• 研究所通信v401 草地獄とニンジン地獄

    草は世界最強です。なんぼでも生えてくる。全部覆い尽くす。

    さて、それはさておき、ここのところ、キクイモの周辺の草を、早朝6時頃からゴリラのように抜いていました。しかし、2時間かけても30〜40メートルしか抜けず、汗まみれになって呆然としていました。

    涼しい北海道であるのに、汗でドロドロです。

    そんな時、ナオヒロくんが言いました。
    「やっちゃいましょうか」
    私は少し考えてから、
    「やっちゃってくんない」
    と頼みました。
    ナオヒロくんは文明の利器「ガソリンエンジンタイプの刈払機」(草刈機)を使用しました。

    使用前(7/3)

    使用後(7/6)

    なんということでしょう。およそ100メートルが30分もかかりませんでした。
    写真奥の地点から左へ40メートルほどキクイモを植えてあり、そのエリアも含みます。

    仕上がりの比較をご覧ください。

    「あ」は刈払機。「い」はゴリラがブチブチと抜いたところです。
    やはりこれだけ広いと(逆に言えばたったこれだけなのに)、機械の力が有り難くなります。すべて手作業でやるのは、物理的にかなり厳しい。

    とにかく草刈マシーンを使ったことで、なんとなく形にはなりました。これで草に覆われ尽くされキクイモの成長が阻害される確率は低まりました。多分。

    ただ、ゴリラ抜きは根が残らないけれど、機械カットは根が残っている。それが良いのか悪いのか。良いとすれば、残った根が土を耕す。悪いとすれば残った根に養分を取られる。どちらが正解かはわからない。

    次に、地獄のニンジンです。

    1粒ずつタネを仕込んでいく方法では、1日2時間程度で50個前後が限界。種は1袋2000粒以上はありそうで、何日もかかります。ただ都合のいいことに時間差ができます。段階的に収穫できれば、長い間新鮮なものが食べられる。

    で、40日ほど前に植えた畝からは、6割ほど発芽していましたが、出てこなかったところに、まだ1000粒は軽くあろうかという種を、再び仕込みにかかりました。

    7/10

    この写真のように、発芽しなかったところ(矢印)に種を入れて、割り箸の先を赤く塗って目印としました。

    この写真では、奥の方の発芽率が低く、目印だらけになっています。

    約2時間で40個しかできませんでした。というのも、一応、生えなかったところの土を深くシャベルを入れてみると、そのほとんどに大きめの石があり、それを取り除くのにこれまた時間がかかってしまったのです。

    それにしても、発芽していないところのほとんどに石があった、その原因はおそらく石。ということは、うーん、はっ、まさかっ…

    昨年、間引きしたニンジンがもったいないからと移植したら、そのほぼ全部が生き延びたものの、キモグロく(気持ち悪いほどにグロテスクに)なった。ところが、石のあるところの種は発芽しないので、キモグロくならない。
    こっ、これはっ!! ニンジンはタネの段階では何か光線のようなものを出して、下に石があったら発芽しない仕組みになっているのではないだろうか。おそるべしニンジン。(んなこたーない)

    …そういうわけで、地味すぎる作業が続いています。

    筋肉痛はあまり気にならなくなってきました。しかし、腰痛とか膝の痛みとかは辛いものがあり、何と言っても睡魔が1日に何度も襲ってくるので、昼間に何度か気を失いかけています。

    ここのところは涼しく、朝は12度。

    7/12の朝。この日はやや高めで15度。

    7月12日。この日も6時前から2時間ちょい、発芽してないところに約40か所に種を仕込みました。そして、恐ろしいことに、ある畝では、そのほとんど全部が発芽していないのを確認しました。

    「ジーザス・・・」

    自分、キリスト教ではないけれど。

    連日の早起きと過酷な種まき、なかなかもう限界に近いです。上の写真、赤い印をつけた竹串を2本ずつ立てました。それは種を2個ずつ入れたところです。やっぱ2つくらい入れて、2つ芽が出たらもう目をつぶって1本をぶっ殺すしかないんでしょうね。

    なんまんだぶなんまんだぶ

    自分、仏教徒とも言えないんですけど。宗派とかわからんし。

    さて最後に、スベリヒユの状況です。スベリヒユは誰もが嫌がる雑草。ほとんどの人は、これを食べられるとは思ってないでしょう。

    せっかく発芽したニンジン(オレンジの囲み)の周りにスベリヒユ(黄色の囲み)が。
    広がるスベリヒユ
    増殖するスベリヒユ
    野菜だと思えば嬉しいスベリヒユの勢い

    そしてさらに昨日仕入れた新情報。コシカギクという植物。いわゆる雑草が、ロシアや北欧では調理に使われているんだと。香りがフルーティで、一種のハーブ。北海道にはあちこちで繁殖していたが、最近は減っているとかなんとか。

    それがこの土地にもありました。(かなり少ない)
    これです。

    抜いたやつを植えなおしてみましたが、ダメかも。

    これじゃわからんよ。枯れてるし。これについては追って、研究・報告いたします。そのうち。

    おしまい。


  • 研究所通信v400 400号記念

    クリックでショップに飛びます。(以下同様)

    いつの間にか400号です。でも。

    14年かけて400号っていうのもどうなんだい?

