• タグ別アーカイブ: 平成最後
  • v369 大雪山系の温泉へ その2

    こっ、これはっ

    きゃー、きゃー、と言いながら急ハンドル、少し戻るくらいの鋭角ターンで、青い池へ向かう道路に入りました。

    なーんだ無事だったのか。

    美瑛に入ってからももちろん素晴らしい風景は続き、予定の道を急遽変更して、青い池へ向かったわけです。

    青い池が近い
    駐車場は300台くらい止められそうで、かなり埋まってました。

    完全に観光地であります。斜里の神の子池と違って、整備されまくっていました。夜間の照明もあり、なんだか売店のようなものも準備中でした。池が青いっていうだけなんすけどね。バスクリン的な。

    透明度は神の子池の方がありそうでした。ただ、ここは神の子池の10倍近くありそうな広さでした。

    観光地といえば、もはや貧乏な日本人の姿は少なく、金持ち日本人は海外へと旅立っているようで、さすがは過去最大の好景気であります。

    青い池はやはり直接見た方がよろしいと思います。一応、写真アップしますが、歩いた感覚とか、そよぐ風とか、鳥の声とか、全然違いますから。

    入り口です。観光客が次々にやって来ます。
    池を右に歩き、左の枝にゴジュウカラかな、小さい鳥がすぐ近くにいました。咄嗟にシャッター切りました。鳥は難しくていつもピントが甘かったり、手ブレしたりするのですが、珍しくピントバッチリでした。顔切れたけど。(笑)
    晴れててよかった。綺麗でした。
    どこの国の人かなぁ、おっさんもパチリ。
    カモが2羽いました。

    青い池には23分間、堪能して、温泉へと向かいました。十勝岳温泉・凌雲閣(りょううんかく)というところです。露天風呂からの眺めが絶景で、大人気のようです。すごい山奥です。どん詰まりの。

    青い池から24分。いよいよその凌雲閣が見えてきました。平成最後の温泉です。
    最初の写真がそれです。

    これです、これ。すごい山の上です。11時少し前に到着です。ところが、玄関へ行くと、きゃー、と悲鳴が上がったのです。

    続く。

    この記事もこれが平成最後と思ったのですが…。
    (平成最後と言いながら7回目ですねこれは)


  • v368 大雪山系の温泉へ

    10連休の2日目ということもあり、たまには超長距離の日帰りの旅に出てみました。今まで行ったことのないところで、ギリ帰れるところ。

    宿泊代もないし、猫が寂しがるので、1泊もしません。
    こんな超好景気に残念な話です。

    北見から石北峠を超え、上川、旭川から美瑛、富良野、大雪山系の高地で温泉に浸かる。ここまで220km、約4時間。
    それから南へ、新得、帯広、足寄と回って帰ってくる280km、合計500kmコースにしました。温泉を出た時に、午後2時に近ければ、来た道を帰る算段です。

    満タンで540キロくらい走ります。ノー給油で帰るのが目標です。

    疲労で居眠り運転などしようものなら、死んでしまう過酷なコース。
    朝5時45分、体調は普通だがちょっと眠い。ヤバい。平成最後の死亡事故になったら大変。人生最後になっちゃう。

    石北峠まではよく行くので、素晴らしい風景はチラッチラッと見て、すげーすげー、と言いながら通過しました。

    8時半頃には旭川の旭山動物園のあたりを通過。東神楽町あたりで予期しない風景が現れてしまいました。

    なんじゃろなー、すごい山じゃなぁ

    昨日、10連休初日に、北海道は広いエリアで雪が降り積もりました。その分、山は白さが際立ち、しかもこの日は快晴。見事な景色となっていました。

    大雪山系
    なんだかすげーんス。

    旭川の近くは、こんな風景だったのかと驚いてしまいました。
    あちこち写真を撮っているうちに、ズルズルと時間が過ぎていきます。

    美瑛では、さらに美しい風景が出てくるに違いなく、昼までに温泉に入ることができるのか心配になってきました。そんな時に、助手席の助手が言いました。
    「美瑛といえば、青い池があるなぁ」

    青い池っすか。そんなにすごいんすか。あ、実際に見たことないから見てみたいと、ふむふむ。Qな話ですな。カーナビで調べてみ。どの辺かな。

    あ、その道だ、という声がしたのは、左折する数10メートル前で、後ろにはやや離れて大型トラックが来ていました。後ろに気を使いつつブレーキを踏み、左折の道を少しオーバーしたところでウインカーを出し、グリンと曲がり、悲鳴がっ!!

