• カテゴリー別アーカイブ 2014年
  • v258 リジェクト(不合格)

    ■リジェクト(不合格)

    偉人だじゃれ

    12月2日、一通のメールが届きました。
    「スタンプがリジェクトされました」
    じぇじぇじぇ!! (驚き方が1年遅いわっ)

    猫水彩スタンプは一度、部分的なリジェクトで再審査に入ったままです。
    そして申請中の「偉人ダジャレスタンプ」の方の第一報が来ました。
    内容がショッキングでした。

    ***

    対象:スタンプ全体

    ・特定の個人や法人、国、グループなどを誹謗、中傷、攻撃する可能性がある
    ・権利の所在が明確でない

    故人を元に作成されており、一部の表現で 故人を誹謗、中傷、攻撃する可能性のあるものが含まれております。
    今回申請されたスタンプは、すべてのスタンプが審査ガイドラインに該当いたします。
    大変恐れ入りますが、スタンプの一部を修正されても審査は通過いたしません。

    ***

    「修正されても審査は通過いたしません」
    朝の光。
    青く晴れ渡った高い空。
    スズメの鳴き声。
    時を刻む音。
    ぬるい暖房の風。

    ああ、
    夢も希望もないお言葉。でも、だが、しかし、故人の、歴史的人物の肖像を元にしたイラストに権利の侵害ってあるんでしょうかね。あるいはこれが誹謗・中傷・攻撃にあたりますかね。

    偉人だじゃれ

    歴史的人物をパロディ(ダジャレ)で扱うのは、そもそも誰もが知っている偉人だからであって、底意地の悪い表現で、故人を貶(おとし)めようなどとは思ってもおりませんよ。ただ、まあ、こんなのもあるっちゃーありますけど、

    偉人だじゃれ
    バカにしてるわけじゃあないんですけどね

    フランスの劇作家モリエール(1622年生まれ)がご飯を盛ってても問題ないような気もするんですが、これでフランス国家やモリエールの後の世代の血族が名誉毀損だと騒ぐのかなぁ、あ、ないとも言えないか、と、なかなか微妙ではありますけれどもね。

    そもそも笑って欲しいからダジャレにしているわけで、同じダジャレでも「モリエールにエール」とか言っても、1ミリも笑えないし、そんな気を使ったスタンプなら、誰もがスルーしてしまいます。
    ていうか、どう思うかは人それぞれなので、悪意があると思われる可能性がある限りダメなんですね。あるいはそれがクリアされても別次元(肖像権?)でダメなんですね。やはり人物を扱うのはリスクが高い。

    しかしこの結末は考えてもいなかった。思いもよらなかった。
    ダジャレスタンプは結構多く、その延長線でしか見ていませんでした。
    確かに、少しも気付かなかった自分に落ち度は感じます。最初にこれはいけるという手応えを感じたことで、妄想の旅が始まってしまったのですね。

    ていうか、その旅は思いのほか前進、暴走していたのです。
    このスタンプの審査待ちの間に、このシリーズの第二弾を作成していました。しかも、このメールが届いた時、ちょうど40個目が完成したところだったのです。
    「よーーーし、40個目、できたーーー!! あメールだ」
    「修正されても審査は通過いたしません」
    「・・・・」
    第二弾は完成目前で打ち止め、申請すら出来ず。

    遠い目とヨダレ。(茫然自失 & 疲労感)

    脱力。

    老化。

    抜け殻。

    立ち枯れ。

    風化。

    孤独。

     

    こんな形で自分が笑いを取ってどうする。
    いやー
    もう慣れてますよ。こんなことは。
    落選、NGなんて普通です。
    野菜に水あげたら雨降りますよ。
    公道を車で走っていたら道がなくなりましたよ。
    駅から歩いて帰ろうとしたら、1時間後にその駅に着きましたよ。
    泣けてきますよ。笑えますよ。

    でもこのショックは大きいです。ものすごく集中したし、時間かかってます。みんなが笑いながら使ってくれるんじゃないかと、すごく夢見て作ってます。やる気満々でした。
    このスタンプが承認された時に、やりましたよー、バンザーイ、みんな買ってねー、と言いながら大発表しようと、待ち構えていましたよ。

    大発表したかったなぁ。残念。
    いつか日の目を見ることを夢見て、お蔵入りです。

    ああ、考えてみれば、生き物ダジャレが正解でした。
    またもや逆をやってしまいました。

    次は、猫水彩スタンプの合否がどうなるのか。
    どんなズッコケ方をするか、ご期待下さい。

    最後に、唯一マズいかな、と思っていたスタンプはこれ。

    偉人だじゃれ
    バカにしてるわけじゃあないんですけどね。やっぱダメかー!!

