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  • v330 菊芋とジャガイモ

    ■菊芋とジャガイモ(主にジャガイモの話)

    キクイモ

    5月6日といえばもう遠い昔のようです。40日ほど前に、前回植えると決めた「キクイモ」(以後「菊芋」と表記)を仕込みました。それがこの写真です。この他に5か所に同じように棒を立てました。棒って支柱のことですが、とにかく地面が固くてトンカチでゴンゴンやらないと刺さりません。(ここで菊芋できるのかな、心配だな)

    ただ、ジャガイモも去年出来てましたし、大丈夫でしょう。

    で、棒の根元に、去年仕込んでおいた「腐葉土」(まるでなっちゃいない)を、周辺にドバッとぶちまけて終わりです。ただ、あとで心配になって、芽が出た時にこの腐葉土もどきが悪影響を与えないように蹴散らしておきました。なんかもう「男飯」みたいな作り方ですね。(笑)

    いも

    1か月ほど経過した6月1日、別の場所の菊芋ですが、このようになってました。と言っても説明がもう面倒でたまらんです。棒の立ってるところが菊芋で、この写真の両側(外)にも仕込んであります。そして真ん中の土が出ているところにはジャガイモを植えています。去年のジャガイモが、芽が超絶に出てグロくなっていたので、早く土にぶっ込んで見えなくした、ような感じで植えました。

    ジャガイモは去年、ただ放置したので、草ボーボーの中に隠れて、どこにあるかすらわかりにくかったのですが、今回はいわゆる「雑草」(と言ってもヨモギなのじゃ)を引っこ抜いたので、土が見えてジャガイモもどこにあるかがよくわかります。

    とりあえず出来損ないの腐葉土もどきをバラバラと撒いて、6月10日頃からEM菌の水を与えています。ただ毎日というわけにもいかず(近所とは言え歩けば遠く、山の中ですから行けない日も多い)、行ったら薄く広くEM水を掛けるわけです。

    キクイモの話を進めたいのですが、ジャガイモの惨状というか憂(うれ)いについて書いておきます。一見、スクスク育っているように見えました。

    ジャガイモ
    元気そうじゃないか、ジャガイモ君。 6/1

    そして9日後にはこうなっていました。

    ジャガイモ
    (笑)

    笑っていいとも。
    確か去年、チンゲンサイが同じようにスクスク育ってきて、いきなりトウが立って花が咲いて終了しました。それを彷彿とさせます。いや、なんか、こんなに早く花咲きますか、という感覚です。朝起きたらすぐ夕方になった、みたいな。10秒の音楽だった、みたいな。連続ドラマが2回で終わった、みたいな。早くも失敗の香りが漂っています。

    芽が出る前は暑い日が続き、畑では35度36度に達していましたが、芽が出た後に、ずっと低温と晴れ間のない日が続いていたために、植物もきっと調子を狂わせるんじゃないかと思っていました。とにかく寒くて、朝と夜はストーブが必要でした。昆虫も死んじゃうのではないかと思いました。だからもうすぐ冬が来るとジャガイモ君は思ったのかもしれません。

    あるいは、単に食用の二世がダメなのかもしれません。販売されている種芋は、食用とは違う管理をされていて、病気にかかりにくかったり、収量が多くできたりするようです。

    ジャガイモの花は摘むとジャガイモが大きくなるという根拠に乏しい通説がありますが、摘んでも変わらない説もあります。そもそも花を摘むのは手間である。せっかく咲いた花を摘む心も辛い。花にくる蜂や蝶が気の毒。そして花を摘むとジャガイモが病気になるリスクも大きい。ということで、花は摘まず、今後はひたすらEM水を与えて様子を見ます。

    一方、菊芋の方も芽が出ていました。(続く)


  • v329 「奇跡」の大安売り

    ■「奇跡」の大安売り

    キクイモ
    これは何だっ!! 3つ片手に収まる大きさ。

    すっかりヨモギ畑が完成し、あとは花が咲いたときに摘んで、天日に干して粉にするだけです。
    何もしないでヨモギがわっさわっさ。しかも癌への効果まで期待でき、ダブルで奇跡的であります。
    今年はおしまいです。お疲れ様でした。(笑)

     

    んーーーー、でもそれでは寂しいではないですか。秋の作物的な収穫がありませんから、なんか植えることにしました。何を植えよう、しかも畑はヨモギで密集しています。どうしよう。

    えー、ここからは1〜2か月ほど前の話になります。
    ナオヒロくんはまたしても知り合いの農家さんに耕運機(ロータリー)を稼働してもらい、東西に100m、南北に20mほどのスペースを畑化していました。

    5月15日。去年草ボーボーだったこのエリアに機械を入れた。そしてところどころ、手作業で鶏糞を混ぜ込んだようです。すごい労力です。

    この反対側には去年仕込んだピンクニンニクがズラリと並んでいます。

    上の写真のナオヒロくんの背中側。この右側には何かえらいものを植える予定だそうです。5月15日撮影

    全体で見ると・・・

    手前は入り口で放置状態。黄色い部分が私のヨモギ畑で、左右約50m奥行き約30m。。もちろん右奥にも50mほどヨモギがいっぱい。草ボーボー。奥の赤い部分がナオヒロくんが機械を入れたところ。左右100mあります。(4枚の写真をつなぎ合わせました。2018.6.5)

