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  • v419 菊芋の森探検

    11/2

    前回の10/31から10日以上も更新できませんでした。というのも、ずっと菊芋と戯れていたからなんですね。まず11月2日(土)。

    3メートル以上に伸びた菊芋はややぐったりしています。

    ザクザク
    ゴロゴロ

    どんどん採れます。

    もりやまです
    ずるずる

    そして、菊芋の森をちょっと探検してみましょう。

    ざわざわ

    そうだ、この森の中を通過してみよう。

    ざざざ
    ズンズン
    おー、森深い
    深いな
    ああ、向こう側に抜けました。
    また森の中へ突入します
    ううう
    似たような風景です
    もうすぐ向こう側か
    森を抜けたかっ
    出ましたねー

    こうして土曜日は過ぎていきました。

    これでどのくらい?
    9キロか

    この日はヤーコンも収穫。

    誰だこのおっさんはっ
    ヤーコンを採ってやがる
    とったどー、ってやってる
    2株採取

    ヤーコンは1株を越冬実験で残し、今年は終了です。

    ヤーコン
    3キロ。

    菊芋はもっと採りたいのですが、採った後の体制ができていないのです。早くしないと道東の殺人的な冬がやってきます。土がカッチカチに凍って、スコップもクワも入らなくなります。その前に多くを収穫して、保存しなくてはなりません。

    一部はあえて残して越冬実験、そして連作実験もしてみます。

    今年これから採る分はすぐにスライスして、チップスの製造にかからないといけません。そのためには、晴れの日が続くタイミングがベストです。

    雨なら採らない方がいい、でも急激に寒くなって土がカッチカチになったら元も子もないです。大丈夫なのかっ!?

    それと乾燥システムはほぼ出来ているとは言え、干しカゴが10個しかセットできない。それを2倍近くにするための工作用に買った針金(110円)が、腰痛と疲労でほったらかしになっていて、大ピンチ。

    そしてなんと、こんな時に、野良の子猫がわが研究所に猫ドアから入り、すっかり就職に成功状態。冬になれば猫はほぼ100%風邪をひき、寿命が縮む。これはもう家猫にするしかない。そうしたらあと2匹の成猫がわが研究所の周りをうろついてる。

    今年はあと2か月もない。どうなってしまうのかっ。


  • v418 乾燥システム構築

    ちょっとキングジョーな菊芋

    今年も菊芋の大量乾燥に挑まなければなりません。去年は段ボールで側を作り、焼肉の網を10枚仕込める装置を作り、消費電力弱めの「靴乾燥機」を利用し、まずまずの成果をあげました。ただ、晴れた日がかなり少なかったため、天日干しがあまりできなかったのでした。

    やはり基本は天日干しであって、それを補完して乾燥機にかける必要があると思っています。今年は去年ほど雨だらけではあるまい、と思って、天日干しに重きを置いています。でも日陰なんだなうちは。でも仕方がない。出来るだけ外で乾燥させます。

    ということは、急な天候の異変があっても、すぐ室内に取り込めて、そのまま乾燥できるようにしないといけません。

    焼肉の網に乗せた形では、天日干しの時に風で飛んだり、運ぶ時にこぼれたりして、不安定でした。だから野菜干しネット(干しカゴ)をそのまま移動できるように、サイズの大きい乾燥機が必要と考えました。

    しかしですね、部屋が狭いのです。どうやって構築するか考えました。そして予算も厳しいのです。こうなりました。

    下に布団乾燥機。リサイクルショツプで600円でした。

    側はチャック付きのビニール1400円、支柱190cmと175cmと90cmを複数組み合わせ固定金具と合わせて2000円弱。干しカゴは100圴で150円のものを夏場にちまちまと買い揃えていました。多分6000円は飛んでしまいました。

    ビニールをコの字にカットして穴を開けました。

    去年水蒸気を抜く排気口問題が勃発したのを思い出し、上部の横1か所に、切り込みを入れて排気口を作りました。

    下からの暖かい空気が上にたまり、じわじわと水蒸気とともに抜けていくわけですよ。暖かい空気は抜けきらず下の方まで暖まる予定です。そしてこれが部屋の暖房を兼ねるということになれば一石二鳥なわけです。

