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  • v443 越冬菊芋

    4/19。畑の周りのカラスの名は「ボブ」

    雪が少しだけ残っていた4月18日(土)。
    7都府県が非常事態宣言下にあって、17日にそれが全国に拡大された翌日です。

    畑には我々3人のみで、ご覧の通り広々としていて、3密にはなりません。
    密会、密談、密約、三昧の政府とは違い。

    車の中では密集しますね。しかし、ナオヒロくんは車の中ではガスマスク並みのマスクをしていますし、私はコロナの感染を危惧した2月12日から2か月以上が過ぎて、2人の家族には感染していないように見えますし、感染はしてないと思います。あ、ただ無症状かもしれないから「感染しているかも」しれませんね。家族3人が無症状で。

    ばぁーーーーっったれっ!!
    保健所が検査してくれないからわからないじゃないかーっ!!
    クソ政権めっ!!
    アベノマスクはついに犯罪の可能性も出てるじゃないかっ!!
    いかにも不自然な会社に発注して、詳細はうやむや。
    公金の発注関係が不鮮明、決定までの過程も不鮮明。
    金が絡むと全部が全部、利権。
    他の案件のように「適正にやった」と口で言って終わりか。
    キックバックがあるのか。泥棒政府め。
    マスコミは突っ込まんか、裏金もらってて何も言えないのかっ!! 税金だろ!!

    はあはあ。もちつけ。

    4月18日(土)。大量に残っている越冬菊芋を掘ります。

    土が雪解け水でややゆるく、茎の根元を掴んで力を入れれば引っこ抜けます。そしてちゃんと芋は付いていました。

    化け物ですよ

    株の周辺1メートルの範囲をスコップで掘ります。結構な穴掘り運動で、とっても疲れます。

    これは、肥料。

    菊芋とは関係ないですが、このネコにのせた土のようなものは肥料で、ナオヒロくんが今年作る野菜の土に仕込みます。鶏糞のかなり熟成が進んだやつで、匂いはしません。ただ重いし広いしこうやって置いていくのも体力使います。

    このように置いていく

    ここに農耕機が入り引っ掻き回して整地して栄養たっぷり、というわけです。私はこの作業をすると後で死んでしまいますので見てるだけです。私のエリアには肥料を入れず、単に農耕機をかけてもらい、タネを蒔きます。でも結局、間引きとか、草刈りとか、EM菌撒きとか、夏の暑い日にべらぼうに疲れる作業が待っています。

    菊芋は一旦干します。

    掘った菊芋は一旦干しまして、付着している土が乾いたところでブラシで落とします。家の台所が泥だらけになるのを防ぎます。

    これはヤバい

    一応記録として残しておきます。これ、菊芋の種芋になると思って、ブルーシートを敷いて、小さい菊芋をたくさんぶっ込んでおき、春になったらブルーシートを引けば取り出しやすいとの意図でやりました。結果はこの通り、水が捌けずにドロドロになってしまいました。大失敗です。来年は気をつけよう。
    種芋は、新たに掘った菊芋に、小さいのが本当に無数にあるので、種芋の確保はしなくても大丈夫なのでした。

    さらに菊芋を掘る
    どんどん出てくる
    ネコで運ぶナオヒロくん
    菊芋の森は全部収穫。30本近くあったかな。

    おそらく採り残しも大量にあります。しかし体力的に「もういいや」と思います。

    すごい量に

    いやぁこれは地獄を見ますね。この先。
    これを洗ってスライスして、干して、袋詰めしていくわけですが、地獄ですね。クラクラします。

    キモいぞ菊芋。越冬菊芋からは芽も根も出ていました。

    それから、洗ってスライスして、干したのです。秋の収穫時は天日干しができませんでした。それは寒すぎたし、ろくに晴れなかったから。この時期は日も長めで、気温も15度程度で寒くはありません。