  • v257 ダジャレの世界

    ■ダジャレの世界

    試作
    10月21日の試作

    しかしまー正直なところ、自分、絵が描けていることに驚いているこの3~4か月なのです。↑このイラストはまだぎこちない感じがしますが。

    10月12日に猫水彩のスタンプがひと通り完成すると、次のスタンプの準備に取りかかりました。(おまえはヒマかっ)(え、はい)
    猫水彩の時は流れと勢いで、描けて嬉しくなって進めていました。実は毎年、秋口に集中力が増し、これを過ぎると様々やる気がなくなっていくのです。(ここ数年の傾向)
    だから気持ちが張っている今のうちに出来ることはどんどんやるしかない。この時期を過ぎるとぐうたらな人間になっていく。春には腐った死体ですよ。

    まず、すでに販売されているいろいろなスタンプを眺めていました。
    ま、数時間ですけどね。研究、分析ですね。(てーほどでもない)

    それで、スタンプとは、「努力」と「好み」と「運」である、と思いました。
    キャラクターが上手かろうがヘタだろうが、売れるものは売れる。誰かのツボにハマれば良い。でもそんなものは計算できない。
    だっていかにも変すぎるスタンプが売れてたりする。なんで???と思う。バッチリ好感できる万人受けしそうなスタンプが売れてない。売れてるのもある。

    野球で、右投手の時に、左の代打を送り込めばヒットの確率が高くなる、なんていうのは状況や選手の力量を無視した非科学的な宗教であって、おまじないみたいなもの。あるいは失敗した時の言い訳づくり。

    研究はある程度は必要だけれど、そんなに計算通りにはいかないのですよ多分。自分の限界もありますし。好きなようにしかできない。

    スタンプとして使いやすいか、使える場面があるか、というのも大事だけれど、意味不明のスタンプも実は面白く、どんなものであっても使えないということはない。(あまりひどいとリジェクトされるらしいけど)

    キャラクターなら猫や兎が売れる。タレントは人気で売れる。そういうのはある。でも猫だから売れるということではないし、自分はタレントでもない。

    ということで、研究の意味もなくなる「自分に出来るものしか出来ない」というぐうたらな結論を出しました。

    よし、一回ダジャレで笑おう。(急にっ!?)

    そうして試作してみたのが上の最初の画像。
    しかも水彩ではない。理由があって、スタンプの背景は透明で作らないといけなくて、水彩は背景との境界線が曖昧なものがあり、データ作りに手間がかかる。イラストレーターのベジェ曲線で描けば、割合簡単にスタンプデータが出来るのです。だんだんぐうたら感が出て来ていますね。ラクをしようという。

    で、ダジャレスタンプの分類としては2つ。

    生物系のダジャレ
    鯉が「ちょっとコイ」と言っている。
    馬が「うまっ」と美味しそうにしている。
    40個くらいは簡単に出せそうだ。

    歴史的人物や偉人のダジャレ
    バッハがバッハバッハと咳をしている。
    ゴッホがゴッホゴッホと咳をしている。
    これ1回やってみたかった。でも40個も出る? 出ないよね。

    偉人40個は無理っぽい。生物なら困れば「虫」を混ぜても良いし、簡単だろうとトライしました。(調べてみるとダジャレスタンプは結構多かった)
    案はサクサク出ます。ところが、とりあえず作ってみたものが、どうしても絵が好きになれない。他の人とのダジャレかぶりで、絵の勝負で負けそう。(好き嫌いの問題なら気にしなくてもいいんですけど、自分が嫌いってなるとモチベーション下がりまくり)
    他のクリエイターの作品はもっとラフで力の抜けた作品が目立ち、それは使いやすいし面白い気がした。自分のヤツは肩に力が入り過ぎているという自覚。タッチを意のままに変えられるほどの力はなく、イメージチェンジがすごく難しい。
    イヤだけどその試作がこれ。

    動物ダジャレの試作
    説明できないのですが、嫌いなのですこのイラスト
    最初の試作の「ちょっとコイ」と「うまっ」は悪くないと思ったのに

    1個でも買いたくなるものがあれば、40個セットで100円だから、売れてくれる確率は上がるとは思う。でもこれはなんかイヤ。自分が好きになれない。素人が無理してるような感じかなぁ、うーんイヤだイヤだ。(笑)
    じゃあ偉人でやってみよう、誰もやってない気もするし。
    40個は厳しいと思うけど。しかも人物(似顔絵)って苦手。でもダメで元々。

