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  • 研究所通信v532 菊芋

    2025.11.24 洗った菊芋。毎年何もしなくてもいくらでも採れる

    以前のようなグロテスクにグローイングしたグログロ菊芋は少なく、丸っこくて小さめの菊芋が多くなりました。というのも、あまりに密集して芋そのものが大きくならないから。ただ、成分は同じでほぼイヌリンの塊なので、大きさに関係なく体にはとても良い食べ物だと思います。

    2025.10.20 黄緑のところが菊芋
    2025.10.20 手前も菊芋、奥も菊芋、他は雑草

    掘り過ぎても食べきれないし、非常に疲れる作業で老体に堪えるので少量を収穫。

    2025.10.24 この日はこのくらい掘りました

    さて、その約半月後。

    2025.11.12 これはいったいっ!?

    秋になると我が家の庭では、ジャングルと化した山ぶどうの葉っぱや、いろいろな木の落ち葉が堆積します。時々風で飛びます。つまり近所迷惑になるというので集めて捨てるわけですが(そのままにしておけばいい土になるんですが)、その量が45リットルの袋でトータル40袋くらいになるんですよ。

    以前は「燃やせるゴミ」として有料のゴミ袋で出していましたが、ある時期から廃棄物処理場へ持っていって格安で処分してました。しかし考えてみたら肥料というか栄養になるのでゴミではなく宝物なんですね。それで随分前には腐葉土作りにもトライしましたが、結構面倒で、しかも嵩が減って量産できないので、5年くらい前から単に広い畑に葉っぱをぶちまけています。

    2025.11.12 これで半分
    2025.11.12 ナオヒロくんにあげたら腐葉土作りに使ってくれました。
    2025.11.12 残り半分は来年何かを植えるところに山積みに

    しかしこの広さの前には落ち葉の量がいかに少ないかわかりますね。
    さて、この日も少し菊芋が欲しくなりました。そろそろ地面も凍る頃ですし、最後の発掘活動になります。枯れた雑草をかき分けて進みます。夏場はもはや怖くて入れません。

    2025.11.12 オレンジのコンテナのある位置で菊芋を掘りました

    夏場で、もしここが笹藪であればたちまちダニに血をチュウチュウ吸われるところですが、ここにいるのはクモクモクモ。私の苦手なクモ。虫が多いからクモが大量に発生する食物連鎖なのですね。まずまず健全な世界ではあります。

    2025.11.12 ナオヒロくんも掘ります

    そしてヘロヘロになりながらこのくらい掘りました。

    2025.11.12 これを山分け
    2025.11.12 私の分は洗ってから庭で菊芋を干しました

    どんなに小さくても効果は同じ、糖尿病やその予防、強烈な整腸作用があることに違いはありません。生で食べれるので千切りにして適当になんかやると美味しく食べられます。炒めても煮ても焼いても美味いです。レシピはネットにゴロゴロと菊芋のように転がっていますので調べてみてください。

    生で千切りして鰹節と醤油かけて終わりとか、生の千切りをごま油とポン酢と麺つゆだったかな袋に入れて混ぜて終わりとか、千切りを炒めて塩振って終わりとか、厚めの輪切りを焼いてバターとチーズで味つけて終わりとか、薄い輪切りを揚げて塩振って終わりとか、ごろごろと煮込んでシチューの素を入れて終わりとか、簡単に食べられるんす。菊芋自体に味がないというか、調味料の味になります。(笑)

    現在菊芋の販売はしていません。腰が痛いので。首もヘルニアで。(笑)
    欲しい方は10月くらいに連絡いただければ頑張れれば頑張ります。ていうかまた来年、っていう時期ですね。今は。ていうか送料が高くてやってられないってのが正直なところ。


  • 研究所通信v530 ヤーコン2025

    2025.10.10朝6時13分 日が昇ってきた

    今年の畑は気候の関係であれこれ生育が悪かったり、地中の虫に食われたり、鹿に食われまくったり、全体的には悪かったと思います。ナオヒロくんのサツマイモはまあまあ成功、そして私は唯一ヤーコンくらいしかやらなかったわけですが、ナオヒロくんが畑の土をふかふかにしてくれたこともあり一見してうまくいった感じがしました。
    あとは写真で。

    2025.9.18 その畑のヤーコン。育ち中
    2025.9.18 土も耕さず、ただ穴を掘ってぶっ込んだヤーコン実験 

    何もしないヤーコンは成長が遅いです。土もカチカチですし。でも周りの雑草はなんと力強く成長するんでしょうか。

    2025.10.10 そのヤーコンはやはりダメっぽいのでした
    2025.10.10 こっちの方はもっさもさでうまくいっている風味
    2025.10.10 いっちょ掘ってみる
    2025.10.10 うーんできてる。まあまあか
    2025.10.10 ダメっぽい方を掘ってみる
    2025.10.10 ほっそ。やっぱダメ
    2025.10.20 10日後のヤーコン。いい方
    2025.10.20 ダメな方 ゾンビみたいになってます
    2025.10.20 良き方。まずまず
    2025.10.20 このくらい採れました。いいですね。全部ではなく、後日また
    2025.10.20 ダメな方はこれくらい でも生でも食えます
    2025.10.20 この日の朝は0度でした

