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  • 研究所通信v478 植物の種

    多分9月2日、一通の封書が届きました。

    謎の封書が届きました。いや、8月26日に私がネットで購入した植物の種が届いたのです。謎とか言うなって話です。

    コロナ対策なんです、悠長な。

    タイ政府がコロナ対策としてある植物を採用する方針を打ち出した、という話を小耳に挟みました。(耳には挟めないやろー)

    それは、海外の英語の論文や記事を翻訳をしながら思考する有料メルマガが情報源でした。

    ガセ情報をつかまされたか、とか思われるかもしれません。

    タイでは、ワクチン接種を開始して約5か月で、感染者が逆に200倍くらいに増加したため、タイの首相が薬草の大規模投入を決意したと報道したというのです。(グラフでは同じ期間に日本も10倍程度増えています)

    2021年7月22日、タイのバンコクポストの報道内容
    https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2152739/pm-orders-study-into-green-chiretta(英語です)

    超ざっくり解説。法務大臣が軽症患者へ薬草の使用を拡大するよう政府に要請。この提案には、Covid-19に感染した1万2376人の囚人たちに処方し治療することに成功した証拠が含まれている。処方する前に医療部門で研究したと述べた。

    感染した軽度の囚人に対して、薬草の成分を投与したんですね。
    そしたらうまく行ったのよ、と言ってます。

    あ、でもちゃんと事前に研究して安全性には配慮はしたよ、とも書いてあり。悪魔的な人体実験じゃないっぽいですね。

    それからその記事の最後に、こんな数字を出しています。
    タイ政府は、国全体をカバーするために約31億個のカプセルが必要であり、それを生産するために約3,321エーカー(約13平方km)の土地を必要とすると述べた。法務大臣は薬草の価格は1kgあたり約450バーツ(約1500円)であると付け加えた。

    その植物というのが「センシンレン」でした。知りませんね。

    関連して、医療関係者から入手した情報として、日本の食環境衛生研究所による研究では、センシンレンの成分(アンドログラフォリド)が、2時間もあれば「新型コロナウイルスを99.7%不活性化する」ことが示されているということでした。豚での実験結果だそうです。食環境衛生研究所のホームページでは確認できませんでした。

    さらにはファイザーがその薬の製造に着手しているとかなんとか。

    ということで、サプリメントはないかと調べたところ、あるんですね。でもAmazonでもどこでも、売り切れになっているわけです。高くはないんですが、何万円もする高いものもあります。高額のものはまだ買えるようでしたが、それはなんだか無理なので、種を探してみました。

    種としては高いかもしれませんが、20粒1210円(送料別)でした。(50粒2882円、100粒5000円・・・3000粒13万2000円まで)

    20粒、買ってみた。

    センシンレンの種。ヤバいぞこりゃあ。

    日本全国で栽培可能となっていましたが、耐寒温度が7度ということで、鉢植えにして室内で栽培することにしました。真冬の氷点下20度でも、部屋は7度くらいですから。ギリギリ〜。(IKKO風味)

    これでなんとか、コロナに感染しても安心ですね。
    センシンレンが育つまで何か月かかるかわからないけど。

    出し惜しみするのもなんですから、そこのホームページ貼っておきます。
    https://www.marcheaozora.com/?pid=116883464
    ここに詳しく書かれています。

    重要なのは「体温の上昇と免疫力の向上に働きかける」というところと思います。
    定期的に温泉に入って、毎日軽く運動をすれば同じ効果が得られるかもしれません。予防としては。
    万一感染した場合の薬として有効かもしれません。わかりません。

    その内容を抜粋。
    センシンレンに豊富に含まれている活性成分「アンドログラフォリド」が、体温の上昇と免疫力の向上に働きかけることから、様々な病気治療に対する効果が医学博士によって報告されています。病気(ガン、筋ジストロフィーなど)の改善体験談が多数届き、臨床試験にて99%白血病細胞株が壊死したという報告も発表されています。様々な細菌性・ウイルス性の疾患にも効果があることが、研究の結果報告されています。今後もますます研究が進められていくハーブです。

