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  • v092 なかなか始まらない人体実験/愉快な札幌22:サクラダ

    ■なかなか始まらない人体実験

    健康手帳と猫
    健康手帳は届きましたが…

    北海道大学・大学院教育研究科・健康科学が企画する「札幌ライフスタイルスタディ」がなかなか始まりません。

    これはメタボリックシンドロームなおじさんおばさんを集め、運動や生活指導をするグループとしないグループに分けて、2年かけて観察し、その結果を人類の未来のため活かそうという壮大な企画です。

    私は人類の未来のため、というよりは、無料で指導を受けられるメリットを重視し参加しました。幸い私はメタボリック・シンドロームと認められました。(幸いかっ)
    ただ、指導を受けるグループに入れるかどうかは北大側が任意に振り分けるため、その確率は50%です。

    実は、2月上旬に北大から再検査のために私にお呼びがかかりました。一緒に受けた妻の方は呼ばれませんでした。

    何で自分だけなのか。 再検査ってことは何か特別に悪いところがあったのかも知れないとも思いましたが、北大で理由を聞いてホッとしました。

    初期データ用に測定したさまざまな検査のうち、血管弾性・自律神経機能の検査で、そのデータが消えたというのです。
    それは私が測定した日の分で、同じ2台の計器のうちの1台で消失し、私はたまたま消えた方の計器に当たっていたわけです。これは運が悪いってだけのことで、別にいつもことなので全然平気です。怒りもありません。こんなの普通です。
    で、同じようにツキのない人が、たまたま60人ほどもいたために、数名なら無視できるサンプル数ですが、ちょっと多すぎるというので、その60人ほどが再検査となったわけです。

    「実は計器を扱った者が不慣れで、間違えて消しちゃったんです」

    人為ミスかぁー。うーん、言わなきゃ分からないのに言っちゃったか。まあ隠蔽するよりはずっと良いか。原発のトラブルは数百万人の命にかかわるのに、昔120%安全と言ってたことは「大ウソ」でなおかつ「大インペイ」していたわけで、そんな恥知らずな社会人なんかより、北大の学生は正直でよろしい。

    とまあここまではお愛嬌です。ミスは誰にでもある。仕方ないよ、仕方ない。
    で、測定を始めた途端、計器がフリーズ。こちらでどうぞ、ともう1台の計器で測定しました。デジャブ?

    その後、また封書が届きました。“適格性が確認された”ということで、健康手帳が入っていました。これは正式に被験者となったことを意味しているようです。ただ、指導を受けるグループであるかどうかはまだ決まっていません。
    そしてまた、段取りが悪いとしか思えない内容が書かれておりました。再検査で時期がずれ込んだのが原因と思われるのですが、こんな内容でした。

    プログラムの作成を依頼している大学病院の
    サーバーの更新時期と重なってしまい、
    開発が遅れ、4月にずれ込むとの連絡がありました。
    今しばらくお待ちください。

    当初、確か企画の開始は3月と記憶しているのですが、1か月や2か月の遅れなんて、もう気にしません。ここは北海道なんですから。スケールがでっかいどーということで、もう4月も半ばに近いですが、いつまでも待ちます。そのうち始まると思います。

     

    ■第22回 愉快な札幌大発見:サクラ・ダ・ファミリア

    サクラダ・ファミリア
    これはサクラ・ダ・ファミリア

    サクラの季節にピッタリのネタ。これは我が家のすぐそばにあります。看板には「シニアサポートセンター、高齢者共同住宅、デイサービスセンター、訪問介護事務所」とありました。現代には欠かせない、高齢者を支える施設であります。そんな施設の名称が「サクラ・ダ・ファミリア」。
    桜田さんの家族なのか、とも思ったりしてしまいそうですが、うーん、これは、スペインが生んだ天才建築家・ガウディの建築物「サグラダ・ファミリア」のダジャレに違いないですね。

    サグラダ・ファミリア
    これですよ。サグラダ・ファミリア

    ぜんぜん迫力が違いますけれども、こんな高齢者サポートセンターがあったら、迷子になってミイラになっちゃいそうですね。まだこれが完成するのは20年後とか何100年後とか言われてますから、それまでにはすっかり高齢者がいなくなってしまいますね。(んなこたーない)

    かましてくれますね、札幌。


  • v083 雪まつり直前情報/猫看護その後/メタボ実験その後

    ■雪まつり直前情報

    雪まつり
    市民の雪像。雪まつりは6日から12日まで開催です。

    毎年開催される「さっぽろ雪まつり」ですが、58回目の今年は雪不足で苦労したようです。温暖化のせいか、雪が降ってもすぐに解けて行くのがわかりました。何日か前には雪ではなく「雨」が降って、作りかけの雪像が一部解けてしまったとニュースが報じていました。将来、開催できなくなる日が来るのかも知れない、と思うほど暖かいこの頃です。

    本当にビリビリするような寒い日が少なく、このままいくと札幌は超快適な気候になってしまうに違いありません。温暖化万歳。(またバチ当たりな発言)
    でも暖かくなりすぎてゴキブリが生息するのはやめてほしいから、寒さとゴキブリどっちをとると言われたら「寒さ」であります。ストップ・温暖化。もっと寒さをっ!!