    そして後日、最後の最後の収穫。

    2025.10.24 いい方のヤーコン。こちらもゾンビとなり収穫時期
    2025.10.24 まいったかこのやろー、と残り全部収穫
    2025.10.24 ほーれ、どや
    2025.10.24 あれ? 大した量はないし大きくもない
    2025.10.25 実をもいだ後の根。ここに翌年の種が潜んでいます
    2025.10.24 で、コンテナの左上、来年の種芋となります

    来年の種になる部分はとりあえず春まで、大きめのプランターに土を入れてそこにぶっ込んで、寒い部屋で寝ていてもらいます。春になったらその根のかたまりを割って、ポットに分けて、芽がでるのを待って、いい感じの時に畑に移植します。来年またヤーコンに挑戦します。

    今年はまあまあでしたが大成功という感じではありませんでした。
    来年大成功になればいいなぁと思います。基本、何もしないで。

    その前に首のヘルニアを治さねば。(安静が必要なのに安静にできない)


  • 研究所通信v529 山ぶどう2025 来年の準備とヘルニア

    2025.8.10 津別 今年の夏は暑うございました

    さて、我が家の庭の山ぶどうも少々夏バテしたのか不作でありました。ただ豊作だとしても庭ですから、量的には限界というものがあります。前にも書きましたが(v520)、山ぶどうを山の畑に仕込めないかという実験は続けています。
    ただ、移植はできましたがなんとなくショボショボで生育が遅い。接ぎ木は失敗。

    庭にはこの2年ほどで実生が大量に発芽していて、このまま庭で成長すると大変なことになってしまうということもあり、どうにかうまいこと移植できないかと、やむを得ず山の荒地部分の土を耕して肥料を少し入れて移植してみることにしました。その前に我が家の庭の一部・・・

    2025.10.4 庭の山ぶどうの実生
    2025.10.4 同じく実生

    庭には山ぶどうの実生がなんと200株近くありました。とりあえずポットに50株ほどを移植して、寒い部屋で越冬してもらいます。

    2025.10.4 スコップで掘り起こし
    2025.10.4 ポットに移植
    2025.10.4 約30個をコンテナに詰めて寒い部屋に移動

    これを2つ作って約60の実生を寒い部屋に移動し、土が乾くので時々水をやっています。こいつらが死んでしまう可能性もなくはないので、地面に残った実生約100株はそのまま庭で越冬してもらいます。その方が自然なので全部ほったらかした方が良いのかもしれません。まぁ室内は実験ですから。

    さて、こいつらを来年、山の畑へ持っていくわけですが、そちらの準備をしないといけません。これが大変なんす。しかもちょうどこの時、9月末、左肩と左腕に謎の痛みがあり、ずっと我慢したのですが、我慢も限界に達し、整形外科へ行きました。10月16日。

    「左の肩と手が痛いんす」
    「どれどれ」
    「いたたたたた、いたたた」
    「あー、これ帯状疱疹かな、ちょっと上向いて」
    「うぎゃあ」
    「いや違うな、ヘルニアだな」

    ということでレントゲンで被曝させられて、はっきりと頸椎椎間板ヘルニアであることがわかりました。痛みの元は首です。痛いのは左手、指まで痺れが出てきていました。

    「安静にしてくださいね。風呂と酒は禁止ね」
    「薬飲んで目まいとかするかもしれないからドライブも長距離はダメ」

    しれっと風呂と酒禁止って酷すぎないですか。安静にしろと言われましても無理なんすよ。雪が降る前にやることいっぱい。

    2025.10.10 土と落ち葉を車に積む

    とりあえずこの日は畑に運んでおしまい。都合により2週間後・・・

    2025.10.23 ここに山ぶどうを移植する畑を作る
    2025.10.23 草を刈りまして、スコップで土を起こしました
    2025.10.23 そこに土を入れます。

    写真の上真ん中あたりに白い容器がありますね。人間はナオヒロくんです。手伝ってくれます。
    で容器の中には粉が入ってしまして、これは菊芋の粉なんです。
    でその粉を畑にパラパラ撒きます。栄養剤みたいなもんです。たっぷりやると虫が寄ってきたり、カビが生えるので適度に撒いて混ぜます。

    2025.10.23 菊芋の粉を撒いて混ぜる
    2025.10.24 翌日ここに庭の落ち葉をぶちまけました。

    落ち葉は気休めです。これを2日に分けて4か所に作りました。その作った場所はここ。

    2025.10.23 左腕が痛いのにここを開拓
    2025.10.23 こうなる
    2025.10.24 こんな感じのところがひとつ
    2025.10.24 この日はついに必殺兵器がっ

