なんでこういう写真を使うかな。と不満なちゃめくんだと思いますが、この100%失敗している写真だからこその面白さを理解していただきたいところです。
さて、畑ですが。まずはこれを見てください。
ビニールハウスは限界でした。このハウスをナオヒロくんは中古のハウスの支柱やビニールを農家さんから譲ってもらい、ダメになった支柱の取り換えから始めました。土はめちゃくちゃ固く、大変な労力が必要です。
さらに、畑の近くに道具を置きたいということで、頻繁に出没する泥棒のことを考えて、監視カメラを付けたり、立ち入り禁止のタテカンを設置したりしていました。
私もナオヒロくんもお金がないんですが、最小限で抑え、道具小屋もハウスもナオヒロくんの知恵と体力で完成させていきました。
ハウスの中は激暑で、中にいるとすぐに息苦しくなるほどで、風邪を通すように工夫もしてましたが、40度くらいになっていました。天候がおかしいというか、雨は降らないし、北海道なのにやたらと暑いし、なかなか大変です。
8月6日にはハウスの中はズッキーニやナスや大根も加わりました。
このように水が不足しないようにペットボトルを使って水対策もして、よく育っていました。しかし、ハウスの中だけでは量産することは難しく、身内で食べる分だけ確保したという感じです。
そんな中、ハウスに植えた1本のゴボウがありました。
このゴボウ、後から植えたのに、ずっと前から植えていた畑のゴボウが、少雨のためか育ちが遅いのを見て、ナオヒロくんは思いました。
「そうだ、ハウスに移植しよう」と。
この畑のごぼうは、太さがまだ5ミリ程度と、泣けてくるような細さでした。それをハウスへ持っていきます。
土が固くて深くないのですが、はたしてどうなりますやら。
ついでなのでハウス内に植えたもののやっぱり厳しかったのがニンジン。芽が出たのは数本。
「ダメかもしれませんね」と言いながら高らかに笑い、その笑い声がハウス内にこだましていました。この感じではダメじゃないでしょうか。
それよりひどかったのがジャガイモでした。
この写真の手前の2つの畝はジャガイモですが、奥にもたくさん畝があります。とにかく私がぐうたらだったので、写真がないのでアレですが、
採れたジャガイモはなんとビー玉くらいの大きさしかなく、ある日の畑で、極小のジャガイモを天にかざして、「なんすかこれ」と言いながら高らかに笑い、その笑い声が広い大地にこだましていました。
ジャガイモ壊滅。