    そして利用方法。
    【利用】葉と茎に利用価値があります。5cmの長さでカットして、自然乾燥させてください。

    【レシピ】
    ・ハーブティー
    乾燥させた葉を6gm、150ccのお湯に5分煎じてください。苦味が苦手な場合には、フルーツを食べながら飲んでください。スペインカンゾウを添加して甘味を付けるのもオススメです。1日に2回までの摂取量が適量です。

    ・エキス
    乾燥させた葉100gmを200ccの水に入れて、中火で煮込んでください。お湯の量が100ccまで減ったら完成です。エキスは1日スプーン2杯までの摂取量が適量です。

    レンシンレンの種を3粒撒きました。普通の培養度です。

    センシンレンの芽、早く出てこいやー!!(高田延彦風)

    育ったら、ムシって乾かして熱湯づけにしてやるからなー!!

    あ、私そんなに乱暴なキャラではないです。一応。
    煎じて飲めるのはいつになるんでしょうね。

    おしまい。

    と言いたいところですが、注意点があるんですよー。
    なぁーーにぃーー!!(クールポコ風)

    健康食品の安全性情報というのがありまして、

    2020年5月20日、オーストラリアTGA (Therapeutic Goods Administration) が、センシンレン (Andrographis) を含む製品の摂取による味覚障害リスクについて注意喚起。

    ■解説
    オーストラリアTGAは、センシンレン (Andrographis) 摂取との関連が疑われる味覚障害の報告が、2019年半ば以降に増加したことを公表した。
    センシンレンは、オーストラリアの低リスク医薬品での使用が許可されているハーブ成分であり、インドや中国でも「軽度の発熱」「風邪」「のどの痛み」などに一般的に使用されている。日本国内では、「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される。
    オーストラリアTGAは、味覚障害はCOVID-19を含め重篤な疾患の兆候であることから、症状を生じた場合には、すぐに使用を中止して医療機関を受診するよう注意喚起している。
    なお、センシンレンはアナフィラキシーを含むアレルギー症状発症のリスクがあるとして、以前オーストラリアTGAから注意喚起が出されている。

    ■関連成分
    センシンレン (Andrographis paniculata)

    発熱、風邪の諸症状、のどの痛み、胃腸の不調や下痢などに対する効果を謳って使用されるハーブで、アーユルベーダ製品や中国伝統医薬品としても知られている。センシンレンを含む製品は豪州医療製品リスト (Australian Register of Therapeutic Goods (ARTG) ) にも登録されており、現在のところ、オーストラリア国内においてセンシンレンの医薬品への利用に関する規制および注意喚起表示の義務はない。
    日本では、センシンレンの葉は「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に該当。

    ということです。
    コロナに感染し、医療機関にかかれないとか、自宅療養で不安な場合には有効かもしれないと思いました。

    センシンレンで調べると、サプリメントが普通に販売されています。(今は売り切れが多いはずですが)
    そういったところの注意書きや用法・用量を守れば、滅多なことでは重篤な状態にはならないのではないかと思います。注意書きすらないところも多いです。
    個人差があるので、何かあったら止めるのが原則と思います。

    健康上の問題が発生した時は口にしない。そして栽培であれば花を鑑賞する、というのがよろしいのではないでしょうか。


  • v461 菊芋の前に人が倒れた

    撮影禁止の病室で自撮り。2020.10.17撮影

    「便りがないのは良い便り」なんてことを申しますが、いやいや、便りがないのは入院してて何にもできなかったからじゃよ。七転八倒で全然良くないんじゃよ。なんじゃよこのいい加減なことわざはっ。

    というわけで2か月ぶりの更新です。

    このv461号は9月9日に書きかけていて、それから1か月、いろいろ重なり放置。そろそろ更新せにゃこんなホームページはますます誰も見なくなってどんどん寂れてしまう、と思った矢先の10月8日(木)。突然のひどい腹痛。