    4月27日(月)。天日干し

    そして、いよいよ本格的な乾燥の段階に入りますが、ここから先は企業秘密。もう、すぐにでも販売できそうなものですが、実はいろいろとありまして、まだしばらく時間がかかります。

    そして、5月2日の土曜日。緊急事態宣言の中、約2週間ぶりにカラスしかいない畑へ。

    外出する時は、なんとなくコソコソしないとならない。その度にウソつき総理に腹が立つ。そもそも前科はもう800を超えているでしょう。今回もこんな発言している。

    「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」
    どの口で言ってるの、こういう類のウソ発言ばっかりでしょう。(怒)

    何にしても「やる」と言ってやらない。税金を詐欺の手口で泥棒。さかのぼればヤバい法制もおかしな手続きで強行採決を連発。巨額脱税問題のパナマ文書は「調べない」と無視。あっせん収賄も自衛隊日報も隠蔽。公文書の改ざん。証人喚問では偽証させている。司法にも手を回し、レイプ事件ももみ消し。地方で水害の時はゴルフ・宴会。人事権を握って権力を振り回し、自殺者に対しても不誠実で、自分が火の粉をかぶるから調査もしない。

    反社会勢力そのものではないですか。これら全部政治家としてあり得ない行為ばかりで、特別に重い有罪だらけなんですよ。

    こんな総理大臣は百害しかない。

    早く逮捕されますように。

    もちつけもちつけ。菊芋を掘れ。

    5/2。この日も、掘って掘って掘りまくり、筋肉つきまくり。
    こりゃまた大量。
    芽も根も出てやっぱりキモい菊芋。

    明らかに地獄が待ち受けています。
    スライスしてチップスを作っていくひとつひとつの工程も肩や腰に負担がかかり、何時間もぶっ通しで作業しないといけません。このゴールデンウィークがいい塩梅に外出しにくいため、逆にこの作業に没頭できるのはラッキーかもしれません。

    しかしまた逆に。休む間がなく、単純作業の繰り返し。

    そして案の定と言うか、掘りまくった日の次の次の日に突然ドーーーンと筋肉痛がやってきて、朝なんかは起きれないわけです。「いてててててて」と。

    腰と肩と首と背中とケツとモモ裏とふくらはぎが痛い。
    ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない。
    手と指と首と膝と肩と横っ腹とアキレス腱が痛い。
    ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない。
    どうしよう、どうしよう。
    どうにもできん。

    菊芋は掘りたてはやっぱり硬いですから、スライスするのにも「電動スライサー」に負荷がかかり過ぎて、5月4日の夜、一部が破損してしまいました。

    くるくる回るポッチがバキッと折れて、取れてしまいました。

    まだ使えるのですが、負荷バランスの崩れた状態で使えば、また別のところが折れると思われ、諦めました。しかしよくここまで働いてくれたなと思うほど、使い続けました。ということで5日からは手でスライスです。

    こいつです、私の指を2度襲ったのはっ。でもこのV字スライサーは自分的には使いやすい。

    以前スパッと、いや、ザクっと親指を2度切って、スライサー恐怖症になっています。針金細工の指ガードを作りましたが、今回はカッターガード手袋を使うことにしました。

    レベル5の切れない手袋。300円程度。

    これは使える。恐怖は半減。どうにかまだ指を切らずに済んでいます。
    チップスの販売は6月からを予定しています。


  • v441 春に向けての実験

    3月22日(日)にカッチカチの土から掘り出した約5kgの菊芋のその後です。

    菊芋ももちろん凍っていました。それを自然解凍するまで待ち、チップスを作る予定でいたところ、26日(木)の午前中に、ナオヒロくんがやってきました。

    できたどー(約330g)

    はやっ。
    どうやら解凍が早かったようで、とっとと作ってしまったとのこと。昨年と違うのは、乾燥の過程を大幅に改善したことで、あっという間にできてしまったのです。

