v114 セカンドライフ/愉快な札幌44:バンザイ

■セカンドライフ

セカンドライフ画面
私の分身が大きなおでんを持ち、自分が作ったTシャツを着て
空を飛びながら、天王洲アイルの街をうろついているところです。

老後は退職金と年金で第二の人生・セカンドライフを送る。
住んでみたい場所の1位は暖かい沖縄、そして2位が大自然のでっかいどー北海道だそうです。うまい食事と、趣味に明け暮れる豊かなセカンドライフ。

なんて、そんな優雅な未来を想像できたのはもう昔のこと。今はむしろ、病院にすらかかれるかどうかが心配な将来であります。というか老人になるまで生きていられるのか心配です。随分劣化しましたね、日本の社会。

おっと違う違う。そんな夢のない人生の話じゃありません。
ネット(通信)で、今、セカンドライフ(SL)という、バーチャルな空間が出来上がっております。

まず自分の分身“アバター”の体つきや顔を自分好みに作り、その世界で歩き回ります。出会った他のアバターにはチャット(文字での会話)という形で声をかけたり、かけられたりして友達を作ったり、自分でモノを作って売ったり、買ったり、家を建てたり、土地を買って転がしたりします。(笑)

SLで流通している通貨は「リンデンドル」と呼ばれ、アルバイトやいくつかの方法で稼がなくてはなりません。バイトと言っても、掃除の仕事やラーメン屋の仕事をアバターにさせて、それを見てるだけですし、「キャンプ」と言ってただベンチに長時間座るだけで稼げたり、マネーツリーというお金がなる木を見つけて取ったりするわけですが、実に無駄な時間を延々と過ごさなければなりません。

「時間を返せ」

と言いたくなりますが、短気で裕福な人は実際のお金を振り込み、リンデンドルに換算して所持することもできます。逆に稼いだリンデンドルを現実のお金に引き出すこともできます。世界には億金を稼いだ人もいるそうですが、ただ、99%の人はこれで儲けようとしても失敗するのがオチだそうです。

セカンドライフ画面
バターは飲み食いできないのに飲み物の自販機があることが理解できない
それ言ったら家も必要ないけど…。
あと「これオマエじゃない」って言うのは我慢してね。
向かって左の円柱形のものは、自作のくるくる回る広告塔です。

私の目的は極めてシンプルなものでした。自分のホームページを宣伝する看板を作り、SL内のどこかに立て、それを見て気になった人をホームページへ誘導し、自分で作ったものをいっぱい売ってやろうという野望でありました。
それは、私の実際のセカンドライフで、せめて病院にはかかれるようにしようと思ってのことであります。

始めてみると、奥が深すぎて途方に暮れてしまいました。

SLを始めてから約3週間。最初の写真のように大きなおでんを持って、あちこちをふらついているような状況ながら、やるべきことをほんの少しずつクリアしているところです。(もう説明もできません)

空を飛べたり瞬間移動できたり、疲れもしないのにベンチがあったり、食べられないのにおでんを買ったり、海に潜っても窒息しなかったり、いろんなことが理解の範囲を越えていて、正直、面白いんだか何だかわかりません。
いや、少し面白さは感じているのですが、肝心の目的(看板を作って立てる)が遅々として進まないので、イライラしています。

逆に言えば、つまらなくていいのに、面白みがあるので、目的達成までストレートに行かないのです。

このソフトは無料でダウンロードでき、無料で入ることができます。最近日本語版が出たということで、まだ日本人は数千名程度だそうですが、世界で900万人が登録し、ワラワラとうごめいています。時々、何語だか分からない言語で話しかけられたりして、なかなかエキサイティングな世界ではあります。

どなたか、SLやるなら、アバターの名前を教えてくださいね。SLで会いましょう。

あ、そうそう。
SLの世界は暴力行為、嫌がらせ行為、わいせつ行為、ギャンブルなど下品な行為が禁止されています。平和を妨げてはいけないルールになっているのです。アメリカの会社が運営しているとは思えないような平和的ルールであり(笑)、それはとっても評価できます。

札幌や北海道の話とはちょっとズレてしまいましたが、セカンドライフは北海道で、どすか。

 

■第44回 愉快な札幌大発見:株式会社バンザイ

バンザイ

特別愉快ってもんじゃないんですが、どんないいバンザイを作っているのかな、とか考えると、ちょっとだけ愉快かなと。ちょっとしたバンザイのことならここでご相談ください。


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