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  • v203 食料自給への道

    ■食料自給への道

    庭のカエルちゃんたち
    家庭菜園に集まるカエルちゃんたち

    寒過ぎておがらねぇっぺよ。(なんでなまる)

    成長することを「おがる」なんて言うんでございますが、なんせずっと寒くて、作物たちには厳しい環境が続きました。6月初旬でも、うっかり窓を開けて寝ると風邪をひくほど寒かったのです。

    タンポポだのスギナだのの雑草はスクスク育つのですが、野菜の連中ときたら温室育ちのDNAなのか、よほど手間をかけてやらないといけないのです。

    ふと見るとキュウリがキュウ死していました。原因は風かも知れません。分かりません。しかしこんなに簡単に死なれたのでは悲しすぎるので、他の連中を寒さや風から守るために新聞紙をあてがったりしました。

    新聞紙で保護
    見栄えもしょぽしょぽ、周辺の雑草はイキイキ(6/9)
    キュウリが死亡
    2人のうちの1人のキュウリさんが死亡(6/9)

    それから程なくして、気温も急上昇、土が暖まってきて様々な野菜の芽が出てきました。こんな感じで…。

    とうもろこし
    とうきび=とうもろこし(6/12)
    チンゲンサイ
    チンゲンサイ(6/12)
    ロケット
    ロケット(ルッコラ)(6/12)
    エダマメ
    エダマメ(6/12)

    さて、次の写真をご覧ください。

    スギナの赤ちゃん

    上に写っているのはトマトです。そしてこまごまと生えているのは何だかよく分からない雑草です。問題は赤い丸で囲んだ部分でして、これはスギナの赤ちゃんなのですが、耳を澄ますと聞こえてきませんか。ウチダユウヤの声がっ!!

    スギナベイベー

    分かりにくいかこのギャグ…。
    とにかくこのスギナベイベーはあちこちに出現します。スギナは地下の深いところで根が横に伸びて、任意に上に伸びてくるため、とても取り切れるものではないのです。

    しかし、生命力が強過ぎて、野菜の養分を奪うだろうと思われ、とにかく見つけるたびに深く掘って引っこ抜いています。

    その後少し暖かくなったと思ったら、雨が降り続きました。そしてこんな惨状に。

    雨で水浸し

    通路は踏み固められているので水はけが悪くなっていて、水たまりになっていました。まあ何とか全滅ということもなかったのですが、雨後のタケノコならぬ、雨後のスギナベイベーの嵐が待っていました。

    「あ、またスギナベイベーだっ、くっそーっ」
    ザクザク(深くまでシャベルなどで土を掘る音)
    ブチッ(スギナの根が地下深くで切れる音)
    チッ(舌打ち)
    「あ、またスギナベイベーだっ、くっそーっ」
    ザクザク(深くまでシャベルなどで土を掘る音)
    ブチッ(スギナの根が地下深くで切れる音)
    チッ(舌打ち)
    「あ、またスギナベイベーだっ、くっそーっ」
    ザクザク(深くまでシャベルなどで土を掘る音)
    ブチッ(スギナの根が地下深くで切れる音)
    チッ(舌打ち)
    「あ、またスギナベイベーだっ、くっそーっ」
    ザクザク(深くまでシャベルなどで土を掘る音)
    ブチッ(スギナの根が地下深くで切れる音)
    チッ(舌打ち)

    まあこんな感じの畑仕事なのであります。
    以下、ここ最近の我が家の庭であります。

    パセリ
    大量に作るつもりのパセリのプランター。でかいです。(6/24)
    カボチャ
    苗を植えたカボチャ。雑草を取り除かねば失敗すると思われる。(6/26)
    夕顔
    種から育てた夕顔(6/27)
    畑
    畑の様子(6/27)
    ゴーヤ
    窓の下にゴーヤと白ゴーヤ(6/22)
    ミョウガとイチゴ
    もともとあったミョウガ畑、その中にイチゴが赤くなっていた(6/27)
    ホウレンソウとオレガノ
    ホウレンソウとオレガノ(6/27)
    トウモロコシと枝豆
    トウモロコシと枝豆(6/27)
    ホウレンソウ似のスギナ
    なんと、ホウレンソウを偽装する脅威のスギナベイベーズ(6/27)
    花をつけたナス
    花をつけたナス(6/12)
    実をつけたナス
    実をつけたナス(6/26)
    実をつけたトマト
    実をつけたミニトマト(6/26)