    正露丸も下剤も効果なし。でも我慢していれば良くなるだろうと苦しんだ3日目の土曜日の夜、痛み止めを飲むも痛み治まらず。朝方さらに痛風の時にもらった強力な鎮痛剤を飲み、少しは動けた日曜日、痛みが軽いうちにと、車を運転して、かかりつけの病院へ救急診療で駆け込みました。
    当番医が「うーん」という考え込み、お休みしていたレントゲン技師を呼び、レントゲンとCTを撮りました。

    「腸閉塞です」

    「このまま帰宅したら悪化する可能性が高い。入院したほうがいい」
    「でね、消化器内科の専門医がうちにはいないから、転院もあり得ます」
    「飲み食いはダメ。絶食が絶対条件」
    ということで、腕に点滴の針をブスリと刺され、栄養剤と鎮痛剤と抗生剤が吊されたのでした。そして腹がガスで張ったようになっていて、楽になるからと鼻からチューブを入れられ、腸の詰まった感じのところを通した感覚がありました。

    少し楽になったけど、息が苦しい。

    二泊して様子を見るも痛みがひどいまま、またレントゲンを撮って確認するも、改善しない上、39.9度の熱で日赤への転院が決定。夢の救急車で、体に電極やら何やら付けられて、心電図やら血圧やらを示す計器がピッピッとなる中、救急隊員に体調やら何やらを聞かれながら、サイレンが聞こえて、赤信号もクソもあるかとぶっ飛ばす感じがめちゃかっこいいのでした。

    『ヤッホー』(心の声)

    日赤に搬送されると、速攻でレントゲンとCTを撮られました。そして担当医のお言葉。
    「これは腸閉塞ではない。ウイルスでもない。原因不明。仮に急性腸炎としておきます」

    「先生、鼻のチューブ苦しくてつらいので外してもらえないですか」
    「うーん、ま、いいか」
    ああもう鼻からなんか入れるのはやめにしたい。

    しばらくは小腸を休めて、小腸の元気を取り戻すとのことで、同じような点滴を続けることになりました。

    「一瞬でいいので家に帰らせてもらえませんか、進行中の仕事がヤバいんです。ちょっと時間があれば助かるんですけど」と懇願するも
    「コロナもあって、それは無理です」と言われ、ああコロナか、なんちゅうタイミングだと、思いつつも、腹が痛すぎてそれどころではなった。実際。

    そしてもしコロナ感染者が増えて病院が対応できなくなると、コロナ以外の患者が犠牲になるかもなぁと思いました。

    点滴の痛々しい右手。10月17日

    退院できるまで約2週間外に出ることができませんでした。

    退院直前。禁止されてる撮影画像。左・初顔出しの私。右・最終日の食後。

    気がつけば11月。畑はどうなった。この間、ナオヒロくんがまだ時期的には早い菊芋を試しに掘り出し、試験的に菊芋チップスを作っていました。

    そのチップスはある意味衝撃的でした。
    「いやー、激マズです。しょっぱいんすよ。芋は真っ白でこれはいいぞと思ったら全然ダメでした。残った菊芋の鮮度もすぐ落ちてブヨブヨになってます。悪くなるのが早いです」
    「しょっぱいってどういうこと?」
    「知りませんが、しょっぱくてマズいです」
    「塩入れたの?」
    「入れてません」

    チップスとしてはパリッパリで完璧な仕上がりです。

    実際、食べてみると確かにほんのり塩味がしました。いつものやつと味が違うのがすぐわかりました。最初は「まずっ」と思いましたが、食べているうちに「そんなにマズくない」とは思いました。不思議なチップスです。

    菊芋の収穫は11月6日現在で、まだ枯れて倒れている状態ではなく、しばらく先になりそうです。

    菊芋の森の一部。人間と違って倒れてはいない。

    ひまわりも茎がまだしっかりしていて、深くうなだれてはおらず、種はまだ真っ白で、これから黒くなっていくものと思われます。これもしばらく放置です。

    種がまだ白い

    どっちにしても、収穫時期の前に退院できてよかったと思いました。

    問題はニンジン。これは一言では説明できない。部分的には成長しすぎて割れている。部分的には結構良いのができている。部分的にはまだ小さい。全く芽が出なかった畝もある。次回はニンジンについて書いてみますが、きっとつまらない。