    不安ながらもまずはダジャレ案を考えまくりです。
    「もうネロ」「なんのマネだ」「おせちもいいけどカレー“モネ”」「困っターナー」「食うかい(空海)」・・・うーんうーん・・・
    40個も出るのかいっ。またまた高いハードルに困惑。とにかく案を出す。

    布団に入ってから思いついてはメモを取る日が続きました。ネットで調べるのは卑怯くさいと思ってやってませんでしたが、ちょっと煮詰まった時に調べちゃいました。そしたら、ろくなもんがない。全然参考にならなくてちょっとホッとしたくらい。

    「やっぱり無理か」

    と言いつつ作っていった試作が悪くなかった。

    偉人ダジャレスタンプ試作
    おいおい、えーじゃないかー 線が出てるよー
    自分が描いたとは思えんなぁ

    なんか自慢みたいですいませんね。自分でも意外なんです。まあ、生活もかかっているということでひとつ。我が家は限界集落ですから。(意味不明)

    これ1日3~4個描くのがやっとでしたが、慣れて来たら最後は9個も描けてしまって、しかもダジャレ案が出るわ出るわ。10月31日には40個のスタンプができてしまいました。

    見直し、修正、破棄、追加、いろいろあって11月5日(水)早朝
    「偉人ダジャレの世界」申請完了。

    10月12日に発生した猫水彩スタンプ最後のIDは112958。それから24日目に申請したこの偉人ダジャレの世界スタンプのナンバーは129799。1万6841セット増えている。

    1日当たり約702作品が申請されていることになります。
    その前の8日間は1日当たり567だったので、世の中はさらにヒートアップしていることになります。ヒートアップなのか貧困アップなのか知りませんけどね。みんな必死です。

    そんな中、どうかどうか、一発で承認されますように。
    うまい酒が飲めますように。

    ということで、1枚のハガキから始まった一連の流れでした。
    ここに書けなかったことも含め、いろんな偶然の世界でした。
    とは言っても、誰でもいつでも、全部がつながって動いているんでしょうね。

    研究所通信史上初の7日間連続発行でした。
    おしまい。(と見せかけて・・・)


  • v256 高すぎるハードル

    ■高すぎるハードル

    ガーン、ショック
    (笑)

    前回からの続きです。

    10月4日にラインのIDをゲットし、作品をアップし、申請まで漕ぎ着けたものの、フォントのチョイスのミスに気付きました。

    絵に合わせて、残念そうな文字、嬉しそうな文字などを選んでいくのですが、イメージが合えば相乗効果があります。
    書体の著作権問題も当初アタマにありました。ただ、思い込みによって使っても良い書体と良くない書体を真逆に認識していて、調べもせずに突進していたのでした。
    誰のミスでもない。(←ちょっと渋いセリフ)
    どこにも当たりようがない。
    自分が悪い。むきーっ。

    10月5日(日)
    やっと完了したスタンプの申請を取り消し、マイページから削除しました。
    「ミスに気がついて良かったのだ」
    と自分に言い聞かせて、スタンプを作り直す作業にかかりました。

    「ハマっている」書体を変更するときは涙を流しました。(涙はウソ)
    和文はもちろん、同時に、英語版とスペイン語版を作成していたため、欧文書体も著作権関係を調べました。
    書体を変えてみたらむしろ良かったりして、流れる涙も止まるのでした。

    次のスタンプでは、文字は安全な手描きにします。
    (えっ、次のスタンプ?)
    (まだやるの?)
    (うるさいなー、もうアイディアがあるんだよ)
    (どうせ売れないよ)
    (しらねーよ)

    なんかココロの声がうるさいですが、猫スタンプの話に戻ります。
    外国語バージョンについては、このスタンプの話を教えてくれた知り合いが語学に長けた方で、英語もスペイン語も訳をお願いしました。
    実際のところニュアンスが難しく、外国人の感覚を理解して言葉を持ってくることが自分にはできないことを痛感させられました。
    その方は外国で働いていた強みで、ひと味違った日常会話の表現で、深い味わいをかもし出してくれました。
    本当に感謝しています。日本語直訳の私では無理でした。

