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  • v437 大雪とノラ猫

    家と公道との境界

    3月6日(金)の朝。前日からの雪が積もっていました。夕方のテレビで、降雪量としては26センチと発表があり、その発表に対しては大いに不満でした。だって腰まで積もっていたのだから。

    風が我が家に吹き溜まりを作る運の悪さは確かにありますが、しかしゴミ回収車も動けなかったのです。

    今年はほとんど雪が降らず、今年に入ってから、まずまず降ったのはこれが2回目で、今年一番の大雪でした。

    手前に母屋の裏の玄関。そこから撮った、事務所のプレハブのドア。ここも雪で埋もれていましたので、真っ先に雪かきをしました。
    母屋の裏の玄関。トイ面(写真の右)にプレハブのドアがある位置関係。
    ドアとドアの間から母屋を巻くように公道へ出る通路がある。そこは雪でいっぱい。ほぼ吹き溜まり!!
    とりあえず5メートルほど雪かきをして、母屋の角まで進んだ。
    そしてさらにこの吹き溜まりの山脈が通路。公道まで25メートルはある。
    頑張って道をつけた。朝8時頃。腕がプルプル。
    左が裏玄関。ここに雪山を作り、屋根に上がれるようにして、屋根の雪下ろしをする。下ろした雪も山となり、どんどん屋根に登りやすくなる。
    こちらはプレハブの前に設置してある焼却炉。全部埋まっていた。ここは翌日の3月7日(土)に雪かき。

    とにかく腰痛。腕も筋肉痛。
    体は辛いけれど、でもね、この場所に雪かきをさせる原動力があるのです。

    3月6日はこの状態。真ん中に焼却炉の煙突がありますね。右がプレハブ。プレハブのドアの横から撮影。
    焼却炉までの通路の雪を除去。

    雪を除去すると、このように謎の小さな入り口があるのです。この囲った中には猫のカリカリが設置されており、野良ちゃんが来てはこっそり食べていきます。なくなれば補充します。

    さらにそこには、プレハブの中に通ずるドアがあるのです。

    これはプレハブの中から撮った写真で、小さいドアがありますね。これが猫ドア。中に入るのを怖がる猫は、このドアの外に置いてあるカリカリを食べれば良い。氷点下20度の寒い日もカリカリ食べて頑張りなさい。何なら、中に入っても良いのだぞ。

    ちょっと近づき、やや上から撮影。赤外線ライトは真冬にドアが凍らないように電気をつけっぱなしにする。
    はい、こんな感じ。水とカリカリは常備。

    ここが人間の玄関で、カリカリも飲み水もセットしてあります。夜中は人がいないのだから、寒い日はここで過ごせば良いのであるぞ。

    そして、こんなに雪が吹き溜まって、やっと通路を確保した日の夜に、嬉しいことに外のカリカリは無くなっていました。猫の足跡がありました。多分大きめの猫のキジトラだろうと思います。プレハブの中に入った形跡はないのですが、何だか倒れるはずのないものが倒れていたりするので、野良くんが、中に入ったことを悟られないようにしているような気がするのでした。

    以前はここのドアを独占していた「うるちゃくん」がいました。ある日突然来なくなったのは多分、近所の家に拉致されたのでしょう。幸せでありますように。その後うるちゃの子と思われる「クリームマロン」がやはりこの猫ドアを利用して、プレハブを独占しました。クリームマロンは母屋に拉致し、去勢され、今では爆裂娘となって部屋中を駆け回っています。外に出たがらず、家に満足しているように見えます。

    雪かきは猫のために頑張れます。


  • v270 大雪高原温泉と三国峠

    ■大雪高原温泉と三国峠

    山火事注意々
    しぶい風化の仕方

    8月16日(日)、津別峠で雲海を見て感動したあと、時間もたっぷりあるし、石北峠へ向かいました。高原温泉という夏の間しか入れない温泉があるらしく、行ってみることにしました。津別峠から石北峠まで120km。

    天気は曇り。

    「ねむれー、ねむれー、わっはっはっ」
    前日の寝不足から睡魔が襲ってきました。
    「これはいかん・・・」
    途中で休みをとり、後部座席で横になったら、夢を見るほどにグーグー寝て、ハッと起きたら10分程度でした。これですっかり目も覚めて、ひたすら運転。

    これ以外に、ここに書くほどの話は何もありません。
    やがて石北峠に到達。さらに進み、帯広方面へ向かう道へ曲がります。

    三国峠へ
    風景は良いんですよねぇ。ここに来ると圧倒されます。これは7/11に撮影

    この道の左側にダムがあり、でかいダム湖があります。この道を進み、トンネルを抜け、まっすく行くと三国峠があり、その100km先が帯広。
    目的地へは三国峠の手前、「高原温泉」と書かれた標識があり、右に入る細い砂利道を進みます。

