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  • v137 北海道産大豆100%の豆腐/愉快な札幌66:平成軒

    ■北海道大豆100%の豆腐

    北海道産大豆100%の豆腐

    最近、中国から輸入されてくる餃子やいろんな食べ物に、基準値を越える殺虫剤やら農薬やらが混入していて、怒り心頭な日本でありますが、アメリカからは脳みそがスポンジになる狂牛肉や、遺伝子組み替え食品がバッシバシ入ってきていますね。

    遺伝子組み換え食品に関しては、歴史が浅く、実は人体にどんな影響があるか分かったモンじゃありません。綺麗な色を出すために組み込んだ色素に関わる遺伝子が体に留まれば、次の世代に赤や緑の赤ちゃんが生まれてこないとも限りません。赤はいいのかな、赤ちゃんだから。(ウソウソ良くないよ)

    特定の害虫に強くする殺虫成分を組み込んだ作物の遺伝子も、やはり体内に蓄積され、次世代に影響があると指摘する人もいます。ただ、現在ははっきり分からないというのが実際だと思います。

    アラスカやカナダ産の養殖サーモンには、牛の脳みそや脊髄、狂牛病で死んだ牛も入った肉骨粉が与えられ、そのような危険な食物は日本に輸出されて、美味しいから安全だと日本人は喜んで食べています。

    マグロには、国際安全基準値を遥かに超えたメチル水銀が蓄積されていて、まともに食べているのは日本ぐらいのようです。心臓や神経系の病気になると言われています。第二のイタイイタイ病を発症しかねません。

    ところで先日、お酒を飲みながらテレビなどを見てのほほんとしておりました。のほほんとしていたら、酒のつまみが切れてしまい、冷蔵庫を物色すると「木綿豆腐」がありました。

    すぐ食べたかったので、醤油をかけて食べました。

    「何だこれはっ!!」
    「この美味さは何だっ!!」

    明らかにコンビニの300g68円の豆腐とは味が違う。豆腐に何があったのだ、というくらい美味しく感じました。パッケージをよく見ると北海道産の大豆100%と書いてあり、これが産地偽装でなかったら(この疑い方は悲しい)、輸入品よりは安心できる豆腐だと思うのでした。いや、国産はやはり信用したいという心理も働き、安心感たっぷりに食べることができました。地産地消というのも理想的です。118円とちょっと高いですが。

    日本の大豆の自給率はわずかに4~5%(食用は約15%)しかなく、国産大豆を100%使った豆腐を口に出来たのは奇跡に近いですよねっ。ねっ。

    大豆の輸入先は7~8割がアメリカで、恐ろしいことに2002年の時点で、アメリカの大豆栽培面積の約70%が組み換え品種なんだそうです。7割が不自然に細工されているんですよ。効率を追求した利益優先の結果ですね。

    和食に欠かせない味噌や醤油が、ほとんど外国産の大豆から出来ていることになり、ほぼ確実に遺伝子組み換え大豆が使われていると考えていいでしょう。子孫への影響は脅威であると思います。

    足元を見れば、日本だって、農家は自分の食べる作物は低農薬で別栽培していると聞きます。農業(というか一次産業ですね)の位置づけや、関わり方など、個々人の根本的な生き方そのものを問われ始めているような気がします。

    北海道は自給率200%です。日本全体では39%。情けない。北海道の農業が潰れたら大変なことになります。そして簡単に潰れてしまう可能性が高い状況にあります。後継者がいません。採算が合わないからです。

    食べ物は商業ベースに乗せるべきではなく、自給率は100%が当たり前なんだという意識を一人ひとりが持つことが、ダイズなんじゃないでしょうか。

    (あれっ、またダジャレオチか)

     

    ■第66回 愉快な札幌大発見:平成軒

    平成なのに伝統

    何が愉快か分かりますか?

    「平成」なのに「伝統」とは何事かっ!! (⌒◇⌒)

    伝統というなら、明治とか大正、せめて昭和あたりでお願いしたかった…。
    ちなみに、24軒というのは地名です。 24軒目じゃないですよ。


  • v136 あらこんなところに/愉快な札幌65:スーパーハウス

    ■あらこんなところに

    湧き水
    ホースとコップがあるのだ

    札幌の日本酒メーカーの千歳鶴の仕込み水が、制限付きながら無料でいただけるので、いつも行列になっている話は以前書きました。その仕込み水の場合、長年かかって溜まった地下水を汲み上げて水道の蛇口から出すので、出しっ放しにすると枯れてしまいます。(長年経てば復活もするのでしょうけど)