    スが入ったり変色したりすることもなく、綺麗に、そして味も食感も問題なくできていました。

    私は菊芋を2つだけもらっておいて、寒い寒い部屋に置いておきました。触ってみると冷たいのですが、掘ってから4日経っているので、いい具合に解凍されていました。この26日(木)の夜に、久々に菊芋チップスを作ることにしました。

    菊芋は2つのみ

    この2つの菊芋を洗い、でこぼこして入り組んだところに土が深く入り込んでいるため、そこをカットしていきました。(スライスしてから徹底的に洗う手もありますが)

    なんか料理番組みたいですね。

    チャラーーン!! ↑
    1万円以上する電動スライサーで、指切らずっ!!(これを約3000円で買えたのはラッキーでした)
    去年より少し厚めに、しかし厚すぎないようにアタッチメントをカッターで削ってありました。
    スパッスパッスパッ
    うん、まあ、いい厚みかなっ!!

    ↑ スライスしたものを水にさらして、チャッチャと洗い水を切り、また水で洗い水を切る。
    そして土が残っていないかを確認します。

    ↑ ザルにあけまして、水を切ります。さらにペーパータオルで水気を取ります。

    ↑ 今回は秘密兵器を使います。ナオヒロくんにも同じマシーンを設置してあり、ほぼ同品質のものをうちとの2か所で作れるよう準備していました。

    翌朝には完成していました。

    ↑ 3月27日(金)、早朝にはカラッカラでカッチカチに仕上がっていました。

    うん、実にスムーズだ。素晴らしい。自画自賛。

    もっとラクしたいが、これが限界か。本当ならもう1工程増やしたい。
    なんだかまだいろんな準備をしないといけないのですが、やることがあるっていうのはもはや贅沢なことなのかもしれません。

    現在、地球規模の危機が目に見えているため、ここで記事をやめればいいものを、つい書いてしまいます。

    世界は、もう地球規模で外出禁止のロックダウン(都市封鎖)が起きていて、関東も、いや日本全体も怪しくなっています。

    理屈上は出来るだけ人のいないど田舎や過疎地にいることは条件的には安心できます。山の中での畑作業と少人数でのチップス加工はできると思われます。しかしそれでもコロナの感染力の強さは侮れないとは思いますので、警戒することは忘れないように過ごします。

    この国は公文書にしても、統計にしても、政府発表にしても、嘘だらけ、隠蔽しまくりですので、正確な数値などは疑わざるを得ず、数倍・数10倍・数100倍した想定で生活を送る必要があります。

    こんな時にでさえ、「和牛の商品券」だとか「お魚券」だとか、まさかの「愚策」を堂々とギャグのように検討している我が国の政府。お笑い芸人もお手上げなコントが続いています。
    コメンテーターの楽観論には眉に唾すべきと思っています。

    コロナは8割は軽症であると言われていますが、感染するとウイルスが完全に消えることはなく、ずっと保菌して、抵抗力が弱った時に症状が出る可能性もあります。

    楽観する方が精神衛生上は良いとは思いますが、実害の可能性を楽観視するのはおかしいと私は思います。まともな防御が阻害され、実害が拡大しうる。命優先。
    正常性バイアスとの戦いは、なかなか難しいとは思いますが。(かてぇ、カチカチだー)

    冬の土壌や、菊芋チップス並みにカッチカチの文章になってしまいました。

    テレビは半分疑いの目で見ることをお勧めします。スポンサーや権力の意向が大きく、見せたくないものは巧妙に隠します。嘘も多いです。信じすぎないようにした方がいいと思います。

    世界は日本を評価していません。←これがキモかな


  • v440 菊芋掘り実験

    山の麓。ここからまっすぐ畑に向かう道なのですが、除雪されていません。

    冬です。3月22日(日)は間違いなく冬です。東京じゃ桜が満開なようですが、北見はコロナウイルスが満開、いや違う、まだ夜中には氷点下10度くらいまでは下がっています。昼間は0度前後、時々10度近くまで上がります。

