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  • v338 人参地獄-3

    ■人参地獄-3

    ニンジン
    ニンジンの種を蒔いたのはこの黄色い畝4本。1本は広いから2本分と考えたら。15メートルが5本分で75メートル。芽が出てきたら密集度MAXで、周辺に畝もう1本分を利用して移植。さらに3メートルの畝4本を作り移植。それでも足りない。密集しすぎたニンジンは間引きつつ助けなければもったいないのです・・・。
    ニンジン
    そして新規で5メートルの畝3本追加。

    さて、撒きすぎて密集MAXのニンジンですが、まだ気温が上がってない中、間引いたニンジンの移植先がなくなり、さらに5メートルの畝を3本立てました。暑くなる前にやらなければと、急いで作りました。上の写真がそれです。(7/22)

    ここ北見市の「最低〜最高気温」はこんな感じです。
    7月
    17日、11.6〜17.2度 寒い
    18日、11.6〜18.3度 寒い
    19日、13.0〜26.8度 肌寒い
    20日、16.3〜31.6度 肌寒からの急暑
    21日、13.2〜21.7度 肌寒い
    22日、14.7〜23.3度 肌寒い
    23日、12.6〜22.8度 肌寒い
    24日、12.2〜23.3度 肌寒い
    25日、15.9〜28.6度 適温
    26日、17.3〜29.6度 やや暑
    27日、16.9〜32.7度 まあ暑
    28日、17.3〜30.4度 じわじわ暑
    29日、22.8〜32.5度 じわじわ暑
    30日、20.7〜32.9度 結構暑
    31日、21.2〜35.7度 暑い厳しい

    予想通りにその後暑くなってきました。関東以西の40度を超える異常な暑さに比べれば涼しいくらいなのでしょうが、ずっと寒かったために、30度を超えるとすごく暑く感じます。

    しかも26日以降、畑の現場はこの最高気温より5度以上高いため、ちょっと作業すると頭痛がしてクラクラしてしまいます。

    ニンジン

    暑くなってきた27日、ニンジンはこのように(↑)着々ともっさりと育ってきていました。間引いて移植・救出してもこの状況。この先、暑さでまともに手入れできるような気がしないし、途方にくれるのでした。

    ニンジン

    もう絶対コレ、株間狭すぎで、徐々に間引いていくしかありません。
    7月29日(日)と30日にちょこっと畑へ出て、EM菌を撒きました。
    そして雑草を抜くのですが1時間半かけて半分くらいしかできず、そして腰痛とヒザ痛でギブアップです。

    7月
    29日、22.8〜32.5度 じわじわ暑
    30日、20.7〜32.9度 結構暑
    31日、21.2〜35.7度 一気に暑い、厳しい
    8月
    1日、18.5〜33.1度 朝寒い、昼暑い
    2日、15.929.1度 夏が終わってきた感じ
    3日、15.1〜28.8度 適温だが朝寒い
    4日、11.5〜23.1度 夏は終わった。夜外に出たら寒かった。

    8月4日(土)に、久々に畑へ行ったのです。
    後から増やした救出用の畝は2か所にあり、そこの様子です。

    ニンジン
    緊急でゴリラのように草を抜き、ゴリラのようにクワを振るって作ったニンジンの畝には、雑草が力強く生えていました。 8/4
    ニンジン
    そこの、いわゆる雑草を炊きました。スッキリしました。ここの移植ニンジンは何とか生きています。でも1割くらいは死んだと思います。 8/4
    ニンジン
    こちらはあとで足したニンジンの畝。もともとロータリーをかけてあったふわふわの地面に、草がぼーぼーになっていたので、ひょいひょい抜いて、軽く土寄せをして畝としたところに、密集ニンジンを適当に引っこ抜いて、ここに移植したのでした。一応生きています。 8/4
    ニンジン畑
    そこにもいわゆる雑草がスクスクと育っていました。ニンジンはやはり1割くらいは死に、そして雑草の方がやたらと元気で、「野菜」の弱さを実感するのでした。 8/4
    ニンジン畑
    雑草をゴリラのように抜き、スッキリさせました。 8/4

    で、ややっこしいですが、問題のニンジンの本畝はというと・・・

    ニンジン
    とにかくもう密集感がすごい。雑草はかなり炊きましたが抜ききれない。 8/4
    ニンジン
    こちらが一番やばい畝。向こう側に救出した菊芋が育っています。目印に支柱を立てています。次の写真で近づいてみませう。 84
    ニンジン
    ニンジンはどうせそんなに芽が出ないだろう、と油断して菊芋をここに移植。菊芋もニンジンも見事に育っています。 8/4

    大丈夫なのか?
    菊芋の周りをニンジンで固めています。大丈夫なんですかコレ。ニンジンの密集もまだまだ気になりますよね。かなり間引き、移植したのですが。まだ密集度が高いため、あまりにも至近距離に生えている芽は引っこ抜くことにしました。
    「えいっ、おっ、もったいねぇ」
    「えいっ、おっ、もったいねぇ」
    「えいっ、おっ、もったいねぇ」
    そしてこうなりました。

    ニンジン

    かわいそうに、密集して種を撒かれ、生やされて、引っこ抜かれてしまいました。移植先もありません。仕方がないので洗ってガブリとかじったら、味が濃厚で、ニンジン嫌いの人に食べさせたら拷問になるほどの美味さでした。(笑)

