• v087 ブタジル/愉快な札幌17:あいましょう

    ■ブタジル

    大通公園
    大通公園ではマスコミの取材が…

    昨日までノルディック世界選手権が開催されていました。この土日は最後だというのにテレビでもまったく放送がなく、ひっそり終わった感じがしました。
    その期間に合わせるように、大通公園の一角で“札幌にぎわい祭り”と称したイベントが行われておりました。写真の雪の塊はカマクラで、自由に中に入れましたが、入っても別にどうということはありませんでした。

    この写真は先週の土曜日に撮ったものです。その日は無料の豚汁を食べ(うまい)、鹿肉まんじゅう(微妙)を食べ、ビール(うまい)を飲んで帰りましたが、全然にぎわってなかったです。

    豚汁と言えば、現在頭の中では“トンジル”と読んでいますが、私が生まれてから高校卒業までの北海道にいた時に、豚汁のことを“トンジル”と言ったことはなかったと思います。聞いたことも多分ありません。“ブタジル”と言います。いや“ブタジル”としか言いません。

    この日配られていた豚汁も、“ブタジル”無料です~、と係の人が声を上げていましたし、貼り紙にも“ぶたじる”と書かれていました。ブタジルにはいい思い出がありません。昔は給食のブタジルが最強にマズくて食べられず、いつも食べるまで残されていたものです。もちろん食べると吐きそうになるので飲み込んだこともありません。ブタジルが嫌い過ぎて、ブラジルが嫌いだったこともあります。(小学生ってそんなもんです)

    ブタジルって、ブタが汁になったみたいで、どことなくイヤな耳ざわりじゃないですか? やっぱり今でもブタジルって聞くとちょっと引いてしまいます。トンジルだったら、あ、食べてみようかな、という響きではないでしょうか? それは違うな。うん。

    全然にぎわってない“にぎわい祭り”で思ったことでした。

    余談
    新潟の山間部では、豚汁のことを「スキー汁」と言うところもあるのだそうです。スキーが入っているわけではなさそうです。

     

    ■第17回 愉快な札幌大発見:愛真祥(あいましょう)

    ダジャレ

    我が家から歩いて1時間くらいかかるであろう遠い場所にありました。たまたま通りかかって発見したものです。
    「愛真祥」(あいましょう)のダジャレですね。これがバーではなく、焼鳥ですからね。下の「おかえり菜々」(おかえりなさい)も微妙な当て字です。
    次回、驚愕の事実が…。

     

    ◆スノーエンジェルのコンテスト画像の応募をすっかり忘れてしまい、締切が過ぎてしまいました。やはり、賞品のしょぼ味がモチベーションを下げてしまい、撮り直す気持も薄れてしまいました。受賞の楽しみが減って残念です。


  • v086 あるラーメン屋での出来事/愉快な札幌16:ばーさん

    ■あるラーメン屋での出来事

    選手
    今札幌ではノルディック世界選手権が開催されています。
    出場の選手(ポーランドチーム)が近所で走り込みをしていました(記事とは無関係)

    あるラーメン屋に入りました。安くてとても美味しいとの評判で、なるほど確かに、そのラーメンは美味かったのです。

    北海道の店は大抵そうであるように、この店も入口のイメージと違って奥行きのある広い店でした。テーブル席を背に、カウンターに座りました。

    カウンターでラーメンを食べていると、背後で「ピノキオ」の物語を朗読している女の人の優しい声が聞こえてきました。とてもうまい朗読だったので、おそらくテレビからの音であろうと思いました。

    うまいうまいとラーメンを食べていると、滑らかな朗読とは別に、テレビのニュースを読む男性アナウンサーの声が聞こえてきました。
    『おやっ、テレビが2台あるのか?』(そんなわけはない)
    と思いつつ、黙々とラーメンをすすっていました。