    そんな中、ナオヒロくんが言いました。
    「あの畑は下界より10度高いので、雪は融けているんじゃないでしょうか」
    「冬は10度低いかも知れんよ」
    「1回見てみましょうよ」
    「雪フッワフワ、土カッチカチだと思うよ」

    とにかく行ってみました。すると山の麓の道路は除雪されておらず、車を止めるために2メートルほど除雪し、頭を突っ込んで止めました。持ってきたコンテナやピッケルは置いておき、私はカメラとスコップ、ナオヒロくんもスコップを持ち、山へ入って行きました。


    雪が融けかけ緩くなっていて、時々踏みしめた時にズボッとハマります。それが体力を奪っていくので、たった30メートルほどで、息が切れて、休み休み進みました。

    雪のない場所は歩きやすいですが、歩くと遠い。いや畑までは4〜500メートル程度なんですが、のぼりは辛いです。

    雪解け水でぐちゃぐちゃエリア。

    どんどん登ります。ここまで雪は融けてません。太陽光をずっと受け続ける畑では融けているだろうか。

    この先に畑が。

    畑までもう少し。畑に雪はどのくらい積もっているのか。融けているのか。

    一面銀世界。

    やーまーはしろーがねーあーさひをあーびいてー・・・

    雪、融けてませーん。写真の右中程に「菊芋の森」の取り残しがあります。菊芋の取り残しはまだ全体で100本ほどあります。

    真ん中あたりに菊芋が密集しています。

    「菊芋の森」の近くまで来ました。雪はズボズボ抜けるので疲労します。
    もうちょいで到着です。

    狙いをつけた菊芋の株

    ナオヒロくんは言いました。
    「雪があるのは想定してませんでしたーっ!!」

    今年は雪が少なかったのと、少し暖かい日が続いたので、雪が溶けていると思っても仕方がないのかも知れません。実はこの「雪が少なかった」ことでの弊害を私は心配していました。

    去年の12月まで雪はほとんど降らず、しかし気温氷点下20度は軽く下回っていましたので、土の中の菊芋が心配でした。
    きちんと調べたことはありませんが、通常は、雪が降りその雪が残ることで雪の温度のおそらく0度くらいで土の表面が保温されるのです。氷点下20度30度の冷気をガードし、0度程度に保温してくれている、と思うのです。知らんけど。(大雑把には合っていると思う)

    しかしこの冬は、雪がない状況で極寒の冷気に晒されました。ガードがない状態で、直に冷気が襲っており、土中深くまでしばれて(凍って)、菊芋が死んでしまうのではないかと思ったのです。

    このあと、1本の菊芋の株の周りを除雪して、土の状態を確認しました。

    写真ではわかりにくいのですが、スコップを突き刺しても歯が立たず、まさにカッチカチなのでした。見ろやこの土、カッチカチやで、カッチカチやで、ゾックゾクするやろ。
    しかしナオヒロくんは言うのでした。
    「掘ってみましょう」

    写真ではもう訳がわかりませんが、このカッチカチの土を、何度もなんどもスコップの先をガシガシと突き立て、ちょっとずつ削っていきました。すると浅い位置にあった菊芋に到達し、一部削ってしまうのでした。

    「ああー!! やってもうたーーっ!!」

    もうこれは仕方がないのです。とにかくカチカチ。10センチ掘ってもカチカチ、20センチ掘ってもカチカチでした。

    やはり去年のうちにかなり深いところまでカチカチに凍っていたのでしょう。その後も1月の末になるまで雪はまともに降りませんでしたので、さらに深くまで凍ったのだと思います。

    そうして1時間以上格闘し、ついに最初のひとつをゲットしました。もちろん菊芋は凍っていますが、綺麗でした。

    とったどー!!

