• タグ別アーカイブ: 菊芋
  • v452 続ニンジン地獄

    6月13日、ニンジンの畝はほぼニンジン以外の草に覆われておりました。草を「草刈り用の小型のクワ」でシャッシャッと掻き取れば簡単なのですが、小さな小さなニンジンの芽が出ていたら一緒にぶっ殺す事になってしまいます。

    草を1本ずつ抜いていけば安全生は高まるが、時が過ぎておじいさんになってしまう。
    でも時間がかかってもやるしかない。やるしかないのです。

    まあよく見れば、1本ずつ抜いていっても、おじいさんになるほどの時間はかからない感じ。ニンジンの葉っぱの形状に似ているカヤも、ここまで大きくなればわかる。ニンジンとは明らかに違う。色も微妙に違うのです。

    ということでブチブチと抜きました。
    これが・・・

    こう・・・

    全体としてはこう・・・

    右の1本と、真ん中の半分。左は手付かず。みたいな。

    それっぽい芽は残しています。
    6月15日に、見事にこう・・・

    わかるかな

    拡大するとこう・・・

    で、草を手で抜いていくには、軍手じゃ厳しいのです。薄いゴム手袋とか、指先がうまく使える手袋じゃないと難しいわけです。仮に軍手でやると、下手をするとニンジンも掴んで雑草もろともぶっ殺してしまうし、いつの間にか土が軍手の内側に入り込んで、手が超絶に汚れるのです。

    だからもうどうせ汚れるのであれば素手。素手が一番。

    でも軍手の時の汚れを100とすると、素手は170くらい汚れてしまう。(わかりにくいのー)
    困ったなー、なんかないかな。と考えていたら思いつきました。
    「トング」を使ってみよう。

    何かトングのような形状で、先端がピタリと合うもの。それを100均に探しにいくと数種類ありました。2種類ほど購入し、実際に使ってみると、まあまあ使えるのでした。これです。

    この先端で草の根元をつかみ引っこ抜く。ぶちっ
    この先端で草の根元をつかみ引っこ抜く。ぶちっ
    この先端で草の根元をつかみ引っこ抜く。ぶちっ

    おお、手が汚れない。

    わっはっは。こりゃええわ。
    この先端で草の根元をつかみ引っこ抜く。ぶちっ
    この先端で草の根元をつかみ引っこ抜く。ぶちっ
    この先端で草の根元をつかみ引っこ抜く。ぶちっ

    しかしですね、これを繰り返していると、腱鞘炎的な痛みが出てきてしまいました。なんせ数が多いですから。トングと手、うまいこと手を痛めないように続けました。結局手は土まみれにはなりましたが、草むしり的には効率は良かったのでした。

    あの食べられる雑草スベリヒユが地を這うように伸びるため、トングを使うと抜きやすいのでした。スベリヒユは去年なんとか食材にしようと思いましたが、一度だけ作った料理が今ひとつだったこともあり、大量の菊芋の処理などに時間を取られて、そのまま忘れ去られたのでした。そして今年、スベリヒユはニンジンの敵として、雑草として、むしり取っているわけです。

    6月3日に追加で作ったニンジンのスラローム畝は、こう・・・

    左はズッキーニ。うねうねしてる3本の畝はニンジンのスラローム畝。

    これは6月10日の写真ですが、少しずつ雑草が生えてきた6月15日に、トングを使って比較的楽に雑草をやっつけました。ニンジンは芽が出るのが遅いのですが、この畝のニンジンはタネが新しいこともあり、発芽率が高く、発芽も早い感じがしました。

    それにしても、あの、菊芋ってやつは、本当に手がかからないというか、雑草もお友達のようで、自らが雑草とも言われていますが、こうですから。

    鮮やかな黄緑が菊芋。柔らかい水草のような草とも共生
    葉っぱの形がよく似た雑草とも共生
    カヤだろうが関係なく共生

    共生って書いてますけど、単に面倒なので放置しているだけで、多分、このまま死ぬこともないのだろうなと思います。でも、放置したら芋は小さくなるのだろうか。去年は菊芋の周りの草は一生懸命ゴリラ抜きをしたり、刈り払い機で丸坊主にしたりしましたから、今年はこの西側の菊すもに関しては、試しに放置してみようと思っています。

    でも、時間があると雑草取りってしたくなるんですよねー。で、それ始めたら異常に疲れて、筋肉痛の湿布貼りながら後悔するってパターンですね。さてどうなることやら。


  • v450 草むら菊芋と、ヒマワリの様子

    6/10 ヨモギやらカヤやらタンポポやら生え放題の荒地部分

    まあ、アレです。荒地です。v444のその後です。
    現在の畑部分の東側はすでに木が多数生えてきていて、機械を入れることができません。それで、約40×20メートルほどのエリアは雑草生え放題の荒地となっています。