    スタンプ日本語英語スペイン語
    左から日本語版、英語版、スペイン語版
    こういうのが40個ですからね、気が遠くなりますよやってて。

    「どうもすいませんでした」は、言葉は丁寧でも、見ての通り怒っています。
    英語で「I’m sorry」の線上で、もっとスゴい謝り方にしたら面白いと考え、
    「I am many so too sorry」
    というのを自分で考えてみたのですが、tooはこの場合muchですね、という基本的な指摘を受けつつも、気持ちはわかるけれど、適切な英語とは言い難く、日常会話に近づけるならと、「・・・my bad!」と訳してくれたわけです。
    逆に訳すと「悪かったな」とストレートな表現になっています。丁寧にするからこそ面白いという思いが強い自分では、その方向性は無しでした。
    でも作ってみないと分からないもので、出来上がってみると、なんとなく英語圏の人にはこの方が無理なく理解できそうな感じがしてきました。なるほど、わかりやすい。
    (やっぱりこういうことは一人でやっちゃダメだな)
    また、これと同じような意味で「かたじけない」というのがありまして、英訳は「すいません」に近いものだと思っていました。

    スタンプ日本語英語スペイン語
    日本語、英語、スペイン語

    ところが、「I’m so grateful」(有り難い)の言葉を提示され、思わす「へぇ~」と感心してしまいました。「ありがとう」の意味あいが強まりました。
    この方がポジティブですしね。
    日本人はありがとうは照れくさく、すまないねと言う感覚、ですかね。

    他にも
    「わかりました」と「了解です」の違い。
    「ちわ」と「もしもし」
    「で?」と「なぬ」
    「でかした」と「えらい」
    「またね」と「ばいばい」と「スタスタ(去る音)」の違い
    同類の言葉が意外に重なっていたのです。微妙な違いは難しいです。

    自分一人だったら、自動翻訳を使って、極めて日本語的な直訳英語を使い、何の疑問もなく満足していたことでしょう。

    ほかにも擬音や日本語特有の言葉はやっかいでした。
    「そー」(物陰から覗く)、「スタスタ」、「どや」にはピッタリ来る英語がありません。調べてみるとコミックの世界でも擬音が訳せず苦労しているみたいでした。

    日本語はヨコ組みタテ組自由自在ですが、英語はヨコ組みじゃないと無理があります。猫の絵の多くは正方形に近く、スタンプのスペースは少し横長であるため、文字はタテ組がピッタリ来ます。それを英語版にすると、かなり無理が生じてきます。

    まったくもってすんなりとはいかないのです。1回1回立ち止まる。
    すべてにおいて、でんでん虫の歩みです。ウミウシの歩みです。
    全然サクサクと進まない。

    サクサクとは進まないけれど、トイレタイムを惜しんで、集中し続けて、出来上がったものを見て、ほんの少しでも直した方が良ければやり直して、何案か作って比較してより良い方をチョイスして、ロードローラーのように前進するのであります。

    ハードルをメリメリ、グシャグシャと乗り越えていくのです。
    翻訳も大変だったと思います。付き合わせてしまって「かたじけない」。

    10月6日、日本語版完成。
    10月8日、英語版完成。
    10月12日、スペイン語版完成。

    この10月12日、3セットまとめて申請しました。
    一度やっているのでここは「すんなり」。
    30分くらいで申請は終わりました。

    そこで発生したスタンプのID番号が、
    112951
    112954
    112958
    でした。

    連続していないんです。ひとつ申請した後、次の申請をする間に3~4作品が申請されていることが分かります。サクサクやったんですよ。
    10月4日申請の番号が108412でしたので、この8日間で4539作品が申請されていました。1日に換算すると567。恐ろしい数字です。

    毎日600近い数の作品が申請されていることがわかります。

    申請された作品がチェックされて、返事が来るまでに1~3か月かかるといわれています。12月頃に承認されれば嬉しいな。と思っていたら、なんと17日後の10月29日に返事がありました。やけに早い。

    「リジェクトされました」(日本語版)
    「リジェクトされました」(英語版)
    「リジェクトされました」(スペイン語版)

    ガーン、ショック
    まだまだ続く、高いハードル

    ガーンガーンガーン。マジですかー、なんでですかー。(叫び)
    ばーーったれっがーー!!(涙)
    リジェクトとは、不合格のこと。

    それぞれ、ほぼ同じような「3つの理由」が書かれていました。

    まずひとつ目。
    「絵が同じだから、販売国の指定をやり直せ」
    日本語版は日本に限定、スペイン語版はスペインに限定しなささい。
    英語版は、販売国から日本とスペインを外しなさい。

    おーそれでやり直せば良いのだな。全部を全世界で売りたかったのに。外国で「漢字やひらがなが面白い」って買うかも知れないじゃないか。日本でスペイン語のスタンプ買う人いるかも知れないじゃないか、ルールなら仕方ないけど解せないな。まあ仕方ない。

