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  • v352 菊芋成功の予感

    ■菊芋成功の予感

    花が咲いたら収穫のサイン。菊芋は3mくらいになります。いや2〜4mか。

    10月14日、菊芋には花が咲いていて、とりあえずどうなっているか、ナオヒロ君の菊芋を1株、私の菊芋を1人、実験的に掘ってみることにしました。

    まずナオヒロ君の、きちんと発酵させた鶏糞をぶっ込んで成長させた菊芋から。

    菊芋

    これ、元々は8個の種芋でした。見事に育っています。では1株、引き抜きます。
    むおおおおおお!! がばらーっ!!

    菊芋

    うわー、すごいすごい。すごい量でありますっ。結構でかいです。
    やったね。これはいいぞ。大成功でしょう。
    菊芋は鮮度が落ちるのが早いらしく、採ったらすぐ調理するのがいいらしいです。だから、食べたい時に引っこ抜いて食べることにしたそうです。

    で、私の方は、34人に増えた菊芋君たちの中から1人をチョイスしました。

    菊芋

    この手前のやつ、一番左のやつ。2メートルくらいです。
    ヒョロヒョロですが、なんか芋付いてたらいいんだがなっ!!
    むおおーーっ!! ズズズっ

    菊芋

    ん、どうなってる?

    菊芋

    お、付いてるぞ。

    菊芋

    このくらい付いてます。芋を取り外して、水で洗ってみた。

    菊芋

    おやおや、なかなかのものじゃないですか。これ種芋の複数ある芽を分離して別々に植え、EM菌だけで作った菊芋です。ちゃんと成長して芋がゴロゴロと付いています。ナオヒロ君の比ではないですが、よくできていると思いました。

    これを糖尿病の薬として使うために、スライスして天日干しをします。あ、もちろん食用としても大丈夫です。ていうか本来食用です。

    カッティングシートの上の菊芋。これも形状はやはり恐怖系ではあります。

    こいつをスライスするにあたり、ネットで調べてみると軒並み5ミリ程度にスライスと書いてあります。

    「5ミリ厚って、もうブロックと言ってもいいレベルじゃないの?」
    スライスなんだから2ミリ厚でも厚すぎではないか?
    5ミリはないわ、5ミリでカットしたら、厚すぎて乾きにくいじゃん。

    で、普通の感覚でスライスしつつ、「5ミリ」を意識しても2ミリが限界というか、それ以上厚くスライスすることができませんでした。5ミリではザク切り。

    端の方をスライス。自然と1〜2ミリ厚になってしまう。

    1ミリでも厚いような気がするぞ。

    菊芋スライス

    なんか厚さの意思統一ができないためにバラバラの厚さになってしまいました。

    まだあるぞ

    これらもスライス。

    気持ち厚めにスライスしてますが、やっぱり何か気にくわない。でもまあ一応実験っちゅうことで、これを天日に干します。

    陽の当たらない庭ですが、部分的に短時間陽が射します。ここは1時間で日陰となりました。 10/15

    カラカラになったら動物病院へ持っていきます。
    犬や猫の糖尿病にも菊芋は効果が見られるらしく、ヨモギより先に役に立ちそうです。

    そしていよいよ本格収穫へと続きます。


  • v351  恐怖の芸術ニンジン

    ■恐怖の芸術ニンジン

    ニンジン
    掘り出した直後のニンジン。完全無農薬。まともな形のニンジンは3割程度だった。その理由は・・・

    こりゃあ500本じゃきかないな。10月14日に収穫したニンジンは、ニンジン畑全体の約半分。

    写真では分かりにくいですが、とにかくすごい本数なのです。それで半分。

    まともな、立派なものが150本ほどありました。そして、恐怖としか言いようのない形状のニンジンはその倍くらいありました。その恐怖ニンジンのほとんどが「ワタス、失敗しないので」、と言って移植したニンジンでした。100%に近い確率で、移植ニンジンはひねくれていたのです。

    恐怖としか言いようがない。

    この血も凍るような恐怖ニンジンは、半分はナオヒロくんが引き取ってくれました。逆にその形状が芸術的であったからです。
    そして残り半分のうちの5分の1は、東京にお住いの「でっちさん」が、恐怖におののきながら引き取ってくれました。しかしその恐怖から一刻も早く逃れるために、速攻で無農薬野菜をありがたがってくれる人々に分けたところ、大変喜ばれたということで、まずまず落着してくれました。でっちGJ!