    秋の氷点下5〜6度であれば、この一石二鳥暖房で何とかなるかもしれません。

    全体、こんな感じです。

    画像左側にコンピュータがあり、この乾燥システムの前に座って、コンピュータの前で菊芋をスライスしたり、キーボードに何かしらこぼしたりしながら、この秋は過ぎていく予定です。


  • v417 菊芋試し掘り

    前回と同じような写真。10月28日(月)の朝の菊芋。少し枯れてきたかな。

    ちょっとどんなもんか試しに菊芋を1本ぶっこ抜いてみることにしました。畑の東側、この画像の右端のやつを狙います。

    ぶっとい茎が4本出ています
    芋をスコップで真っ二つにすると悲しいので、結構外から掘ります。

    とても引き抜けないほどガッチリと生えています。

    葉っぱ邪魔なので、枝を外し、茎を折る
    絵画のような、映画のワンシーンのような写真になりました。茎と葉を横にぶん投げ。気温0度。
    2019年、初菊芋の出

    ちらっと芋が見えました。どうなんだろ。

    うわー、きゃー、こわー

    なんかすごくね。

    ひと株だよーこれ。でも茎は4本あったなー。まあ1か所からこれくらい採れました。

    猫2匹分はあるなぁ、重さ。8キロくらい? ちょっと計るの面倒で測ってないけど。試しだし。

    この日はヤーコンも1株掘りました。

    手前がヤーコン
    午前7時で0度です

    いや、寒いんです。寒いんですが、こういう作業すると汗かくくらい、全然寒くなくなっちゃう。

    この後、外の水道の水で、これらをじゃぶじゃぶ洗うわけですよ。
    「さすがに水は嫌だなー」
    って思うわけですよ。
    「せめてお湯にならないかなぁ」
    って思っても、なるわきゃないんですよ。

    で、やっぱ嫌なわけですよ。
    でもすんげー採れたのでテンション上がって、ウッホウッホ言ってゴリラ洗い。
    ウホーウホー、キャッキャッ!!

    バチャバチャ、キャッキャッ!! つめたーいっ!!
    バチャバチャ、キャッキャッ!! あはははは!!

    ジャーン

    まあまあ、よろしいんじゃないでしょうか。

    今年はこの菊芋の販売を考えています。なんだかんだと金かかるのじゃし。許してね。
    販売まではあともう少しです。


  • v416 ヤーコン2本収穫

    霜が降りた10月25日(金)の朝の風景

    やばいっす。寒いっす。でも菊芋が枯れないんす。菊芋の収穫は枯れてから。

    気温1度

    この日はヤーコンを採りに来たのです。14日に試しに1本掘ったら、まずまずの出来。ていうかもっと大きくなりそうな予感がしたので、10日ばかり放置して、この日2本を掘りました。(全部で8本植えて、この日で3本収穫)

    なんか別の惑星のよう

    さて、スコップを入れますか。

    ザクッ
    ズリズリ
    とったどー
    ザクザク
    こんな感じ
    とったどー

    ヤーコンは収穫しやすい。そして、でかいかもー!!

    あと5株あります
    2株分のヤーコン。右は種芋となる部分。来年これを植える。
    洗うとこんなに白い

    食感はまるでダイコンのようにシャキシャキして、甘みがあり、生でサラダで食えます。ドレッシングはとりあえずなんでもいいというか、何がベストかわかりません。
    そしてヤーコンは長持ちしないと思われ、食べたい時に掘って食べるのがいいのかな、と思いますが、氷点下になると土がカッチカチになってスコップも刺さらないので、タイミングが難しいところです。ひょっとしたら越冬させても食べれるのかもしれないので、その実験もやってみようかと思っています。

    鹿の足跡だらけでした

    この日(10/25)は、土に鹿の足跡がボコボコと付いていました。このヤーコンエリアには獣害対策はしていません。

    獣害対策の超音波発生器

    もう鹿ちゃんもキツネちゃんもクマちゃんも、ここには食べるものがほとんどないので、獣避けの超音波発生器は撤去しました。来年また使いますが、効果は完璧ではありませんでした。