    荒地の部分はこの写真の奥の方になります。

    1か月ほど前、まだ草があまり生えていない時期に、小さめの木を根から引き抜きながら、ところどころに菊芋をぶっ込んでいきました。それはどうなったかというと・・・。

    目印に立てた支柱があります。

    とにかくもう雑草の勢いの凄いこと。そんな中、以下の黄色の囲みのところに菊芋が芽を出していました。放置しますが、これからどうなっていくのでしょう。

    仕込んだのはたった5か所ほどです。しかも、この荒地で大きく育っても、菊芋を掘り出すには草地をかき分け、ダニに襲われながら到達し、草の根だらけの掘りにくい土を掘り、やっと収穫できるわけですね。それならもう収穫も何もせず放っておくしかないかもしれません。数年経ったらどうなるか、興味深いところではあります。

    で、去年「菊芋の森」だった場所は今こうなってます。

    6/12 恐怖の菊芋群。それぞれ2メートルを超える大きさになります。

    それから西側の菊芋も芽が出まくって見ているだけで腰痛に襲われてしまうのでした。これを掘り起こすのはしんどいぞ、と。↓

    北西の角から。右側に去年の採りきれなかった菊芋の茎が不気味に伸びています。
    なかなか芽が出なかった南西の角にも菊芋がズラリ。雑草とともに生える菊芋。
    北のラインにも勝手に菊芋の芽が出ています。

    さてさて。
    ここからはヒマワリの話。
    6月10日、ヒマワリが元気に育っていることを確認しました。

    ヒマワリの周りの菊芋をえぐり取って土がボコボコになっているところです。奥の荒地にさっきの菊芋をぶっ込んであります。

    ヒマワリの芽が出てまもなく、その芽の周辺に野良菊芋がドカドカと芽を出してきていたので、そいつらをえぐって、別の場所に移植しました。移植する必要はないんですけどね。あちこちで増殖してるので。

    それで、そしてそのボコボコを平らにならして、接近すると。

    こんな感じになってます。ここは鹿がよく来ている形跡があるので注意が必要です。

    6/18朝、棒を立てて防御

    ここ以外に3か所にヒマワリを植えています。トータル9本芽が出たのを確認しています。
    どうにかヒマワリには大きく育っていただきたい。来年大量に植えるための種をゲットしたいところです。そして、もちろん今年も、結構な量の「食べる種」をゲット出来ると思います。

    ヒマワリの種、昔は道端でそのまま取って食べていたものだが。なんか加工するのかな。
    あとで調べなくちゃ。

    おしまい。


  • v449 NEWニンジン地獄

    ヒマワリのタネから芽がっ!!(6/8)

    写真はヒマワリの芽ですが、今回はニンジンの話です。

    5月21日から3回に分けてニンジンの種まきをしました。長い畝を3本、石が多いので手で取り除いていきました。石がゴロゴロ、ひとつひとつつまみ出して、ポイッとぶん投げる。30〜40メートルやってみそ。腰と膝と足全部、きついから。www

    5月21日はこんな感じでした。それから6月3日・・・

    このようなスラローム畝を3本作りました。なぜジグザグなのか。それは、単に面白いと思ったからでした。何の意味もありません。

    もちろんここも石をつまみ出しました。ある意味地獄ですよ。

    2年前には「間引きしたニンジンがもったいない」と移植するために新たに畝を立て(畝といっても両側の土を山していくだけですが)、その数が多かったことも地獄でしたが、そうやってできたニンジンのほとんどがグログロ(グロテスクグローイング)で、意気消沈地獄となりましたし、去年は「間引きや雑草取りをしなくてもよくするために細いマルチ(ビニールをかぶせる)をして、マルチに小さめの穴を開け、すごく細かいタネを1個ずつピンセットを使って種まき」しました。異常に時間がかかる地獄を味わいました。しかも半分くらいは失敗でした。ダメージが大きいのでした。

    今年は今年でニュータイプの地獄が待っていました。まずは6月8日の様子をご覧ください。

    この緑の新芽はいったい・・・

    これはですね、ニンジンの芽が出ているのかどうかもわからない中で、ニンジンによく似た雑草がワラワラと生えていて、見分けはつく雑草の芽もワラワラと出ているところです。

    いやー、この中にニンジンの芽があってもわからない地獄。寄ってみましょう。

    まさに新しい地獄。

    たまりませんね。どうします?
    とりあえず畝じゃない通路をクワで鋤きました。

    いいですね。
    問題は畝。明らかにニンジンではないやつをひとつひとつつまみ出そうかと思ってやってみましたが、恐ろしく時間がかかるのと、下手をするとニンジンも摘んでしまう可能性が決して低くないので諦めました。