    半年休んだり、短期間にどっさり発行したり、どうなんだい。

    しかしね

    継続って大事よね。

    わはは。

    スタンプ買ってくだせぇ。

    だせぇ。

    だせぇスタンプ買ってくだせぇ。

    ははは。

    ふふふ。美化された私の似顔絵です。クリックでショップのマイページへ。

    記念号がただの宣伝に。

    仕方ないのよ。いつも土壇場だから。

    おいおいこれが記念号かい。


  • 研究所通信v399 雑草とゴリラの戦い

    スタンプ120円で売ってます。買ってね。(さりげに宣伝)

    なぜ雑草は強く、野菜は弱いのか。へなちょこな野菜はやめてしまって、食える雑草が良いのではないか。

    そういう意味でも、スベリヒユに今年は期待したい。

    雑草のスベリヒユ

    とか言っても、その雑草を食用にした途端、その周囲の雑草がやはり気になり、雑草取りをしなければならないという気分になってくる。

    もちろん菊芋も雑草と呼ばれる類の植物であり、農家には嫌われていたようだ。

    菊芋はジャガイモ同様、地中に塊茎(かいけい)を作り、この塊茎を食す。この塊茎が菊芋の場合グロくキモいので、最初に食べた人はえらい。菊芋は野菜となった。

    ただ、菊芋を野菜と見なせば、それにまとわりつく雑草の方が強く見えてくる。

    左の畝はズッキーニ、右のラインに菊芋。雑草の嵐。6/30

    放っておけば雑草に飲み込まれてしまう。
    6月30日、この状態から雑草を引っこ抜いていった。

    食べ物を作るには骨が折れる

    手作業で抜き続けること2時間。それでも全然時間は足りない。

    ここは菊芋の森のヘリ。菊芋が完全に隠れてしまっている。7/3

    この雑草を抜くと…

    結構頑張りましたよ

    しかし、写真からは、雑草取りの苦労はあまり伝わらないでしょ。ゴリラがウホーウホーーと言いながら、草を引っこ抜いていくような感じをご想像ください。

    ウホー、ブチブチブチ、ウホー、ブチブチブチー!!
    そこにウルトラ警備隊の戦闘機からミサイルが発射され、ゴリラに命中。

    ギャワー、ゴッホゴッホ、ウホホー、ブチブチブチー!! ブチブチブチー!!

    ゴリラは何も悪いことしてませんよー。なぜ撃つ。人間め。

    蚊のような存在の人間は無視し、ゴリラは次々に雑草を抜く。
    ブチブチブチー!! ブチブチブチー!!

    ブチブチブチー!! ブチブチブチー!!

    握力が落ちてきた。ゴッホゴッホ(咳)、両手で引っこ抜く。
    腰いてー、この中腰ってやつ、どうにかならんのか、ウホー。

    ブチブチブチー!! ブチブチブチー!!
    ブチブチブチー!! ブチブチブチー!!

    それを3日間、早朝、トータル約6時間かけて草を抜いた。

    そんなわけで疲労困憊なのです。湿布が必須なのです。

    7/3の状態。菊芋の森はほぼ菊芋だけになりつつある。

    よーし、いいぞ。
    だがしかし、これは東サイドのみであり、菊芋は畑を囲むように植えている。

    畑の北側。右の1列が菊芋。その右側には雑草がっ!! 7/3
    畑の西側。やはり雑草がもっさもさ。7/3

    ゴリラが何匹いてもきつい。まだトータル120メートルはある。(遠い目)
    あの高齢の宇宙人なら信じられないスピートでクリーンにしてしまうのだが。

    刈払い機を使うかな。でも菊芋もチュイーンって切ったら悲惨だし。

    とにかくまぁ、手作業は大変です。
    この先どうなってしまうのでしょうか。

    続く。


  • 研究所通信v398 ニンジンの数

    ノコギリクワガタの頭が落ちてました。生きた姿は見かけないのですが。7/1

    まだニンジンの種は1500粒はあるかと思われ、撒いても撒いても無くならないのでした。

    もう無理です。

    ということで、植えた数を数えてみました。
    ズバリ、690個でした。ニンジンなので690ニンですね。

    1番早い時期に植えた186個のうち、108個から芽が出て育っています。発芽率58%というところです。これから出てくる可能性もあり、まあ6割です。

    他の草が先に生えてきて、芽が出なかったとか、芽が出る前に土がカッチカチになってしまったとか、いろいろ原因はあると思います。もうすこし様子を見て、発芽しなかったところには、また新たにニンジンの種を入れてみるつもりです。

    まとめると、現状、ニンジンの種は690個蒔き、400ニンくらいは育ち、発芽しないと思われる300ニンを追加し、6割発芽なら200ニンが育ち、秋には全部で600ニン出来ることになりますね。それでも種は1000個は余る。