    えー、雪まつりについては、4日前に当たる2月3日に、雪像作りの様子をカメラに収めてきました。祭りのにぎわいよりも、そういう地味な様子が伝わると良いかなと思います。

    というわけで、こちらで画像をお楽しみください。→ 雪まつり4日前

     

    ■猫のみゅうのその後

    以前、ひどい体調の仔猫を預かったことがありました。(以前の記事は右上の検索窓から「猫看護」で検索を)
    飼い主さんからその後の話を聞きました。左目は放っておくと腫れによって脳を圧迫するため、薬で収縮させるしかなかったようです。右目の方は最近になって出血するなど、腫れが引かず、結局両目失明の可能性が高いようです。

    ただ、一緒に暮らす猫とうまくやっているようで、それなりにいろいろと学習しているそうです。パンチの手加減の仕方とか、まあ、猫社会の付き合いというか…。そして目が見えない分、聴覚が発達しているとのことで、動き回って遊んでいるようです。

    体もだいぶ大きくなり、体調自体は良いとのことでした。

    預かっていた時から、猫にしては珍しく目薬で暴れたりせず、腹いせにあちこちにおしっこをするようなこともしない猫でした。その性格はそのままのようで、とってもいい性格の猫だと、飼い主さんも喜んで可愛がっています。病院でも猫の性格が良い(おとなしくて手がかからない)と評判のようです。頑張って長く生きてもらいたいもんです。

     

    ■メタボリック人体実験のその後

    受けた検診の結果がやっと北大から郵送されてきました。コレステロール値と中性脂肪と尿酸と肝機能(GPT)以外は正常でした。ははは。(ダメじゃん)
    筋肉量は標準の範囲でしたが両足がやや弱いとか、体成分は体脂肪以外のタンパク質・水分量・ミネラル量は正常値とか(ダメじゃん)、骨密度は同年齢の平均の98%でスティフネス値は84%とか、スティフネス値って何、て思いつつも何となく大学の人体実験っぽい感じが醸し出されていました。

    で、A群かB群かについてはまだ決められていません。3月からスタートする実験の直前に連絡が来ると思われます。

    というわけで、今後この人体実験をみんなで楽しみましょう。また報告いたします。

    メタボ実験


  • v081 メタボリックな人々/愉快な札幌13:コーヒーに

    ■メタボリックな人々

    北海道大学
    北海道大学内 学術交流会館2F大講堂にて撮影

    昨年の秋、新聞の折り込みでちょっと変わったチラシがありました。

    「札幌ライフスタイルスタディ(第二期)参加者募集」

    B4の両面(カラー)で、“15級・行間25歯送りの中明朝体”の文字で埋め尽くされ(要は文字だらけの新聞みたいなチラシ)、最後に目立たない形で“北海道大学・大学院教育研究科・健康科学”とありました。

    読んでみると、日本人の死因のトップは生活習慣病で、症状が出た時にはすでに手遅れであり、そういう人間が増えているとか書かれています。そして、健康づくりを支援します、参加費は無料です、ということで裏面へ…。
    裏面には「研究の方法」「研究の計画」「第一期の報告」があって、「連絡先」となっていました。

    簡単に言えば、メタボリックな人々を集めて、生活指導をしないA群、するB群に振り分け、2年かけて発病などの確率や健康状態をチェックし、将来の人類の健康に役立てるというものでした。

    曲解すると、人体実験に参加することで、無料で健康診断が2年間定期的に受けられ、うまくすると生活指導・運動指導まで受けられる、ってものでした。(苦笑)
    これはおいしい企画だ。

    参加資格は
    ●35歳以上~70歳未満(クリア)
    ●BMI25以上(やや肥満以上であること)(クリア)(泣)
    もしくは腹囲が男85cm・女80cm以上であること(クリア)(泣)
    ●除外規定:すでに狭心症など生活習慣病が発症している人など(問題なし)

    面白そうなのでさっそく夫婦でメールで応募(11/29)。すると数日後に、その説明会への招待状が送られてきました。
    説明会は12月2日(土)AM10:30~11:30。(上の写真)