    まともなニンジンは畑にはもう少なくなってしまいました。残っているほとんどは、この恐怖ニンジンと思われます。移植した畑から掘り出すのが怖くて採るのをやめたからです。
    それらもそうですが、今回収穫してまだ残っている恐怖ニンジンを処理していかなくてはなりません。100個はあります。

    それらの恐怖の芸術ニンジンの一部を、とりあえず、ザックリと皮をむき、彫刻物のようにしてみました。

    恐怖感は消えたニンジン

    おお、普通だ。これはいいぞ。と思いましたが保存がきかない。冷蔵庫にはとても入りきらない。この作業は量が多すぎてとてつもなく時間がかかり、手が痛くなる。どうしよう。

    「そうだ、ジュースにしよう」

    ジュースなら形状関係ない。しかもまだちょっと土のついたニンジンは少しは日持ちするので、1日4〜5個を使って毎朝飲めばあっという間になくなるし、飲む分だけカットするから手も痛まないし、何よりも体にも良いはず。一石四鳥のお得感です。ミキサーさえあれば。

    しかし、薬のようなニンジンで作るジュースは甘みが少なくてゲロマズじゃなかろうか。でもやってみなくちゃわからない。ということで、安くて高性能のジューサーを手に入れることにしました。手に入ったらジュース報告をしようと思います。

    それから、越冬ニンジン、あるいは雪の下ニンジンというものが実際に作られていて、それはそれは甘みが強くなって美味しいのだそうです。まだ畑に残っている恐怖ニンジンは200本ほどあり、越冬させることにしました。

    さてどんなことになっていくのでしょう。

    それとこのニンジンは2種類あって、2種類とも固定種なので、種を採取して、また収穫することができます。もうそろそろ雪が降ってくるのですが、トウが立っていない、花が咲いていない状況で、花待ちです。
    調べてみると種採りがまた面倒で、げんなりしています。しかしなんとかせねば。

    ニンジンの話はまたあとで。


  • v347 ニンジン収穫

    ■ニンジン収穫

    「秋だね。ちょっと聞いてくださいよ。今年は天気が悪くてね。それでもどうにかここまで育ちましたよ。根菜は土の中だから温度的には安定してるけどね。肥料は十分じゃなかったけど、時々のEM菌良かったわ。農薬とか一切使ってくれないから、虫とは仲良くやってきたよ。タンポポ君とかヨモギ君とかカヤ君とかスベリヒユ君とか、人間が来て時々引っこ抜かれてかわいそうだったな。土がまたギリギリと締め付けやがるんで、全然甘やかされてないからね、オレは。あとは煮るなり焼くなりしてくれよ」

    なんてことニンジン君が足組んで言ってます。いや食ってくれとは言ってないと思いますけどね。

    しっかし手間がかかりました。種まきの時点で適当にばら撒いたために密集させてしまって、何度も間引きをして、その間引きニンジンも全員生かすつもりで新たに畝を立てて移植を重ねたのでした。雑草抜きも大変でした。

    メインのニンジンの畝。まだ芽がほとんど出ていない時に、菊芋の間引きを生かすべく移植をしました(真ん中奥の背の高い植物)。その菊芋も無事育っています。右にはナオヒロ君のこさえた豆(ササゲ)の支柱が並んでいます。 2018.9.15

    ↑ このメインのニンジンの畝は、間引いてもこのもっさりとした森のような状態。

    ↑ 間引きニンジンを助けるために作った最初の畝。ぼうぼうの草をゴリラのように抜きまくり、体力の限界までクワを振るって作った畝です。しかし成長が今ひとつ。そのうち追いつくかな。

    ↑ さらに間引いたニンジンを救うべく作った別の畝。こちらも死ぬことなく良く育っているように見えますが、やっぱり少し成長が遅い感じです。

    それでとりあえず、メインの畝からニンジンを収穫することにしまして、引っこ抜こうと思ったのです。ところがここの土がやはり硬いために抜けないのです。(雨が降った後は簡単に引き抜けるはず)

