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  • v284 北海道の景色―弟子屈の端っこ

    ■北海道の景色―弟子屈(てしかが)の端っこ

    弟子屈
    名前も知らない山(2016年5月1日) クリックで拡大(別窓)

    割と有名な美幌峠(びほろとうげ)は、ギリ美幌町ではなく弟子屈町側にあることを、地図で確認しました。

    地図
    Bは美幌町、Tは弟子屈町 境目の真中あたりが美幌峠
    中島のある湖が屈斜路湖、弟子屈の右端の湖は摩周湖

    で、上の写真は美幌峠を弟子屈方面に降りていき、屈斜路湖を背にして撮った写真です。これの何がスゴいかというと、山の名前もない(と思われる)、まったく誰もこれを見るためには来ない風景だということ。でも、なんなのこれは、と思わず見入ってしまう風景なんです。CGのようで、もはや気持ち悪いです。

    この写真の反対側の風景は、なかなかピリッとしています。これ。

    弟子屈
    5/1 美幌と弟子屈の境目の北にある藻琴山 クリックで拡大(別窓)

    このカッコいい山は、なくとなくモッサリとした名前の藻琴山(もことやま)です。何というか、上士幌のウペペサンケ山といい、名前と姿が一致しないのであります。
    そしてよく見ると山の麓(ふもと)には屈斜路湖が青く光っています。

    この周辺の風景はどこを切り取ってもたまらん風景です。

    弟子屈
    自然と人工物の調和 クリックで拡大(別窓)

    山の形とか異常ですから。(笑)
    第261号の和琴半島の風景にもこの山が見えています。
    トサモシベ山かも知れません。誰か登ってみてください。


  • v283 北海道の景色―またしても仁頃

    ■北海道の景色―またしても仁頃

    仁頃
    北見市仁頃町の風景(6月29日) クリックで拡大(別窓)

    なんせ近いですから、車で15分程度の距離ですから、湧き水を汲みに月に数回行ってますから、その都度写真撮ってしまうわけです。写真が余りまくっているわけです。
    3か月も前の写真ですが、見て気分を爽快にしてくださいね。

     

    仁頃
    6/22 畑じゃー!!
    仁頃
    6/29 朝はいつもモヤっています。まるで水墨画。
    仁頃
    6/29 快晴の麦畑。
    二頃
    6/22 実際の色が素晴らしい。
    仁頃
    7/13 これも麦畑。空がっ

    空がサービスしてくれました。キレイでした、
    おしまい。


  • v282 北海道の景色―陸別・足寄あたり

    ■北海道の景色―陸別・足寄あたり

    陸別か足寄
    何ということもない風景ですが(5月1日) クリックで拡大(別窓)

    陸別は1月2月の平均気温が毎年氷点下20度っていう日本一寒いと言われているところであります。
    そのとなり町の足寄(あしょろ)は松山千春で有名です。しかしですね、ここ広いんですよ。1408平米なんすよ。え、わからん? そーですね。東京都が1362平米なので全部スッポリ入ってしまうんですよ。ヤバいでしょ?

    で、写真撮っててもどこらへんだったか分からなくなります。

    地図
    赤が北見、黒が陸別、青が足寄。水色が撮影ポイント。
    ピンクのエリアが大雪山系、上のピンクが大雪山、下のピンクがウペペサンケ山。

    陸別(黒丸)から南下するカネラン峠というところから(多分)、あのウペペサンケ山がかなり近くに見えました。
    地図の下のピンクがウペペです。直線で50kmくらいかな。

    カネラン峠からウペペサンケ
    ちょっと雲がアレですが、ウペペです。 クリックで拡大(別窓)

    なんかすごいなー、と言いながら車を走らせていると、最初の写真のような風景になります。平地の畑と防風林と、平和な感じ。そこから足寄あたりをうねうねと適当に車を走らせていると、こんな風景になりました。

    陸別か足寄
    道路脇がこんな感じで

    なんかよく分からないかも知れないですが、その場にいると遠くの山が目に飛び込んできます。大雪山系と思われます。この写真をアップにしますと・・・

    陸別か足寄、大雪山系
    道路脇がこんな感じってすごくないすか?

    ほとんど絵画ですよね。大雪山系が見えて、手前には牛ちゃんも。ここは、足寄かな、多分。

    足寄かな
    道路からしばらくこんなふうに見えたりする

    そして、ここがどこだったか分からんのですが、とっても開けて、たまらん感じになってました。たまらんです。

    足寄
    ここは足寄のどこだろう。地図の水色のエリア。

    なんか広角で撮ると山感が少ないんですが、ちょっと寄るとやっぱり山がすごい。

    足寄
    ちょっと拡大。 クリックで拡大(別窓)

    そこから30分後くらいに、こんな風景がありました。赤い屋根は多分牛舎かも。

    多分、足寄
    クリックで拡大(もうちょっと引いた写真で)