    考えてみれば、昨年、菊芋を土とのミルフィーユにして、発泡スチロールに保管しましたが、結局それらはカチカチに凍っていました。しかし、うまく解凍することで、チップスはできましたから、同じように解凍をうまくやれば綺麗にチップスはできるだろうと思いました。

    さらに掘り続ける

    もう写真が意味をなさないほど、わからないですね。

    菊芋が見えたら、少しずつその外側を削ります。

    うーん、取れない。

    はいっ。どうですかこの↑写真。雪解け水が入り込んで、菊芋半島ができましたよ。

    そして少しずつ削れる部分が増えてきて、続々と菊芋をゲットできてきました。

    株の周りを深さ30センチ近く掘りましたが、まだカッチカチでした。そして雪解け水が流れ込み、菊芋島ができました。屈斜路湖のようになってきましたね。

    これでもまだ島はカチカチなのですが、この島が動きました。そしてウォーっと叫びながらテコの原理で持ち上げると・・・。
    ガバラーっ!! ドーン!! とブロックで剥がれました。

    でもこの剥がれたブロックも手で割れないほどカチカチで、持ち上げて叩きつけても割れず、結局スコップで少しずつ削って、菊芋を収穫しました。ここまでまるまる2時間かかりました。

    ほぼ一株分の菊芋をゲットしましたが、持って帰る入れ物がありません。車まで戻ってコンテナを持ってきて、それをまた車に運ぶ気力が残っていませんでした。少し考えました。ここはやむを得ないだろう、と私は服を脱ぎました。

    インナーのシャツの袖を結び首の穴を塞ぎ、布の袋を作りました。素晴らしい。自画自賛。この必殺技によって無事、1往復で済んだのでした。

    疲労で帰り道の写真は撮り忘れました。

    車に戻り発泡スチロールの箱に投入。5kgくらいかな。

    結局このくらい採れました。もちろん凍っているので、これを3日くらいかけてゆっくりと解凍して、チップスを作ってみる予定です。

    今回わかったのは、土がカチカチのうちは掘らないほうがいい、と言うことになりますね。
    疲れるから。

    2日経った本日、身体中が痛く、湿布薬が大活躍しています。


  • v435 菊芋チップス完売

    おかげさまで、菊芋チップスは完売しました。
    次期は自然と相談して決めます。しばらくお待ちください。

    秋の収穫時期からすぐの時は、何も考えずにひたすら「スライス&乾燥」の作業を進めましたが、いっぺんにはできないのでした。生の菊芋の保存期間がどれくらいなのかが勝負所でした。よく2か月間も作り続けることができたとは思います。(常温で1週間とも言われています)

    ここ北見では氷点下10度20度は普通なので、腐るということはありませんでした。発泡スチロールの箱に土と菊芋をサンドし、ミルフィーユ状態にして、「玄関」と「外」に置いてみました。(ていうかそこ以外に置く場所がなかった)
    玄関に置いたものでもカチカチに凍りました。外に置いたものは、菊芋が可哀想すぎて、12月のうちに玄関へと移動しました。

    この冬は1月が終わる頃までほとんど雪が降らず、雪による保温効果がなかったため、外置きでは菊芋は凍死するような気がしました。実際のところはどのくらいで細胞が破壊されてしまうのかわかりません。

    1月2日。0度くらいだったか、少し暖かかったので、箱の中身を出してみることにしました。

    左上、土と菊芋が凍って四角くなったままスポッと外せた。積雪はゼロ。
    とおー、ジャーマンスープレックスで崩す
    菊芋だけ箱に入れる

    もちろん菊芋も凍っているのですが、悪くはなっていないのでした。それをゆっくり解凍するため、バケツに小分けに入れて、寒いけど凍らない程度の廊下に置き、頃合いを見て順繰りにスライスしていきました。

    スライスするまでにも、土を綺麗に落とす作業がまた大変で、大きなタライの上でブラッシングしました。水で洗えば早いのですが、台所では土が出すぎ、外で洗おうにも、水を使えば全部凍るだけ。ということで土落としには苦労しました。