    高原温泉へ
    こんな道ばっかりですねー

    いつものことながらクマちゃんが出そうなとっても不安な道路。

    高原温泉へ
    川と平行

    時々「路肩弱し」と書かれた標識と、土嚢が積まれた路肩。

    高原温泉へ
    細い砂利道5~6km来たかなぁ。ふたまた。

    左の林道は「おなじみの閉鎖」。(「層雲峡本流林道」と書かれている)

    高原温泉へ
    閉鎖

    右へ行く・・・

    高原温泉へ
    さらに狭くなるのか。がってんでー

    何か出そうだな・・・

    高原温泉へ
    はい、わかりましたぁ。気をつけます。

    路肩弱し。30km/h制限。

    高原温泉へ
    どんどん進みます

    急にすごい雨が降ってきました。

    高原温泉へ
    山の天気なのかなぁ

    何か見えた。

    高原温泉へ
    車がいっぱい見える

    確かに対向車は2台ほど来ました。こんな山奥に来る物好きがいるんだろうかと思いましたが、なんと・・・

    大雪高原温泉
    車は約30台。予想以上に人が来ていました。

    なんだかんだ幹線道路から10kmくらいありますし、冬季閉鎖はうなずけます。
    夏だけの短い営業期間で、お盆の時期だから人も多く来るようです。本州ナンバーも多く、秘境の温泉的な存在になっているのかも知れませんね。

    建物は思っていたよりも大きくキレイでした。掘っ建て小屋のようなイメージでいたので、自分的には秘境感は薄れたのでした。

    肝心の温泉はと言うと、コレが意外に良くて、多分お湯の白い濁りのせいか、なんとなく効用がありそうな気分になり、風景も良く、温度も低めで非常に気に入りました。露天風呂では雨に降られましたが、止むまで入ってました。
    内風呂にはマーライオンのようにクマの口からお湯をゲロゲロしてました。(笑)

    風呂場の写真はないので、廊下にあったクマちゃんの写真を載せます。

    大雪高原温泉
    がおー。入湯料は700円だよ。

    さて、なんか山奥の温泉に入ったっていうだけなので、メシも食ったという話も付け加えましょう。実は、7月11日に三国峠に来たのです。その時に「高原温泉」の標識を見たのがきっかけでこの日ここまで来たワケですが、その三国峠での食事が良かったのです。

    三国峠
    三国峠からの眺め。樹海がスゴい。(2015.7.11撮影)

    ここに「三国峠Cafe」という食事処があります。

    三国峠Cafe
    店はこれ1軒です。

    店はこれ1軒なのに、競争しなくても売れるのに、私の味覚によるとここの食べ物がハンパなく美味かったんです。前回食べたのはソバ。

    ぶっかけそば
    これね、値段忘れた。800円だったかなぁ。(7/11)

    このソバね、蕎麦粉は地元(ここらへん)、ソバなのにコシがあって、いやすごく太いんですよ、うどんの細いヤツっていうか。あ、太いんだか細いんだか分からないですね。
    太いんですよ。ガッツリ。他でこんな太いソバは「手打ちで太くなっちゃった」っていう1~2本すげー太いのがあるその1~2本ぐらいのもので、ここのは「全部太くなっちゃったわー」っていう、違う、太く作ったソバなのですよ。こりゃ峠の食事処のレベルじゃねーわっ、ていう美味さ。ここは蕎麦屋かっ、みたいに本格的。
    新蕎麦の時期は狙い目ですよ。
    で、今回はカレー。

    三国峠のカレー
    フライドポテトがカリッカリしてて、サラダもハーブ使ってる…(1100円)

    このウインナー5種のカレーは子供心をくすぐりますよね。たまたま近くに子連れ客が来て、子ども「コレ食べたーい」みたいにじーーっと見られて、もじもじしてました。こっちももじもじしながら食べました。
    しかしまー、カイエンペッパーで辛さを自分で上げられるし、こりゃ峠のカレーじゃねーわ。種類もあってカレー専門店かっ、みたいな。
    この周辺30kmは山と森で、他に店がないのに、ここまでやりますか。

    普段小食なので、コレ食べたら腹がパンパンになりました。
    ブログ発見。三国峠Cafe

    三国峠のコーヒー
    器も凝ってますよ

    そして自家焙煎のハンドドリップコーヒーですよ。コーヒー専門店かっ、みたいな。
    エチオピア・モカとグァテマラをチョイス。各500円。
    500円のコーヒーなんて贅沢は何年ぶりだろう。

    そして帰りの石北峠は、土砂崩れ・崖崩れが心配になるほどのスコールのような雨で、家に着いたらヘトヘトで、2日間死んだように寝てました。(2日間はウソ)