    どうなってしまうのか。
    平成最後の記事のはずが、まだ続くのでしょうか。

    続く。


  • v367 げーじつ売り切れ

    立体系のげーじつ作品が賑やかに展示されています。
    春のげーじつ祭in北見

    10連休初日。湧き水を汲んで、帰ってきて、ナオヒロくんの作品が展示されて売られている喫茶店へ行きました。

    この喫茶店「シンチャオ!」には、油絵なども飾られていまして、げーじつが好きなようです。

    店内には美味しそうなカレーの匂いがしていました。

    なんて言いますか、げーじつ作品ってのは、売るのは大変ですよね。

    立体作品の数々
    ケツのようなものは売約済み

    個人的にはあれこれ、いいな、と思うものの。

    巻貝の隙間からカエルが顔を出している
    貝にカエル。これいいな。

    コーヒー代で持ち金がなくなりましたから、見るだけ。

    ドングリを使った立体作品
    これが思った以上に重量があり楽しい。どんぐり使ってるっぽい。

    で、ナオヒロくんの作品は、7作あったそうですが、ちょっと高めであるにも関わらず、なんと早々と全部売れたということでした。例えば、

    鼻の形の傘からヒゲが下にたくさん伸びている「鼻クラ毛」

    これは「鼻クラ毛」。鼻クラ毛ファンも発生したようです。

    ニンニクに、ダリのヒゲと帽子を加えた「サルバドール髭にんにく」
    ダリ風味の作品

    これは「サルバドール髭にんにく」だそうです。まるでウソのような好景気にでも、げーじつ作品が売れるっていうのは、すごいですね。

    平成最後の記念に、楽しいげーじつ作品祭りを紹介しました。
    この記事が研究所通信平成最後の記事ですね、きっと。


  • v366 10連休初日

    4月27日、土曜日。10連休の初日。宿泊費用もなくどこへ行けば良いのか。
    「そうだ、湧き水を汲みに行こう」
    ということで、斜里の来運神社へ向かいました。

    つい先日、25度を超えて汗をかいていたというのに、この日の朝は雪がうっすら積もっていました。氷点下2度。冬場なら暖かくてありがたいこの温度が、1回25度まで上げられた後に落とされると、どうしても寒い。

    午後も雪が降っていました。

    10連休初日とは思えない斜里町。みんな海外に視察旅行でもしているのか、閑散としています。とは言え、車もいつもこのくらい。(ってゼロかよっ)

    観光スポットには外国人が押し寄せているのでありましょう。日本人の連休の過ごし方第1位は家でゴロゴロするとのこと。30代では55%だとか。現在、政府によればかつてない史上最高の好景気のさなかであります。

    ゴロゴロ景気。

    日経新聞 2018/12/13 11:38
    内閣府は13日、2012年12月を起点とする景気回復の長さが17年9月時点で高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超えたと正式に判定した。景気回復の長さは戦後2番目になる。今回の景気回復は現在も続いており、戦後最長をうかがっている。日銀を含めた世界的な金融緩和や米国を中心とした海外経済の好転が息の長い景気回復を支えている。

    日経新聞 2019/3/15 21:26
    日銀は15日開いた金融政策決定会合で、景気の現状について「緩やかに拡大している」との判断を維持した。

    どうかしてるぜ、この経済専門のプロの新聞屋。

    そんな好景気に浮かれながら、水をたっぷり汲んで、往復したら180km。ガソリン代が1000円ほど。
    贅沢な「雪見ドライブ」となりました。

    平成最後の、水汲みでした。この通信もいよいよこれが平成最後となりそうです。


  • v365 令和ホラー

    元号が5月1日から令和になる予定ですね。

    私の令和の第一印象は「文字がキレイ」でした。美しさに騙されるところでした。(笑)
    書道家おそるべし。

    空気を読んで、「素晴らしい」とか言っておけばいいのでしょうけど、ウソはいけませんので、やっぱ、正直な感想を書きますね。

    令和ってちょっと尖ってて切れそうで、一見した時に、文字にかっこよさは感じましたが、冷たいんですよ。平和の和を使っていながら、平和から遠いイメージ。トラップ的な。

    そう言う意味で、個人的には令和の印象が「すこぶる悪い」です。「べらぼうに悪い」です。元気も暖か味もない。それなら平成にも昭和にも大正にも、元気や暖か味などないですが、フラットじゃないですか。冷たくはない。令和はなんか冷たさを感じるんです。

    意味的には、何と言っても命令の「令」です。
    そして「れい」の読みから浮かんだのは「霊」「零」「冷」。全部寒くて冷たいんだもの。

    それと決め方に不信感があるんですよね。

    えらい人たちが随分とウソばっかりついているこの頃ですが、閣議決定で「私人」とされた人がずっと公費を使って飛び回っていても、えらい政治家が暴力団に報酬出しても、あっせん収賄の証拠があっても、ひとつも突っ込まないマスコミのえらい人らがゾロゾロ入っている。
    アンダーコントロールだとか、ウソ満載の原発にしがみつく、欲望丸出し・命軽視の経済界のえらい人たちもゾロゾロ入っている。
    そんな有識者懇談会が決めたのですよね。そんなテイストは感じるわけです。

    有識者懇談会の9人全員は、「威厳」とか「権威」とか「権力」とか、令の文字に惹かれて、共感したのかもしれませんね。

    良い意味として「令嬢」の令だと説明はありましたね。『良い』『素晴らしい』『優れている』という意味があると。トラップ的な説明。その素晴らしさとは、家柄や身分の高さ、ですよね。自由や多様性は二の次というイメージがあります。あまり発展的な素晴らしさじゃないような気が…。

    有識者懇談会には皇室問題や歴史学の専門家はゼロ。

    名は体を表すって言います。令和、なーんか怖いなー、怖いなー。(稲川淳二風)
    霊と零(無)の冷たい世界。怖いなー、怖いなー。
    国民の命は大丈夫なの? 人権はあるの?
    こんなこと書いたら粛清されちゃうのかなー。怖いなー、怖いなー。怖いでゲス〜。
    言いたいことが言えない世界はイヤだな。
    令和にモザイクかけてみよう。何か問題あるかな。

    問題ない。問題ない。それには当たらない。

    問題ない。問題ない。
    まあ、見た目と中身が違うってことは、普通にありますから、怖い顔の人ほど優しいっていう場合もありますからね。案外フレンドリーな世界がやってくるのかもしれません。

    温暖化が心配される昨今、令和の響きで寒くしてしまう、特別な効果もあるかもしれません。

    でも冷たい世界にならないように、頑張らないといけませんね。
    ウソつきのいない、あたたかで、楽しい時代になって欲しいものです。

    今回が平成最後の記事になってしまうのでしょうか。(と言い出してから3回目)