• 研究所通信v350 ある日、森の中

    ■ある日、森の中

    320kmをのんびりドライブ。多分清里町。

    9月29日(土)。この日はまた衝撃でありましたが、ゆるゆるのスタートでした。

    毎年恒例のコープのイベント「たべるたいせつ」の、1店か2店のフリーマーケットのテントで100円の服でも買おうと思っていました。

    さらにこの日は、湧き水を汲むために、100km近く離れた斜里町の「来運」まで行く予定でした。そして斜里岳の撮影もできればいいなと思っていました。走るコースは気分で適当に。

    その前に、以前から予定していた猫のワクチンのため動物病院へ。土曜日は混むのに少し遅れてしまい、待ち時間が少し長くなりました。無事ワクチンを打ち、「ちゃめくん」は家に帰れてひと安心。

    猫
    病院は苦手だにゃ

    車のガソリンが少なめで、この日はは300kmほど乗ることになるので、いつも利用のスタンドへ行きました。ガゾリンを入れていると、店員からいろいろと聞かれるのでした。

    「洗車はどうですか」
    「(確かに汚れているが)うーん、今日は急いでいるので次の機会に」
    「タイヤ、空気圧見ておきましょうか」
    「あ、お願いします」(無料だし、必要だ)

    「あー、だいぶ減ってますね」
    「助かります」

    「あのー、前のタイヤの減り方が激しいので、後ろと前を交換した方がいいですよ」
    「えっ・・・でもちょっと急いでるので」(フリマの欲しいものがなくなっちゃうよ)
    「タイヤの寿命的にもやっておいた方がいいですよ」
    「今日は長距離走るから、その方がいいかな・・・」

    車から降りてタイヤを見ると、明らかに前タイヤが磨耗していました。
    これはまずいな、というほど。

    「見ての通り、早くやっておいた方がいいです。タイヤの寿命を早めます」
    「いくらですか」
    「タイヤ外して入れ替えるだけなので1600円だけですね」(だけっていうけどたけーわ)
    「うーーーーん」(父のカード決済なので、実は自分の懐は痛まない)
    「10分くらいですよ」
    「これ見ちゃうと確かにやっといた方がいいねぇ・・・。お、お、お願いします」

    待合室で待っていると店員が来ました。

    「あのー、オイルが大変なことになっていまして」
    「えっ」
    「オイル交換、1万km以上してないですよね」(一般的に5000kmで交換)
    「あ、そうかも」
    「脅すわけじゃないんですが、車が壊れちゃうこともあるので、これは必須ですね」
    「あー、そうだな、オイル交換はしないとやばいわ」(フリマがぁ!!)
    「これはしないとまずいです」
    「うーーーーーーん、いくらかかりますか」
    「最低限やって7000円くらいですね」
    「しょーがないなー、・・・お、お、お願いします」
    「できるだけ早くやりますので」

    ひと通り終わり、サインをします。
    「あのー、会員割引で、このくらい引いてですね、こんな感じで」
    「あ、はい」
    「今回点検したものをここに記しましたので、これどうぞ」
    「あ、はい」(うわー、細かい)
    「で、これがこうでこれがこうで、これとこれとこれにサインをお願いします・・・
    ・・・あ、これはいいや、これとこれに・・・」
    「あ、はい」(早くしないと100円の服が売れちゃうだろーがー)

    とズルズルと時間が過ぎていきました。
    そしてどうにかフリマの出店へ行き、服は4着買い400円、それとこんなものをゲット。

    JAバンクの「CHORIS PEN」(ボールペン)をゲット。50円。使える。
    バナナの形の消しゴム、10円。猫も喜んで寄ってきました。

    これから走る300kmの撮影ドライブのため、おにぎり5個を手に入れ、いよいよ出発です。11時10分。
    思った以上に時間を食ってしまいました。1時間の遅れは、日の入りが早いこの頃には、写真の関係で大きいのです。早朝5時くらいに出発することもありますから。

