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  • v002 市電の不可解

    ■市電(路面電車)の不可解

    路面電車

    札幌には風情ある路面電車が走っています。電車のボディは広告だらけで風情と言えるかどうかは別として、どことなくいい感じではあります。
    客も多いのですが、廃止の話もあり経営状況は良くないようです。車体もボロボロです。

    そんな路面電車にひとつ大いなる疑問があります。路面電車の料金は一律170円。中ほどのドアから乗り、前のドアから降ります。何が問題かって、“一律料金にもかかわらず後払い”だということなんです。
    多くのお客さんが降りる駅では、確実に出口ドア付近で人が詰まり、長時間ストップします。170円という料金はおつりが必要になったり、複雑な料金システム(次号で説明)があるのでサクサクと進まないのです。

    終点の「すすきの」で何度か降りたことがあるのですが、本当に糞詰まり状態で(人を糞に例えてはいかん?)、小さい車両なのに全員降りるのに5分くらいかかってしまいます。特に終点では乗り込む人が並んで待っていますが、全員降りるのにひどく時間がかかるので、ずーっと待っているんです。冬だったら寒いっしょ!!
    とにかく交通機関でこれほど非効率的な風景はあまり見たことがありません。

    みんなそれがわかっているので、路面電車は一番前の方から席が埋まっていきます。うしろの席が空いていても前の方で立っています。前の方が早く降りられますから。
    何度乗っても降車時には糞詰まっていて(人を糞に例えてはまずい?)、車内で「何でこんなことになっとるの?」とイライラしてしまいます。

    そーです。イライラしてはいかんのが北海道なのです。
    ハイ解決。

    って、これで解決ってのも気持ちが悪い。
    何で前払いにしないのかなと、とても疑問に思うので、札幌市交通局にネットで意見を投書してしまいました。
    「頼むから前乗り前払いにしてくでー」と。だってこんな非効率なことってありませんよ。

    市電の非効率と言えば、降りる客の中には時々運転手に話しかけ、道を聞いたりしますと、親切にも(多分仕方なく)対応したりしてます(何度か遭遇しました)。のんびり感漂う市電なので声をかけやすいのでしょう。
    で、私が見た限りの市電の駅は、ほとんどが信号機(横断歩道)の手前くらいにあるので、目の前の信号が青になっているときに、降りる客が
    「1万円札しかないんですけど…」とか
    「あのー、このへんのアレ知りませんか…」と客がなかなか降りなかったりすると信号機が赤に変わってしまい、あーもーせっかく青だったのに、とイライラします。

    いけません。イライラしてはいけません。北海道なのですからね。

     

    ■おまけ情報その1

    市電は山手線のように環状になっています。しかし惜しいかな、ちょっと切れているのです。わずか400メートルほどの距離をつなぐことで環状になるのですが、このちょっとをつなぐのががなかなか難しいようです。
    とことん非効率。


  • 研究所通信v001 カニの話

    ■カニの話

    毛ガニ

    北海道と言えば「毛ガニ」でしょう。
    これがまあそこそこ高価でして、観光スポットやまともな店では1杯5千円~1万円はしてしまいます。とても買えません。(泣)
    こちらで生活を始め、立派な地方紙・北海道新聞を取り、チラシがはさまってくるようになると、近所のスーパーの安売り情報がゲットできるようになりました。何がどのくらい安いかってのはまたいずれやるとして、問題は毛ガニ。
    特売日を狙うと、ちょっと小振りながらも、だいたい1杯400円前後で買えます。しかも時々生きているのが売られています。(生きているのは500円くらい)

    4月9日(土)、2杯で936円の生きた毛ガニ(写真あ)を買いました。ついでに発泡酒と日本酒も買い、家に帰り着いてからちょっと困りました。
    「どうやって食べるのだろう」
    生きているのだから茹でるしかないのですが、茹で方、茹で時間などがわからない。さっそく北見の実家に電話をして聞いてみました。

    「塩ちょっと、適当に入れて、茹でた頃に適当に上げる」

    うーん、あまりにも適当な説明。仕方なくインターネットでチェック。茹で時間は10~15分くらいらしい。
    生きたままカニを煮立った熱湯の中に投下。人間の阿鼻叫喚、地獄絵図と化した鍋の中…。そして何事もなかったようにそれは食卓に上がりました。(写真い)
    まあさすがに茹でたての毛ガニは身がプリプリしてて最高でした。
    土曜日の昼に酒も回り、ぐーぐー昼寝をしてしまい、あっという間に1日が過ぎていったのでした。
    おしまい。

    こんな感じですよー。ではまた。

     

    ■予備知識

    写真「あ」に写っている缶に注目。この缶は北海道限定と思われる「冷醸」という発泡酒です。ラベルにはプロ野球チームの「北海道日本ハムファイターズ」を後押しする「がんばれファイターズ!」のコピーが入っています。しかもこの缶にはシールが貼ってありまして、このシールを“48枚も”集めると、ファイターズの主砲・小笠原選手を筆で描いたイラスト入りのTシャツ(3種類ある)がもれなくもらえるキャンペーンをやっているのです。7月末までやってます。
    で、見事、我が家では“96枚も”集めまして、あとはTシャツが2枚来るのを待つばかりです。
    北海道は昔、プロ野球といえば巨人一辺倒でしたが、こちらに引っ越してきてびっくりしました。地元チームができたということで、今や北海道はファイターズ一辺倒。朝から「ファイターズの話題」を欠かさず、スポーツニュースでは真っ先に報道されます。もちろん「コンサドーレ」も。
    昔とは劇的に変わったなと思いました。