    また、乾燥方法については、昨年、靴乾燥機などを使ったのですが、今年は布団乾燥機と室内ビニールハウスで大量生産を図ったものの、うまく機能せず失敗。ナオヒロくんがうまい乾燥方法をナオヒロ邸で確立(企業秘密)したため、その方法に乗っかりました。

    わが研究所でも、環境の整備に腐心しながらも、なかなかうまくはいかず、品質が安定しないため、今回はひたすらナオヒロくんに負担をかけ続けました。

    菊芋チップスは、冷凍保存した菊芋でも作れることはわかりましたが、その手間があまりにも過酷(なんだかんだ乾燥だけで3日以上かかってしまう)で、「ちょーラクしたい派」の私としては、質の安定も考え、まともな食品乾燥機を購入することにしました。乾燥させるだけですから機械化しても良いかなと。時間短縮はできそうです。この1、2か月は実験期間となります。

    次期は春になります。菊芋はまだ大量に畑に残っています。菊芋が死んでいないことを祈ります。多分大丈夫。春は逆に凍りつくことがなくなるため、収穫後は速攻で一気にチップスを作っていかないと、菊芋が腐ってしまう可能性が高いです。

    秋の収穫時期には、凍らせて保管することもできますが、もうミルフィーユ保管はイヤ。(笑)
    収穫と同時に一気にチップスにしていくつもりです。チャッチャと終わらすっ。

    つまりどんな時期であっても、速攻でチップスにし続ける必要が出てきます。恐ろしいです。だって機械化してもやっぱりちょっとずつしかできないんだもん。(結局ラクはできそうもない)

    でもやるしかない。なぜなら菊芋は、今後の日本では必要不可欠の野菜となるからです。(大きく出たな)

    健康維持のためにも、特別な意味を持ってくるものだと確信しております。超自然食であり、多様な効果がある。もし、売れなかったら、自分とナオヒロくんだけがどんどん健康になっていきます。うまくいっても失敗しても大丈夫。(泣)

    頑張りマウス。


  • v432 菊芋チップス

    乾燥システムの一部。

    チップス作りは進んでいます。あれから18日も経っています。

    布団乾燥機と靴乾燥機を駆使したシステムは解体し、新システム心臓部となる器具を購入、熱源と熱伝導のコントロールは手動。さらにリサイクルショップと100均で細かなものを組み合わせて工作し、新乾燥システムは完成したのですっ。いや完成途中。

    菊芋スライスのための「針金指サック」は素晴らしく機能していました。スライスする時には必ず装着していました。が、菊芋を最後までスライスできないため、ある日、つい、素手で、慎重に慎重に、ゆっくりカットしていたところ、ピトッとまた親指の同じ場所に触れ、うわ危ねぇうわ危ねぇ、とじっと指を見ていたら、血がっ!!!

    切れてなくないですよ。

    切れてるんよ。

    スライサーの刃って、切れ味最高ですよね。

    針金指サックを久々に外した途端にやっちまうとは。しかも同じ場所だからなんか痛いのが治らないし。

    あー腹立つなー、なんでスライサーは凶悪なのかなぁ、もう素手でやるのはやめだっ、と思うと同時に、安全な電動スライサーが欲しいと思うようになりました。

    商品を物色して、Amazonの「欲しいものリスト」に追加し、価格をメモしました。約1万2000円。無理だわー。

    仕方なく、何かないかと探したらカッターガード手袋があるよと、ナオヒロくんが教えてくれたので、「仕事用品店」へ行くと1000円で売ってました。
    なんだあるじゃないか。
    少しアートが入った針金指サックの商品化、発明品販売の夢は打ち砕かれました。

    数日後、電動スライサーがタイムサービス的なやつで安くなっていました。新古品なら、ななな、なんと約3500円にプライスダウン。70%off。あーー、手が届く。カッターガード手袋はあっという間に不要物と化してしまうのか。でも買うしかあるまいっ。と迷いながら購入。(12/16)

