• 研究所通信v490 山ぶどう

    スマホだから手振れでボケボケのクリームマロン(もっといい写真使えよ)

    近所の土地が売られてしまうとの話が舞い込みました。その土地には山ぶどうが数株生えていて、実がなるメスの株が2株ありました。そもそも山ぶどうはそこらへんの山のどこにもたくさん見られるわけですが、勝手に持ってくるわけにもいかないし、根っこごと掘り起こすなんてことはまるで泥棒の所業であるし、難しいのです。

    たまたまその土地のオーナーとは知り合いで、山ぶどうの株をもらえることになりました。ある意味、山ぶどうの株を増殖させて好き放題収穫することは念願でもありましたので、久々にワクワクしました。

    その山ぶどうは今使っている山の畑に植えることにして、それがいつか30メートル、50メートル、100メートルと伸びていってくれて、山ぶどうがどっさり採れるという未来を想像しました。

    通常、しっかりした「葡萄棚」を作るものですが、そこそこお金はかかるし、労力が半端ないので、100円均一の棒(支柱)をサクサク立てて、伸ばしていくつもりです。

    ナオヒロくんに手伝ってもらいました。重労働で凹むナオヒロくん。

    山ぶどうの1本は、直径1.5メートル深さ30センチほどの穴を作り根を埋めて、5メートルほど伸びたツルを斜面の上の方へ誘引しました。そしてとりあえず適当に支柱をさして軽く引っ掛けるようにしました。

    とりあえず来年の春に確認するまで、この山ぶどうが生きているのかどうかわかりません。生きていたら支柱はもう少し補強して、菊芋の森方向へ誘引していきます。

    もう1本は別のエリアに仕込みました。

    ここなんですが、訳わかりませんよね、こんな写真では。
    東側の雑草や木だらけの、去年少しだけ開拓した部分を利用します。ここも斜面の下になるのですが、上は幼木の林のような状態になっていて、この際だからこの低木に巻き付かせ、北(斜面の上)へ向かって伸ばす計画です。この密林のようなところをグングン上っていただき、そのツルに沿って脇の木を切っていって道を作ると、山ぶどうの実が取りやすくなり、迷路のようになって楽しいと思われます。

    ひとつ心配なのは、少なくともヒグマのうんこが落ちていたりするので、ヒグマはちょいちょい来ているのではないかと思われ、山ぶどうはクマの大好物であり、いつ喉笛をかき切られるかわからないスリルを味わわされるのではないかというところです。

    ここが根の部分で、

    このように上へ誘引しまして、

    まあ、こんな感じのツルを細かい木の林の中へと向かわせました。これも来年の春にこの山ぶどうが生きていてくれたら、どんなに楽しいことか。恐ろしいスピードで成長し、クマちゃんの胃袋を満たすことでしょう。

    鹿もたくさん来ているようですが、山ぶどうは食べないのではないかと思います。
    知らんけど。


  • 研究所通信v489 菊芋は常に豊作

    怒っているのかなクリームマロン(変な写真ばっかり使うなと)

    まあとにかく、雨が降ろうが、日照りであろうが、この菊芋だけは生き残り大繁殖します。芋ですから温度変化の少ない地中で栄養も蓄えた状態で、増え放題になっています。

    南西の様子 10/18
    北かな
    北東かな

    わかりにくいですが、黄緑のところ、高さは2〜3mあり、菊芋が密集しています。
    夏に畑に来た時に、鹿が1頭いまして、その鹿が菊芋の森の中へ走って消えたことがありました。もはや鹿の隠れ場所みたいになっているわけです。できれば少し菊芋を掘って食べてくれたらいいのにと思います。

    10月19日の北見の朝は気温1度で、そろそろ氷点下の季節となります。そうするとじわじわと土が凍り、11月末頃には菊芋を掘り出せなくなります。菊芋の掘削作業(笑)は、なんと言いますか、下水管工事に近く、一度に一気に収穫するのはなかなか厳しいのです。足も早いですから(足はないやろ)、素早く加工する必要もあります。