    今年はずっと警察の道交法違反摘発意欲が満々で、やたらとパトカーがいますし、路肩にコソコソ隠れています。国のお金が足りないのでしょうか、知りませんが。
    知りませんよ、知りませんが、今年はずーっと、やたらと目につくし厳しいのです。

    なのできっちりスピードも守り、一旦停止もして、安全運転を心がけました。
    さて、地図上で見ますと。

    地図

    北見(地図の左)から来運の水(地図の右)へ行く前に、神の子池(赤い矢印のあたり)方向へ行きながら、斜里岳(右の赤い丸)を見ながら車を走らせていました。天気が良く、とても気持ちの良い秋の北海道です。

    道
    上の地図の「ここらへん」です。ガードレールのないところ。

    それは突然の出来事でした。

    なんて事のない道路です。60kmくらいで走っていました。森の中ですね。
    左にカーブすると、20mほど先の左の路肩にヤバイものが目に入り咄嗟に叫んでしまいました。

    「クマだ!!」

    道路に出ています。近いです。一瞬どうしようか迷い、スピード減速。クマはとても毛艶が良く、丸っとしていて、多分子グマで、太り気味の中学2年生くらいと思います。クマはすぐに気づいて、くるっと向きを変え、素早く山の方へと逃げました。5mくらいまで接近していました。

    「・・・」

    助手席のカミさんが感激しています。

    「かわいいっ!!」

    動物園じゃねーし、かわいいって何? とか思いながら、私がの口から出た言葉はこれ。

    「写真撮れなかったー!!」

    いやそれこそ動物園じゃねーし。
    そして私は
    「これ通報したらクマちゃん撃ち殺されちゃうな、言わんとこ」と。

    「市街地じゃないから殺されないよ」
    「そうかな。・・・まあ、人里から遠いか」
    「山の中だから通報する必要ないよ」
    「しかし、初めて見た。一生「ナマのクマ」には出会わないと思っていたからテンション上がってる。ちょっとパニックかも」

    などと話していると、また左にカーブした時、車の先すぐ右に、でかい鹿が立っていて、それが急に車の前に飛び出してきました。2メートルもない至近距離。ブレーキは踏みましたが車は止まれません。幸運にも鹿は通過。やっべー、と冷や汗をかく間もなく、

    「ぎゃぁああああああああ」

    と叫ぶカミさんの声にびっくりして心臓が止まりました。0.1秒くらい。
    人間に殺されるわ。

    「クマ、鹿とくれば、トドか」(北海道の缶詰のラインナップ)
    「トドは出ないよ」
    「トドが出ればジャックポットだ。ジャックポットチャーンス」

    北海道のドライバーにしかわからないギャグです。多分。
    まさにその「HBCバンバンレディオ サタデー」の日じゃありませんか。(ますますわかりにくい)

    まあとにかく、このクマちゃんとの遭遇は、動物病院やガソリンスタンドでの、出遅れがなければなかったわけです。
    猫のちゃめくんはワクチンで病気の予防になって良かったし、車は快調になって良かったし、フリマでリスのボールペン50円で買えて良かったし、10円のバナナの消しゴムキレイだったし、クマと鹿に至近距離で遭遇してテンション上がって良かった。誰も死ななくて良かった。

    少し前の「虹と野ウサギ」のファンタジーに続いて、「クマと鹿のサブライズ」。
    次はトドかUFOではないかと思います。お楽しみに。


  • 研究所通信v349 そうだ、山の水族館へ行こう

    ■そうだ、山の水族館へ行こう

    ピラルク2人組。天井に映ってて4人に見える。

    近くにありながら何も知らない「山の水族館」。「北の大地の水族館」とも言われ。

    そこそこ全国的にも知られているっぽいこの水族館の横を、何度も通過しながら一回も入ったことはありませんでした。しかも作られた経緯とか何も知らない。

    そんな何も知らないで見に行った感想やらを綴ってみます。

    まず、ここは北見市留辺蘂町(るべしべちょう)温根湯という温泉地にあります。温根湯は「つるつる温泉」が有名で頭がツルツルになります。・・・ません。肌がスベスベになります。じゃスベスベ温泉じゃん。いや、肌がツルツルになるんだよ。