    こりゃもう「薬」のようです。薬のポッキーですよ。地獄の美味しさです。

    あとはたくさんできるのを待つだけですが、気温がかなり下がってきており、寒さでやられなきゃいいな、というところです。一難去ってまた一難。

    本日8月6日、最低気温は朝4時の10.0度。はっきり言って寒いです。


  • v223 寒過ぎる/間引きをしない実験/北見発見伝:トビダス

    ■寒過ぎる

    ネズミ
    厳しい自然

    寒さで死んだネズミではありません。とりあえず。
    今年はずっと寒いのです。5月には、13 日に雪が降り、 桜やツツジの花に雪が積もってシュールでした。5月中旬にもなって雪が降ったなんて記憶はありません。
    6月は10日を過ぎても早朝は気温5度程度で、ストーブを焚く状況でした。20日になっても最高気温が14度と、肌寒い日が続きました。あまりにも寒いので、畑の作物はさっぱり育ちませんでした。

    何年も前のこと、道東なのに極寒の1月に雪ではなく「雨」が降って「信じられな~い!!」なんて言ってた温暖化はどこ行っちまったんでしょうかねぇ。

    寒い寒いとは言っても、雑草はスクスクと育って、畑以外は緑でもっさりとして、虫もいて、それを捕まえる鳥もいて、寒いのに生き物たちは元気でにぎやかです。
    野良猫はモグラを捕らえてモグモグしているのでした。

    ネズミと猫
    野良ちゃんが大きなネズミをプレゼントしてくれたり(5/21)
    モグラと猫
    モグラをモグモグしていたり(6/18)

    そんな中、6月29日に突然36度に急上昇。室温も33度に上がりました。(公式には最高が32.5度)
    ウチには冷房設備はないので、「あづいよぉ」と言って我慢するしかありません。でも翌朝には15度程度の「さみーよぉ」になりました。
    その後も朝は依然として肌寒く、7月8日の朝も「夏なのになんだこの寒さは」というくらいに下がりました。

    今年は、雨が少ないと感じていました。ところが7月5日、延々どしゃ降りの雷雨になりました。畑はと言うと、今年の春先に大雨を想定して作った水路が機能して(ドヤ顔)、作物はほぼ無事でしたが、気温も降水量も極端に振れる異常さを感じました。

    関東も近畿も九州も、どこも気象には異常な感じはあると思います。北海道は、東京の暑さに比べたら屁でもないのですが、ずっと寒い中で急に熱波が来れば参ってしまいます。
    しかし、野菜も人間も暑いだの寒いだのとダメですけど、雑草だけはスゴいですね。

    雑草はスゴい。

    ネタがないので天気と雑草の話になってしまいました。

    いや、

    ネタがないわけではなく、いまいちというか、どうでもいいというか・・・。でもこの際だからそのいまひとつの話を書いてみます。題して「間引きをしない実験」です。

     

    ■間引きをしない実験

    畑で何か作っていると、「間引き」と言って、育ち始めの野菜の芽を摘む作業があります。1本を元気に育てるために周辺の芽を摘むんです。チョキっとポイッと。鬼ですよね。人間で言えば、3人の赤ちゃんがいたとすると、元気そうな1人を残して、2人抹殺ですから。
    3人の社員がいたら、従順な1人を残して、目障りな2人を左遷ですからね。出る杭はちょん切るのです。可哀想だし、非人道的です。(なんか違う)

    だから最近はそれらを髪の毛だと思ってカットしています。

    しかしそれでも貧乏性のせいで間引きがもったいなくてたまらないのです。
    (雑草はブチブチと抜きますけど)
    (雑草をブチブチ抜きまくる方が鬼の度合いが上っぽいですけど)
    (髪の毛で言えば引きちぎる感じですもんね)

    それで、間引きはもったいないし可哀想なので、できることならしたくない。
    ということで、「本当に間引きは必要なのか」
    と、畑の素人ならではの発想によって、ちょっと実験をすることにしたのです。

    実のなるものは間引きしないと栄養が分散されて共倒れになるかもなぁ、とは思います。キャベツはおしくらまんじゅうみたいになるのが想像出来るので間引きしないとダメだと思います。
    だから“葉もの野菜”で試すことにしました。毎年美味しくいただいているルッコラの、畝(うね)を2倍の4メートルに広げての実験です。

    ルッコラ
    もったいなくて間引きし切れていませんが、一部だけ間引きせず密集させたままに。(6/9)

    そして今はまだこんな感じですが・・・。

    ルッコラ
    真ん中あたりだけ間引きせず。両サイドじわじわ間引いてます。(7/8)
    本当はもっと抜かないとダメなのかも知れません。で、できん・・・。

    で、何となく中途半端ながらひとつ結果が出ました。すでにサラダで食べたりしているのですが、間引きをしないで密集させたヤツらは、なんと、なんとなんと、他の葉っぱよりやわらかくて食べやすいのです。葉脈が固くないというか。

    ただ、葉っぱがすごく密集しているので、枯れてしまうのかも知れません。
    普通なら80cmくらいまで伸びますが、さてそれまでにどうなりますか。

    とまあ、いまひとつ盛り上がりに欠けるお話でした。
    それにしてもルッコラは美味いです。

     

    ■北見発見伝:子供トビダス

    運転しながらこれ見た時は、一瞬何だろうと思いました。

    子供トビダス

    宗教の何かか、なんて。
    これを見ながら読むと、外国人ぽくなりますよね。なりますよね。
    発音が難しいという感じに。
    そしてこれ読んでる間に子供跳ねそうです。(笑)