    ジャーン

    3日ほどで届き(12/19)、早速試してみると、スライスの厚さは元の仕様が3ミリで、アタッチメントを付けると1ミリになります。で、3ミリはもはやスライスではなくブロック。1ミリは微妙に0.8ミリくらいか、ちょっと薄い。中間のアタッチメントはなく、微調整不可能。なかなか悩みました。

    スライスの大元のボード
    ここにアタッチメントを差し込む
    隙間が薄くなる

    試しに菊芋をその「1ミリの薄いカット」にして、乾燥させてみたら、すごく縮むためペラッペラで「ちょー薄い」仕上がりに。でもそれは軽くてふわっとした感じのチップスになり、まるで別のお菓子のよう。それはいいのだけれど、カットする時の手の圧力で、0.1、0.2、0.3ミリとかの超薄切りになってしまうミスカット菊芋がたくさんできてしまい、かなりの量がダメになってしまう。

    無駄が多くなるし、電動スライサーはやっぱりダメなのか。

    そこで、できるかどうかわからないけれど、1.2〜1.4ミリくらいにできないか、ピーラーとヤスリを使って、アタッチメントを削ってみました。

    シューーッ、シューーッ(ピーラーで少しずつ削る音)
    シャッシャッシャッ(ヤスリで削る音)
    フッ(粉を吹き飛ばす音)
    お、削れるやん。
    シューーッ、シューーッ(ピーラーで少しずつ削る音)
    シャッシャッシャッ(ヤスリで削る音)
    フッ(粉を吹き飛ばす音)
    シューーッ、シューーッ(ピーラーで少しずつ削る音)
    シャッシャッシャッ(ヤスリで削る音)
    フッ(粉を吹き飛ばす音)

    できたっ!!

    電動スライサーに菊芋を投入!
    「投入!!」
    スイッチを押す。
    「スイッチオン!!」
    ガコンガコンガコンと動き出し、上から手で圧力をかけます。
    菊芋がスパスパと無駄なく切られていきました。
    「さあ、厚さはどうだ」

    おおお、と歓声が上がりました。私の。

    いいじゃんいいじゃん。

    最近やたらとうるさい「うるまろちゃん」もいいねと言ってます。

    これによって薄すぎるミススライスもできにくくなり、とてもいい厚さのスライスが無駄なくできるようになりました。もう元のペラペラの薄さには戻せないけど。
    指を切るウケ狙いもできなくなりました。(笑)

    そして問題ともいえない問題が発生。均一に適度な厚さに切れるようになったおかげで、スライスが多めに生産され、切断数=表面積が増えるので、いつもより少ない菊芋の消費で、干しカゴはすぐいっぱいになり、干しカゴの数が増え、吊るす場所もいっぱいになってしまうのです。そして出来上がる量(重さ)は、いつもより少ない、つまり、手間が異様に増えてしまったのでした。

    まあ、質が上がるってことだから、良いことではありますが、ストックしている生の菊芋も、とにかく早く処理しなければ悪化・劣化を招くので、なかなか進まないストレスとの戦いになっています。

    あれですよ、時間かかるんすよ。
    まず土がついた菊芋を洗うんですが、1回に3キロとか5キロとか、もう台所が泥だらけ、菊芋には凸凹があり、完全には土を落とし切れず、歯ブラシでこすり落としたり、包丁を入れて掻き出したり、1時間2時間はあっという間。
    それからスライスはガコンガコンと電動スライサーが切ってくれるものの、スライスの水洗いや、悪くなった部分の切り落としや、変色したものとの選別やで1時間、2時間があっという間。これを干しカゴにひとつひとつ並べて、いろんなところに吊り下げて、初期の乾燥を行うための設置に1時間前後。台所の掃除、後始末に20分。

    早朝と夜中に、それら全て、腰に来る。1日2回、腰に来る。

    主婦って大変、と思う。だって似たような動作じゃないですか。

    主婦はすごい、と言う結論です。

    カリカリはまだかーっ!! と女帝がご立腹です。