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  • v331 どうなる菊芋

    ■どうなる菊芋

    菊芋
    5月6日に植えて、6月1日には芽がいくつか出ていました。 6/10撮影

    菊芋は多年草で、2〜3mの高さになるそうです。栄養的にヤバい土地でも繁殖力が非常に強いらしく、うまくいけば毎年毎年何もしなくてもどんどん増えていく可能性があり、とっても魅力です。しかも糖尿病に効果があり、中性脂肪まで減らしてくれるイヌリンが豊富に含まれているという。
    最近私の中性脂肪がケタ違いに大増量して、正常値50〜149のところ、1363という大記録を叩き出しました。ヒューヒュー!! (検査正しいのかな)
    血圧と尿酸に続き、薬を追加されることになってしまった私としては、薬を減らす意味でもなんとしてもイヌリンを収穫し食べ続けたいと思うのでした。

    4月20日に菊芋の種芋をネットで注文し、ゲットしました。

    種芋として購入した菊芋は、写真の上2枚、8か所に植えました。(5/6)
    ヨモギの少ない部分を選び、少しのヨモギを引っこ抜きます。次に、ろくに土を盛ることもなくザクザク掘ってホイっとぶっこんで棒を立てました。数日後に心配になって、植えたところに腐葉土もどきを乗せました。数日後にまた「それじゃ芽が出でも陽に当たらないし腐るかも」と心配になり、腐葉土もどきを蹴散らしました。

    そしてその2週間後くらいに、菊芋が北見郊外の農家さんの直売所で売っているのを発見し、いくつかゲットして、それも植えることにしました。菊芋の「種芋」が、ジャガイモのように特別な管理のもとで販売されているのか、それとも食用の菊芋をポイッと土にぶっこんでおけばいいものなのか、情報が少なくわかりませんが、後者であることを祈って、植えました。
    それが下の2枚、6か所です。そこには腐葉土もどきを周辺に置きました。(6月初旬)

    EM菌の培養液を撒き始めたのは5月22日から、週3回くらい撒いています。主に農業機械のロータリーをかけたエリアと、ヨモギ畑の中にぶっ込んだジャガイモと菊芋の部分に撒いていますが、それでもとにかく広い(約100×15m)ので、水の供給が大変で(1回で100リットルが限界)、すごく時間がかかり、全然ラクチンではありません。しかしとにかく撒いて撒いて撒きまくって、土の状態が徐々に「いい感じ」になってくれればいいなという思いで撒いています。いずれ何もしなくてもいい土地に変化することに期待して。

    そんなある日、またあの謎の獣医から電話がきました。

    「菊芋のイヌリンは乾燥させると5倍に増えるんだそうだよ」
    「菊芋のイヌリンは糖尿病に効果があるというのは、非常に期待度が高く興味深い」
    「ヨモギのアルテミシニンの癌に効果がある話よりもリアリティがある」

    この話を聞いた後に、また販売所に菊芋が置いてあるのを発見。残念なことに「今年はこれが最後です」という貼り紙がありました。3〜4個程度入った(両手で掴めるくらいの量で)100円の袋が4つありました。

    「全部買うかっ」(いや今年これで最後だから他のお客さんの分も残さねばな)
    「うーん」(しかし、これで最後ってことはこれで最後なわけで…やっぱり全部かな、畑は広いし)
    「うーん」(全部ガッサーっと買い占めるのはやっぱり罪悪感があるなぁ)

    ということで中途半端に3袋買って1袋残してあげました。(笑)

    つまらん話が延々続いて申し訳ないです。

    で、その手に入れた食用の菊芋を、半分は食べ(貴重なのに食べるのかよっ)、半分を植えました。
    それを9か所追加。(6/16)

    菊芋

    ここはロータリーをかけたところ、つまり耕したところの端っこです。
    家の物置にあった「たまねぎ用の肥料」と「花の肥料」と「葉野菜の肥料」があったので、処分がてら、ここに撒きました。

    肥料

    滅多なことでは肥料使わない私ですが、中性脂肪を減らしてくれる菊芋にエコひいきです。ただし芋用の肥料ではない、明らかに用途の違う肥料です。まあ、なんか効くでしょう。さらにEM水をかけていきます。

    ところが事件発生。

    その2日後、赤い矢印の2か所がアリ塚のようになっていました。アリの巣ボコボコ、アリだらけ。右の赤い矢印の方がアリMAX状態で、菊芋の死亡が予想されました。左の赤い矢印の方は、山を崩してみるとアリの卵がどっちゃり出てきました。

    「おーまいが、おーまいが」

    アリ全滅コンバットは、去年置いた箇所は確かに1匹もいなくなっていました。恐ろしいほどの毒性。便利だけれど、やはり、何となくヤバい気がして、忌避剤として「ワサビとニンニクの入った木酢液」をバシャバシャかけておきました。4日後の6月22日早朝に見たところ、ありがほとんどいなくなっていました。抜群の効果でした。ただ、掘ったらワラワラ出てくる可能性はあります。怖いので見ただけで帰りました。

    退屈な話が延々続きます。もう読まなくてもいいですよ。(笑)
    ていうか、一旦終わります。(笑)

    この後、アリの問題もアリますし、まだ書かなければならないことがあります。
    続く。


  • v306 大規模「家庭菜園」 アリ地獄

    ■大規模「家庭菜園」 アリ地獄

    テントウムシ
    生き物いっぱい。テントウムシ(7/5)

    前回の続きです。キツネと並んでアリもヤバい存在になっています。

    アリ
    アリの巣と化し、完全に消えたズッキーニ(7/1)