    水族館の魚も温泉の水でぬくぬくと大きく育つという話はかなり前に聞いていました。山の水族館は、テレビでもよく紹介されています。記憶では水族館プロデューサーの手腕がすごい、みたいなのと、自然の川をそのまま展示する形で、ヤマベなどが鑑賞できるということでしたが・・・。

    やはりここの目玉はその自然のヤマベだろうと思うので、まずそこから。

    これが自然の川の水で、外はまさに外界だろうと上を見ると「室内」でした。
    わからん。
    この写真には2匹ばかりヤマベが写っていますが、ここの水位が減ったり増えたりして、減った時にできる水流をヤマベが登っていく姿が見られるよ、という仕掛けなのでした。

    こんなに水位が下がります。

    ここをヤマベくんがバシャバシャと登っていくと思うじゃないですか?
    バシャバシャと。
    カメラ構えて待っていたら、バシャバシャ、じゃなくて「シュッ」なんですよ。

    「よーし来てみろコラー」
    「シュッ」
    「来いよコラー」(もう通り過ぎているのに見えてなかった)
    「早く来いよー」
    「シュッ」
    「・・・あれ? 通ったの?」(早すぎてシャッター切れない)
    「シュッ」「シュッ」
    「えーー?」
    「しょうがねぇ、勘で打つ」
    「・・・そろそろくるぞ、よーしどうだカシャ」
    しーん
    「シュッ」
    「くわっ!!」

    こんなことに13行も使ってしまった。
    で、まあ、写真は諦めました。鑑賞だけさせていただきました。

    で、時間を戻します。入館した時点から進めます。まずはこれ。

    ヒメマス

    左上に「うんめぇポイント」と、食材になってます。

    うまさの秘密

    でもまあキレイな魚なんですよ。ヒメマス。

    ヒメマス

    ね。

    なんかいろいろと手書きの解説があり、ほのぼのします。

    そしてすぐ目に入るのが、これ。

    いいですねー。この水槽の近くへ行くと。

    こんな感じでオショロコマがいまして、自分が水中にいるような気分になります。
    なかなかいいですよ。

    オショロコマ 20センチくらいかな、そんなに大きくはない。

    写真と現場ではちょっと違うかも。

    カラフトマス

    ここにはカラフトマスがいました。

    カラフトマス
    なかなか迫力あります。
    期間限定でした。

    イトウです。幻の魚イトウ。やっぱでかいです。
    温泉水も効いているのかな。でかいのがゴロゴロいました。

    レッドテールキャット、多分。アマゾン川にいるやつ。

    なんかこんなのがいました。山の水族館で、熱帯の魚とか、なんでだろう、と思うのでした。とにかく前知識が全然ないので、後から「ああそういうことか」となります。

    同じ魚で集まる気持ちもわからなくもない。

    この左やつ、コロソマっていうらしい。こいつは男の釣り意欲をそそるらしい。

    まあなんて言いますか。
    男の★を噛み切るのを利用するんですって。噛み切られる前に足で挟めばいいのか。
    下ネタ?

    噛み切るどー。怖いですね。

    オオウナギかな

    まあいろいろ。

    ブタバナガメって名前らしいです。

    古代魚のアロワナがこんな寒い北の大地に。なぜなのか。

    熱帯魚も結構いました。

    このトランスルーセントグラスキャットっていう小さい熱帯魚キレイでした。

    こいつも青がキレイでした。

    ゼブラ ダニ男

    ダニ男か。ちょっとちょっと誰が名前をつけたの。かわいそうに。
    で、このダニ男くんを撮ろうと思ったんですが、動きも早いし、小さいし、ダメでした。

    ミシシッピーアカミミガメ

    これ、祭りの縁日などのカメすくいとかの、あのミドリガメなんですね。結構でかいです。20センチくらいかな。ここに注意書きがありました。

    「・・・絶対に水槽のフタを開けないでください。
    飼育員以外が開けると、手の爪先から「カメの首元の臭い」が取れなくなる呪いがかかる事があります。
    万が一呪われてしまった場合は、5人以上の友達に「北の大地の水族館」をオススメする事で
    この呪いを解くことが出来ます。」