    やがてピノキオの朗読が一瞬途切れ、キャッキャと喜ぶ赤ちゃんの声がしました。ありゃ? と思いました。ひょっとしたら後ろのテーブル席で母親が赤ちゃんにピノキオの本を朗読しているのではないだろうか…。

    『いや、ここはラーメン屋であって、それはあり得ないだろう』
    『しかし妙に声が生音っぽいなぁ』

    ああ気になる、と思いつつも、耳ダンボにしながら、うまいラーメンを食べていました。もし本物の親子が後ろにいて、母親が朗読しているとしても、振り返って見るのはいかがなものか…。ズルズル。ああうまい。朗読もうまい。ああ気になる。

    読み聞かせているということは食後なのか、あるいは食べる目的で来たわけではないのか。しかしラーメン屋に子どもをあやしに絵本を持って来るだろうか。ああ、気になるよ。

    そのうちに後ろからの朗読は聞こえなくなりました。客の出入りする音が聞こえました。親子は出て行ったのか。気になりつつも振り向くことなくラーメンを食べる私でした。

    それから、テレビの台数すらチェックすることなく、店を出ました。

    やはり状況的には、母親が子どもに読み聞かせをしていたのでしょう。それを聞いている時は不思議とゆっくりした時間の流れを感じました。もしそれがテレビからの音であれば、なんてことのない時間であったろうなと思います。

    また、ラーメン屋という商売のエリアに妙な生活感が入り込み、気になりつつも、心も妙になごんでしまったわけであります。この何とも言えない感覚、分かってもらえるでしょうか。そしてここが人口約200万の大都市であるという不思議さも。

    耳に意識をとられた分、ラーメンの記憶があいまいになってしまったので、味を確認しに、もう一度食べに行こうと思っております。ひょっとすると、そこに絵本が常備されているのかも知れませんし…。

     

    ■第16回 愉快な札幌大発見:ばーさん

    スナック

    我が家から歩いて1時間くらいかかるであろう遠い場所にありました。たまたま通りかかって発見したものです。
    「 バー・さん」だと思うのですが、「婆さん」のダジャレですね。力の抜けた書体といい、いい味出してます。
    手前のスナック「あ・そ・こ」ってのもいかがなものかと。きっと「おい、今日はあそこへ行こうぜ。あ・そ・こ!」などと言ってもらいたいのでしょうね。


  • v085 目印はクリーニング屋/愉快な札幌15:ティファニー

    ■目印はクリーニング屋

    近所のクリーニング屋
    近所のクリーニング屋の脇を通り過ぎるタクシー

    札幌の路地を歩いていると、やけにクリーニング屋さんと床屋さんが目につきます。床屋さんは昔ながらの小さなところが多く、クリーニング店も、おばちゃんと犬が切り盛りしているような小さい店が目立ちます。

    札幌市はこの4年間で、6000軒の中小・零細業者が倒産したそうです。いわゆる商店街にあった、洋服や靴、文房具、家電、食品などの店が次々に閉店し、地方の新たな問題ともいえる“シャッター通り”が今も拡大しているところです。スーパーや大型店の出現が直接の引き金となっていると思われます。

    そういうなかで、床屋さんとクリーニング屋さんは、大型店の影響を受けにくかった、と考えられます。まだこの先どうなるかは分かりませんが、今のところ、街には数多く残っています。

    10日ほど前、私の妻が献血センターからお呼びがあって出かけました。困っている人の血液の白血球の型と合っていたために(なかなかピッタリってのはないんだそうで)、タクシーの送迎とお菓子支給で呼ばれたのです。

    妻はたっぷり血小板を抜かれ、おいしいジュースとお菓子を手みやげに、タクシーで帰ってきました。タクシーの中では、こんなやり取りがあったのだそうです。

    「その通りをまっすぐ行ってですね…」
    「…あ、そのクリーニング屋の角を左に折れてください」
    「ハイ、クリーニング屋さんね…」
    「…であのクリーニング屋の手前の道を右」
    「あ、あのクリーニング屋さんね…」
    「で、クリーニング屋がありますから」
    「クリーニング屋ね」
    「クリーニング屋さんを通り過ぎた先で降ろしてください」
    「クリーニング屋の先ね」