    次。
    同じ絵でセリフだけ変えるのは反則ですよ。どっちか削除するか、両方削除して新たに別のスタンプをアップしなさい。
    これでした。

    リジェクトされたスタンプ
    同じ絵で「こんにちは」と「さようなら」。(これは英語版)
    同じ絵だから面白いのに、分かってくれないかー
    それにまったく同じにならないように工夫したのに、くやしいです

    しかたなく、「地獄で会おうぜベイビー」(さようなら)を泣く泣く削除して、別のストックと差し替えました。

    次。
    ひとつのデータの背面(透明部分)に汚れのような白い点々が残っている。
    クリーンにして出し直せ。でした。まあ簡単に直せました。

    ということで3つともあっさりクリア、その日のうちに再申請をしました。
    ここからどのくらいかかるんだろう・・・。

    今度連絡が来る時は承認され、販売開始になり、日本のみならず世界でも売れまくり、ウハウハ状態となり、うーん、そうだなー、大好きなレバ刺しはもう食べられない世の中になっちゃったから「砂肝」 を食べつつ、北海道の地酒(日本酒も焼酎も)を飲み、タピオカココナッツミルクをガブガブ飲み、ココナッツチップスを食いまくれるようにしたいものです。

    ワケわかんないだろう。わははは。
    (躁鬱病でなければ良いのだが)

    そして実はこの審査待ちをしてる間に、もうワンセットのスタンプが急ピッチで進んでいたのです。水彩ではありません。猫でもありません。

    猫水彩同様、そう簡単には出来ない、ヒマじゃないと出来ない、「肩に力入りまくり」の作品です。それは・・・
    (なんだこの続きの予感は)


  • v255 多すぎるハードル

    ■多すぎるハードル

    猫のデカの絵
    この絵にどんなセリフを付けますか

    またまたまたまた前回からの続きです。

    今回は、例えるなら、100メートル走だと聞いて、その速度を保って1000メートル走らされるような話です。(この例え、マジでしんどいですね)
    今回は記録的な意味で書くので、本当はつまらない話なんですが、ウソをついてでも愉快に読みやすくなるように頑張ります。(ウソ)

    猫神様のお告げで、猫水彩をスタンプにする日々が続きました。スタンプ作成に取りかかったのが9月1日。セリフがマッチしないとか、絵が気に食わなくなって描き直すとか、ひと通り42個セット(スタンプは40個、表紙が1個、トークルーム用のアイコンというのを1個)が完成したのが10月3日。

    40個のスタンプ作成は、本当にしんどく、こんなにしんどいのに毎日数100の新作が申請されているという話です。どんだけ粘り強い人だらけなんですかねっ。

    10月4日(土)
    いよいよラインのIDを取得し、一気に申請までやり切ることを目指します。

    まず、ガラケーにラインのアプリをダウンロードするための作業。
    PCの画面のQRコードを携帯で読み取り、携帯から指示通りに空メールを送ります。
    「必殺!! 空メーーール!!」と叫び、ポチッと「送信」。
    (携帯はカミさんのなので、慣れているカミさんが操作)(カミさん=Kとする)

    すぐに登録画面のURLが来る。はず。
    ところが全然こない。
    ボケーっと待つものの、ちっとも来ない。
    K「おかしいなー」
    「どうなってんだ」
    K「あ、ひょっとして、迷惑メールブロックのせいかな?」
    (登録してないパソコンからのメールをブロックする設定になっていた)

    それを直して再び、
    「必殺!! 空メーーール!!」と叫び、ポチッと「送信」。

    ・・・しーん・・・
    寝ても覚めてもこないんです。(途方に暮れる)
    K「ドメインの設定が違うっぽいことが書かれている」
    「よく分からんが、それかっ、それなのかっ」
    それを直して、三たび
    「今度こそどうじゃ、えーーーい」
    「必殺!! 空メーーール!!」と叫び、ポチッと「送信」 。

    ・・・んーーし・・・
    来ないんですよね。(遠い目)
    はぁ~、何だろうかねぇ。やらしてもらえないのかなぁスタンプ。
    K「あ、URL付きのメールをブロックする設定になっている」
    「ていうかやっぱダメなのかな・・・」(しょんぼり)
    K「いや、大丈夫」

    四たび
    「必殺!! 空メーーール!!」と叫び、ポチッと「送信」。

    ・・・んっ
    来ました来ました、登録画面のURLが。
    来たんですよ。3度失敗してもね。
    とにかくよくやったよ!!(涙)
    (空メールを打って、返送メールもらっただけなんですけどね)
    そしてIDとパスワードを登録しました。
    あとは全部パソコンでの作業。