    札幌市内にもう一か所、無料で自由に水が汲めるところがあるとの情報を得まして、行ってきました。そこは上の写真のように、何の変哲もない民家の前に、ホースとコップが見えている状態でした。ただどう見ても民家の庭先であり

    「私有地で私物ではないだろうか」

    と不安になりましたが、聞いていた場所と一致してましたし、コップがあるってことは皆さんで飲んでねっていう意味に違いないわけで、ここで水を汲むことにしました。

    恐る恐る近づくとこんな感じでした。

    湧き水

    青いホースが見えます。そして手前が普通の道路になっていて、道路に向かって若干傾斜しているため、こぼれた水が流れて氷になっていました。さらに近づきます。

    湧き水

    分かるでしょうか。何だか良く分からない奥の方からホースがにょきっと出て、水はそのホースから出続けていました。

    湧き水

    その水は通常、このように、地の底に落とす穴に差し込まれていて、とにかく水は出続けているのです。

    そう、これは湧き水なんです。民家の裏は山になっているので、山側からの水なのでしょう。ということは、この場合、千歳鶴の地下水とは違って、これから地下水になるのだろうと思います。コンコンと湧き出るこの湧き水は、ペットボトルごときでヘタレることもないわけで、飲み水として使えるならどんどん汲んでも心は痛まない感じがしました。

    この日は他に来ている人もなく、3リットルのペットボトルに2本分水を入れたあとも、ずっと地の底に流れ続けているのでした。

    それはまあいいとして、ひとつ問題が起こりそうな気がしました。
    もし誰かがホースを地下に行く穴に差し込まずに、地面に流したまま逃げちゃうこともあるのではないかと…。この日は氷点下6~7度で、そんなことをしたらこの辺り一帯はスケートリンクのようになってしまいます。

    良いたとえではありませんが、重病患者の点滴を外すような、ほんの少しの動作で大変なことが起こってしまうような感覚。

    終日誰かが管理しているわけでもなく、モラルだとか、良識に頼って成り立っている場であるわけです。まあそんなことは普通のことだったわけですが、最近の社会の劣化は、普通にやっていた暗黙のルールとか自制心とか、あまり期待できないというか、逆にそういう場を作る人が責められるような、理不尽な社会になっているような気がします。

    そういう中で
    「うーん、市民を信用しないと出来ないことじゃないか」
    と、思ったりして、今後何も事件が起こらないことを祈って立ち去る私なのでした。

    もし万が一、誰かがいたずらをして、水を道路に垂れ流したら、ツルツルに凍って、車がブレーキをかけても止まることは出来ないじゃないですか。

    これがホントのカーリング。(ダジャレ落ちかいっ!!)

    座布団取れっ。 (* ̄ー ̄)ノ◇

     

    ■第65回 愉快な札幌大発見:スーパーハウス

    スーパーハウス

    その湧き水の近所にありました。
    スーパーハウスて。


  • v135 雪まつりでの残念な出来事/愉快な札幌64:カミーユ

    ■雪まつりでの残念な出来事

    2008年・雪まつり
    2008年・雪まつり

    今年の雪まつりは終わってしまいましたが、私は3回、大通り会場やすすきの会場に足を運びました。雪像の表面はツルツルでしっかりした感じがしました。雪質が良かったのです。今年は道を歩いていても、低温のため雪が細かく、踏みしめるとキュウキュウ鳴ります。

    開催期間中は天気も良く、しかも0度を越えることもほとんどなかったので、とても良いコンディションでした。

    大型の雪像や氷像はとても綺麗で、しかも小型の市民雪像の内容も面白いものがあって、楽しめました。少ないですが面白かったものをいくつか写真を掲載します。(きれいなものは敢えてカット)

    雪像
    国民の期待に応えた北海道出身のチャンピオン・内藤大助と挑戦者
    雪像
    そんなのかんけーねーの人
    雪像
    なぜか毎年作られるタモリ
    雪像
    雪像の基本、雪だるま(雪まつり本部事務所前) すごくきれいでした
    雪まつり
    フィナーレ
    雪まつり
    ペンギンもいました。手で触れるというイベントでした
    雪まつり
    最終日のスノボのエア

    最終日に足を運んだ時、雪まつりはフィナーレを迎え、あちこちで盛り上がっていました。その中で、一か所だけ異様な雰囲気を感じたところがありました。郵便局の出している売店の周辺です。

