■菊芋とジャガイモ(主にジャガイモの話)
5月6日といえばもう遠い昔のようです。40日ほど前に、前回植えると決めた「キクイモ」(以後「菊芋」と表記)を仕込みました。それがこの写真です。この他に5か所に同じように棒を立てました。棒って支柱のことですが、とにかく地面が固くてトンカチでゴンゴンやらないと刺さりません。(ここで菊芋できるのかな、心配だな)
ただ、ジャガイモも去年出来てましたし、大丈夫でしょう。
で、棒の根元に、去年仕込んでおいた「腐葉土」(まるでなっちゃいない)を、周辺にドバッとぶちまけて終わりです。ただ、あとで心配になって、芽が出た時にこの腐葉土もどきが悪影響を与えないように蹴散らしておきました。なんかもう「男飯」みたいな作り方ですね。(笑)
1か月ほど経過した6月1日、別の場所の菊芋ですが、このようになってました。と言っても説明がもう面倒でたまらんです。棒の立ってるところが菊芋で、この写真の両側(外)にも仕込んであります。そして真ん中の土が出ているところにはジャガイモを植えています。去年のジャガイモが、芽が超絶に出てグロくなっていたので、早く土にぶっ込んで見えなくした、ような感じで植えました。
ジャガイモは去年、ただ放置したので、草ボーボーの中に隠れて、どこにあるかすらわかりにくかったのですが、今回はいわゆる「雑草」(と言ってもヨモギなのじゃ)を引っこ抜いたので、土が見えてジャガイモもどこにあるかがよくわかります。
とりあえず出来損ないの腐葉土もどきをバラバラと撒いて、6月10日頃からEM菌の水を与えています。ただ毎日というわけにもいかず(近所とは言え歩けば遠く、山の中ですから行けない日も多い)、行ったら薄く広くEM水を掛けるわけです。
キクイモの話を進めたいのですが、ジャガイモの惨状というか憂(うれ)いについて書いておきます。一見、スクスク育っているように見えました。
そして9日後にはこうなっていました。
笑っていいとも。
確か去年、チンゲンサイが同じようにスクスク育ってきて、いきなりトウが立って花が咲いて終了しました。それを彷彿とさせます。いや、なんか、こんなに早く花咲きますか、という感覚です。朝起きたらすぐ夕方になった、みたいな。10秒の音楽だった、みたいな。連続ドラマが2回で終わった、みたいな。早くも失敗の香りが漂っています。
芽が出る前は暑い日が続き、畑では35度36度に達していましたが、芽が出た後に、ずっと低温と晴れ間のない日が続いていたために、植物もきっと調子を狂わせるんじゃないかと思っていました。とにかく寒くて、朝と夜はストーブが必要でした。昆虫も死んじゃうのではないかと思いました。だからもうすぐ冬が来るとジャガイモ君は思ったのかもしれません。
あるいは、単に食用の二世がダメなのかもしれません。販売されている種芋は、食用とは違う管理をされていて、病気にかかりにくかったり、収量が多くできたりするようです。
ジャガイモの花は摘むとジャガイモが大きくなるという根拠に乏しい通説がありますが、摘んでも変わらない説もあります。そもそも花を摘むのは手間である。せっかく咲いた花を摘む心も辛い。花にくる蜂や蝶が気の毒。そして花を摘むとジャガイモが病気になるリスクも大きい。ということで、花は摘まず、今後はひたすらEM水を与えて様子を見ます。
一方、菊芋の方も芽が出ていました。(続く)