    どうもマルチの下にはアリが集まる、ような感じです。そしてここのアリはとても元気で、噛み付き攻撃、噛み付き攻撃、噛み付き攻撃、もうやめてっ、なのであります。
    最近、外来の毒のある「ヒアリ」が上陸、のニュースがあった中で、「ヒアリだったらどうしよう」とチラッと頭をよぎったりもします。

    私のズッキーニちゃんは20株ほど、種から芽を出し、ゆっくり育っていたのですが、そのうち2つはアリにやられ、あといくつかが死にかけています。写真のように、多分かき出した土がどんどん積もっていき、無惨な姿となります。カボチャも7株のうち2~3株がアリにやられそうになっています。

    当初はこう思っていました。
    「アリが野菜に悪さをするとは思えない、共存可能だろう」と。

    イモ虫がアリに…
    うんしょうんしょ アリは肉食(7/1)

    ただ、アリの数がとにかく膨大で、あちこちに密集している(アリ塚があちこちに)。でもアリが増えれば、天敵が出現しその数を調整していくはず。天敵ってなんだ、アリの天敵、ということで調べたら…せいぜいこの4つ程度でした。

    アリ地獄(ウスバカゲロウの幼虫)
    徘徊性のクモ
    アリクイ
    人間(理不尽なまでに凶暴)

    じゃあ人間以外で、一番アリを減らしてくれそうなアリクイを調達してみますか。んー・・・様々な角度から、無理。ペットショップで販売してるみたいですが。(驚)

    アリ地獄はここでは発見できていないし、1匹ずつ食べてたんじゃ追いつかない。
    徘徊性のクモは確かにすごくたくさんいる。なるほど。まあ選りに選って、一番期待できるのが私の苦手なクモとは…。 ○| ̄|_

    鵜だじゃれスタンプ
    クリックで店に飛ぶ

    クモもいっぱいいる割にはアリだらけ。とはいえクモだらけになってもイヤだし困ったな。困ったよ。

    ナオヒロくんはというと、苗を自宅で育ててから、満を持して植えたカボチャのいくつかがアリにやられて死んでいました。
    「あーーっ、ダメだー、やられたー、アリめー!!」
    「この…」

    「この、クソアリどもがーーっ!!」

    ナオヒロくんはついに怒りMAXとなり、数日後ピンク色の得体の知れない小さなケースをカボチャの周辺に置きました。

    そこに置くだけで、ピンクのケースに詰まったエサをアリが巣に持ち帰り、仕込まれた毒が働きアリも幼虫も、女王アリも根こそぎ殺害するというヤツ。人間おそるべし。

    可哀想だなー、でも、この状況では仕方ないのか。うーん。
    でも確かにアリの数が多過ぎるのです。そしてどんどん増えてしまう。

    カボチャ
    6月21日のナオヒロカボチャ。キレイですね

    どうも黒マルチの中にアリが巣を作りやすいのではないかと推測し、ナオヒロくんはマルチを外したのです。

    カボチャ
    写真奥のカボチャが数株やられています(7/5)
    カボチャ
    周辺がアリの巣だらけ。カボチャは死にかけている(7/5)

    しかしまあ、全部はやられないとは思うのです。やられてしまったのは10分の1くらいです。これをどう解釈するか。放っておけば被害がどのくらい拡大するのか(←ここが心配)、翌年はどうなるのか、難しいところです。自然淘汰するのかどうか。

    しかし、人間は自然淘汰を待ってられないのです。人間の欲望は10%の損失もしたくないのです。私は今回、カボチャは固定種のちょっと変わったヤツをネットで購入しました。種をとり、また来年その種からカボチャを作りたい。できれば放っといて、勝手に生えてくれれば、老化して寝たきりになっても、カボチャがゴロゴロできている、なんて夢のようなことになるわけです。寝たきりなら収穫に行けないけど。(笑)

    ていうか、アリを根絶すればそれはまさしく不自然農法であるし、農薬散布と変わらんのです。やっちゃいかんような気がする。それはやっちゃいかん。

    アリの巣退治
    いかんいかん、やったらいかん(7/9)

    説明書きを読むとそれは残酷そのものです。人で言えば、無人の屋台にケーキを並べて、「ご自由にお持ち帰りください」と書く。それを子どもが喜んで家に持ち帰り、家族団らんでケーキを食し、「美味しかったね」と語らう中で、じわじわと体調が悪くなり、七転八倒の末、おじいちゃんが死に、おばあちゃんが死に、家政婦が死に、お父さんが死に、長男が死に、四男が死に、次女が死に、孫が死に、七男が死に(何人家族なんだろ)、そして一家全滅、大惨劇。と同じですから。(ちょっと違う? いや同じだな)

    いや確かに、作物をやられるとアリ憎しの感情も起きますよ。全部ぶっ殺したる、と思いますよ。正直。で・・・

    ついに薬殺
    置いてみた(7/9)
    根元がアリの巣になってしまったカボチャは救われるのか
    これで人類は滅ぶのか・・・

    置いたらイカン。この殺虫成分がカボチャに吸収され、実に移る。それが人を殺すほどのものではないとは思うものの、学者を買収して「影響はない」って言ってもらえば問題ないか。カネは厳しいからカボチャの現物で。(笑)
    「美味いから安全だ」って政治家にでも言ってもらうか。誰も責任なんて取らない世界で、自分が責められることはないにしても、自分の良心が許すのか。
    それでいいのか。それでいいのか。

    答えは風の中、風が知っているだけさ。(すっごいウヤムヤに)

    帰宅してからちょっと凹んだ。やっぱマズかったかな。