    この日の菊芋

    さて、この日、ナオヒロくんも一緒に来て、ナオヒロくんはこんなことをしてました。

    なんかやってます
    五体投地でしょうか
    五体投地でしょうか
    五体投地でしょうか
    五体投地でしょうか

    いや、五体投地ではありません。ニンニクを植えているのです。こうして秋に仕込んでおいたら、春からスクスク育つそうです。過酷な自然環境に耐えるニンニクはすごいですね。
    あ、いや、植物は全部すごいわ。


  • v411 菊芋順調

    9月25日(水)の菊芋。花が咲きかけている。

    菊芋はとってもラクして作れるという意味で、理想的な食材です。何せこの国では、この植物自体が雑草扱いであり、そして雑草なだけに非常に生命力が強い。この生命力はありがたい。
    しかし菊芋を農作物と認識した途端に、この周囲に生える草がすべて凶悪な雑草となり、生産者を苦しめるのであります。

    もしかしたら、他の雑草と共に生きても、3メートルにもなるこの葉っぱから養分のほとんどを作っているかもしれないと思えば、土の養分が他の雑草に取られても、芋が小さくなったりしないかもしれない。知らんけど。でもつい周囲の雑草は抜いてしまう。

    雑草は定期的に抜いたり(ゴッホゴッホ言いながら手でゴリラ抜き)、刈り払い機で刈ったりしました。本当に雑草と言われる草は強くて、恐ろしく成長も早く、そいつらも農作物であったらいいのになと思うのでした。

    そういえば雑草とされているスベリヒユですが、一度食べたものの調理に失敗。美味しくなかったため、その後採取する気力を失いました。そして奴らはこんな風に邪悪化していました。

    放射状に地を這うスベリヒユ 9/28

    グロい化け物となっていました。こわいこわい。

    それはともかく、可能であればもっと何もしないで菊芋が作れれば良いのですが……はっ!!
    これを書きながら、来年は今年よりもラクして作る方法を思いつきました。それは来年まで秘密にします。むふふ。

    10月8日(火)、花が咲いていました。元気な東のライン。
    北のライン
    北西の角。右の西のラインは南(奥)に行くほどしょぼくなっている

    菊芋は背が高くなるので倒れていたら目につきます。鹿や熊が来て押し倒すようで、とてもわかりやすいです。

    1株倒れていますが、その周辺には鹿の足跡がありました。明らかに畑に入って、ニンジンの葉っぱを食べていたことがわかりました。しかも今年はどうもニンジンの生育が悪く、すっごく手をかけたのに鹿に葉っぱまで食われまくって、おそらく大失敗になりそうです。

    試しに3本抜いてみた。葉っぱはほぼ鹿に食われています。

    思ったよりは良かったのですが、ほとんどはまだ小さくて、もう少し待ってから収穫しようと思います。

    ニンジンの(おそらく)失敗で、なんとなくしょぼい感が広がっていますが、あの宇宙人たちがやってきて仕込んでいった野菜は巨大化していました。ちょっと引っこ抜いてみました。

    大根でかっ 10/8
    カブでかっ 10/8

    そしてナオヒロくんもまずまず、大量のカボチャと小玉の無肥料玉ねぎも出来て、この日はじゃがいもを収穫していました。

    なかなか良い感じのジャガイモがコンテナに山盛り2杯ほど

    そしてさらにはこれ。

    これはなんとっ

    畑の宝石、小豆なのでした。ナオヒロくんは
    「でもこれでアンコを作ったらちょびっとしか出来ませんけどね」
    と笑っていました。

    それから、まだ残っているのは、私の隠し球「ヤーコン」であります。

    菊芋の森をバックに、成長を続けていたヤーコンの姿っ。10月8日の時点でこの状態なので、枯れて倒れるまで、まだもう少しと思われます。

    さて、去年苦労して作った菊芋チップスですが、いよいよこの大量の菊芋をスライスし、乾燥させるために、去年以上の乾燥システムを構築しなければいけません。去年は靴乾燥機を使いました。今年はもっと強力にする必要がありそうです。それは着々と出来つつあります。