    昨年はナオヒロくんはカボチャとジャガイモが大豊作でした。今年も期待できそうです。
    私の方はズッキーニ以外はどれもこれも失敗でした。土との相性とか、いや、さすがに肥料なし、草ボーボーでは厳しかったのかもしれません。しかし施肥の作業も雑草取りも非常に大変で、あっしには無理ってもんです。

    そもそも「自然農法」に魅了された私としては、最初から雑草抜きなんてする気もありませんでしたし、本当は畝立て(単に土寄せするだけ)すらやめたいくらいでした。ましてやマルチ(ビニールかけ)なんて、やっちゃいかんです。不自然だ、やっちゃいかん、と思いつつも、少しくらいは収穫したいという欲が勝ってしまい、去年はズッキーニにマルチをやってしまいました。腐葉土も施肥しました。

    でも肥料の「腐葉土」は、やっぱりキツイんです。探すのも作るのも埋めるのも。しかし、腐葉土くらいは肥料としては必要だろうなぁ、仕方がないのかなぁ、なんて漠然と思っていました。でもなんかないかなぁ・・・

    するとナオヒロくんが、「何もしない」私が、より何もしない方向を示唆していると、何かないかと調べてくれて、「EM菌」がある、と教えてくれました。やれたらやった方が良いのではないかと勧めてくれました。80種類くらいの微生物の培養液で、糖蜜や米のとぎ汁などと混ぜて発酵させ、薄めて撒くだけで土がふかふかになったり、野菜が元気になったり、まあ悪いことは特になさそうです。

    EM菌(多種の微生物群)は知ってましたが、もっと手間がかかるのではないかと思い込んでいました。実際に商品化されていて、手間がそれほどかからず、難しくもないので、買ってしまいました。ネットで送料入れても約4000円程度で、数トン分のEM水ができてしまいます。

    2リットルのペットボトルを1日1本ずつ作っています。1週間ほどで使える培養液ができ、これを500倍くらいに薄めて撒いていきます。ジョウロでちょいちょいっと撒くだけなので、格段に楽チンです。そして環境にもとても良いです。微生物群ですから。

    このEM菌もまた、ある意味うさん臭くもありますが、ある意味奇跡的な発明ではないかと思うのです。使用された環境に適した菌が良い働きをするわけです。

    これならロータリーをかけたナオヒロくんの畑の部分をちょっといただいて、何か作ってみたいなと思ったのでした。自然農法とはかけ離れた「耕し」はやってしまっていますが、肥料をEMのみにして、もちろん農薬は使わず、雑草は気が向いたらむしってみますかね。

    鶏糞をぶっ込んだナオヒロくんの畑にもEM菌を撒くことにしました。その方が鶏糞との相乗効果で、元気な野菜がザクザク採れるだろうと思います。

    さあ、では私は何を作ろうか。何かないか、寒冷地に適していて、失敗しにくく、体に良いもの。何かないかなぁ・・・・と思っていたら、それがあったのですよ。それはネットから目に飛び込んできました。
    奇跡を起こす「キクイモ」です。

    「奇跡ってなんですか」

    知らんのですか、これはもはや薬ですよ。イヌリンっていう物質が血糖値を下げ、中性脂肪も減らす芋なのです。「天然のインスリン」とか言われています。健康マニアの常識ですっ。なんだとさ、知らんけど。なんかテレビでやってブームになってるとかなんとか。
    しかもなんとですね、キクイモってのは土壌から放射性物質をほとんど吸い上げず、食べれば排出効果があるそうです。真実は知りませんよ。消化に悪いっていう話もあります。ただやっぱり割と簡単というか、ほっといてもできるみたいな類のやつです。2〜3mの高さになるらしく、この広い土地にはピッタリ。倒れないためのしっかりした支柱は必要かもしれません。

    キクイモの種芋を買うために、北見周辺のJAなど10か所くらいに電話しました。しかし「なんじゃそれは」的な対応も多く、まるで手に入りません。北海道は適地なのに。で、仕方なくネットで帯広のキクイモの種芋を買いました。最近になって、ゴロっと入ってるキクイモが100円で売られているのを発見して、買い足すこともできました。半分食べて、半分植えてみます。増やしますっ。

    奇跡のヨモギに加え、奇跡のキクイモ。これを奇跡のEM菌で育てます。
    ついでに以前に買って余っている豆類、ズッキーニ、ニンジンと、固定種の買い足したニンジンをEMの畑にぶっ込みます。きつねくん、食べないでね。

    キツネといえば、久々に畑の入り口で見ました(6/10)。しかも子どもでした。写真は撮れませんでした。同日、全然畑とは関係ない場所で、狐の親子に遭遇しました。路上でくつろいでいました。子どものキツネ2匹をゲット(写真ですよ)。
    このあとダッシュで逃げられました。

    狐の子供

    子供のキツネ

    草むらに逃げ込み、警戒する子どものキツネ。かわいすぎる。