    虫除けのマリーゴールドも方々に植えてあります。
    トマトって葉っぱに触ると手にトマトの美味しそうな匂いが付くんです。さすが素人、こんなことで感動します。

    はっはっは、食料危機、ドーンとこいっ!!(バチ当たり)


  • v202 引越しと食料自給

    ■引越しと食料自給

    朝焼け
    5月3日早朝、レンタカーでの移動中に北見付近で撮った「朝日と朝焼け」

    去る5月3日、一身上の都合で、札幌から実家のある北見へ引越しました。
    やはり、一番の問題は我が国の食料自給率が低すぎることなのであります。

    日本全体では4割程度しか自給出来ていない。輸入に頼りすぎてる上に、輸入品の安全性を、ロバのように信じて食べてて良いんですかいっ、ていうか、食べるしか選択肢がないんですね。
    ま、どのみち大量生産ですし、現代の歪んだ農業に明日はないのであります。(何言ってんだ…)

    さて、実家にはそこそこの庭があります。そこで出来るだけ農薬を使わず、いろんな野菜を作ってみようではないか、安全な野菜を食べようではないかと、いう気概で引越したのでした。
    そんな苦しい理屈付けを引越し理由にしておきます。(本当は貧乏が極まっ…)

    しかし、大変大きな問題があるのでした。それは、私が畑仕事も農作業もやったことがない、延々30年ろくに運動もせず、デスクワークをやってきた人間であるということ。
    メタボリックだし、ヒザも悪いし、腰も悪いし、肩も痛いし、手も腱鞘炎っぽいし、背中も首も痛いのであります。

    しかし食うためなら仕方がない・・・、ではなく、農業のあり方に一石を投じるということで、この身を捧げてみようと思ったり思わなかったりしたのです。

    それで、とりあえずは、そこそこ広い感じのする庭の開墾を開始しました。

    荒れ地を耕作
    雑草だらけの庭の一部を掘り起こし開始(5/15)
    開墾
    約5m×7mの地をひととおり開墾(5/18)
    土壌改良に精を出す筆者
    さらに苦土石灰(くどせっかい)を土に混ぜ込み、アルカリの土壌に改良(5/21)
    畝作り
    元肥(もとひ)を入れるため深いラインを刻みました

    堆肥の入れ方などは、作る野菜によって全然違うのですが、そこはそれ、未経験ですし、植物なんて基本的に同じ、と割り切って、全体的にはこんな形で良いだろう、的に開始しました。

    とか言いつつ、一応は調べたのです。

    ■コンパニオンプランツ研究

    実は私、虫が苦手です。クモとかダンゴムシとか勘弁してもらいたい。そんな私が畑仕事など出来るでしょうか。いいえ、出来る訳がありません。

    ならば、害虫などを発生させなければ良いのです(クモは益虫ですが…)。作物と一緒にハーブを植えると、害虫が寄り付かないらしいことを小耳に挟みました。
    また、作物同士も相性の善し悪しがあるのだそうで、気をつければ病気や害虫の発生などを防ぐ事が出来るのです。それがコンパニオンプランツと言うらしいのです。

    ここは自分にとっては真剣に取り組むべき、最大の仕事であると感じました。気持ち悪い虫だけは発生させてはなりません。
    いろいろと調べて、その相関図を作ってみました。

    野菜の相関図
    ふざけてないですよ。↑クリックで拡大(別窓)
    野菜の地図
    宝の地図みたいになってますが、野菜の地図です

    こうして、無農薬、いずれは自然農法を会得し、人類を救う技術の拡散に貢献出来ればと思ったり思わなかったりするのでした。

    ■畑を作る

    そうしてその相関図や野菜の地図を元に、種を買い、苗を買い、種から苗を作るポットを買い、キュウリネットを買い、土を冷やさない・水分を保つ「マルチ」を買い、何だかんだで約1万円も買い込んでしまいました。

    1万円あったら野菜が余るほど買えるっちゅうのっ!! とは言わないでっ!!

    これは壮大な計画のスタートなのです。ていうか永年的な自給自足の。(北海道では冬は野菜が作れないところがネック)

    家庭菜園
    ついに畝(うね)を作り、種をまき、苗を植え始めたのです(6/6)

    これってきっと、「家庭菜園」って言って、今流行ってるような気がしますね。
    ……。

    ま、流行を追っかけてる訳ではありません。一応。最終的には種や苗を買わずに、とれた種を利用して食べ続けることであります。