    ニンジンの種って重さで表示されていて、今回のニンジンは「時なし三寸」、8ミリグラム200円なのです。200円ですよ。おそらく2500粒はあるような感じです。丁寧に一粒ずつ蒔けば約2000本は発芽すると思われます。すごいと思いませんか。

    来年はやめよう。

    おしまい。


  • v397 ニンジン地獄と雑草の最高峰

    人参の種、残りはまだこれだけある。1500粒くらいあるように思える。6/27

    間引きや草取りを省きたいために、人参の種を一粒ずつ植えると決めてしまったために、今年もまた去年とは違う地獄が訪れています。撒いても撒いてもなくならない種。

    6/25(火)に1時間、6/26(水)に2時間、6/27(木)も2時間、早朝にちまちまちまちま、ちまちまちまちまと、あらかじめ作っておいた畝のマルチに穴を開けて、種の下に石がないかどうかをチェックして、種を1粒だけ取り出し、置き、土をかける。

    1時間に50粒を仕込めるほどに熟練しました。
    てことは、しかし、残り1500粒として30時間か。立ちくらみ。

    とても繊細な作業なので、軍手をはいてできるものではなく、素手でやるからもう手が土まみれ。アブや蚊やハエ的な虫がまとわりつき、
    「ぁあああ、五月蝿い」と手で払うと種がこぼれそうになるから、虫のまとわりつきを我慢してそーーーーっと作業する。この地獄。

    そうして27日(木)にはニンジン用に準備していた畝がなくなり、仕方がないので、適当な場所に、ちょっとした土寄せをしてそこに種を1粒ずつ植えていきました。その一粒がどこにあるのかがわかるように、ストーンサークルを作りました。

    種を囲むように石を置き、近くに割り箸を立てました。しかし、こんな感じであと1500粒か…。

    ストーンサークルて…。なんか魔術っぽくなってきましたね。
    アホです。でもね、こうでもしないと、わからなくなっちゃうのですよ。

    ていうか後々手抜きをするためにやっているのですが、今が辛いったらないです。ずっとしゃがんで作業するので、膝と腰、腿と肩と首に来ます。全身か。

    へのへのチンアナゴスタンプでっす。

    自分で決めたことを自分がやっているので、やってらんねぇ、とか言ってもしょうがないんですが。
    ところで、かれこれ約1か月前に植えたニンジンの種はどうなっているでしょうか。こうなっています。

    これは6/20なので、植えて20日目。

    芽は出ていますが、雑草ちゃんも生えています。雑草取りをしないために幅の狭いマルチで覆ったのに、ニンジンのすぐ近くに出現しているのでした。しかも、見分けがつきにくい草もあり、ある程度時間をおいて、確実にニンジンだけを残さないといけません。

    上の写真では真ん中に目立たない葉っぱがヒョンヒョンと出ているのがニンジンで、手前の緑の濃いやつがいわゆる雑草系です。ビニールの下にもいろいろ元気に生えやがっています。

    でも、まあまあ、6割程度はニンジンの芽が出ています。

    ひと通り植えるまでは数は数えないことにしています。現在、一体何本分植えたのだろうか。

    さて、他にもジャガイモや豆、ズッキーニ、ヤーコン、「ナオヒロくんのカボチャ」など、いろいろメモを兼ねて書いておきたいのですが、とっても長くなるのでやめておきます。でもあとひとつだけ、新しいネタがあるので、少し書きます。

    これなんです。

    左にニンジンの芽、右のはなんだ。
    本来ニンジンが出てくるはずのところに、その植物がっ!!
    どこにでも生えていると思われるこれ。

    この「草」の名前は「スベリヒユ」といいます。茎がどんどん肉厚になっていきます。

    去年、タンポポがそうであるように、食える雑草が結構あるんじゃないかと調べていたら、こいつ「スベリヒユ」が食材であることがわかったのです。

    スベリヒユは、トルコやギリシャ、イタリアでは紀元前から食用され、フランスでも「プルピエ」という名前でフランス料理の食材になっているらしい。

    そして「収穫の容易さ、下ごしらえの手間の無さ、味の良さ、すべての面で雑草としては最高峰」と言っている人もいる。

    このスベリヒユは、農家さんにとっては憎っくき生命力の強い雑草であり、目の敵であるような存在。生命力が強いといえば、菊芋もそう。

    「ひょっとして、何もしなくても食材になるんじゃないの」

    と、何もせず収穫するという理想が、こいつは実現できるような気がしてきました。でもまあ、こいつだけ残すという形で、結局は「雑草取り」はしないとなりません。

    雑草といわれる「カヤ」とか「エノコロクサ」などは、やっぱりとても食えるような気がしませんから、彼らは「キングオブ雑草」なんでしょうね。スベリヒユは明日からは「野菜」ということになりそうです。

    スベリヒユも出荷してみっか!!(ついにスベリヒユ農場の誕生か。日本初? 日本初?)