■大雪高原温泉と三国峠
8月16日(日)、津別峠で雲海を見て感動したあと、時間もたっぷりあるし、石北峠へ向かいました。高原温泉という夏の間しか入れない温泉があるらしく、行ってみることにしました。津別峠から石北峠まで120km。
天気は曇り。
「ねむれー、ねむれー、わっはっはっ」
前日の寝不足から睡魔が襲ってきました。
「これはいかん・・・」
途中で休みをとり、後部座席で横になったら、夢を見るほどにグーグー寝て、ハッと起きたら10分程度でした。これですっかり目も覚めて、ひたすら運転。
これ以外に、ここに書くほどの話は何もありません。
やがて石北峠に到達。さらに進み、帯広方面へ向かう道へ曲がります。
この道の左側にダムがあり、でかいダム湖があります。この道を進み、トンネルを抜け、まっすく行くと三国峠があり、その100km先が帯広。
目的地へは三国峠の手前、「高原温泉」と書かれた標識があり、右に入る細い砂利道を進みます。
いつものことながらクマちゃんが出そうなとっても不安な道路。
時々「路肩弱し」と書かれた標識と、土嚢が積まれた路肩。
左の林道は「おなじみの閉鎖」。(「層雲峡本流林道」と書かれている)
右へ行く・・・
何か出そうだな・・・
路肩弱し。30km/h制限。
急にすごい雨が降ってきました。
何か見えた。
確かに対向車は2台ほど来ました。こんな山奥に来る物好きがいるんだろうかと思いましたが、なんと・・・
なんだかんだ幹線道路から10kmくらいありますし、冬季閉鎖はうなずけます。
夏だけの短い営業期間で、お盆の時期だから人も多く来るようです。本州ナンバーも多く、秘境の温泉的な存在になっているのかも知れませんね。
建物は思っていたよりも大きくキレイでした。掘っ建て小屋のようなイメージでいたので、自分的には秘境感は薄れたのでした。
肝心の温泉はと言うと、コレが意外に良くて、多分お湯の白い濁りのせいか、なんとなく効用がありそうな気分になり、風景も良く、温度も低めで非常に気に入りました。露天風呂では雨に降られましたが、止むまで入ってました。
内風呂にはマーライオンのようにクマの口からお湯をゲロゲロしてました。(笑)
風呂場の写真はないので、廊下にあったクマちゃんの写真を載せます。
さて、なんか山奥の温泉に入ったっていうだけなので、メシも食ったという話も付け加えましょう。実は、7月11日に三国峠に来たのです。その時に「高原温泉」の標識を見たのがきっかけでこの日ここまで来たワケですが、その三国峠での食事が良かったのです。
ここに「三国峠Cafe」という食事処があります。
店はこれ1軒なのに、競争しなくても売れるのに、私の味覚によるとここの食べ物がハンパなく美味かったんです。前回食べたのはソバ。
このソバね、蕎麦粉は地元(ここらへん)、ソバなのにコシがあって、いやすごく太いんですよ、うどんの細いヤツっていうか。あ、太いんだか細いんだか分からないですね。
太いんですよ。ガッツリ。他でこんな太いソバは「手打ちで太くなっちゃった」っていう1~2本すげー太いのがあるその1~2本ぐらいのもので、ここのは「全部太くなっちゃったわー」っていう、違う、太く作ったソバなのですよ。こりゃ峠の食事処のレベルじゃねーわっ、ていう美味さ。ここは蕎麦屋かっ、みたいに本格的。
新蕎麦の時期は狙い目ですよ。
で、今回はカレー。
このウインナー5種のカレーは子供心をくすぐりますよね。たまたま近くに子連れ客が来て、子ども「コレ食べたーい」みたいにじーーっと見られて、もじもじしてました。こっちももじもじしながら食べました。
しかしまー、カイエンペッパーで辛さを自分で上げられるし、こりゃ峠のカレーじゃねーわ。種類もあってカレー専門店かっ、みたいな。
この周辺30kmは山と森で、他に店がないのに、ここまでやりますか。
普段小食なので、コレ食べたら腹がパンパンになりました。
ブログ発見。三国峠Cafe
そして自家焙煎のハンドドリップコーヒーですよ。コーヒー専門店かっ、みたいな。
エチオピア・モカとグァテマラをチョイス。各500円。
500円のコーヒーなんて贅沢は何年ぶりだろう。
そして帰りの石北峠は、土砂崩れ・崖崩れが心配になるほどのスコールのような雨で、家に着いたらヘトヘトで、2日間死んだように寝てました。(2日間はウソ)