    マジメに読んで損した。(笑)

    はい、これ。これが面白いんですよ。人がいなくなった時に撮った写真です。
    人気が高いというか、面白いので、人だかりになってました。ドクターフィッシュがいるんです。

    あの、人の角質を食べる魚。

    手を入れるとすごいたくさん寄ってきて、こちょこちょします。
    この感触は写真では伝わらない。

    こっちの水槽にもいます。これだけで来てよかったなと思う人もいると思います。
    小魚に好かれるんですよ。(違う)

    そして最後、締めくくりはこれですっ!!

    いやもう食材ですから。酒もあるしで。

    ていうか一歩間違えたら危険地帯です。
    全般に危険なオヤジギャグ系が散見されました。
    北の水族館なだけに「寒さ」も売りにするつもり?

    ・・・

    こんな具合でした。印象としては小規模ですが、結構楽しめました。
    そして、なぜ北の大地に南国の魚が展示されているのか、疑問が残りつつ帰宅し、この通信を書くためにちょいと調べたら分かりました。

    ここの特徴は「川」なんです。普通水族館は海沿いにありますね。マグロだのサメだのエイだの。
    ここ川なんすよ。つまり淡水なんです。カツオだのイルカだのクラゲだのはいないんです。

    ここにいる奴らは「みんな淡水魚」だったんです。ピラルクもアロワナも淡水魚。ヒメマスもイトウもブタバナもダニ男も。全部。
    熱帯魚も淡水魚を集めてる。

    にゃるほどな。

    ただ疑問が残りました。最後だけ、酒のつまみにイカとかホタテとかコンブとか干されたやつ海産物だな、惜しい。と思ったら、なんと、これは今回だけの企画『なんまらうめぇ生き物展』の一角にあったのでした。

    後で写真チェックしたら、この写真の左上に「なんまらうめぇ生き物展」ののれんがっ! のれんの文字をスルーしてた。

    そして様々なエピソードやら何やら、なんまらいっぱいあって、書き切れないので興味があったら。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/山の水族館

    ここ読んで。読むの大変よ。(丸投げ)


  • 研究所通信費v348 そうだ、旭山動物園へ行こう

    ■そうだ、旭山動物園へ行こう

    マヌルネコ。ざっくりモンゴル周辺の高地に生息する準絶滅危惧種。 2018.9.17

    9月17日月曜日、祝日。
    この日、どこへ行くかも決めず、朝7時に家を出発。
    「うーん、野生の動物が撮れないかな」
    「鹿、キツネ、オオワシ、ハクビシン、クロテン、クマゲラ、トド、ナキウサギ・・・」
    「・・・んー、あ、じゃ、旭山動物園にしよう」(動物園かよっ!!)(自分でツッコミ)
    「行ったことないし」
    「150kmくらいか、2〜3時間かな」

    ということで、北へ向かいました。

    カーナビ

    「えーと、94.5km先を左」(笑)

    まっしぐらに進み、10時過ぎ頃に到着しました。

    旭山動物園入口

    おやおや、これでも「とーーーっても人が少ない」んだって。
    地震と停電の影響で、北海道全体の観光客が減っているそうな。地震被害としては少なかった旭川(震度4)なのに来園客が激減しているわけですよ。おかげで混み混みの状況は避けられましたが。

    普段はめちゃくちゃ混んでいるため、人気のスポットも待つことなくスイスイと見ることができました。それでも3時間かかったけど。足が棒になったけど。

    スイスイ、スタスタ、サクサク、テクテク、スタスタ。あー、ヒザにきたー。くそー、坂が多い、ヒザがいてぇ。足重いーっ!!
    いやー思ったより広い。というか見どころ多い。うーん、せっかく来たんだから全部見ないとなぁ。
    てな感じで。

    ヤバいところにオランウータン

    かなり高い地点に登って遊ぶオランウータン。

    落ちたら死にますがな。人の形状なのだから。
    ウータンに限らず、この園の特徴となっている「行動展示」っていうんですかね、動物本来の習性を活かした展示方法なのです。