    世界中の皆さん、生の菊芋もしくは菊芋チップスは今年も作りますが、買いませんか?
    食べたらわかりますが、美味しくはないですよ。(味覚には個人差があります)
    これを美味いと言ったら詐欺になるわっ。でもね、マズくもないです。(味覚には個人差があります)
    どっちやねん。気になりますねぇ。(笑)
    価格は上の「菊芋販売」のページをご覧ください。そこに書いてはいませんが、相談していただければオマケもしますよ。送料が高いですからね。北海道や沖縄のつらいとこです。

    「菊芋販売」のページにも少し書きましたが、市販の菊芋チップスはなかなか厚くてカッチカチのタイプが多く、歯が欠けたり折れたりするのではないかと思えるほどです。
    ぶっちゃけ、カッチカチにするにはかなりの高温で加工する必要があり、うちではそこまで高温にする機械がありませんので、長い時間をかけてできるだけ水分を飛ばし切るようにはしています。

    我が家には高齢で糖尿病の父がいるのですが、あんまりカッチカチのものは食べられません。うちで作ったチップスは薄めに作っているので、食べられるのです。でも美味しいものでもないから、1日にポリッと数枚だけしか食べず、毎日は食べてないようです。一定量食べている時は、検査(2か月に1度くらい)に行くと数値の悪化は見られず、改善することが多いです。しばらく食べてない時に悪化してるようにも見えます。改善した要因として、菊芋チップスのおかげだと実証できるかといえば言えませんし、これ書くとウソっぽくなりそうなので、まあ、こんなとこです。

    ついでに、書かんでもいいことを書けば、私の場合、父が糖尿で遺伝的に危ないので予防で食べるべきなんですが、おいしくないし(まずくもないしうまいと感じる時もある)、ほとんど食べてないのです。1か月2か月に数回、思い出したようにポリっと口にするくらいです。(その食べ方が遺伝しとるな)
    継続して食べようと思っても、なんだか疎かになってしまって、ちゃんとしないとなと心の奥底では思っています。せっかく手元にあるのだからね。

    一番良くないのは、菊芋が身近にあるというのに、
    「この度、糖尿病になりましたー(泣)」
    などと書いた時でしょう。間違いない。これだけはいかん。そんな時は公的機関のように黒塗りにするか隠蔽するしかない。

    今のところ黄色信号で「高血圧」「高血中脂肪」「尿酸値」だけです。だけ。
    ちゃんと菊芋チップス食べろや自分。


  • 研究所通信v488 今年の畑

    クリームマロンは元気いっぱいです(すぐ手ブレするスマホで撮影)

    今年はずっと雨だらけでした。
    「畑に行ってみるっぺよ」(北海道弁じゃないな)
    と思えばザーザーと雨が降る。雨の翌日は土がドロドロで行く気がしない。

    「畑さ行ぐが」(北海道弁じゃないな)
    と思えばザーザーと雨が降る。雨の翌日は土がドロドロで行く気がしない。

    それが2か月も3か月も続く。昨年の雨が降らない状況とは真逆でした。雨が降り続くと畑へ行く回数は減ります。ただ、今年は「ズッキーニ」「カボチャ」の有り余っているタネをちょっと穴ほって40か所くらいに数粒ずつぶっ込み、それでも余った種はばら撒きました。自然に生えてきて、雑草とともに生きてくれることを願い、とにかく「放置」してどうなるかが見どころでした。

    そしてこの間、今は亡きちゃめぞうくんの便秘解消のため、いろんな公園に連れて行って「朝の散歩」をしていたこともあり、畑に行きたくても行けない日も多々ありました。そんなわけで、行く回数は3か月で2回程度でした

    ズッキーニは7株ほどが理想通りに生き残り実をつけました。ただ収穫時期にも雨が多くて行くのがやや遅くなり、巨大化したものを10個ほど収穫しましたが、とても食い切れるものではなく、しかも売り物にもならず、日々、巨大なズッキーニは老化しているところです。

    なんと共生しているズッキーニと雑草。8/9
    少しは雑草を抜きました。
    いつの間にかでかくなっていて食うのが大変。それも3個くらいあるとゲンナリする。