    ということで、とりあえずニンジンの頑張りで生えてきていただき、ニンジンだとはっきりした時点で、その周辺の草を掻き取っていこうと思っています。

    毎年毎年ニンジン君にはヤラレちゃいますね。

    ところで菊芋。去年の菊芋の森の場所はこうなってます。

    いよいよ恐怖感が増してきました。この写真の右上あたりにヒマワリを仕込んだわけですが、最初の写真の両側にも鮮やかな黄緑の葉っぱがちょっと写っていますね。その場所からはヒマワリは3つ芽が出ていまして、他の2つがこれ。

    真ん中あたりにヒマワリ。囲むように生えてきた菊芋の勢いがすごい。

    菊芋は2メートルから3メートルになります。ヒマワリも2メートルクラスのやつです。何となくヒマワリが菊芋に駆逐されるかもしれませんね。時間がきたら菊芋をぶち抜いて、他の場所にぶち植えてやろうかと思っています。

    一方ナオヒロ君はしっかりした作業を続けていました。

    じゃがいもと、手前ゴボウです。わかりにくいですが右にニンニク、その右に玉ねぎです。左側にも多分大量の玉ねぎが仕込まれています。大変貴重な無農薬玉ねぎになります。


  • v446 菊芋チップス完成っ

    5月22日から次々に製品化しています。(5/23撮影)

    菊芋チップスの販売を開始しますっ。

    今年はついに乾燥システムの安定化を図りまして、今までのような「靴乾燥機」や「布団乾燥機」、「ビニールルーム」、「灯油ストーブ」、「竹かご」、「石焼き芋用の石」などを駆使して作ったチップスではなく、普通のやり方にしました。

    温度指定をして時間を設定する「電気乾燥機」です。

    その前の工程である、スライスについても、電気スライサーの一部が破損した事で、手動のスライスに変えたのですが、そのことで、電動スライサーがとっても効率が悪く、音がうるさく、時間はかかるし、無駄が多く出ることを実感しました。人間の手の早いこと早いこと。

    指を切らないことを優先して、逆に随分と労力を使っていたなぁと思いました。

    健康重視はもちろん最優先です。電気スライサーがイカレた時はどうしようと思いましたが、仕方なく使った「カッターガード手袋」がかなりの優れもので、最初からこれを使うんだったと今では思っています。いろいろと経験してわかったことなので無駄ではなかったですが。

    それから、それっぽいシールやらショップカードやらも作りました。

    で、まあ、だいたい、こういう具合に万全を期すと、コロナが発生したり、いろんなことが起こってきますね。(こう書くと私が原因みたいになっちゃいますが)
    「なんだかなー」ってならないことを祈るばかりです。

    ということで、6月1日より、80グラム1000円(税込)で販売開始しました。
    上のメニュー(赤い帯)の「菊芋販売」のページをご覧ください。
    メールでの受付になります。

    本当は「かごに入れてポチっ」とやって、カードかなんかでサクッと買えるシステムにしたいのですが・・・。webは異次元でむずかしっ!!


  • v444 畑ゆるゆる始動

    5/9(土)  畑にロータリーが入りました

    今年もまた、この広い畑を使うにあたり、まずは土地のオーナーさんに感謝申し上げます。そしてナオヒロくんの知り合いの農家さんの超高級耕運機でこの通り一気に耕せちゃってます。ありがたいこってす。

    自然農法は「耕さない」っていう前提もありますけど、それは結局、どうすれっちゅうねん、ていう状況に追い込まれますし、手で畝とか作ろうとしたらこうなりますから。

    畑
    力尽きる私(2017/5/3)

    もう4年目に入るんですね。途方に暮れていた頃が懐かしい。

    さて、この広い畑の右(東)側の奥、約30メートル幅の土地には、木が生え出しており、機械を入れることができません。そこに、合間合間に菊芋をぶっこんだらどうなるかを試したくなり、右上(北東)あたりから東に、小さな穴を開けて菊芋をぶっ込もうとしました。

    しかし生えたての木が気になるのでした。それらが成長するとますます畑として使えなくなるし、生えたての木は根ごとぶち抜くべきだと、ぶち抜いていきました。ゴリラ抜きです。

    木を植えた男ならぬ「木をぶち抜いた男」の所業

    この写真ではわかりにくいですが、小さめの赤い丸で囲んだところが生えたての木があったところです。大きめの赤い丸で囲んだところが、その「ぶち抜いた木」です。ぶん投げられています。見えにくいです。そして黄色い丸のところに菊芋を放りいれ、目印に支柱を立てました。