    ここに、見覚えのある顔の人がいました。(黄色い矢印のところ)

    園長の坂東さんですね。よくテレビで見かけます。

    園長の行動も見ることができました。

    楽しかったです。終わり。

     

     

    うそうそ。書きたいことがひとつあります。

    ここ20年くらい(ってなげーな)、見世物としての動物園は廃止するべきじゃないかと思っていました。というのも、なぜ熱帯や寒冷地帯に生息する動物を、合わない環境のところに無理やり連れてきて、しかも見世物として動物に強いストレスを与えなければならないのかと、強く思っていました。

    それがここの動物を見ると、苦痛が少なそうだったのです。むしろ満足げな動物もちらほら散見され。(満足してるのか幸せなのかはわからないけど)

    最近、野良猫や飼い主を失った猫を対象に、猫の動物園ができたらいいのになと思ったりしてました。見世物が第一義ではなく。いや、まあ、突き詰めれば全部人間のエゴかもしれないんですが・・・。ペットとして生きられる動物などがもっと楽に生きられたらいいのになとか。

    その点、旭山動物園には、少なくともこの地で、どこにでもいるような猫や犬、ウサギ、羊や山羊、ブタ、スズメやカラスなどもいて、なんとなく悪くないなと思ったのでした。

    そういう理由で、来てよかったなと思いました。あとは、写真の羅列です。おしまい。

    豚のケツ。うんこが顔を出した瞬間を捉えた。ケツ定的な一枚。
    ホッキョクグマとそれを見ている子供たち。このエリアにはガラスのドームに顔を入れて、クマを間近に見る仕掛けもあります。クマに食べられそうな気分を味わうことができるそうです。期待通りにクマが来ればの話ですが。
    アザラシのコーナーも人はまばら。こんなに空いているのは珍しい。はず。
    中からはこんな感じ。筒の中をアザラシが泳ぐ。人はさすがにちょっと多い。
    食事ができるスペースもこんなにまばら。
    オオワシ君
    眠そうなカピバラ
    ワオキツネザル
    なんだっけ。ブラッザグェノン? 人懐っこい感じ。
    クジャク。綺麗でした。
    ありゃーぐま
    コミミズクだったかな。違うかな。フクロウは5種類くらいいました。こいつらには人間はストレスでしょうね。
    レッサーパンダ。人の通路の上を行ったり来たり。
    ヒグマ。表情がね、幸せそうなんですよ。可哀想では無いというか。自然の方が良いんでしょうけど、こいつ自身はどうなんでしょうかね。
    こいつもね。ストレスがなさそう。猫の大きいやつ
    ペンギンは寝てました。
    キリンも至近距離で見れます。こいつらも表情が悪くないんですよね。客が少ないからかな。

  • 研究所通信v347 ニンジン収穫

    ■ニンジン収穫

    「秋だね。ちょっと聞いてくださいよ。今年は天気が悪くてね。それでもどうにかここまで育ちましたよ。根菜は土の中だから温度的には安定してるけどね。肥料は十分じゃなかったけど、時々のEM菌良かったわ。農薬とか一切使ってくれないから、虫とは仲良くやってきたよ。タンポポ君とかヨモギ君とかカヤ君とかスベリヒユ君とか、人間が来て時々引っこ抜かれてかわいそうだったな。土がまたギリギリと締め付けやがるんで、全然甘やかされてないからね、オレは。あとは煮るなり焼くなりしてくれよ」

    なんてことニンジン君が足組んで言ってます。いや食ってくれとは言ってないと思いますけどね。

    しっかし手間がかかりました。種まきの時点で適当にばら撒いたために密集させてしまって、何度も間引きをして、その間引きニンジンも全員生かすつもりで新たに畝を立てて移植を重ねたのでした。雑草抜きも大変でした。

    メインのニンジンの畝。まだ芽がほとんど出ていない時に、菊芋の間引きを生かすべく移植をしました(真ん中奥の背の高い植物)。その菊芋も無事育っています。右にはナオヒロ君のこさえた豆(ササゲ)の支柱が並んでいます。 2018.9.15