    教授が出てきて、マイクでゴニョゴニョとしゃべり出しました。この実験が必ず将来の役に立つということを強調していました。超高齢化社会で医療費負担が高額化していく中、病気にならなければいいのだという意識もあるようでした。説明文書やチラシをよく見ると、文部科学省が研究費を補助しているようで、ひとつの疑問が湧いてきました。

    「文部科学省ってことは、これは札幌以外でもやっているのだろうか」と。

    質問タイムに入り、どうしても確認したくなり、普段では絶対手を挙げることがない私が質問をしていました。300名を越える人前で…。

    「これは札幌以外でもやっているのですか」
    「すいませんね、札幌近辺の人しか参加できないですね。
    上川とか名寄とかちょっと遠いと参加は難しいですね」
    「(何小さいこと言ってんだ)いやそうじゃなくて…
    札幌以外の自治体とか、他の大学でも同時に行われているのですか」
    「いや、それは、どうなんだろ、えーと」
    「(なんなんだよもう~)北大の独自の企画なんですか」
    「あ、そうですそうです。日本でここだけだと思います。ここだけです」

    教授、私は人前が苦手なんだから、切れる頭で素早く意図を汲み取ってくださいよぉ。なんて思いつつ、これは北海道独自の人体実験いや研究であることが確認できました。

    その後、参加資格確認のための健康診断に参加(12/17)。無事、自分が肥満であることが確認されました(泣)。そして、私はいったい「A群」なのか「B群」なのかは、現在返事待ちというところです。大学側が任意に決めることになっています。

    いずれまたこの続きをお知らせします。
    お楽しみにっ。

    札幌のダジャレ的世界の発見 改め、回数は引き継いで
    ■第13回 愉快な札幌大発見

    喫茶店

    さてさて、この喫茶店名どうでしょう。「珈琲 マリーム」。マリームってあのコーヒーに入れる粉状のミルクのことでは…。そんなことないか、喫茶店ですもんね。
    入る勇気はまだありません。近所です。


  • v057 北海道大学のビアガーデン

    ■北海道大学のビアガーデン

    北大のビアガーデン
    これ、北大のビアガーデン

    また飲食系のお話で何なんですが、やはりビールの本場・札幌ですから、夏はもうあっちこっちでビアガーデンだらけになります。

    大通公園では、「さっぽろ夏まつり」と銘打って、面積にして約500平方メートルがビアガーデンとなり、北海道庁の敷地でもビアガーデンとなり、狸小路でもビアガーデン、そして「すすきの祭り」という名ですすきの(結構広いんですが)の道路から車を閉め出して、夕方から大規模なビアガーデン状態となっています。なんかあっちこっちで大規模にビアガーデンやってます。

    北海道大学の敷地内で、敷地自体はえらく広いんですがその一角で、8月1日~9日までの夕方5時半から8時半の間にビアガーデンをやっています。さすがに平日は無理なので、この土曜日にどんなものか飲みに行ってきました。

    売り場は人でごった返していて、行列ができ、ちょっとうんざり。そしてテーブルがあっという間にいっぱいに。ジョッキを手にした時には座る席が見当たりません。

    『 席がないじゃん』と思っていたら、芝生に敷くシートをくれました。
    『テーブルよりいいじゃん』とご機嫌になりました。

    北大では、自前でハムを作っているようで、これが意外に人気があるということで、まあそんなつまみを頼み、夕方の涼しくなりかけの、そしてなかなか沈まない角度のある太陽光線を浴びながら、ぐびぐびとビールを飲んだのでした。

    売り場はすごい人の数なんですが、 写真を見ての通り、広い空間の中でくつろぐことができました。というか、人がやたらと少なく見えますね。実際には結構いるんですよ。

    北大のビアガーデン

    優雅な生活のようでいて実態は「質素」なものです。ホラ、こんなもんですよ。ハムもちょっぴりでした。

    ところでそのハムについて調べてみました。「永遠の幸」という商品名らしく、「ボロニアソーセージ」と「プレスハム」の2種類あります。(2本で約7000円とか…)
    札幌のデパ地下に時々出るらしいのですが、すぐに売り切れるため「幻のハム」と言われているそうです。あるハム会社と北大農学研究科が共同開発したもので、一度食べると病みつきになる人がいるとかで、キャンパスで密かに売買されているとかいないとか。
    稀少価値はマリファナより上かも。(笑)
    少し濃い味で(添加物を使っていないので塩が多めなのかも)、確かにうまかったですよ。

    8月もあと3週間余り。短い夏が終わります。