    ニンジン

    頭が出ていますね、こいつを引っこ抜いても葉っぱがちぎれますので、近くにシャベルをグイッと入れまして、

    ニンジン

    そして

    ニンジン

    ググッと下というか横から圧力をかけてやり、引っこ抜きます。
    とにかくこの土は、雨が降るとぐじゃぐじゃになり、晴れるとカッチカチになるためか、根菜類は味が凝縮されたように濃くなります。もうここのニンジンは薬の味です。体にはめちゃくちゃ良さそうな気がします。

    で100本ほど収穫をしました。

    ニンジンを収穫
    さりげに左上はジャガイモですが。 2018.9.15

    土が硬いので大きくなりにくいのですが、もともとそれを見込んで短い種類のニンジンを植えています。それで、土の中に石が思ったより多くて、二又になったり、形が良くないものが半分くらいありました。そのうちのひとつが最初のメインの写真です。人間の足みたいなニンジンのほか、中足(なかあし)のあるニンジン(笑)や、四つ足の動物のようなニンジンがたくさんありました。到底、普通なら商品にならないニンジンですが、味は同じ、薬です。

    100本以上収穫しても、メインの畑はまだもっさりした森のようで、まだまだたくさん採れそうです。トータル400〜500本くらいになるかもしれません。

    実はこのニンジンは2種類あり、両方とも固定種なのです。F1種と違い、種を採取すればまた収穫することができます。種を取るためのニンジンを少し残すつもりです。ただ、種の採り方が意外に面倒で難しそうなのです。

    100本ほど抜いて、少し土が見えるくらいになりましたが、まだまだたくさんあります。

    できたニンジンは、とにかく香りが強烈で、栄養素が凝縮してるように感じます。まるで漢方薬のようです。高麗人参でもない普通の人参に薬効があるんでしょうか。ちょっと調べてみました。

    ザックリですが。

    ニンジンは、ベータカロテンがズバ抜けて豊富。体内でビタミンAに変換。
    免疫力を高める。皮膚や粘膜を丈夫にする。視力の維持、癌の予防、免疫力の強化など、健康を保つために重要な働きをする。カリウムが血液の循環を良くする。食物繊維が腸の働きを活発化。便秘解消。

    癌の予防? ヨモギいらないやん。(笑)
    ていうかこのニンジンの(体に良さそうな)強烈な香りが気になるのに、何だかんだ「ベータカロテン」が体に良い、みたいな感じは「つまらない」ですね。香り成分についてはよくわかりませんでした。

    ただこれだけは言えます。ニンジンばっかり食べてたら病気になる。ベータカロテン過多。
    バランスが大事ですよ。


  • v339 にんにく地獄

    ■にんにく地獄

    ニンニク
    5月22日のニンニク畑。前年の秋にナオヒロくんが仕込んでいました。奥行き50メートルあります。
    ニンニク
    6月1日のニンニク畑。これは畑全体の3分の1くらいかな。
    ニンニク
    7月1日のニンニク畑。 雑草も時々抜き、ところどころ去年の残ったジャガイモが「のらいも」となり、茂っていたりします。
    ニンニク
    7月7日のニンニク畑。 雑草の勢いが出てきました。雑草取りはもちろん手作業で、この広さは1時間かけても取りきれないほどで、腰は痛いわ足は痛いわで、本当に大変なのです。その後も雨などで、しばらく畑に行けず雑草天国となりつつありました。

    7月22日(日)、ナオヒロくんのニンニク畑が、いつの間にか雑草の海となっていて、ニンニクが見えないくらいになりました。それで一部を掘り起こし、収穫していました。ニンニクの枯れた葉が倒れてちぎれて見えなくなっているものもあり、かなり苦労していました。しかも地面が異常に固いのです。

    ニンニクの収穫
    この頃私はニンジン地獄の最中で、ナオヒロくん一人でニンニクの収穫をしていました。

    「地面が固すぎて大きくなってない」と嘆くナオヒロくん。
    「植えた種よりむしろ小さくなってるし」
    「でも旨味がそれだけ凝縮していると思いますけどね」と得意げなナオヒロくん。