    そうです、我が家の西側200メートル圏には少なくとも5軒のクリーニング屋さんがあるんです。でもクリーニングに出すような服を持っていないので、うちはあまり貢献できてはいないのです。

     

    ■第15回 愉快な札幌大発見:茶ふぁにー(ティファニー)

    喫茶店

    うちのすぐ近所にある喫茶店です。ここの前を通過すると、若干、力が抜けるような気はします。ほぼ丸2年間、まだ一度も入ったことはありません。イヤだとか、店名が嫌いとか、そんな理由ではないのですが、何となくです。

    今度てぃふぁにーで朝食を食べてみようかと思います。


  • v084 記念切手とコレクター魂/愉快な札幌15:可哀想

    ■記念切手とコレクター魂

    雪まつり記念切手
    昨年の雪まつり記念切手

    カレーを食べようと外に出た土曜日。天気が良いこともあって、カレーついでに雪まつりの会場へ足を運びました。観光客でいっぱいでした。台湾や韓国からの観光客が意外に多いため、逆に日本人が日本人に見えず、ほとんどが外国人ではないかと思えてしまうのでした。

    前を歩いていた小さな女の子が、父親と思われる男性に手を引かれ、大きな声で泣きながら歩いていました。
    「うわぁああああん!!!! ◎×★※◎×★※っ!!!!!」
    何を叫んでいるのかが聞き取りにくかったので、外国の人かなと思ったら
    「おがぁちゃあああんっ。ひーんっ!! うう、おがぁちゃぁあああん!!!」
    日本人でした。

    子どもの目から涙がしたたり、日向の雪像からは解けた水がポタポタとしたたっていました。(何大喜利みたいなこと書いてるんだか…)

    会場には例年、郵便局が出店し、「雪まつり記念切手」を売り出しています。昨年、80円切手が5枚で1セットのものがあったので、1セットは「使う」ために、さらに2セットをまさに記念に買いました。(写真)
    ところが今年は1000円前後するセットが3種類という過酷さ。

    『買うなら各2セットは必要だな、3種類か…』
    『うげげ、6000円じゃーーーんっ!!』
    『全部はダメだ。どれかひとつにしよう。んーと…』
    『いやーそれはいかん、中途半端だ。安易な妥協だ』
    『こういうものは全部揃ってこそ真の価値が…よーし…』
    『あ、カネ足りないじゃーんっ!!』

    で、結局、今年は買いませんでした。

    記念切手と言えば、昨年、封書に使う目的で数種類買いました。ところが記念切手ってぇやつは「使う」段になると、躊躇してしまうんです。

    『ああああ、やっぱり使うのはもったいねぇぇぇ』と。

    使えないなら集める、となれば、記念切手はとても集め切れないほど頻繁に発行されていて、地域限定の切手もあり、チェックが面倒な上に生活を圧迫するので趣味としては精神衛生上とても悪いです。ましてやコレクター魂というのはやっかいで、切手なら「シート」が完璧な形となるわけで、2シートずつ欲しくなったりします。小さな傷がついたら、一級品が二級品以下に落ちて価値が下がるから神経まですり減らします。

    ある私の知り合いが時々手紙をくれるのですが、いつもその封書に貼ってある切手は1970年前後の記念切手ばかりで、その思い切った使いっぷりに驚いています。ほとんどが10円か15円切手。大変貴重な切手に見えます。私なら貼る度にクラクラして倒れてしまいそうです。10円切手なら、1回に8枚貼ることになるので、一度の手紙で8回倒れることになるわけです。
    いや、切手に水を付けては倒れ、貼っては倒れるので16回倒れると思われます。(この1文いらんかも)