    その脇を通ると、奇麗なミヤマカケスがたくさん飛んでいました。車の中から咄嗟に撮っているので、ほとんどブレブレで、ちゃんと撮れないのですが、めちゃくちゃシャッター切ったらたまたま一羽撮れました。(笑)

    多分、足寄。ミヤマカケス
    ミヤマカケスじゃ

    実は1年前の2015年10月10日にもここに行っていて、別角度から写真を撮っていました。その風景結構すごいと思うのですが、ネットで検索しても出て来ないので、だれも写真撮ってないのかな。これですけど。→これ

    少し、その場に行った気分になれたでしょうか。自然からパワーをもらって、みなさん今日も頑張れ。うりゃうりゃ!!
    おしまい。(なんじゃこの終わり方は)


  • v281 北海道の景色―仁頃

    ■北海道の景色―仁頃(にころ)

    仁頃
    となり町の仁頃の麦畑、奥に牧草ロール(8月18日) クリックで拡大(別窓)

    北見に仁頃(にころ)という畑ばっかりで、とっても不便で、コンビニもスーパーもない町があります。調べてみると3km四方に161人の町。満員電車並みに超ギュウギュウに詰めれば日本の人口が全員入りそうな面積に(知らんけど入るんじゃないか?)、161人ですよ。超エリート層並みの少数が土地を贅沢に使っている、ってなわけです。

    人の気配のなさ感がスゴい。そして澄んだ空気。空と雲のいい感じ。
    (おおむね褒めているのですが、そうも聞こえないかな)

    仁頃は家から約15km、ちょこっと山を越えます。仁頃には湧き水が汲める場所があり、よく早朝に水を汲みに行きます。それで気づいたのですが、早朝はいつも霧がかかっていて、かなり広い範囲に、雲海のようになっているのです。

    仁頃の牧草ロールと朝霧
    牧草ロールと朝霧(8/11 am4:53) クリックで拡大(別窓)

    だから湧き水を汲みに行くたびに、風景を楽しみながら、「グッ」と来たら写真を撮ります。気象条件の違いで、いつも風景は変わります。よく行くので仁頃の写真がたっぷりあって、小出しにしていく予定です。

    仁頃、チンダル現象
    空がサービスしてくれます(7/31 17:02) クリックで拡大(別窓)

    この後光が射す感じの光を光芒(こうぼう)というらしいです。あるいはチンダル現象という言葉もあるようです。
    このチンダル現象はいつどこで見ても美しい。


  • v280 北海道の景色―津別峠の雲海

    ■北海道の景色―津別峠の雲海

    津別峠の雲海
    津別峠の雲海(7月17日) クリックで拡大(別窓)

    北見市中心街から約60km、車で1時間半。
    その日は朝の4時には到着したかったので2時に起床。ほぼ寝る時間に起きるのはつらいです。しかもズルズルと遅れた上に、曲がり角をうっかりスルーしてしまい、せっかくの早起きがかなり無駄になり、1時間遅れの5時ころに到着しました。

    すでに陽が昇りかけています。

    40台ほど止められる駐車場がビッシリで、最後の1か所でした。ここに止められない場合は、上ってきた道路の脇、50m100m下ったあたりに止めるらしいです。
    しかしまあ、こんなに人が来てるとは思っていませんでした。

    駐車場から少し上ると展望台があり、向こう側には屈斜路湖があり、遠くに知床の山並みが見えたりします。早朝はいつも雲海状態らしいです。当然、屈斜路湖は雲の下で見えません。(冬は道路が閉鎖されるので夏の間しか見れない)

    ビューポイントへ上がった時に人がごっちゃリいるのが見えました。
    「なんだこのピンク色はーっ」と驚くと同時に
    「うわー人だらけだ」と思いました。

    津別峠
    確かに人は集まってきていたけれど

    久々に人の群れを見たので驚いてしまいましたが、でも50人いない程度なので、実はそんなに人だらけでもないのです。東京の電車1輛の中にいる人の方が多いわけで。

    じわじわと朝日が昇り、赤味と凄みが増して、みんな「わーわー」言ってます。そりゃあ「わーわー」言いたくもなります。そしてだんだん太陽が上がって、雲海が明るく照らされていきます。

    津別峠
    空の雲までがいい感じになるんですよね、なぜか。

    「あー、ええもんを見たわ」と、帰ろうかと駐車場に戻ると、実はこっち側の風景もまた絶景であるのです。

    津別峠からの雄阿寒岳・雌阿寒岳
    反対側には、雄阿寒岳(左)と雌阿寒岳(右)が見える(これは8月7日夕方撮影)(クリックで拡大)

    雄阿寒岳・雌阿寒岳が見えます。少し見えにくいけれど、これもまた絶景です。見ていると気持ち悪いくらいです。国立公園でもあり、人間なんていません。地味にぞわぞわします。

    こういう景色は人間の小ささを感じさせてくれます。