    ニンニク
    まあ、とりあえず、このくらい収穫。 7/22

    ニンニクはこのあと天日干しします。このオレンジのコンテナに半分くらいのニンニクを車に積んで帰る時、車内はなかなかの香りに包まれ、いや、美味しそうでした。完全無農薬の超安心ニンニクであります。

    ニンニク
    売ってるニンニクに比べたらかなり小さいのですが、ニンニク嫌いの子度に嗅がせたら泣いて嫌がる抜群の香りです。これを天日干しして、選別やら何やら色々とやることがあるそうです。

    そして3週間後の8月12日の日曜日、いよいよ残り全部を収穫にかかりました。

    「うーん、これは大変」
    まずは雑草抜きから。

    ニンニク
    ひー

    ここの雑草どもをゴリラのようにブチブチ引き抜いてぶん投げて行くのですが、ニンニクの枯れた茎が絡んでいるとそれが抜けてニンニクの場所がわからなくなります。大胆かつ繊細に進めていかねばなりません。

    それ以前にすでに茎が抜けてしまっているものが大半であり、雑草をきれいに抜き去ったとしても、ニンニクの位置が正確にわからないものがもともと大量にあるのです。まあラインで掘っていけば見つかる確率は高いですけどね。

    ニンニク

    ↑ これは明らかにニンニクの位置がわかる写真です。3本並んでいます。(わかるかな)
    珍しくまだ茎が立っています。(ほとんど全部と言っていいほど、茎はクタッと寝ているか千切れています)

    ニンニク
    前日の雨で、地面はカッチカチではなく掘りやすい状況でしたが、それでも力仕事に変わりはなく、しかも斜面なので、バランスを崩すとよろけます。

    そしてその位置のわかるニンニクのラインの延長線上に、茎が抜けているニンニクが埋まっており(つまり地面があるだけ)、ラインに剃ってスコップで掘っていくのです。ニンニクを傷つける可能性もあり、慎重かつ大胆に作業しなければなりません。そしてこれはもう筋肉を鍛えるための運動であり、腰や手や足に過酷で、地獄のニンニク掘りとなるのです。

    ザクッザクッザク・・・
    「ないなー、ないなー」
    ザクッザクッザク・・・
    「あっ、あったー、やったー」
    「あー腰いてー、いててて、腰いてー」
    「あ、あったー、やったー、腰いてー、よろよろ・・・あわわ」

    まあ今夏、この北見では猛暑は感覚的には2日くらいあったかな、という程度で、この日も25度程度。しかし畑の中は晴れ間が出ると32度くらいまで上がりモワッとして地獄と化します。

    早朝7時から開始したこの作業は、10時半で終了しました。疲れていたのか、うかつにも全体量がわかる写真を撮り忘れました。というか小分けに袋に入れていたため、ニンニクの姿が見えにくく、撮らなかったのです。

    そしてこの後はまだ収穫に至っていない数々の野菜に、足と腰をやられながら「EM水」を撒き、ちょうど12時となり、引き上げたのでした。

    実はこの日はついでに「野良芋」も収穫しました。勝手に生えて勝手に採れた芋です。

    野良芋 野良芋 野良芋

    なんかこれは理想的な、苦労の少ない作物かも。儲けた気分。


  • v325 ヨモギの収穫 その1

    ■ヨモギの収穫 その1

    とったどー 2018.5.22(火)、早朝

    いやぁもう収穫の時期ですね。今年はよく頑張りました。しみじみ。(なんもしてねぇ)
    今回、記録の意味合いが強く、退屈な内容かもしれませんが、ヨモギに興味のある方には為になる情報をお届けしたいと思います。(思う、だからね)

    5月6日にひもで囲った部分を畑としてから2週間ちょいで、ヨモギはそこそこ育っていました。植物は成長が早いです。あと2週間もすれば育ちすぎになってしまうような気がして、まだ若いヨモギを事務用のカッターで1本1本、スパスパと切って集めました。収穫です。(ヨモギは若葉を食す)

    5月22日、ヨモギ畑のヨモギ。取りきれなかったタンポポも写っていますね。

    収穫してすぐに山から帰宅し、台所へ直行。
    ジャブジャブと水洗いしました。シンクはヨモギの山。とにかくさっさと洗い、天気も良かったので速攻で庭に広げて天日干しをはじめました。

