研究所通信v461 菊芋の前に人が倒れた

撮影禁止の病室で自撮り。2020.10.17撮影

「便りがないのは良い便り」なんてことを申しますが、いやいや、便りがないのは入院してて何にもできなかったからじゃよ。七転八倒で全然良くないんじゃよ。なんじゃよこのいい加減なことわざはっ。

というわけで2か月ぶりの更新です。

このv461号は9月9日に書きかけていて、それから1か月、いろいろ重なり放置。そろそろ更新せにゃこんなホームページはますます誰も見なくなってどんどん寂れてしまう、と思った矢先の10月8日(木)。突然のひどい腹痛。

正露丸も下剤も効果なし。でも我慢していれば良くなるだろうと苦しんだ3日目の土曜日の夜、痛み止めを飲むも痛み治まらず。朝方さらに痛風の時にもらった強力な鎮痛剤を飲み、少しは動けた日曜日、痛みが軽いうちにと、車を運転して、かかりつけの病院へ救急診療で駆け込みました。
当番医が「うーん」という考え込み、お休みしていたレントゲン技師を呼び、レントゲンとCTを撮りました。

「腸閉塞です」

「このまま帰宅したら悪化する可能性が高い。入院したほうがいい」
「でね、消化器内科の専門医がうちにはいないから、転院もあり得ます」
「飲み食いはダメ。絶食が絶対条件」
ということで、腕に点滴の針をブスリと刺され、栄養剤と鎮痛剤と抗生剤が吊されたのでした。そして腹がガスで張ったようになっていて、楽になるからと鼻からチューブを入れられ、腸の詰まった感じのところを通した感覚がありました。

少し楽になったけど、息が苦しい。

二泊して様子を見るも痛みがひどいまま、またレントゲンを撮って確認するも、改善しない上、39.9度の熱で日赤への転院が決定。夢の救急車で、体に電極やら何やら付けられて、心電図やら血圧やらを示す計器がピッピッとなる中、救急隊員に体調やら何やらを聞かれながら、サイレンが聞こえて、赤信号もクソもあるかとぶっ飛ばす感じがめちゃかっこいいのでした。

『ヤッホー』(心の声)

日赤に搬送されると、速攻でレントゲンとCTを撮られました。そして担当医のお言葉。
「これは腸閉塞ではない。ウイルスでもない。原因不明。仮に急性腸炎としておきます」

「先生、鼻のチューブ苦しくてつらいので外してもらえないですか」
「うーん、ま、いいか」
ああもう鼻からなんか入れるのはやめにしたい。

しばらくは小腸を休めて、小腸の元気を取り戻すとのことで、同じような点滴を続けることになりました。

「一瞬でいいので家に帰らせてもらえませんか、進行中の仕事がヤバいんです。ちょっと時間があれば助かるんですけど」と懇願するも
「コロナもあって、それは無理です」と言われ、ああコロナか、なんちゅうタイミングだと、思いつつも、腹が痛すぎてそれどころではなった。実際。

そしてもしコロナ感染者が増えて病院が対応できなくなると、コロナ以外の患者が犠牲になるかもなぁと思いました。

点滴の痛々しい右手。10月17日

退院できるまで約2週間外に出ることができませんでした。

退院直前。禁止されてる撮影画像。左・初顔出しの私。右・最終日の食後。

気がつけば11月。畑はどうなった。この間、ナオヒロくんがまだ時期的には早い菊芋を試しに掘り出し、試験的に菊芋チップスを作っていました。

そのチップスはある意味衝撃的でした。
「いやー、激マズです。しょっぱいんすよ。芋は真っ白でこれはいいぞと思ったら全然ダメでした。残った菊芋の鮮度もすぐ落ちてブヨブヨになってます。悪くなるのが早いです」
「しょっぱいってどういうこと?」
「知りませんが、しょっぱくてマズいです」
「塩入れたの?」
「入れてません」

チップスとしてはパリッパリで完璧な仕上がりです。

実際、食べてみると確かにほんのり塩味がしました。いつものやつと味が違うのがすぐわかりました。最初は「まずっ」と思いましたが、食べているうちに「そんなにマズくない」とは思いました。不思議なチップスです。

菊芋の収穫は11月6日現在で、まだ枯れて倒れている状態ではなく、しばらく先になりそうです。

菊芋の森の一部。人間と違って倒れてはいない。

ひまわりも茎がまだしっかりしていて、深くうなだれてはおらず、種はまだ真っ白で、これから黒くなっていくものと思われます。これもしばらく放置です。

種がまだ白い

どっちにしても、収穫時期の前に退院できてよかったと思いました。

問題はニンジン。これは一言では説明できない。部分的には成長しすぎて割れている。部分的には結構良いのができている。部分的にはまだ小さい。全く芽が出なかった畝もある。次回はニンジンについて書いてみますが、きっとつまらない。


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