v211 ネコだより

■ネコだより

ちゃめ
ちゃめ

北見の野良猫は平均1~2年で死んでしまう過酷な環境で生きています。ほとんどの猫は外でひと冬越すと確実に風邪をひいてしまうと思います。あるいは死にます。氷点下20度は行きますから。

そんな中、風邪もひいていない少し大きな子猫が、5月26日から、我が家の周りをウロウロし始めました。多分1~2歳で、風邪をひいていないということは、飼い主に捨てられたか、迷いネコになったと思われたのでした。

この猫、怖いもの知らずで、かなりでかい声で鳴き、他の強烈な野良猫たちを威嚇して追っかけ回す強者なのです。しかし、人間には決して攻撃せず、なついているので、やはり、飼い猫だったのでしょう。

畑をうろつくちゃめ
畑をうろつくちゃめ

こいつが、我が事務所のプレハブにもホイホイと入ってきたのです。
目の色がオレンジ色っぽい茶色。これは「金目」(きんめ)と言われる目で、シッポも長くてタマタマもプリプリと大きな特徴のあるオス猫です。
暫定的に「ちゃめ」と呼ぶことにしました。

プリンターに乗るちゃめ
プリンターの上に座る
袖机で寝るちゃめ
袖机で寝る
仕事の邪魔をするちゃめ
机の上で、仕事の邪魔をする

ということで困ってしまいました。このままにしておけば、おそらくコイツは野良猫を増やしてしまいます。そしてこの猫も数年で死ぬでしょう。保健所に渡せば淡々と殺されてしまいます。

飼わないにしても去勢だけはして、不幸な野良猫を増やさないようにしなければ、と思ったのでした。というのもやはり人になついているので、捕まえるのが難しい野良猫と違って、対処可能だからです。

「でもカネないよ」
と心の中で言ってます。わたしら。

それより私は、去勢を思うと、生物の生きる根拠を奪うようで、せつなくなってしまうのです。が、ペットとしてしか生きられない環境もあり、人間の勝手な理屈であっても、去勢を否定することはできません。野良猫は人間社会に適さないし、去勢なしに飼うことは現実、難しい。

それで決断しました。あまり長く決断できないでいると、野良猫が増えたり、マーキングを始めてしまうのです。東電や政府のように、ダラダラと何も決断できないでいると、取り返しのつかない、犠牲者が増え続けるのとよく似ていますね。

なんちゃって。

申し訳ないが、プリプリのタマタマを取る。去勢すると自然と飼う流れになります。

飼うか。

仕方ない。

改めて名前を決めようと思いました。「金目」って縁起が良さそうなので、「キンちゃん」にしようかと思いました。でもキンちゃんタマなし、ってね、なんかね。

ちゃめでいいや。(適当に確定)

そして6月9日、去勢手術をして、現在我が家で暮らしています。
我が家の猫ラインナップをどうぞ。

トラッシュ
トラッシュ(東京渋谷区のゴミ箱出身)
茶~ぶー
愛知出身「茶~ぶー」。病院ではよく「茶ーぶ」とか「茶ぶー」と書かれる。
でか
かつては強かった元野良猫「でか」。ボスの風格。北見出身。
ちび
カラスを殺戮した「でか」よりスゴい「ちび」。北見出身。
ちゃめ
このたび我が家の一員となった「ちゃめ」(タマなし)。北見出身。
びっくりちゃん
びっくり目の「びっくりちゃん」は半野良猫。北見出身。
くろ
野良の「くろ」。時々来る。
チャーリー
「チャーリー」と呼んでいる野良猫。最近左手をケガして来なくなった。生きているだろうか。

コメントは受け付けていません