    ↑ このメインのニンジンの畝は、間引いてもこのもっさりとした森のような状態。

    ↑ 間引きニンジンを助けるために作った最初の畝。ぼうぼうの草をゴリラのように抜きまくり、体力の限界までクワを振るって作った畝です。しかし成長が今ひとつ。そのうち追いつくかな。

    ↑ さらに間引いたニンジンを救うべく作った別の畝。こちらも死ぬことなく良く育っているように見えますが、やっぱり少し成長が遅い感じです。

    それでとりあえず、メインの畝からニンジンを収穫することにしまして、引っこ抜こうと思ったのです。ところがここの土がやはり硬いために抜けないのです。(雨が降った後は簡単に引き抜けるはず)

    ニンジン

    頭が出ていますね、こいつを引っこ抜いても葉っぱがちぎれますので、近くにシャベルをグイッと入れまして、

    ニンジン

    そして

    ニンジン

    ググッと下というか横から圧力をかけてやり、引っこ抜きます。
    とにかくこの土は、雨が降るとぐじゃぐじゃになり、晴れるとカッチカチになるためか、根菜類は味が凝縮されたように濃くなります。もうここのニンジンは薬の味です。体にはめちゃくちゃ良さそうな気がします。

    で100本ほど収穫をしました。

    ニンジンを収穫
    さりげに左上はジャガイモですが。 2018.9.15

    土が硬いので大きくなりにくいのですが、もともとそれを見込んで短い種類のニンジンを植えています。それで、土の中に石が思ったより多くて、二又になったり、形が良くないものが半分くらいありました。そのうちのひとつが最初のメインの写真です。人間の足みたいなニンジンのほか、中足(なかあし)のあるニンジン(笑)や、四つ足の動物のようなニンジンがたくさんありました。到底、普通なら商品にならないニンジンですが、味は同じ、薬です。

    100本以上収穫しても、メインの畑はまだもっさりした森のようで、まだまだたくさん採れそうです。トータル400〜500本くらいになるかもしれません。

    実はこのニンジンは2種類あり、両方とも固定種なのです。F1種と違い、種を採取すればまた収穫することができます。種を取るためのニンジンを少し残すつもりです。ただ、種の採り方が意外に面倒で難しそうなのです。

    100本ほど抜いて、少し土が見えるくらいになりましたが、まだまだたくさんあります。

    できたニンジンは、とにかく香りが強烈で、栄養素が凝縮してるように感じます。まるで漢方薬のようです。高麗人参でもない普通の人参に薬効があるんでしょうか。ちょっと調べてみました。

    ザックリですが。

    ニンジンは、ベータカロテンがズバ抜けて豊富。体内でビタミンAに変換。
    免疫力を高める。皮膚や粘膜を丈夫にする。視力の維持、癌の予防、免疫力の強化など、健康を保つために重要な働きをする。カリウムが血液の循環を良くする。食物繊維が腸の働きを活発化。便秘解消。

    癌の予防? ヨモギいらないやん。(笑)
    ていうかこのニンジンの(体に良さそうな)強烈な香りが気になるのに、何だかんだ「ベータカロテン」が体に良い、みたいな感じは「つまらない」ですね。香り成分についてはよくわかりませんでした。

    ただこれだけは言えます。ニンジンばっかり食べてたら病気になる。ベータカロテン過多。
    バランスが大事ですよ。


  • 研究所通信v346 ヨモギはどうなった

    ■ヨモギはどうなった

    これがヨモギの花だ 2018.9.14

    いやこの花、小さくてわからんから。
    ていう感じでありまして、引きで見るとこうです。

    ほとんどヨモギ。花が咲いてるイメージゼロ。 2018.9.15

    ただの草にしか見えんので、ヨモギの花の印象がなかったのです。よーく見たら花でした、という感じです。それで、癌細胞に対して選択的に攻撃するアルテミシニンという物質が、花には葉の2倍含まれているということで、この時を待っておりました。