  • v436 コロナウィルス

    かれこれ10日、ずっと37度を行ったり来たり。

    コロナにかかっちゃったかなぁ。ゴホゴホ。北見から続々感染者が出てきたし。

    2月25日(火)、午前9時、地元の保健所へ電話しました。やはり電話が殺到しているのか、少し混乱している感じがわかりました。大まかな状況だけ伝え、あとで電話をもらうことになりました。

    コロナかなぁ、という根拠は、コロナウイルス感染がしやすい職業の友人と、確か2月12日に「濃厚接触」したのです。咳してたしなぁ・・・。それから5日後くらいに風邪の症状が出ました。

    「マジで来たーーーっ!!」

    私はこの10年間に1回しか風邪を悪化させていないので(かかったとしてもすぐ治っている)、だんだん悪化する感覚に嫌な思いが巡りました。

    とっても困ったのは家にある体温計が電池切れや不正確な表示でことごとく使えず、体温が測れませんでした。19日だけは結構な寒気がして、早々と布団に潜りこみました。

    体温計を買ってきたのはその2日後で、早速測ってみると37度5分。別にクラクラすることもなく、知らなければ普通に暮らせます。ただ、咳が止まりません。

    つまり、感覚的に、19日には結構な熱が出ていて、その後は37.5、37.5、37.2、37.1、36.8、37.1、37.1という具合に微熱が続いていました。

    22日には定期的に通っている病院へ行きました。血圧・中性脂肪・尿酸値の数値を下げる薬をもららうためです。問診の時に、コロナウイルスの話をしましたが、検査を決めるのは医者ではなく、政府のガイドに沿った保健所の判断なので、まずは保健所へ問い合わせなければなりません。(風邪薬はもらいませんでした)

    保健所から電話がきました。女性でした。

    「保健所です」
    「あのー、まず聞きたいのはPCR検査は受けることができるのですか」
    「一定の条件に該当すれば受けられます」
    「検査体制は整っているのですか」
    「整っています」
    「本当に?」
    「大丈夫です」
    「咳と鼻水、微熱が続いていますが、風邪だとしても症状があり不安です」
    「体温はどうですか」
    「今は37度です。ずっと37度を行ったり来たり、5〜6日前は37.5度ありました」

    「該当しませんね。息苦しいですか」
    「うーん、気の持ちようでは息苦しいと思います。咳はずっと続いてます」
    「やはり該当しないと思われます」

    「でも近い症状が出ていますよね、検査体制があるなら検査したほうが良くないですか」
    「そうなんですけど、基準が37.5度以上がが4日間以上なんです」
    「あのー、今のやり方だったら、感染者が間違いなく増えて街をウロウロしますよ」
    「はい、よく言われます。わかってます」

    わかっとんのかーいっ!!
    一人捕捉できなかったら、二乗倍で感染していくんだぞ。おい。折り紙も26回折ったら富士山に届くんだぞこら。43回折ったら月に届くんだぞこら。51回で太陽に届くんだぞこら。

    保健所としては、厚労省の指針に反することはできないのでしょう。
    厚労省が犯罪的ですね。言ってることは
    「感染の拡大のスピードを抑制する」「1〜2週間が瀬戸際だ」
    やってることは、本当にやばい人のみ検査。それ以外はマスクして手でも洗ってろ、と。
    つまり極力検査をしないで、放置策をとった。

    いっつも逆をやる、何に関しても逆をやるポンコツ政府。
    言ってることと事実がほぼ真逆。

    無症状の感染者もいることがわかっているのだから、全員の検査を目標にすべきでしょ。検査の精度が50%とも言われていて、複数回、国民全員を検査するっ、と、このくらいぶち上げてくれたら、日本政府すこいっ、てなると思うんですがね。