    民営化されたので“郵便局”じゃないですね。“日本郵政”の社員が3~4人並んで、声をガラガラに枯らしながら大きな声で、買ってくれーっ、買ってくれーっ、と絶叫しているのです。悲惨な感じ。というかお気の毒な感じがしました。ちょうど高校のスポーツクラブの“声出し”のような感じでした。

    どうしちゃったんでしょうか。そこまでして売らないといけない状況になったのでしょうか。相当ノルマがきついように見えました。郵便局はあののんびり感というか、癒し感が良かったのに、ギスギスした感じになってとても残念です。

    雪まつりのフィナーレの感動的な雰囲気の中、異質なこの盛り上がり(?)に興醒めしました。本当にひどかった。必ずしも必要ではない記念切手を、押し売りのように売り込むのは醜(みにく)すぎます。欲しい人は探してでも買いに行くのですから、もっとどっしり構えたらいいのに、余裕なさ過ぎ。雪まつりのフィナーレの雰囲気ぶち壊しでした。

    さて、 それはさておき、雪像の話。

    実はちょっと気になった外国の作品がありました。雪まつりの開催前日の夜、それはまだ完成していませんでした。これです。

    雪像

    人が何かを持ち上げようとしています。この四角いところはどうなるのだろうと思ったのです。そのままでも面白いし、でも何か重そうなものになるのかも知れないし、ちょっと楽しみでした。
    それで、最終日になって、確認しに行ったのです。こうなってました。

    雪像

    変わってないじゃん。

     

    ■第64回 愉快な札幌大発見:カミーユ

    カミーユ

    ヘアと髪(カミーユ)をかけたダジャレな床屋さんです。
    カミーユっていうのは人の名前で、アニメ「機動戦士Zガンダム」の主人公であり、アニメ「機動戦士ガンダムZZ」の登場人物であり、自分の名前にコンプレックスを持つ、ニュータイプの少年なんだそうです。ガンダムMK-II、Zガンダムに搭乗しているんだそうです。

    私、ガンダムのこと良く知りませんけど…。
    この床屋さんもガンダムを意識したのかどうかも知りませんけど…。

    カミーユはちょっと歪んだ性格らしく、「すぐにキレて感情をぶつけ、常に嫌味を撒き散らす2000年以降の病的な少年少女のような人」らしいです。それがストーリーが進むとだんだん社会性を身につけて行くとかなんとか…。私は知りませんよ。そんなことがネットに書かれてました。

    髪を切るならここで成長しましょう。


  • v134 真冬を楽しむ/愉快な札幌63:お待ちどう

    ■真冬を楽しむ

    雪上車
    札幌・藻岩山頂上でソリを引く雪上車

    JR札幌駅から南に4~5kmのところに小さい山があります。藻岩山(もいわやま)と言う531mの山です。横浜のランドマークタワーと東京の六本木ヒルズを積み上げた高さです。高いっちゃ高いけど山としては低いと思う微妙な高さであります。

    サルでも登れちゃう小さい山です。サルなら登るか…。というか、この山にはキタキツネやエゾシカ、エゾウサギ、エゾリス、テン、野鳥ではノスリ、ヒヨドリ、アカゲラ、コゲラ、エナガ、キバシリ、ハシブトガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、マヒワ、カワラヒワ、ウソなどなど、野生の動物がうようよしているというので、全国的にも珍しい都心の山なんだそうです。

    しかしこんなに寒いのによく生きてますね。でも人間もババシャツを着れば暖かいので、毛皮をまとった動物は結構暖かいのかも知れません。いや、…分からないけど…。

    藻岩山へは野生動物との遭遇ではなく、別の期待(アイステラスで一杯やる)を持って4人でロープウェイで向かいました。

    客は全部で10人程度。後で考えるとこの人数はラッキーでした。いい場所から写真撮り放題でした。

    ロープウェイ

    たった531mしかないというのに、ちょっと上がっただけですごくいい景色です。こんな観光パンフレットのような写真を撮りつつ登りました。

    上に着いて発着所を出たところにライトアップされた氷の囲いがありました。でも狭くて小さくてしょぼしょぼで、期待のアイスバー(アイステラス)のような雰囲気もありません。さらにこの上の頂上へと向かいます。

    夏場なら頂上まで数分のバスが出ているのですが、冬場は雪上車になります。これがまた三角おむすびのようなキャタピラで、子ども心をくすぐります。…子どもかっ。
    5分ほど乗ると頂上です。

    雪上車

    結局頂上にもアイスバーはなく、氷に囲まれてベロベロになるまで飲む夢は叶いませんでした。しかし、以前(vol.89)の手稲山同様、景色は素晴らしく、感動的でありました。