    カボチャはほぼ壊滅状態で、それでも2株ほど生き、2個ほど小さい実をつけました。1個はゲットし、1個は小さすぎて放置しています。

    カボチャ 8/9
    いい感じのが1個出来てました。

    そして、ナオヒロくんが宇宙人と共に仕込んでいた玉ねぎとジャガイモは昨年よりはよく出来ていたようです。

    手前ジャガイモ、奥玉ねぎ 8/9

    全部手作業ですからね。こちらは宇宙人が雑草取りをしています。しかし収穫してみれば思ったほどの量ではないんですね。これが。

    それからナオヒロズッキーニはこれなんですが・・・

    しっかり獣害対策をしたのに

    実が付いたところで鹿にまるっと食われていたそうで、その後は葉っぱだけが大きくなって終わりました。(笑)

    それからナオヒロくんは
    「放置して雑草まみれにして枝豆を作ったんすよ」
    と言って、それを見せてくれました。

    枝豆も雑草と共に生きていました。

    しっかり育っていて、たくさんの豆が付いていたのを確認し、翌日収穫をしようとしたら、
    「豆は全部きれいに鹿に食われました(笑)」
    「1個も残ってないです(泣)」
    とのことでした。本当に実だけありませんでした。

    まあ鹿ちゃんに喜んでもらえたのならそれも良しというところでしょう。(笑)
    菊芋については次回。


  • 研究所通信v487 チンピラ係長逝く

    在りし日のちゃめぞうくん(2022/7/24)

    今年8月25日の朝6時過ぎに、我が社の「チンピラ係長」が死んでしまいました。このことで気持ち的にずいぶん長く引きずっていまして、いろいろと気分が乗らないというのはあります。

    死因は「糞詰まり」でありまして、5月から様子がおかしく、いろいろ対処する中で「これは1か月も持たないかも」と思うほど衰弱し、物を食べなくなりました。それからまたいろいろ対処したところ、食欲も回復し、このまま治るかもと思いました。

    なかなか書くのも辛いので、そのイケメン具合を見てもらって終わりにしましょう。

    2022年8月25日朝5時58分

    久々の更新で、なんと言うか、言い訳っぽくなりますが、写真をスマホにしてから、なんだか不慣れで、何かが気に食わなくて、撮るだけ撮って放置してしまうようになってしまいました。どうにか画像はPCに取り込めるようにはなりましたが、その作業がイヤで、この通信の更新にも影響していることは確かです。猫のこともありますが。

    久々にスマホから画像をダウンロードすると、今度はその仕分けも面倒になり(こまめに取り込んでいればなんてことはないんですけど)、でもやらんことにはどうにもならないと言うことで調べていたら、思いもよらず猫との闘病が思い出され、動画まで出てきて気持ちがまた下降気味に。スマホのせいでせっかくのやる気が台無しになっています。

    そろそろ畑のことを書かないといけないのですが、簡潔に書くと、ジャガイモ以外どれもこれも失敗して、現在菊芋だけが大群生していると言う状況です。まだマシだったジャガイモは売るほどの量がなく、とても中途半端になっています。次回詳しく。


  • 研究所通信v486 地獄のスマホ

    かれこれ3か月ほど前のこと。斜里の鹿牧場。(2022/5/22)

    4か月も更新しないと入院していると思われる年齢になっている上に、研究所通信の作成ソフトのバージョンが勝手にどんどん上がっていて、まだ理解の範囲でしたが、大幅リニューアルなどされた場合には理解不能となり、この通信そのものが発行できなくなるかもしれないと思いました。

    さてスマホ。
    6月25日、ついにガラケーからスマホに切り替えたのですが、1番の目的は写真や動画をスマホで撮ってPCに取り込むことでした。私には一番理解しやすい「SDカード」の抜き差しでやろうということで、アンドロイドスマホにしたのです。

    でもUSBが使えるみたいでしたので、購入から約3週間後の7月14日、100均でケーブルを買いまして、PCと繋げてみたのです。ところがどちら側の画面にもなんの反応もないので、「どうすればいいのでしょうか」と、ロバのように立ちすくんでしまいました。
    普通は繋げればそれがモニタに現れるものですが、スマホもPCも「なんかしたんですか」と心の中で言うだけで、何も起こらないわけです。

    それから1か月が過ぎた8月13日、普段デジカメで使っているSDカードリーダーが壊れてしまったのをきっかけに、カードリーダーとスマホ用のMicroSDカードを購入。