    孤独な闘いが始まります。

    とにかくラインのアプリが必要なので、探しておいたサイトへGO。
    「必殺ダウンローーーーーード!!!」。
    ・・・これ前も落としたけど良いのかな、まあいいや。
    「で、そのアプリはどこにあるんだい?」
    「前回もアプリが見つからなかったんですけど」
    とPCに語りかけるワタス。

    ダウンロードフォルダにもないし、アプリケーションフォルダにもないし、デスクトップにもないし、どこにもない。
    「あのー、やっぱりどこにもないんですが」
    とPCに語りかけるワタス。

    どうすればいいのかわからず、ひたすらネットで調べる。

    30分、1時間・・・。

    うーん、なんでちょいちょいアップルストアが開くんだろう。
    登録してから無料のアプリを落とせって?
    アプリはアップルストアからじゃなくても、もう落としてるし。どういう意味。
    わからんから登録する。何でもやってみる。
    「あーまた、クレジットカードの登録か。ヤバくないのかな。もういいや、登録」
    無料ダウンロードしろってか。ラインのアプリならすでに2回も落としてますけどね。
    そのアプリはどこにも見つからずナゾだらけ。まー、やりますか。
    「必殺、ダウンローーーーーード!!」
    3回目ですよ。
    で、やっぱりアプリが見つからない。立ち上がっても来ない。
    どこかに3つのアプリが眠ってるんでしょうかね。
    永遠の眠りですよ。

    そして、なんだろこのiTuneがちょいちょい開くんだけど。
    使った事ねーし。どこをどうするか全然わからんし。
    それらしいものがどこにもない。
    ムカムカムカムカムカムカムカムカ

    2時間、2時間半・・・。
    イライライライライライライライライライライラ

    ネット検索で「うまくいかない」や「失敗」などで調べまくりました。
    どうもこういうことらしい。
    「Mac版の最新のバージョンは欠陥だらけ」
    怒りのコメントがゾロゾロ。
    「エラーが出て起動しない」
    「アプリが予期しない理由で終了しました」
    「まったく使えないよー」

    な、だから言っただろ。自分のせいじゃないって。
    空気に話しかけるワタス。

    そして
    「古いバージョンに変えたら使える」と書かれていて。そのURLのリンク先に飛んでみると、ラインの古いバージョンのアプリが落とせるようになってました。
    これだっ、必殺ダウンローーードっ!! アプリ4度目ですよ落とすの。

    おおっ、これはっ・・・
    ちゃんとダウンロードのフォルダに落ちたぞ。
    当たり前のこのことが意味わからん感じになるよ。前のは何だったんだ。

    ここまで、ただ単にラインのアプリをダウンロードした、というだけの内容でしたよ。

    さ、
    「すかさずアプリのアイコンを必殺ダブルクリック!!!」
    おーーーー、立ち上がりました。
    携帯番号やら、ちょっと忘れたけど、いろいろ何か記入したらラインの画面がきました。(記憶が曖昧)
    とにかく撃破撃破。わっはっはっ。
    3時間経過していました。

    今回なげーです。付いて来てね。
    (失敗したくだりを書かなきゃ早いんですけどね)
    (でもこのできない感じ、伝わりますかね。疲れるんですよね)

    これで相手さえいればラインが出来るようになりました。
    実際に使えば感覚もつかめます。

    次のハードルは、肝心のクリエイター登録。
    「LINE Creators Market」というホームページへ行き、登録申請。パソコンのメールで送信、そのメールアドレスにメールが届き、指定のURLに飛びます。そこで何かやったらまたメールが来ました。

    登録完了
    せっかくの画像なのに文字だらけ。今回の研究所通信、文字だらけ。

    いよいよログインか。
    携帯のメールアドレス(←このためにガラケーでの登録が必要だったのです)とパスワードを記入。
    そして必殺の「ログインっ」。

    すんなり。

    おー、やりましたやりました。ハードルクリアしました。
    スマホ買わなくて済んだよ。買えないけど。
    やっとこれでスタンプの申請が出来そう。

    さあ、サクサクいくぞー。

    次、スタンプの登録をします。
    クリエイター名とコピーライト、スタンプ説明文の日本語と英語、ちゃんと用意してますよ。ほれどうだっ。
    「文字数オーバー」
    「ぎゃー」(半分にしないとならない誤算)
    聞いてないよ。これまた時間がかかり、イライラ。

