研究所通信v511 ものすごい温泉

昨年(2023年)11月にとってもすごい温泉を見つけてしまったのです。ここに書いたら全国から人がドッと数人は来てしまうのでやめようかと思ったのですが、研究所通信は誰も見てないし、考えてみたらわざわざ遠くからこのためだけにくる人はいてもせいぜい1人だろうと推測し、書くことにしました。

それは標茶町(しべちゃちょう)にあるオーロラファームヴィレッジのオーロラ温泉っていうところです。敷地が30万坪あるとかホームページに書かれています。約100万平方mってことなの。札幌ドームが18個分かな。

まあとにかくここの管理が人手不足でまともに管理できないとのこと。温泉設備ももっとガッツリ作ればすごい人気が出そうな気もしますが、そんなことされたら値段も上がるし、変な人が大勢来そうなので、このままがいいなと思います。(一番変な人が言うなよ)

なんやねん。
て、一人ツッコミというか、こんなTシャツはいかがですか。

海苔がツッコんで「海苔ツッコミ」なんちゃって。

だからこんなもん1個も売れないっちゅうの。
ていうか、長くなるからこんなもん載せちゃダメだ。

あ、それで、ここは自分チから110kmあり、もう少しというところでこんな看板がありました。

あったあった、行けそうじゃないかっ!!

ここはゴルフ場の入り口のようでしたが、ゴルフ場は潰れているようでした。

草木がボーボーでした。かろうじて道にはなっています。進んでいくと木の枝が車体をこすりはじめ、

ついには木によって行くてが塞がれ、歩いてすら行けない荒地となりました。

「勘弁してくれよ」

行けそうな雰囲気を醸し出す看板をなんとかして欲しいと思いました。

逆側から入れる道があるっぽいので、そのルートをチェックするとぐるっとまわる道で10km程度はありました。せっかくここまで来たのだから行きます。

こんな人も建物のない道が延々と続きます。

ある意味これはすごい道路だと思いました。そしてあろうことかこんな人たちが近寄ってきました。

人じゃねぇし。
近くに完全に廃屋となった農家の家だったっぽいものがあることに気づきました。野良猫にしては近寄ってくるし、周りには何もないし人もいないし、どうなっているんだろう、この猫は厳冬に耐えて生きているのだろうか、何を食べているのか。やっぱネズミか。猫と遊んでいたら10分20分と時間が過ぎていました。

なかなか着けないオーロラ温泉。
と思っていたら、どうにか入り口を発見。
(ちょっと長くなってますがご辛抱ください)

しばらく進むと、キツネ注意の標識やらがあって、山深い感じの砂利道の先に、キャンプのテントがいくつかあり、人がいて、その先にいわゆる管理棟があって入村料として500円(入浴料込み)を払いました。
そこから少し戻って、来る時は気付かなかった分岐の道を行くと温泉施設がありました。

左が女湯、右が男湯
男湯に潜入。
更衣室には籠が2つ。椅子もあるよ。
トイレもあるでよ。
まず内湯があって
外に出ると2つ浴槽があります。

ヒザをぶつけたら浴槽が分解するのではないかと、恐る恐る足を入れます。で、浴槽内の足場はどうなっているのか、お湯には色がついていますから(ていうか、ここが一番大事なところですが、モール温泉なのですよ。植物由来のモール温泉っ)、底がわかりにくく、よし、と思ったら段差があって、ガクガクガクっと踏み外して溺れそうになりました。十分な衝撃を与えましたが浴槽は壊れませんでした。

それで特筆すべきことがあります。ここに入った途端にびっくりしました。体がヌルヌルになって、自分がカエルの卵になったのではないかと思いました。ここのお湯の凄さと言ったらっ!! いくつかの温泉で、体がヌルヌルスベスベになったことはありましたが、過去一すごいヌルヌルでした。お湯はサラサラですよ。

手前の浴槽に温泉水が流れ入り、ここで溢れたお湯が奥に流れ込む仕組みなので、奥のお湯が少しぬるくなっています。両浴槽とも足を踏み外してガクガクガクっとなりましたが、誰もいないので恥をかくことはありませんでした。

その奥には「犬ちゃん用」の温泉がありました。ぜひ愛犬を連れてお越しください。

そしてこれ、男湯と女湯の施設の手前にあったのですが、これはどうやら「混浴できる施設」でありまして、ここは広くて快適でした。誰もいないので入りました。反対側はこうなっています。

入ってみると快適なんですよー。
で、モール温泉っていくつか入ったのですが、独特の香りが良いし、少し色づいているので何かしらの効果がありそうな気分になって、寿命が伸びると思うんですね。短命な方にはおすすめです。
(死んでからじゃ遅いだろっ)

蛇足ですが、この後帰りの風景。

エゾリスに出くわす。
電車が走っていました。
タンチョウにも会いました。

おしまい。


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