    ある意味今の日本政府は凄すぎですね。バカとウソつきが勢ぞろい。かつてないと思います。

    なにお金が足りないの?
    そんなことないでしょう。お友達には数100億円単位でタダであげるようなことをし、アメリカの1機150億円もするポンコツ戦闘機100機とか、ポンコツオスプレイに3000億円とか、ポンコツ迎撃システムのイージス・アショアは5000億円とか知らんけど、海外にばらまいた60兆円とか、これから作る無謀なリニアモーターカーに4兆円とか、一部の人たちだけでどんどん決めちゃって、足りないから消費税上げるとかなんとか。

    税金の使い方の問題であって、全検査体制はやろう思えばできるんじゃないですか。アベのウソゾウさんは、まだまだ、ポンポンと海外や経団連の利権のためには何兆円も出すんじゃないですかね。公私混同大王ですしね。

    ねえ、保健所の皆さん。
    これ相当ヤバいです。ゴロゴロと死ぬかもしれませんよ。人が死んだら、これからは政府は「気候や高齢のせいだ」と検査もせずに断定しそうですけどね。もうちょっと臨機応変に対応できないんですかね。人命の問題ですよ。検査なしに対策は取れないでしょ。

    とは言ってませんが、あんまり突っ込んでも現場の職員がかわいそうだし、「検査はしてもらえないんですね。わっかりましたー」と、サラっと終わらせました。
    保健所はとにかく厳密に、融通の効かない条件縛りを本当にやるんだなぁ、と実感いたしました。政府からの圧力が強いのかもしれません。極力検査させるなと。生活保護の窓口とダブりますね。

    こちらが嘘をつくこともできました。体温が37.5度を超えた日が1週間続いているんですよ、といえば検査は可能だったかもしれません。ただ、検査に行った病院で36度8分だったら「風邪薬」を処方されて終わったのかもしれません。おさまってるから検査不要と。

    年金も博打に使い込んで破綻してますし、年金受け取り人口を減らすために、わざとウイルスを蔓延させているのでしょう。また、下手に検査をして、陽性がどっさり出てきたらオリンピックどころではなくなるから、極力検査をしないことにしたんですね。いやそれにしても、オリンピック開催時に市民が道端にバタバタ倒れてもいいと思ってるんですかね。

    で、自分はコロナウイルスに感染しているかどうかですが、8〜9割くらいは風邪だろうなと思っています。でも気持ちはよくない。咳が止まりませんから。

    今の日本は「バカがトップに立ったら」というコントを上演中です。


  • v310 つーふー

    ■つーふー

    そんなバナナ
    おそろしいことが

    生き物は死んだら終わりです。どうせ終わりだからなのか、人間は死ぬほどのことは考えない頭の作りになっているのかも知れません。ネガティブなことはあまり考えない方が、ストレスも少ないですから。

    8月29日の夜、何もしていないのに右足のアキレス腱あたりに痛みが走りました。骨折のような痛み。アキレス腱断裂? それはどんどん痛みを増していきました。ただ座っていただけなのに。
    『はっ、痛風か、痛風なのかっ!?』

    何もしていないのだから、状況的には痛風しか考えられませんでした。風が吹いても痛いなんてもんじゃなく、風なんて無くても激痛で、痛みはずっと続きました。その日は痛過ぎて眠れませんでした。

    丸三日間、あんまり効かない痛み止めで我慢していました。痛くて触れない。触ってなくても痛い。痛いんです。痛いんですよ。延々と痛いのです。何とかしなくてはっ。

    理屈では尿酸結晶を減らさないといけないので、水を飲みまくってトイレへ何度も行きました。でもそのトイレまでの道のりが険しくて、水を飲むのも恐怖でした。

    こんなに痛いのか、と思いましたが、ずっと前から情報としては知っているわけです。大抵の人はみーーーんな知っています。風が吹いても痛いってのは知ってますよね。痛風になって痛過ぎてワロタ、なんて言ってる場合じゃないですからね、なったら。。。

    究極の1文字だじゃれ「鵜」スタンプ
    究極の1文字だじゃれ「鵜」

    こればかりはなっちゃ大変よ。だからならないように気をつけましょう。って普通なるんですが、自分はそうならないと、根拠もなくみなさん思っている、あるいは「そんなに痛くないだろう」とかどこかで思っていて、なってから後悔するのです。

