v227 つるつる温泉に出現したもの

■つるつる温泉に出現したもの

エゾリス
エゾリス(ちょうど2年前の2010年9月17日、網走で出くわしたヤツ)

また「塩別つるつる温泉」に行ってきました。(9/17)

つるつる温泉は、肌がつるつるになるのはもちろんのこと、受験生はつるつるすべるし、脳みそのシワもなくなりつるつるになるかも知れません。
どこもかしこもつるつるになるかも知れないのです。敬老の日はさぞかしつるつるの高齢者でいっぱいかと思いきや、早朝に行ったのでほとんど人がいませんでした。

その日、誰もいないのをいいことに、露天風呂の縁石につかまって、うつ伏せになって身体を伸ばし、プカプカ浮いていました。
『いいストレッチかも』
なんて思いながら大人げなく浮いていました。それから身体をくるりと回転させて空を見ていたら、山側で何かが動きました。距離にして5メートルくらいのところです。

キタキツネだろうと思いました。大きさ的に絶対キツネだと思いました。

それは、木や草の陰になりなかなか全身を見せません。キツネ早く出てこーい、などと思っていましたら、出てきました。黒っぽいふわふわのエゾリスがっ。
結構でかいエゾリスが至近距離にいますっ!! 何だかテンション上がります。
『ウォーッホッホーイッ』(心の声)

それまですっかりキツネだと思い込んでいましたので、キタキツネとエゾリスをいっぺんに見たような気がして、大変お得な気持ちになったのでした。

エゾリスは目の前に裸の人間がいるのに逃げることなく、何か木の実のようなものを拾って、手を口のところに当てて、モグモグさせていました。尻尾が大きくてフサフサ。
『こりゃいいものを拝めたわい』(じじいかっ)
『ついでにクマも出てきたりして』
なんて思っていると、大きな咳をしながら誰かが入ってきました。

「ウォーッホッホッ、カーッ、クワーッ、ゴホゴホゴホ」

まさにクマのようにガッシリした中年男性でした。
その咳払いに驚いたエゾリスは大きな木の陰に隠れてしまいました。そして露天風呂に入ってきたその人の背中には、一面に美しい絵が描かれていたのでした。
オーマイガッデム!!(意味不明)

絵画鑑賞までできるとはなんてラッキーなのでしょう。(汗)

こんな愉快で楽しい塩別つるつる温泉に、ヒマがあったらぜひおいでください。シカやリスは滅多に見られない上、脳みそがつるつるになってもそれは自己責任ということで。


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