    物理的精神的に疲弊する切手の収集はできそうもありません。
    雪まつり記念切手から、思ったこと、でした。

     

    ■第15回 愉快な札幌大発見:ちょっと可哀想に見えた

    カー用品キャラ

    カー用品屋さんのキャラクターが、路肩で雪に浸かっていました。心無しか表情がさえない気がしました。これでも今年の雪は少なく、ビリビリと冷え込む日はほとんどありません。ひょっとすると温暖化で喜んでいる顔なのかも…。そういえば綿に包まれて暖かそうに見えなくもないし、顔色は良い。
    ダジャレではないですが、少し気になったので。


  • v083 雪まつり直前情報/猫看護その後/メタボ実験その後

    ■雪まつり直前情報

    雪まつり
    市民の雪像。雪まつりは6日から12日まで開催です。

    毎年開催される「さっぽろ雪まつり」ですが、58回目の今年は雪不足で苦労したようです。温暖化のせいか、雪が降ってもすぐに解けて行くのがわかりました。何日か前には雪ではなく「雨」が降って、作りかけの雪像が一部解けてしまったとニュースが報じていました。将来、開催できなくなる日が来るのかも知れない、と思うほど暖かいこの頃です。

    本当にビリビリするような寒い日が少なく、このままいくと札幌は超快適な気候になってしまうに違いありません。温暖化万歳。(またバチ当たりな発言)
    でも暖かくなりすぎてゴキブリが生息するのはやめてほしいから、寒さとゴキブリどっちをとると言われたら「寒さ」であります。ストップ・温暖化。もっと寒さをっ!!

    えー、雪まつりについては、4日前に当たる2月3日に、雪像作りの様子をカメラに収めてきました。祭りのにぎわいよりも、そういう地味な様子が伝わると良いかなと思います。

    というわけで、こちらで画像をお楽しみください。→ 雪まつり4日前

     

    ■猫のみゅうのその後

    以前、ひどい体調の仔猫を預かったことがありました。(以前の記事は右上の検索窓から「猫看護」で検索を)
    飼い主さんからその後の話を聞きました。左目は放っておくと腫れによって脳を圧迫するため、薬で収縮させるしかなかったようです。右目の方は最近になって出血するなど、腫れが引かず、結局両目失明の可能性が高いようです。

    ただ、一緒に暮らす猫とうまくやっているようで、それなりにいろいろと学習しているそうです。パンチの手加減の仕方とか、まあ、猫社会の付き合いというか…。そして目が見えない分、聴覚が発達しているとのことで、動き回って遊んでいるようです。

    体もだいぶ大きくなり、体調自体は良いとのことでした。

    預かっていた時から、猫にしては珍しく目薬で暴れたりせず、腹いせにあちこちにおしっこをするようなこともしない猫でした。その性格はそのままのようで、とってもいい性格の猫だと、飼い主さんも喜んで可愛がっています。病院でも猫の性格が良い(おとなしくて手がかからない)と評判のようです。頑張って長く生きてもらいたいもんです。

     

    ■メタボリック人体実験のその後

    受けた検診の結果がやっと北大から郵送されてきました。コレステロール値と中性脂肪と尿酸と肝機能(GPT)以外は正常でした。ははは。(ダメじゃん)
    筋肉量は標準の範囲でしたが両足がやや弱いとか、体成分は体脂肪以外のタンパク質・水分量・ミネラル量は正常値とか(ダメじゃん)、骨密度は同年齢の平均の98%でスティフネス値は84%とか、スティフネス値って何、て思いつつも何となく大学の人体実験っぽい感じが醸し出されていました。

    で、A群かB群かについてはまだ決められていません。3月からスタートする実験の直前に連絡が来ると思われます。

    というわけで、今後この人体実験をみんなで楽しみましょう。また報告いたします。

    メタボ実験