    まあ確かに、ガンも脳梗塞も腎不全も肝硬変も全部おそろしい病気なので、全部に恐怖していたら、生活そのものが出来なくなってしまいます。でもそれを言い訳にしていたら、なっちゃうんですね、これが。原因があるから結果が出るのです。

    私の場合は、薬がイヤで、極力飲まないようにしています。自然治癒力が落ちるのがイヤというのもありますが、それより、高齢者は大抵、薬を大量に飲まされていて、そういう高齢者を見るたびに、ヤバいと思っていたのです。血圧が高い、ハイ薬。熱がある、ハイ薬。風邪ひいた、ハイ薬。胃に悪い、ハイ薬。このままでは私も薬漬けにされるかもしれない。それは避けたい、と。

    ところが数年前の市の健康診断で悪いところが(昔からですが)いくつもあり、精密検査を勧められ、ついに、血圧の薬を出されてしまったのです。(去年の5月です)
    仕方なく飲むことにしたのですが、続いて尿酸値が良くないということで、また別の薬も出されてしまいました。(去年の11月頃)

    いつの間にか2種類の薬を長期に渡って飲まされている。ヤバいじゃないですか。この調子で4種類、8種類16種類と増えて行くわけですよ。ここが瀬戸際なのです。このままでは年々薬漬けとなり、薬で腹いっぱいになり、「ご飯より薬の方が多いよ」なんていう笑えないギャグを飛ばすことになるのです。

    血圧に関して、この頃はほとんど正常な範囲でした。塩分は10年以上前から控え目でしたし、畑で運動量が増えていましたから、その分良かったのだと思います。

    そんな時、医者は言いました。
    「ああ、だいぶ良いですね。この調子で薬は続けてください」
    『おいおいおいっ!!』と心で思いました。数値がいいなら薬やめようよ。それとも経営的に出さないとマズいわけ?

    いわゆる不信感です。
    安くないんですよ、薬。むしり取られ巻が感が凄い。製薬会社の手先かこの医者は、と思いました。(しかし薬がこれほど大量に作られているのに薬価が高過ぎじゃないですか。みなさんチュウチュウ吸われているんですよ)

    それからいろいろワケあって、予約をキャンセルして病院へは行かないことにしました。その最後の予約日が今年の6月17日。

    つまり薬が切れてから2か月半経っていました。尿酸値は10年以上前から9.2とか、確かに異常に高かったわけですが(7.0までは正常)、薬で7.7まで下がってはいました。

    ちょっと言い訳をします。もし医者が本当に病気を予防したいのであれば、薬ではなく、どう生活習慣を改善したら良いかを口にすべきではないですか。薬は不自然だ、できれば飲まない方が良い、という立場であるべきではないですか。

    診察の度、その都度「塩分がまだ多い」とか、「水をもっと飲め」とか、そのアドバイス込みで薬を出すべきではないですか。私も知っていたものの、やはり例えば「水を飲み尿酸結晶を排泄する」、「アルコールはどんどん減らす」という行動が不十分で、つまり、認識が足りないのですから何度も何度もそれを言うのが医者の役割じゃないですか。

    と、痛風になってから言う私。

    でもまあ、交通事故の過失割合で言えば五分五分なんでしょう。いやいやいや、もともと人間は、分かっていても欲望に勝てなかったりするので、「命を粗末にするな」と一喝して、強制できるのも医者の特権ではないですか。一九だな。どうでもいいか。

    しかしですね、とにかく驚きました。痛風の痛み。この恐怖を体験したら、もうなりたくないのでいろいろと予防に努めると思います。それが学習というものです。

    ただ、すぐ忘れる、学習しない、というのもまた人間の大きな特徴であるとも思います。考えてみれば戦争が絶えません。人類はバカなのでしょうか。一部にバカが存在しているというだけなのでしょうか。伝え聞くだけでは想像力が追いつかず、個体が懲りなければ学習しないのでしょうか。