    で、やっとできて、それを保存。よしよし。次に作品をアップ。
    ん?
    んん?
    んーー。
    操作が出来ないぞ。
    「アップできないんですけど」とPCに語りかけるワタス。

    Q&Aを読む。どうやらブラウザのバージョンが推奨より低いようだ。
    safariのバージョンが、OSの関係で今がこのPCでの最大のバージョン。
    つーことは、これは・・・

    「新しいコンピュータを買え」ということになりますね。

    ふぃ~・・・

    OSが古いからブラウザのバージョンが足りないんだと。
    しゅーりょー。(ヨダレだらだら)

    ウチひしがれました。徒労ですか。そうですか。コーヒーでも飲みますかね。
    美しい夕日ですよ。(昼だろ)

    コーヒー
    コーヒーブレイクっていうかハートブレイク?

    どんだけ高いハードルなんでしょう。
    途方に暮れつつ、何気に、Q&Aをぼーっと見てました。
    はっ、safari以外のブラウザが使えるかも知れない。

    ■ Mac
    ・Chrome 最新版
    ・Firefox 最新版
    ・Safari 最新版

    Firefoxは知ってるぞ。最新バージョン使えるかな。
    ダメ元で落としてみました。やるだけやってみる。

    Firefox必殺ダウンローーーーードっ。
    おっ、これはっ、使える。
    なんか山越えに失敗と思っていたらトンネル発見、みたいな。

    どれどれ、ログインっ、おおー、成功、ああ、よかった。
    でも、さっきsafariで入れた情報が消えてる。
    良い事と悪い事が交代でやってきます。

    また全部記入し直し。イライラ。

    そしていよいよ作品のアップ。
    「おお、出来るぞ。ポチッと、おーー、やりましたやりました」
    「ファイヤーーーフォーーーーッックス」げらげら
    やっちゃいましたねぇ。(ハイテンション)

    そしてリクエスト(申請)も完了。大成功です。うまくいきました。
    最後まであきらめたらイカンですね。
    よく「思えば願いは叶う」とか、「絶対最後まで諦めるな」とか、
    バカヤローって思いますけど、その通りじゃないですか。
    だからもう世の中も、みんな洗脳されちゃってあきらめないものだから、10万とか20万もの作品がアップされてるんですかね。(卑屈)

    なんとスタンプID「10万8412」ですよ。すげー数。
    こうして、あとは承認されるのを待つだけとなりました。

    ところが、私が、こんなにうまくいくわけ、ないじゃないですか。ね。
    ぐったりしながら完成したスタンプを見ていて、イヤな予感がしたんですよ。
    「ああ・・・」
    「ああ、やっぱり」
    「やっぱりそうか・・・」
    なんと、あろうことか、気をつけていたつもりだった「フォント」のチョイスが、勘違いで、使用するとあとで問題になるフォントだったのです。

    よりによってネットのコメントで「これはやめておいた方がいい」と名指しされてる書体でした。著作権問題が発生しそうでした。
    以前に購入したものだったので、買ったんだから大丈夫と思い込んでいました。

    「な・ん・て・こ・と・だ」

    ガーン、ショック
    全部やり直しじゃねーか

    使っている書体をほぼ全部変えなければいけない。
    「作り直しだよおっかさん」(古過ぎ)

    つづく。


  • v254 はがれるウロコ

    ■はがれるウロコ

    猫のデカの絵
    わかったんです。この描き方は良くないんです。

    またまた前回からの続きです。
    白の絵の具のナゾが解ける前のこと。絵がなんとなく描けちゃうものだから、早く数を揃えたくて、こー(両手をパーで親指を上に目の当たりから前に出す)なって、どんどん描いてしまっていました。

    描き溜めた猫の絵を使って、仕上りの感じをつかむため、いくつかのスタンプを試作してみました。絵とセリフのマッチングは結構難しく、かなり悩んで、何度もやり直し。

    試作スタンプ
    試作スタンプ
    試作スタンプ
    特にこの「ふーん」の絵を見ていたら、ふと、
    「やけに油絵っぽいな」
    と思いました。全部そうなんですが、白を盛るように使っている。これでは白が減るわけだ。

    何かが間違っている。と今更ながらに、水彩画の描き方の動画を探しました。世の中には親切な人がたくさんいるんですね。わかりやすく解説をしながら、実際に作品を描いていく動画を10本以上見ました。3時間くらい。ひたすらじーっと見ました。