    ただ、どのくらい咲いた花を摘むべきか、全くわからないのです。

    ヨモギ

    写真の「1」はまだちょっぴり咲いてる状態(最初のアップの写真もこれです)で、「2」はもうカラッカラに乾いて種なのかな、もう種なのかな、という状態。「3」の色がやや濃いめに見えるものがまずまず咲いてる状態。

    全体を見渡すと、9割くらいは「1」の咲き始め、4%くらいが「3」のまずまず咲いているもの、6%くらいが「2」のおじいさんヨモギ、なのです。とりあえず今回はまずまず咲いている「3」を下の写真くらい採取しました。

    45リットルの袋に詰めて一杯ほど

    これを家に持ち帰り、庭で花の部分だけを切り離して集めようとしたところ、とっても困ったことが起きました。
    「うーん、茶色いカメムシが出てきたな」
    「あ、たまご付きのクモが出てきたぞ、キモいな」
    「あ、緑のカメムシが出てきたぞ」
    「うわっ、この小さいやつはなんだ、ダニか、アブラムシか?」
    「あ、クモが出てきた」

    虫が出てくるのはしょうがないのですが、山に生息していた奴らが、庭に蔓延したらちょっとやだなと思いました。そこで、まず、採取した花をと一定期間水につけて虫を追い出します。それを持ち帰り、花を分離して天日干しをすることにしました。

    発泡スチロールの箱を準備。そこにヨモギの花付きの枝を投入。 2018.9.16

    花を残して「枝や葉」を捨てていきます。意外にすごい香りがして来ました。虫除けになりそうな香りに包まれて、虫を追い出す作業。

    量(かさ)が減りますね。不思議と虫があまりいませんでした。

    水を投入。このまま数日放置します。これを山に置いてきましたが、ふと思いました。
    「アルテミシニンって水溶性じゃないだろうな」

    改めて調べて見ると、
    「アルテミシニンはにも油にも溶けにくいため、医薬品としては扱いにくいという問題がある。このため、多数のアルテミシニンの誘導体類縁体がアルテミシニン系抗マラリア剤として開発されている。」

    ちょっと何言ってるかわからない部分もありますが、とりあえず水に溶け出す心配はなさそうです。

    さて、5月から若葉を摘んで天日干しを続けているのですが、まだしっとり感があって放置状態です。v337でも書きましたが、我が家の南と西にでかい家が建ってしまったために、日陰の人生となってしまい、それに加えて悪天候が続いたために、なかなか天日干しもできずに、室内で乾燥を進めてきました。

    今回花を回収して、これから天日干しをして、葉も花も、近いうちに粉にしてみるつもりです。

    で、今朝、早くに水に浸けておいた花を水切りして持って来ました。

    右、水を切った発泡スチロールの箱に入ったヨモギの花。虫はいないように見える。それを左のコンテナに移動。天日に干すには入りきらないので・・・
    また天日干し用のカゴなどに入れて、晴れていたのでそのまま干す。しかし日向がほとんどない我が家では干すことも難しい。これでは日陰干し。

    そうしてこれを書いてると、何といつの間にか雨が降って来ていて、ぎゃーと言いながら物置へぶっ込みました。新聞紙もびしょびしょ。あーあ。

    でもまあ近いうちには粉にします。
    単に粉にして何かにふりかけて食べるなどの人体実験を行うのですが、しかし、癌でもないのに癌に効くかどうか、わかりませんね。
    癌を発生しないから癌の予防になったとも言えませんね。
    癌の人に投与して癌が消滅したとかいう目に見えた結果が出るのでしょうか。いやいや、だってさ、薬も同時に飲んでたらヨモギが効いたかどうかわからないじゃん?

    てことは、とにかく粉を作って、自分の食事に混ぜてみて、長期間混ぜ続けて、癌になったら効かないってことは言えそうですね。じゃあ「効果が確認できて」量産して喜んでもらえるっていう条件は、ないんでしょうか。

    まず癌にならないとダメじゃん。(笑)
    まあ、無駄感いっぱいですが、とりあえず粉作ってから考えます。(笑)