    夜景
    夜景

    この日は晴れ、三日月くっきりでした。
    気になる気温は氷点下6度。ババシャツを着ていましたからギリセーフな寒さです。帰りの雪上車はこれがまた嬉しいことに、ソリを引いて走るタイプ。子ども心をワシづかみです。ソリは16人まで。気がつくと随分たくさんの人が雪上車を待っています。

    「あっ、そうか、札幌は雪まつりで人間が増殖しているのだった」

    夜景を見るために観光客が続々と押し寄せている感じでした。雪上車が引くソリにはちょうど最後尾の1列に乗ることができ、最初の写真を撮ることができたのです。

    ソリ
    ソリはノルウェー製のハンドメイドの16人乗り

    帰りのロープウェイはながーい行列ができていました。行列が苦手な私も、こればかりはラーメン屋のように「じゃ違う店にするわ」ってぇわけには行かず、ひたすら我慢するしかありませんでした。

    そして寿司詰めのロープウェイに乗り、何語か分からない言葉の会話を耳にしながら、ロープが切れないことを祈りつつ、窓が割れないことを祈りつつ、途中で止まらないことを祈りつつ下界へ降りたのでした。

     

    ■第63回 愉快な札幌大発見:お待ちどうさん

    お待ちどうさん

    完璧なダジャレですね。
    うどんに限らず、北海道産小麦を原料として作られた麺類の総称ブランド名が『おまち道産』なんだそうです。
    ラーメン・うどん・焼そば・餃子の皮等の商品が出ているそうです。今話題の餃子の皮はぜひ、安全な北海道の小麦を使った『おまち道産・餃子の皮』をお試し下さい。食料自給率200%の北海道に愛の手を。
    プレゼント企画はありましぇん。


  • v133 野良芋/愉快な札幌62:サンハイツ

    ■野良芋(のらいも)

    野良芋

    知ってましたか。北海道では春になるとノラ芋が徘徊しているので、噛まれちゃたまりませんから、そのノラ芋を駆除するのが大変なんです。

    なんちゃって。

    野良猫は良く見かけますね。でも野良芋はどうですか? 東京あたりじゃ野良芋って言葉自体ありませんよね。いや、あるのかな。とにかく最近この「野良芋」と言う言葉を初めて耳にしまして、その何とも言えない響きにニヤニヤしております。
    野生化したジャガイモが、路地裏あたりで凶悪な目つきでうろついてたら、なんかいいですよね。

    その凶暴な野良芋は寒さに弱く、普通は冬場に勝手に死んでしまうそうです。
    というか、ちゃんと野良芋の説明をしないといけませんね。

    (▼▼#)

    農家の人には常識のようですが、同じ作物を同じ畑で続けて栽培すると、その作物が病気になりやすくなる、いわゆる“連作障害”が起こるのだそうです。つまり同じ作物の栽培は2年続けないんです。

    去年はジャガイモ、今年は小麦、来年はまたジャガイモという具合に。「輪作」と言うと、そう言えば昔小学校で習ったような気がしますね。(いかに私が農業に興味がなかったかという証明ですねこれは)

    ジャガイモを収穫した年に、穫り切れなかった芋が畑に残ります。北海道の場合、その芋は冬の間に土が凍り“シバレ死んでしまう”のが普通なんだそうです。それでも生き残った数少ない芋が、春になると芽吹いてくるのを「野良芋」と呼ぶらしいのです。

    越冬した芋には病原菌や害虫が棲みついている場合があり、農家にとっては厄介者なので、野良芋を見つけると速攻でしょっ引き、あの世送りとします。泣きじゃくる野良芋…。(農家の皆さんすいません)

    ところが、最近の地球温暖化の影響で、土壌の凍結が浅く、穫り残しの芋が死なないんだそうです。

    そこで、農家ではその野良芋対策として、ちょうど今の時期、畑に積もった雪を除け、土を外気にさらすことで凍結深度を深めるのだそうです。
    凍える可哀想な野良芋の子どもたち。(農家の皆さんすいません)

    どうでしょう。暮らしの役に立ちそうでしょうか、この話。
    いつか役に立つ時もあるかも知れませんから覚えておきましょう。
    芋は2年続けて同じ畑で栽培するのはやめましょう。

     

    ■第62回 愉快な札幌大発見:サン・ハイツ

    さん、はいっ

    よく行くスープカレー屋さんの近所の風景です。
    ほんのちょっと「ツ」が小さいんですね、これ。
    いちにーの、「サン・ハイッ」って、どうすか。