    ナオヒロくんが壊れた耕運機をどうにか動くようにしました。ただオイルが漏れていていつ壊れるかわかりません。

    2025.10.24 ある程度手作業は必要で、そこに耕運機をかけます
    2025.10.24 耕運機で起こしてからも手作業でならし・・・
    2025.10.24 菊芋の粉を撒き、この後落ち葉の布団をかけました。

    この畑に来年、山ぶどうの実生をどっちゃり植えます。生きて伸びて実がつくメスの木とわかったらそれを重点的に支柱に誘引して、5〜10年で山に山ぶどうを張り巡らせる予定です。
    (10年後って死んでるかもしれんけど・・・)


  • 研究所通信v528 山ぶどう2025 少ない

    2025.7.15 庭に勝手に咲いているユリ

    今年は何か変でした。
    2023年は大収穫目前ですべて鳥に食い尽くされ、2024年はガードして過去一番の収穫。今年2025年、春には早くもたくさんの山ぶどうベイベーがありワクワクしました。(写真撮っておけばよかった)

    ところが早い段階でそのベイベーたちが日に日にどんどんなくなっていき、そこに記録的な暑さが襲い減り続けました。それでも少しは実っていて、この秋には「また鳥に食い尽くされないよう」ひとつひとつにカバーをかけました。

    2025.10.12 面倒なのよね。今年は少なかったけど

    全部ではなく良さげなものにだけ。鳥に少しは分けてあげないといけませんからね。
    ただ、このカバーかけは、自分の理想とする「ほったらかして実ったら食う」には程遠いのであります。かなりの手をかける不自然なやり方であり、自らやってしまっていることは残念であります。

    2025.10.29 収穫

    どうですかこの少なさ。過去一少ない。気候が関係したのかはわかりません。山の山ぶどうもこんな感じであればクマちゃんも人里に降りてくるのもわからなくもないです。

    2025.11.1 なんだこの少なさはよぉと言っております

    11月1日に山ぶどうの処理にかかりました。ささっと水洗いして、軸から実をひとつずつ外していきます。

    面倒なことするわねぇ
    終わったのね。空になった方に入らせてもらいますわよ

    それでも15分くらいかかりましたかねぇ。ここから潰していくわけですが、ふとテレビを見ると大谷しゃんが山ぶどういいなぁという顔でバッターボックスに入っていました。

    この日は山本由伸が6回1失点の好投で3対1でドジャースが勝利してました。

    そして私は潰した少ない山ぶどうの糖度を測ったところ22度もありました。これは果物としてはかなりのもので、AIくんに聞いてみたら果物ってこんな感じなんですよ。

    果物 糖度 (Brix%)
    イチゴ 8.0〜15.0度
    みかん 10.0〜14.0度
    りんご 12.0〜17.0度
    ぶどう 17.0〜22.0度
    バナナ 20.0〜21.0度
    スイカ 10.0〜13.0度
    メロン 12.0〜16.0度
    桃 11.0〜15.0度
    梨 10.0〜14.0度
    グレープフルーツ 7.0〜10.0度

    22度の山ぶどう最高じゃないですか。スイカのほぼ倍じゃないですか。クマちゃんが欲しがるのもわかりますよ。ところで鳥って甘さを感じるんでしょうか。わからずに食べられていたとしたらちょっとそれどうなのよと詰めてみたいところですね。
    それはともかく、良質なのにちょっとしか採れなかったのは返す返すも残念です。

    2025.11.1 少なすぎるっ

    ここに謎の粉を2種類加えました。1種類の粉をやや入れすぎたと思われ、何もかも失敗に終わるかもしれません。どうか美味しいジュースができますように。できてもコップ2杯かな。(笑)


  • 研究所通信v527 赤い日

    これ赤シソなんです

    2025年9月11日は赤い日だったんだなぁと思いました。

    朝仕事場に入ると玄関でネズミが死んでいました。ノラちゃんが持ってきてくれたプレゼントだと思います。以前はエゾモモンガの死骸がありましたし、ノラちゃんの私への日頃の感謝の気持ちということですね。

    そのネズミは一部がかじられて赤い血の色が見えていました。写真は遠慮しておきます。

    そしてこの日は畑へ出かけたのですが、気になってこの赤系の花を撮りました。

    タデです

    「蓼食う虫も好き好き」なんていうことわざがありますが、こんなマズいもんでも食う虫がいるんだな、それぞれ好みって違うもんだな、っていう意味になります。

    その時にコツコツコツコツと音がしました。キツツキかなと思って見回しているといました。

    アカゲラです。頭が赤いのがオスで、メスは赤くないんだそうです。これはメスですね。でも「赤」ゲラです。

    そんな時にナオヒロくんが試しに収穫したでっかいサツマイモを見せてくれました。

    赤いねぇ!!
    で、近くには赤シソが!!

    赤いねぇ!!
    さあ、今日は帰ろうかね、と思った時・・・

    赤トンボがいるじゃありませんか。

    5連続の赤攻撃を受けてしまったのです。

    で、

    なんなん