    目からウロコが落ちて、部屋はウロコだらけになりました。(ウソ)
    夕方から見ていたので気がつくと真っ暗で、薄気味悪い人になってました。(ホント)

    なぜ白い絵の具が減っていったのか―
    水彩は白で重ねても白くならないからでした。修正のために白を使ってもなかなか白くならず、無理矢理白を重ねて使っていた。
    水をたっぷり使わずに、白と混ぜて作った色を使って描いていた。
    さらに、白い猫の輪郭を白で描こうとすると、白を盛るように使っていた。
    全部大間違いなのでした。なるほど油絵っぽくなるわけです。
    (ていうか水彩っぽくない)

    そして色を重ねるほど濁っていく。
    書き加えるほどに鮮やかさが消えて行くのです。

    水彩の極意
    「白い部分は紙の白を活かす」(ウロコがポロリ)
    「いくら重ねても明るくならない」(ポロリ)
    「明るい部分から描く」
    「人間の脳が補正してくれるから、細かい部分は描かずに極力省く」(ポロリ)

    まるで水墨画のような世界でありました。描き込まず、間で表現してしまうのです。
    「えー、ちょっとちょっと、それで終わりなの」
    「おー、ちゃんと見えるもんなんだな」

    で、薄いんです。色が。めちゃ水使ってバチャバチャ。それがなんだかそれっぽく見えてくるという、匠(たくみ)の世界でした。
    「ここはね、こんなもんで良いんですよ」
    「描かない。描いちゃダメですよ。簡単でしょ」
    「サーッと、ホラ、これでね、十分なんです」
    水彩の師匠は涼しい顔で描いていました。
    「わー、本当だ、簡単じゃねーか。・・・なわけないだろ」
    と思いながら、どことなくコツはわかりました。

    描いちゃダメなんです。描いちゃ。
    虫さされと同じ、掻いちゃダメ。(歳とって増々おやじGAG)

    ということで実践!!

    ビフォーアフター
    左:始めた頃(ふんだんに白を使っている)  右:改めて描いた(白は使ってない)

    白はできるだけ使わず、紙の色を活かす。
    白は紙の色を活かす。白は紙の色を活かす。白は紙の色を活かす。
    と念じて描きます。

    猫水彩画
    ほとんど白は使っていません

    それじゃあと、白くないクロちゃんにトライしてたら、なんかうまく描けません。その時に、取り返しのつかない状況になりました。黒くし過ぎて濃淡が付けられない。
    「真っ黒になっちゃった。失敗失敗」
    水彩は薄くはできない。こりゃダメだ、と、あきらめ半分で黒く塗り過ぎたところに水だけ付けた筆で黒を拭い取ってみたら、筆が絵の具を吸い取って色が取れてきました。
    「なんちゅう卑劣なやり方だ、こんな描き方していいのか」
    「おおおおおお、これは修正が効く、卑怯くさいぜ」
    これを「姑息な引き算技法」と名付けました。ワタスが開発しますた。(ゲラゲラ)

    猫水彩画

    そして茶~ぶーにトライ。茶~ぶーは長毛なのですごく難しいんです。まあとにかく動画の成果を出すべく、白は使わずに、光の加減を見て描くのでした。

    猫水彩画
    これ白をまったく使っていません

    この白を極力使わない「当たり前の水彩の描き方」を始めた時にはすでに40個近い絵が出来ていたこともあって、スタンプのほとんどが「何も知らずにヘラヘラと白を使いまくって描いた絵」を使うことになりました。というのも、なんか描けてるし、せっかく描いたヤツで使えるなら、白がどうのこうのというのもアレかなと、いう感じがしまして…。
    (というか実際、集中力が必要で、2個3個描くだけで結構疲れる。また1か月はかかってしまう)

    ふと、何となくひと息ついた私の目の前には、買い足した大きめのチューブが3本転がっていました。そしてその3本のチューブが口を揃えてこう言いました。
    「ちゃんと使えよ」と。

    白の絵の具
    アタマも真っ白に

    オチがバッチリ決まりましたけど、まだ終わりじゃないですよ。

    小学生からの衝撃のハガキが届いてから、猫水彩が始まり、半月でスタンプの話が来て、それから約1か月経過していました。スタンプにするには「セリフ」を入れて42個(実質は40個)を完成させないといけません。

    この話を持ちかけてくれた人に見せたところ、外国人に受けるような気がすると言い、英語版とスペイン語版も作ろうということになりました。
    120個のスタンプを作ることになります。
    いったいいつ完成するのでしょうか。
    しかもまだスマホのIDが取得できるかどうかもわからないのです。

    つづく。