    ヨモギを天日干し

    これと同じレジャーシートで、2か所で干しました。そうしたら、見ていて気になることが出てきました。

    「クキはどうなんだ」と。「クキも癌に効くのか」と。
    えーと・・・

    「ある研究論文によれば、ヨモギから抽出されるアルテミシニンという成分が、健康的な細胞1つに対して、1万2000個もの癌細胞を死滅させた」

    か。わからんなこれでは。クキもヨモギじゃからな。困ったな。しかし、なんとなく「葉だけ」じゃないだろうか、と思いました。よーし、分けよう。

    うーん、これはめんどくさい。

    ヨモギ

    全部分けるのに3時間くらいかかってしまいました。
    そして、しばらく干してから、

    ヨモギ
    これはまだ緑ですが、干していたらみるみる黒っぽくなっていきました。グレーというか。

    葉っぱは干しカゴに入れて、移動できるようにしました。
    クキは別の網の袋に入れて、室内の窓際にに吊るしました。

    ヨモギの茎

    不気味ですね。怖いですね。

    ひと段落し、机に座り、何気なくプリントを整理していたら「ヨモギ粉末の作り方」と書いた紙を発見しました。自分が作っておいた文書です。
    あ、やべぇ。

    「葉っぱだけを摘んで水にしばらくつけてアク抜きする」
    —葉っぱだけか!! クキは意味なしか? しばらく水につけてアク抜き? なんだとーっ!!

    しっかし、自分で書いて忘れてた。まあ葉とクキに分けておいてよかった。
    しばらく水につけるって、そんな場所もないし。うーん。

    「お湯で湯がいたら」
    —お湯で湯がくんだっけ? 大変じゃん。

    自分で書いて忘れてた。

    「その後しばらく水につけ」
    —マジですかっ? だから場所がないし、それは厳しい。

    「それを絞ってザルにあげ天日でカラカラになるまで干す」
    「それをミルかすり鉢で細かく粉末にする」

    ということだけど、もう干してるし。やってしまったことはしょうがない。今回のものはこのまま作るとして、これとは別に、ちゃんとやってみた方がいいだろうか。

    「そもそもなぜ湯通しするのだろうか」
    洗ってから「蒸す」製法もあり、量がある場合、一般家庭ではやってられないのであります。
    (そうそう、忘れてたというより、湯がく作業は無理だなと思っていた)

    湯通しにしても、蒸すにしても、熱を加える意味は…。そしてまた水で締めるという…。はっ!!

    人間でいえば熱い風呂に入ってから、水風呂に入って、これを繰り返すと体温のポカポカが持続するっていうことと一緒かもしれませんね。違うか。刀のように熱して冷やすと、鍛えられますしね。違うか。

    とにかく湯通しの目的は、緑の色や香りを残すため、のようです。それがガン細胞をアタックする「アルテミシニン」にどう影響するのか、しないのか、わかりません。なんせ今回の粉末は、食す前提ではありますが、不味くても癌に効けばまずまず成功ではないですか。マズい方が良薬ではないですか。お湯に通したら「アルテミシニン」は壊れてしまうのではないですか。いや、わからない。

    いやいや、やっぱりマズいのはだめだ。色と香りが損なわれたら、振りかけにできないもん。無味無臭ならできなくもないけど、色がグレーではなぁ。

    水につけておくというのは、台所じゃ狭い、タライとか部屋には置けない。風呂場も広くない。外は虫が入る、ということで不可能に近く、困りました。

    ところがある情報を耳にします。ナオヒロくんを操る闇の大王が、ヨモギの知識が深く、ヒントをくれました。水洗いは虫の発見・駆除であり、お湯はほんの数秒サッと湯がくだけで良く、量がありすぎて湯がくのが物理的に難しいなら「重曹」を使えばいいということなのでした。

    うーんうーん。
    ヨモギはいくらでもある。本当に無限にある。隣の山にも、あっちにもこっちにも、ひもで囲った畑とした部分だけでも取りきれないほどある。素材はあるのだっ!!

    わかりました。

    わかりました。にやり。

    やります。やり方は何が正しいのかはわかりませんが、やってみましょう。

    続く。

    猫
    「やれるもんならやってみにゃ」(ワイルドになったうるちゃくん)