    それを5か所くらい作りました。根っこが1メートル以上張り出していたり、スコップが刺さりにくかったり、とにかくもう生えたてとは言え、木を根ごとぶち抜くっていうのは、力もいるしヨロけるし、「もういやっ」と言ってやめました。
    (何ならリンゴとか栗の木を植えたろかっ)

    たった5か所ですが、秋にここの菊芋を掘るのは地面も固いし大変だろうと思いました。

    それから畑の西側が、土地が痩せ気味で、作物が育ちにくいのですが、この西側にも「菊芋の森」を作ってみようと思いました。菊芋には、その生命力・繁殖力で頑張ってもらいます。
    (去年この西の端のラインにも菊芋を植えましたが、ポヨポヨでした。しかし、なんとなく、私の勘では、西の端より少し内側なので、ちょっとは期待できると思っています)

    畑の南西の角。黄色い丸が植えたところ。肥料なし。(5/9土)

    ここに植えたのは別の訳もあります。

    東側に去年作った「菊芋の森」は、全部引っこ抜きました。しかしながら「取り残し」の菊芋が、おそらく大量に埋まっており、そこにロータリーをかけたことで菊芋が分割しながら帯状に広まり、それぞれの菊芋から、その生命力によって芽が出てくるだろうと思われるのです。つまり・・・

    菊芋の森だった場所には、今年そのエリアを広げて自然に生えてくると思われ、「菊芋の自然の森」が出来上がるだろうと予測しています。だから東側には手を入れないこととし、万が一生えてこなかったことを考え、西側に「菊芋の第2の森」を作ろうと思ったのでした。

    でも実は、収穫した菊芋にはかなり小さいものが大量にあり、それが余っているので、もったいないから植えたのでした。(なーーんだ)
    なんとなく頼りない生きてるんだか死んでるんだかわからないような小さい菊芋です。

    そして、確か2日後の5月11日に、北西の角から南に向かって「第3の森」を作るべく植えたのです。それは、生命力に溢れ過ぎている大きな菊芋が残っていたからでした。なんとなく「植えたろう」と思って。気まぐれです。

    「自然の森」と「第2の森」と「第3の森」が今年の秋にはできるわけです。これはもう確実に秋の筋肉痛を意味しています。ゴリラが何匹も筋肉痛になります。恐ろしいです。

    チップスへの加工については、スライスと乾燥はほぼ終了しましたが、まだ実験作を継続中です。

    「イヌリンちゃんシール」や「ショップカード」や「製造日シール」なども作りまして、6月に入ったら販売開始の予定です。

    少しずつ体裁を整えてきていますが、こんな時に世の中は「コロナ」なんですね。

    コロナに関して、この国はいつまで経っても検査に消極的すぎて、一体何を隠しているのか、出てもらったら困る数字を出さないだけではないのか、と思ってしまいます。口ではヤルヤル、実際には十分な予算をつけない。怒りが止まりません。

    医療崩壊は検査しないから起こります。
    スポーツは選手全員を検査すれば、ハイタッチだってハグだってなんでもできます。でも検査しないからスポーツができませんね。そのことをそれぞれのスポーツ界のトップが口にしませんそのうちモヤモヤしながら「大丈夫かも」とか言って開始するのでしょう。

    東京都の出す数字が、アホにでも勘付くウソっぽい数字になっています。検査してないってこと、すぐわかります。あるいは、陽性と出た人でも、発表されていないことも伝わってきていますから、発表している数は為政者が希望している数でしかなく、感染予防などの根拠になりません。

    この国はどうも「結論」が先にあり、それに向かって事実を捏造していくんだなぁと、原発事故の時にも思いました。

    原子力緊急事態宣言は今も解除されていないし、基準もめちゃくちゃ危険寄りに変えられました。そして「復興した」かのような事実作りに扮装していますしね。何ひとつ解決していないどころか、未来を壊すようなことをしている最中です。トリチウムは安全だとか、ストロンチウムを海に流す算段までしています。漏れていても漏れていないことにしています。セシウムの問題はメディアは何も報じません。プルトニウムがたっぷり入ったMOX燃料の3号機が豪快に吹っ飛んでいましたが、その真実に誰が辿り着けるでしょう。

    安全だということにしたい。死因をストレスや気候のせいにしたい。
    問題を先送りにして、将来は責任者が逃げているか寿命を迎えている。

    「大切な命」「心に寄り添う」と口にする総理は、命を粗末にする政策を推し進めます。
    この歪んだ政治はいつまで続くのでしょう。

    我が家の庭に自生した「山ぶどう」が結構すごいことになっています。

    チューリップも咲き始めています。美しいです。
    植物ってすごいですね。

    しかし5月は寒さがしつこく続いています。