    スマホのスロットにMicroSDカード装着しようと引き出した骨組みのようなものからSIMカードがポロリ。ええええ、こんな作りなの、と驚く私。カレーの鍋に落としたらどうするんだよ。
    「んー、この辛さいいね、うまいわー、ガリガリ、なんだこれ、SIMカードじゃん」
    なんてことに。
    それにしても力を入れたらぶっ壊れそうな華奢な感じはとっても気になる。

    まだこんな感じなのか、と人類の限界を感じながらも、どうにか装着できました。
    カードを適当に載せると本体の一部が液状化して自動でぬかるむように吸い込まれるとか、できんのですかね。w

    そこからが地獄でした。このMicroSDカードに、今まで撮った写真をコピーする方法が見つからないのです。コピーさえできれば、SIMカードをカレーの鍋に落とさないように気をつけながら、恐る恐るカードを引き出して、PCに繋いであるカードリーターに差し込めば、PCへデータの移動が簡単にできるわけです。

    2時間ほどイライラしながら方法を探すものの、どうやっても見つからない。そもそも考えてみればUSBで直付けできるんだからSDカードいらんのではと思いつつ、どっちもどうすることもできないのでした。

    この過程で、ファイルマネージャーだのなんだのを「インストール」したり、その途中で「メモリが足りんからクリーンアップするアプリ」をインストールしろだの、これ、やったら課金されないのかとか、しかも明らかにそれは脇道であり、枝葉であり、無駄な作業にしか思えないのです。ていうか、SDカード入れたら普通にそれが見えるのがデフォルトじゃないんですかね。

    マニュアルも発見してインストールしましたが、マニュアルの使い方のマニュアルが欲しいわ。わからん。こうしておじいさんの気力は失われていくのでした。

    こんな簡単なこともできないのか。トホホ。

    50日経ってもスマホから写真がPCに移せない。
    仕方なく写真をメールで送ってみたが、それって草原で草刈りガマで草を刈るような、ぶちまけた塩を一粒ずつ拾うような、機械化しようよみたいな手作業なので、心の腰痛も痛み出し、嫌になってしまいました。

    あとは残された手段は多分ひとつだけです。この最終手段行使はいつになるのかっ。

    前置きはこのくらいにして。

    5月22日、「天に続く道」へ行きました。斜里町にあります。北海道はどこに行っても長ーーーい直線道路が多いですが、この海へ向かう直線道路が、うまいこと一旦下がってから上りになってその先が見えないのを良いことに、天に登っているのだと強弁した結果が「天に続く」だったのですね。

    この日の1か月前に知床観光船の沈没事件があり、ただでさえコロナで少なくなっている観光客がさらに少なくなってしまうという嘆(なげ)きがテレビで放映されていたりしました。それでもここにいると、10分に1組くらいの方々が訪れてきました。近所にコンビニも店も何もないのに。あ、何もないのが良いのか。

    ここから北東に約20kmのところにエゾシカファームというところがあって、さらに10km進むとそのウトロ観光船がある位置関係で、その先には知床五湖や知床峠があります。

    もう3か月ほど前の写真ですが一応掲載。

    オシンコシンの滝 まあまあ観光客がいました。
    雪解け水の関係か、水量は多かったです。
    知床エゾシカファーム すごい数の鹿がいます。
    近寄ってくる鹿に草をちぎってあげると美味そうに食べました。
    知床五湖の木道
    証拠写真
    白樺の木が風でうねうねした形に育っている
    雨でした。晴れていれば国後島が見えるそうです。

    畑についてはまた次以降の号で。(いつになるのか誰も知らない)
    一応簡単に書きますと、菊芋ばかりが大量に元気に育っています。あとはナオヒロくんのジャガイモがそろそろ収穫期です。他はまた失敗しています。去年は雨が降らずに大失敗でしたが今年はずっと雨ばっかりでほとんど畑に行くこともできませんでした。

    それと猫のチンピラ係長のちゃめくんが病気になってしまい、死にかけていることもあって、畑へ行く機会を作りにくかったこともあります。今でも厳しい感じはありますが、だいぶ良くなってきました。ちゃめ写真はスマホで撮っているので、PCにコピーできたらアップするかもしれません。

    MicroSDカードはいつ活用されるのか、最終手段はいつ炸裂するのか、お楽しみに。