    バカはバカで愛すべき存在ではありますが、本当のバカにはならないように、悲惨な結果をもたらすスイッチだけは押さないように、気をつけたいものだと思いました。


  • v180 インフルエンザ/無料診療/愉快な札幌109-5000万円

    ■インフルエンザ

    風邪薬
    結局は薬づけになる医療

    妻が風邪をひいて病院へ行きました。いつもはあまり熱が出ないのに、今回はやや高熱が出たからです。

    病院へ着き熱を計ると、なんと平熱になっていました。病院ヘ行くと痛みがなくなったり、熱が引いたり、これは私も良くあるのですが、たまりませんね。

    なんだ平熱か、大したことないじゃん、って思われるようで。

    それでも、一応インフルエンザの検査をしてみたそうです。20分ほど待たされて結果が出ました。

    「A型B型2種類のインフルエンザを調べましたが、どちらも大丈夫でした」
    「そうですか」
    「ただの風邪です」
    「新型のインフルエンザは検査で分かるんですか」

    すると医者はこう言ったそうです。
    「分かるワケないだろ」

    いやーこの言われ方、踏んだり蹴ったりですね。(笑)

    その後、その風邪は私に移り、今、苦しんでいるところです。
    新型インフルエンザかも知れません。(笑)

     

    ■タダの歯科、その後

    前回、単にダジャレで取り上げた「タダの歯科」。その後、その話がニュースになりました。結果から言えば、無料(患者負担ゼロ)で診察を受けることは違法とされました。
    しかし、当NPO法人の理事長は、「弱者救済のため、無料診療を続ける」と突っぱねているそうです。(それはテレビでのニュース)

    新聞記事があったので何回も読みましたが、そちらは理解に苦しむ記事でした。

    いろいろ複雑なことが書かれていましたが、歯科医院が乱立していたり、小児科や産婦人科が少な過ぎたり、トータルして国の医療政策が大失敗しているわけで、法整備がまるでなってないってことを感じました。

    なんとなくですが、健康保険法や社会福祉法が、憲法の大前提である『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(第25条)』に反して、改悪され続けていることが問題ではないかなと思うのでした。

    新聞記事

    いつも面白い北海道新聞ではあるけれど、この記事は要点がわからなかった

     

    ■第109回 愉快な札幌大発見:5000万円

    5000万円

    5000万円を出して弁当を買ってみました。

    ウソです。

    1月6日の19時頃、我が家は主婦の風邪によって、晩飯を買って食べることになり、コンビニへ出かけました。

    風邪に効きそうな「チゲ鍋うどん」と、自分の分の「豚カルビ弁当」を選び、サイドメニュー的な「スパゲティサラダ」を買いました。

    若い女性の店員がレジを打ち「1086円です」と言いました。

    「小銭がなくてすいません」と私は5000円札を出しました。
    そうするとレジにものスゴい数字が現れたのでした。

    お 預 り 50000,000

    (多分想定外なのか、100万円の手前のカンマはありませんね)

    店員「あっ」
    私 「あっ。すごいですね」
    店員「そうですね」
    私 「……」(どうするんだろう)
    店員「◎◎さんっ! ちょっと…」(隣にいた店員に声をかける)
    ◎◎「えっ、えっー」
    私 「5000万円になってますね。クスクス」

    一度打ったレジが修正できないらしく、とりあえずレジはそのままで、「5000円お預かりします」と言われ、何と、その◎◎さんが携帯を取り出し、電卓機能を使って計算を始めました。
    「3914円のお釣りです」

    電卓で計算せんでも分かるのに 、まあ、暗算を避けるように言われているのかも知れませんが、日本人の計算能力が低まってるような気分になりました。

    その後、50000000円お預かりのレシートが出てきて、ミスタイプなので、きっと捨てるんだろうなと思いましたが、せっかくなので「それもらえますか」と言ってみました。

    店員「えっと…」
    私 「あ、いや、面白いので」
    店員「あ、どうぞ」
    私 「あ、どうも」

    てなわけでレシートをゲットしたのです。もし私が超が付くほどの極悪人なら、そのレシートを見せて「お釣りが足らんがなっ!!」と脅していたかも知れません。(おいおい)

    一応、札幌での出来事ということで。