかも知れない。うまいセリフを入れれば、案外使えるかも知れない。いや誰もやりそうもないからこそ、目立つかも知れない。

これは猫神のお告げみたいなものだから、これでやるしかない。というか、これでしかやる気が起きないのでした。ニーズがどうとか、ターゲットがどうとかいう話じゃないわけです。

とにかくいっちょうやるかっ!!!!
ちょうど生活も破綻しているしな。(笑)←笑ってる場合ではない

腎不全に苦しむ茶~ぶーへの一種の願掛けであると同時に、将来の生活基盤のひとつにもなりうる。ならなくても絵やイラストを描くことで自分を救うかも知れない。やるしかないぞこれはっ!!

とまあ、やる気が悲愴感をかもし出していますね我ながら。

で、調べていると、このラインのスタンプ作りが、小学生や主婦やタレントまでもが、上手いヘタにかかわらず、「味のある絵」でトライしており、なかなかに厳しい審査や1セット42個も画像を作らねばならない高いハードルを越えて、1日500セットとか大量の申請があり、すでに10万とか20万ものセットが承認され、販売されているっぽいのでした。

審査だけで1~3か月かかるとか言われています。

ラインのスタンプって、
誰も言ってないけれど、みんなかすかな希望の副収入狙いですよね。



ですよね、はは。

手負いの熊がゴロゴロいて、ものすごい競争になっちゃってる感じ。
きびしいなぁー。

ま、勝ち負け関係なしで、さあ、やるぞ、おーー!!
なになに・・・
スマホ使ってないとダメなの?
しゅーりょーー!!(負けたーっ)

スマホの所持が大前提で、自分には参加資格がなく、撃沈しました。
ハードルたけー。
スマホ持てるほどのおカネもなし、ラインを楽しむ相手もなし、やっぱ無理かと思っていたら、一筋の光が・・・。

「スマホがなくてもスタンプの販売は出来るらしい」情報がありました。
携帯でラインが出来るのでアプリをダウンロードして、そこでIDを取得、PCでもアプリをダウンロードして、携帯で取得したIDを使ってクリエイター登録をする。PCでもラインも出来るし、スタンプの管理も出来る、というもの。
それで、1時間ほどいろいろやってみました。

「ピッチはダメ。家族の使ってるガラケーを使えばいい」
「手始めにコンピュータ(Mac)にアプリをダウンロード!!」
「えっ、アップルストアに登録しろ? えっ、クレジットカード番号?」
「やだなコレ大丈夫かな」
「えっ、iTunesが何だって、何だコレ、どういう状態?」
「イライライライラ、意味わからん」
「えっ、何この怒りのコメントの数々。画面が出ないとか、バグがどうとか・・・」
「わっかんねぇーーー」

できませんでした。しゅーりょー!!(負けた負けた)

しかし、なんか未練たっぷりになってしまい、こうなったらピッチ並みに安いスマホはないかと、ドコモショップへ行って聞いてみました。(考えてみれば、問題はPC側だったので、スマホは必要ないのでした)

ドコモショップ
ここに行きました

「やすいスマホはねーがー?」
「まースマホ本体はともかく、最低月々1万円くらいはかかりますねぇ・・・」
「マジっすか。月々2000円以下ってのは無理ですか」(笑)
「そーーー、です、ねーー」

またしても撃沈。スマホはあきらめました。
しかし、ケータイとPCがあればできると書いてあるのだから、それを信じて、先行してスタンプ42個(実質40個)作ろうじゃないか!!

モノが出来ちゃえばさらに必死になって、自分、何とかするだろう。
スマホがなくてもできると書いてあるんだからね。

と重大なところを先送りにして、スタンプ作りが始まったのです。
とにかく絵を書き続ける理由付けにちょうどいい感じでしたし、出来ないとわかった時のダメージが大きそうで、絵を描くモチベーションが下がると思ったのでした。

で、やる気MAXを保ちながら、ひたすら猫の絵を描き続けました。
黙々と。黙々と。

毎日毎日描きました。作品がどんどん出来ていきます。なんとなく描けています。
白の絵の具ばかりを何度か買い足しました。
「んー、なんだろなー、白が減る描き方って、おかしいのかなー」
そもそも水彩の事などよく知らないわけで、いっぱい描いてしまってから、遅まきながらちゃんと調べようと思いました。
ネットには何でも落ちてます。便利過ぎます。水彩画の描き方を教えてくれる動画が山ほどありました。
そして目からウロコが剥がれ落ちていくのでありました。

つづく。


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